その分散投資、意味ありませんよ!暴落に耐える最強の分散先を探せ!

こんにちは、せーじんです。

分散投資が大切って、よく言いますよね。

投資には

「卵は一つのかごに盛るな」

という格言もあります。

卵を一つのかごに入れておくと、かごを落とした時にすべて割れてしまう。

複数のかごに分けて入れておけば、すべて割れることはないから、投資も分散しましょうね。

という意味です。

でも、こう思いませんでした?

複数のかごを同時に落とすこともあるよね

そうです。そういうことは本当にあるんです。

自分ではきちんと分散投資しているつもりでも、正しく分散していなければすべての卵が割れてしまうんです。

えー!じゃあどうすればいいの?

今日は、正しい分散投資の方法と、分散先の調査をしていきましょう。

今回の記事の内容

正しい分散投資とは、相関関係の低い銘柄を組み合わせること

いきなり答えを言っちゃいます。

正しい分散投資とは、相関関係の低い銘柄を組み合わせること

…ほう

これは、ピンときてないな

相関関係とは、連動性と言うこともできます。

そうかん‐かんけい〔サウクワンクワンケイ〕【相関関係】 の解説

二つのものが密接にかかわり合い、一方が変化すれば他方も変化するような関係。

出典:goo国語辞書
  • ある銘柄Aの株価が上がった場合、同じように株価が上がる銘柄Bがあった場合、AとBは相関関係が高いです。
  • Aの株価が上がった場合に、ほぼ動かない銘柄Cや、逆に下がってしまう銘柄Dがあった場合、AとCやDは相関関係が低いことになります。

要するに、いくら投資先を増やしても、すべてが同じ値動きをするのであれば分散の意味がないということです。

相関関係の調べ方

相関関係を調べてみましょう。

いつもみたいに複数のチャートを表示して、目で見ればいいんじゃない?

2020年11月の、日経平均、S&P500、ナスダック100、ダウ平均のチャートです

それでも、なんとなくはわかるんだけど、もっとわかりやすい方法があるんだよ。

「相関係数」というインジケーターを使ってみましょう

相関係数使い方

せーじんの使っている、「Trading view」というサイトでは、このように選択します。

サンプルとして、S&P500とNASDAQ100の相関関係を見てみましょう。

ナスダック相関係数

画面が2分割されていて、上が株価のチャート、下が相関係数です。

相関係数の見方

  • 相関係数は、 -1.0 ~ 1.0 で表示します
  • 数字が大きいほど相関関係が高いことになります
  • 1.0は相関関係100%、0は相関関係なし、-1.0は逆に値動きすることを示しています

S&P500とNASDAQ100の相関関係はどう?

赤がずっと1.0に近いから、相関関係がすごく高いんだね。

そうそう。だから、S&P500とNASDAQ100に分散していても、リスクヘッジにはならないということになるね。

それでは、この相関係数を使ってS&P500と相関関係の小さい投資先を探していきましょう。

暴落時の相関関係が最も大切なので、コロナショックのあった2020年初来で見てみます。

まずは、ヘッジ先の定番である債券を見てましょう

総合債券AGGは逆相関と相関が交互に

短期中期長期国債や社債、モーゲージ証券などがミックスされた総合債券です。

AGG債券相関性

やはり債権は株式とは逆相関の関係にありますね。

短期国債(SHV)は値動きがほとんどない

SHV相関係数国債

短期国債のSHVは、ほぼ値動きがありません。

資産の保全という意味では選択肢にしてもいいですね。

現金でもいいような気もしますが。

長期国債(IEF)は逆相関性が強い

IEF相関係数国債

IEFは先ほどのSHVよりは値動きしますね。

しっかりと逆相関しているところも◎です。

社債(LQD)は株価との相関性が強い

LQD社債相関係数

社債とは企業が発行する債券です。

なので、ある程度株価にも影響されていますね。

ヘッジ先としてはあまりよくないでしょう。

やはり、債券(国債)はしっかりと逆相関しています。

定番というのも納得ですね。

ヘッジ先として投資するのなら、社債の入っていないものを選ぶのがよいでしょう。

金にはある程度の逆相関性あり

金相関性

金も、債券程ではありませんが、ある程度逆相関しています。

「有事の金」

という格言は、今も生きていますね。

せーじんも、ヘッジ先として金EのTFを所有しています。

銀は意外にも株価と相関している

続いて、銀を見てみましょう。

銀も、金と同じような動きをしているか、と思いきや

銀相関性

銀は、株価との連動が強めに出ています。

へー、どうしてだろう?

