【CWEB】大暴落はいつ終わる?中国のハイテク企業にレバレッジをかけるETF

2021.10.13 改稿しました。

こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。

今日は、中国のハイテク企業にレバレッジをかけて投資するETFを紹介しましょう。

その名も

Direxion デイリー CSI中国インターネット指数株 ブル 2倍 ETF(CWEB)

です。

中国のハイテクに2倍レバレッジをかけるETFだよ

中国のハイテクといえば、CXSEとかATMXがあったね。どっちがいいのかなあ

今日は、その辺りも詳しく調査していくよ

と言うことで、今回は米国市場に上場する2倍レバレッジETF、CWEBについて調査していきましょう。

今回の記事の内容

中国投資はリスクが大きめ。個別株ではなくETFや投資信託を使いましょう

個別銘柄でも米国市場で投資できる魅力的な銘柄はあります。

しかし、中国の国内事情や国際情勢により米国や日本への投資と比較すると大きなリスクがあります。

中国投資のリスク

強大な力を持つ中国政府による市場介入、企業への介入によるリスク

西側諸国との対立激化によるリスク

また中国の個別銘柄は、一時的に爆発的な株価上昇をするけど、その後大暴落!

なんてことが最近多いように感じています。

NIO、EH、XPEV、NIUとかね。
地獄を見た人も多かったんじゃないですか?

せーじんのおすすめは

中国への投資は個別銘柄でなく、ETFや投資信託への投資としたほうがいいでしょう。

参考までに地獄のチャートをお見せしましょう。

いま話題の中国不動産会社・恒大集団のチャートはこちら

2020年7月の高値から2021年9月の底値まで、92%下落!

ええ!株価が10分の1以下になったの!?

電気自動車メーカーのXPEV(シャオペン)のチャートはこちら

2020年11月下旬の高値から、2021年5月の底値まで、70%も下

5月以降は急激な回復が見られますが、6月下旬以降は回復が止まっているように見えます。

次に、こちらも話題騒然となったドローン製造会社EH(イーハンホールディングス)

これは地獄!!

2021年2月中旬の最高値から、5月の底値まで、85%の大暴落!

2月16日は、1日で株価が66%も吹っ飛ぶ大暴落です。

こんなの逃げられませんよね。

しかも、まだほとんど回復していません。

日本株や米国株だって個別株はリスクが大きいけど、中国株はさらに大きなリスクがあるんだね

高値でうまく売り抜ければいいんだけど、そんなにうまくできないよね。やっぱりETFや投資信託の方がいいと思うよ。

CWEBの概要

では、CWEBの概要を確認していきましょう。

名称Direxion デイリー CSI中国インターネット指数株 ブル 2倍 ETF
ティッカーCWEB
運用会社ディレクション社
資産総額3億2861万ドル
出来高1,478,597
設定日2016.2.11
配当利回り0%
経費率0.95%
レバレッジ2.0倍
出典元:Bloomberg

レバレッジは、3倍でなく2倍なんですよ

資産総額はまだ小さいが急伸中、出来高は大きい

資産総額は、3億2861万ドルと少なめですね。

まだ少なめだけど、すっごい成長してるんだよ

どれくらい?

総資産の推移を確認してみましょう。

資産総額
2021年10月3億2861万ドル
前回改稿時(2021年8月)1億5436万ドル
初稿時(2021年6月)1億2900万ドル

すごい!8月から10月の2ヶ月で、資産が2倍になってる!

まだ3億ドルだから資産規模としては小さめだけど、すごい成長してるね

その人気の証でしょうか、資産規模の割に出来高は大きめです。

他のETFとも比較してみましょう。

ティッカー種別総資産出来高
CWEB中国レバレッジ3.29億ドル1,478,597
CXSE中国10.0億ドル167,021
SPXL米国レバレッジ30.2億ドル5,798,233
WEBL米国レバレッジ0.97億ドル31,236

ほんとだ!CWEBは、総資産の割に出来高が大きいね!

出来高が大きいということは、活発に売買されてるってこと。
資産の爆増を考えると、買ってる人がすごく多いんだね

へー、何かあったの?

チャートのところで詳しく見るけど、しばらく続いた暴落が止まったところなんです

経費は高い!配当はゼロ

経費は0.95%かあ。かなり高いね

レバレッジETFとか投資信託は1%前後が多いよね。確かに高い

配当もゼロだしね

そういうところが許容できるかどうかはパフォーマンス次第!しっかりみていこうね

CWEBの構成銘柄は?

CWEBのベンチマークは、「CSI海外中国インターネット指数」

CWEBのベンチマークは、「CSI海外中国インターネット指数と言う指数です。

CWEBは、この指数の2倍の値動きをするように設計されたETFということになります。

CSI海外中国インターネット指数ってどんな指数

中国を拠点とする、インターネット関連を主要事業とする銘柄を集めた指数。

中国を拠点とする会社とは、

  1. 会社が中国本土に設立されている
  2. 本社は中国本土にある
  3. 収益の50%以上が中国本土で生産または販売された商品またはサービスであること

のいずれかであること

指数の名前についてる「海外」っていうのはどういうこと?

