こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
今週の相場は、月曜日に過去最高値を再び更新しましたが、
その後4日連続陰線!木曜、金曜に大きな調整が発生し、
米国の主要3指数(S&P500、ナスダック、ダウ平均)はマイナスリターンとなってしまいました。
さらに、ラッセル2000は5%を超える大幅下落!
米国とは逆に、日本と中国は上昇しました。
ええ、てことは我が家の資産は?
せーじん家の資産は、6月末から1.1%減りました
- 米国の主要指数は全て過去最高値を更新
- 日欧と香港は下落
- セクター別に見ると、大幅上昇したのは情報技術などわずかなセクター
- エネルギー、バイオテクノロジーなどが大きく下落
- 仮想通貨は横ばいか、ジリジリ下げる展開
- 債券は先週に続き上昇傾向
- コモディティは、農業商品が大幅下落、原油は小幅下落、貴金属と天然ガスは小幅に上昇
- 為替は円高に振れ、一時110円を割るも金曜日は円安に
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
米国と欧州は下落、日本と中国は上昇
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | YTD | 1年 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | 0.22 | -3.50 | 2.04 | 23.38 |
TOPIX | 1.04 | -1.60 | 7.07 | 22.77 |
JASDAQ | 1.14 | 0.53 | 2.90 | 14.96 |
NYダウ | -0.52 | 2.56 | 13.33 | 30.05 |
S&P500 | -0.97 | 2.49 | 15.20 | 34.19 |
ナスダック総合 | -1.87 | 1.88 | 11.94 | 37.36 |
ラッセル2000 | -5.28 | -5.59 | 9.36 | 46.58 |
ユーロ・ストックス50 | -0.79 | -2.94 | 13.60 | 19.91 |
上海総合指数 | 0.43 | 0.39 | 1.91 | 10.12 |
深セン成分指数 | 0.86 | 3.45 | 3.47 | 14.16 |
香港ハンセン | 2.70 | -1.67 | 3.12 | 11.93 |
今週は、米国と欧州がマイナスリターン、日本と中国がプラスリターンだね
米国小型株のラッセル2000が▲5.28%の大幅下落!ナスダック総合も2%近い下落だね。
- TOPIX
- JASDAQ
- 香港ハンセン
先週は中国の深圳成分のみが1%以上の大幅上昇をしていましたが、
今週は日本と中国の3指数が1%以上の大幅上昇をしています
一番上がったのは香港ハンセン指数で、2.70%だったよ
日本では、日経平均はわずかなプラスだけど、TOPIXとJASDAQはかなり上がったんだね
- ナスダック総合
- ラッセル2000
先週は、日本の3指数、米国小型株(ラッセル2000)、ハンセン指数が大幅マイナスでしたが、
今週はナスダック総合、米国小型株が大幅マイナスとなりました。
一番下がったのは、ラッセル2000の▲5.28%
米国小型株(ラッセル2000)は、3週連続で大幅下落だね。先週下落した日本とハンセンは大きくリバウンドしてるよ
米国小型株指数のラッセル2000は、大型株が中心の指数に比べると値動きが大きいですね。
毎週比較している11指数の騰落率では、
- 6月第1週、第2週は上昇率トップ
- 6月第3週は下落率トップ、
- 6月第4週は再び上昇率トップ
- 7月第1週〜第3週は大幅下落
プラスリターンの指数が6
マイナスリターンの指数が5
世界全体で見ると、今週は上昇した指数・下落した指数の数はほぼ同じでした。
米国が全てマイナスなので、拮抗している印象はないですけどね
米国市場は最高値更新後に調整入り
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよね。
金曜日の下げ幅がとんでもなく大きいんですけど!
今朝起きて、びっくりしたよ。
来週は決算発表が多い週だから、それに備えた売りが多かったんだろうね
ナスダックやダウ平均は?
ナスダックもダウ平均もマイナスだったよね
特にナスダックは大きなマイナスだったね。株価チャートを見てみようか
黒:S&P500(SPY) 青:ナスダック100(QQQ) 赤:ダウ平均(DIA)
どの指数も、週の後半に下落してるね
3指数とも今週前半に過去最高値を更新したんだけどね。ここまで落ちるとは
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 0.22 | -2.93 | 3.15 |
TOPIX | 1.04 | -2.25 | 3.29 |
JASDAQ | 1.14 | -1.02 | 2.16 |
NYダウ | -0.52 | 0.24 | -0.76 |
S&P500 | -0.97 | 0.40 | -1.37 |
ナスダック総合 | -1.87 | 0.43 | -2.30 |
ラッセル2000 | -5.28 | -1.32 | -3.96 |
ユーロ・ストックス50 | -0.79 | -0.40 | -0.39 |
上海総合指数 | 0.43 | 0.15 | 0.28 |
深セン成分指数 | 0.86 | 1.18 | -0.32 |
香港ハンセン | 2.70 | -3.66 | 6.36 |
先週と見比べると、先週とは逆の動きになってるね。
今週は日本と中国がよかったみたい
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
うわー!今週は、真っ赤っかだあ!