銀は工業製品などに使われることも多いよね。
貴金属としての側面だけでなく原材料としての側面があるからだね。

仮想通貨ビットコインも株価との相関性が強め

では、仮想通貨のビットコインはどうでしょうか。

チャートを見てみましょう。

ビットコイン相関性

ビットコインは、逆に動くこともありますが、大体株価との相関関係があるようです。

割高な手数料と税金を払ってまでビットコインを保有する必要はなさそうです。

リートはどうでしょう

日本リート(J-リート)

Jリート相関関係

日本の不動産指数ですが、かなり強い相関関係にありますね。

しかも、コロナショックからまったく立ち直っていません。

これから値を戻すのなら投資のチャンスなのですが、この長期の横ばいをどう見るか…

これ以上は下がらなそうだし、買ってみようかな

ヘッジとしては使えませんが、投資の面白さはありそうです。

米国リート

米国リート相関性

日本のリートでも相関が高いんですから、米国のリートならなおさらですね。

ヘッジには使えません。

原油先物も株価との連動性高し

原油相関性

原油先物も見てみましょう。

これも、一時的に相関係数がマイナスにはなりますが、全体的には株価との連動は高いですね。

全世界株はS&P500との相関が強すぎ。分散の意味なし

全世界投資のETFであるVTとの相関係数です。

同じか!

というほど強く相関しています。

全世界株をヘッジ先として保有する意味はありません。

新興国株も、S&P500と強い相関関係にある

新興国株はどうでしょう。VWOというETFを使って調べてみましょう。

新興国株も、VTほどではないですがかなり強い相関関係ですね。

こちらも、暴落時のヘッジとして保有する必要はないでしょう。

米国市場

ダウ平均はかなり強い相関関係

ダウ平均との相関係数

年間に渡って、ほぼ100%の相関関係です。

これはリスクヘッジにはなりませんね。

ナスダック100も、強く相関しています

ダウ平均よりは相関関係が低いですが、こちらもほとんどの期間で相関関係が非常に高いです。

ラッセル2000も、相関関係は強いですね

ラッセル2000の相関係数

米国の小型株指数、ラッセル2000です。

ダウやナスダックよりは相関関係が低い期間もありますが、ほとんどの期間で強い相関関係があるようです。

日本市場

日経平均は逆相関の時期もわずかにあります

日経平均相関関係数

日経平均を見てみると、逆相関している期間がわずかにありますね。

1月と8月、9月の3回です。

ただ、2月~3月の暴落時は相関係数がほぼ1になっていますね。

TOPIXは、株にしては相関性がやや弱め

TOPIX相関係数

TOPIXとの相関係数は、日経平均よりさらに低いですね。

相関係数がマイナスの期間も増えています。

マザーズも株にしては相関性弱め

マザーズ相関係数

日本の小型株、マザーズと比較してみましょう。

年間の半分ほどは相関関係が低いようですね。

肝心の暴落時は、相関係数が1近くなっているようです。

中国

CXSEは相関関係強め

中国株投資といってもいろいろあるのですが、以前紹介したCXSEという高リターンETFを使います。

CXSE相関係数

思った以上に相関していました。

CSI300は暴落時に逆相関した

それでは、もう一つCSI300という中国の株価指数を見てみましょう。

CSI300相関係数

こちらも相関性はさほど低くない、と思うかもしれませんが、暴落時に相関係数が低くなっています

これはヘッジ先として検討してもいいかもしれません。

欧州は相関性強め、コロナからの立ち直りも遅い

ユーロ全体を示す、ユーロストックス50を見てみましょう。

ユーロストックス50相関係数

相関係数は高めですね。

リターンもマイナスと非常に良くないです。

個別に見ても、英国、ドイツ、フランス等同じ傾向でした。

まとめ

長々と続けてしまい、すいませんでした。

分散投資は、ただ投資先を増やすだけではリスクが減らず分散する意味がありません。

相関関係の小さい投資先へ投資することで、リスク軽減につながります。

相関係数をつかって、S&P500と相関性の低い投資先を

  • 国債、社債
  • 金、銀
  • ビットコイン
  • 日米リート
  • 原油
  • 全世界株
  • 新興国株
  • 日米欧中株

など幅広い分野から探しました。

S&P500と相関関係が低いのは、定番ですが国債と金。

日本の小型株マザーズや中国の株価指数CSI300も面白そうです。

逆に全世界株式やダウ平均などは相関性が非常に強く、分散の効果は期待できません。

以上、その分散投資、意味ありませんよ!暴落に負けない最強の分散先を探せ!という話題でした。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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