赤ばっかりってことは、多くのセクターがマイナスだったんだね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
プラス幅が大きかったセクターは、公益、農業などごくわずか
ヒートマップから読み取れるプラスリターンの大きなセクターは、この通りです。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- 公益事業セクター
- 農業商品
- 米国長期国債
農業商品が特に強かったね。穀物は6.6%のプラスだったよ
公益事業とか国債とか、不景気に強いセクターが上がってるね
金も小幅に上がってたし
大きなマイナスのセクターは、エネルギー、バイオテクノロジー、半導体など
今週は、マイナスのセクターは多いのですが、その中でも大幅なマイナスはこの4つです。
- エネルギー
- バイオテクノロジー
- クリーンエネルギー
- 半導体
- 米国小型株
今週も、エネルギーやバイオテクノロジーが大幅下落してるね
半導体も、今週は大きく下がっちゃったね
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
比べると、ますます真っ赤に見えるね
こんな中でも、長期国債と金は安定して上がってるね
米国長期金利・短期金利とも下落し、長短金利差は縮小
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りを確認すると、先週の終わりに急騰しましたが、
今週は大きく下落しています。
1.29%にまで下がっています
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
短期金利は、長期金利ほど下がってないね
長期金利は大きく、短期金利は小さく下落しましたが、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は縮小傾向にあるようです。
長期金利の下落幅の方が大きいんだから、そうだよね
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
今後も、金融株にはやや厳しい状況が続くかもしれませんね。
1ヶ月前に大暴落した暗号資産、今週は?
暗号資産は1ヶ月前に凄まじい暴落をしたね。
そろそろ回復した?また下がった?
じゃあ、早速チャートを確認していこう
ビットコインはやや下落
1ヶ月前に25%もの暴落をしたビットコイン。
最近は落ち着きを取り戻しましたが、今週はどうでしょう。
今週の株価チャートはこちら。
今週も落ち着いた値動きだね
そうだね。先週に続いて、じわじわ下がってる感じがするけど
イーサリアムは横ばいか、やや下落
ビットコイン以上に暴落したイーサリアムですが、こちらも確認していきましょう。
イーサリアムもビットコインと同じような動きだね
そうだね。イーサリアムもじわじわ下がってるね
ドル円の為替レートは、円高方向に転換の兆し
ドル円の為替レートも確認していきましょう
7月初めに山を作って、円高方向になってるね!
一時的に上昇するかもしれないけど、中期的には円高になるのかな
来週も為替には要注目です。
円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、7月第3週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週は米国の主要3指数(S&P500、ナスダック、ダウ平均)はすべて過去最高値を更新しましたが、
週の後半に大幅下落し、週単位で見ると下落してしまいました。
セクター別に見ると、上昇したのは公益事業くらいでほぼ全てのセクターが下落しました。
エネルギーやバイオテクノロジー、米国小型株は大幅マイナスでした。
その他の市場は
債券は、先週に続いて上昇しています。
貴金属を見ると金は小幅上昇ですが、銀やプラチナはやや下落。
天然ガスは小幅に下落、原油はやや大きく下落しています。
農業商品は先週大きく下落しましたが、今週は大きく上昇しています。
大暴落した仮想通貨市場は、横ばいかジリジリ下げる展開に入っています。
為替は、円高方向への流れができつつあるように見えます。
不安定な相場が続く
今週の米国市場は、週初めに最高値を更新したあとに調整が入りマイナスリターンとなりました。
7月のサマーラリーに暗雲が立ち込めてきたように感じますね。
さらに、8月下旬のジャクソンホール会議で、金融緩和の縮小(テーパリング)の話が出てくるかもしれません。
テーパリングの議論が始まると市場は大きく様変わりします。
議論すると決めただけでも大きく動くでしょう。
今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
\ 口座開設無料 /
せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
以上、【7月第3週】米国市場は最高値更新後に調整入り!上昇したのはどのセクター?という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。