中国本土の市場ではない市場に上場している銘柄が対象なんだよ。
香港と米国で上場している銘柄が多いね

構成銘柄を確認しよう

CSI海外中国インターネット指数の構成銘柄数は、51銘柄です。

ちょっと少なめだね

その上位10銘柄を確認していきましょう。

順位名称ティッカー市場構成比(%)
1テンセント700香港9.51
2アリババBABA米国9.21
3メイトゥアン(美団)3690香港8.35
4ピンドゥオドゥオPDD米国6.80
5JD .comJD米国6.27
6ビリビリBILI米国4.56
7バイドゥBIDU米国4.22
8KEBEKE米国4.19
9ネットイース(網易)NTES米国3.96
10クアイショウ1024香港3.68
出典元:ディレクション

なんだか、中国のETFとか投信でよく聞く名前ばっかりだね

そうだね。だいたいどのETFも投信も似たような銘柄が入ってるんだね

構成銘柄上位10銘柄を、CXSE・ATMX+と比較してみましょう。

順位CWEBCXSEATMX
1テンセント9.51テンセント12.31テンセント10
2アリババ9.21アリババ6.96アリババ10
3メイトゥアン
8.35メイトゥアン
5.71メイトゥアン
10
4ピンドゥオドゥオ6.80JDドットコム2.90シャオミ
10
5JDドットコム6.27中国平安保険2.79JDドットコム10
6ビリビリ4.56ウーシーバイオ2.77ネットイース10
7バイドゥ4.22バイドゥ2.58サニーオプティカル10
8KE4.19中国平安保険2.49バイドゥ10
9ネットイース3.96ネットイース2.34ビリビリ10
10クアイショウ3.68ニオ2.21クアイショウ10

CWEBのベンチマーク、CSI海外中国インターネット指数のうち6銘柄はCXSE、ATMX+と共通だね

半分以上は同じ銘柄なんだね

CSI海外中国インターネット指数の分散性はどうでしょう。

1位のテンセントでも10%を下回る比率ですね。

1位の占める割合は比較的小さいのですが、上位10銘柄合計で60%以上を占めています。

上位銘柄の占める割合が高く、分散性はあまり高いほうではないですね。

CWEB設定来(2016年)のチャート、非常にボラティリティが大きい

それでは、CWEBのチャートを確認していきましょう。

今回の比較対象は
  • 中国ハイテクETFのCXSE
  • 米国3倍レバレッジETFのSPXL
  • 米国のS&P500連動ETFのSPY

S&P500については、こちらの記事をご覧ください。

赤:CWEB 青:CXSE 緑:SPXL 黒:S&P500(SPY)

赤のCWEBは、▲9.72%です。

マイナスリターンか!
2021年に入ってから直角に落ちてるし

一時はSPXLを上回ったけど、過去最高値から恐ろしい速さで落ちたね。そろそろ底打ちしたか、という期待で買われてる感じ

このチャートを見て、これから投資する勇気のある方は多くないと思いますが、一応過去の値動きを確認しましょう。

CWEBの値動きは
  1. 中国ETFのCXSEと同じような動き。CWEBはレバレッジなので動きは大きいですが。
  2. 2017年中ごろから2018年中ごろまでと、2021年1月から2月までは他を大きく上回るリターン
  3. 2017年は上昇、2018年は下落、2019年は停滞、2020年は上昇と規則正しい値動きに見える
  4. すると、2021年は下落、2022年は停滞、2023年は上昇?
4番はせーじんの妄想です

あまり長続きはしないようですね。

2020年初来チャート、CWEBは好調だったが一気に下落

次に、2020年年初来チャートを確認しよう

コロナショックを挟んだ値動きのチェックだね

赤:CWEB 青:CXSE 緑:SPXL 黒:S&P500

2020年初来で見ると、CWEBはかなりよかったんだね!
2021年の2月までは

そうだね。中国はコロナショックの影響が小さかったからね。

でも、2021年2月以降の下落がすごすぎて結局マイナスなんだよね

CWEBホルダーは、中国のカントリーリスクを身を持って実感できたんじゃないかな

コロナショックでの値動きを比較しよう

CXSEとCWEBは、コロナショックでの下落幅が小さいように見えるね

それじゃあ、比較してみようか

コロナショック前後のチャートを拡大してみましょう。

赤:CWEB 青:CXSE 緑:SPXL 黒:S&P500

CXSE (青)はS&P500(黒)より、CWEB(赤)はSPXL(緑)より下げ幅が小さい

回復の時期も、米国よりかなり早いね!

2021年、CWEBは最高値から最大▲84%の大暴落

2021年初来のチャートを確認しましょう。

赤:CWEB 青:CXSE 緑:SPXL 黒:S&P500

あー、これはひどいねえ。米国は上昇、中国は下落と綺麗に分かれちゃってるよ

CWEBは、年初来で▲65%だね。
2月の最高値から8月と10月の最安値まで▲84%の大暴落だよ

▲84%?世界恐慌か!!

米国指数の値動き

年初からしばらく横ばい

S&P500は3月上旬から大きく上昇し、9月から下落

中国指数の動き

年初から2月中旬にかけて大きく上昇

それ以降一気に大暴落し、8月下旬以降横ばい

CWEBもCXSEも年初来で大幅にマイナスだよね。中国に何かあったの?

その原因は、このようなことが考えられるね

中国株不調の原因
  1. 中国と西側諸国との対立激化
  2. 2021年2月までの驚異的な価格上昇の反動
  3. 中国政府による相次ぐ規制強化政策の実施

2だけであればすぐに持ち直す期待が持てますが、

1と3が絡んできているので低迷は長期化するかもしれません。

中国政府は、2021年に入ってから規制を強めてきました。

規制の対象となった業界は、

金融、不動産、ハイテク、教育、ゲーム などなど

と多岐にわたります。

今、CWEBは底打ち・持ち直しのような動きになっていますが、

今後の政府の動きによっては再度急落する可能性も十分にありますから、お気をつけくださいね。

まとめ

今日は、中国のインターネット関連銘柄に2倍レバレッジをかけるETF

Direxion デイリー CSI中国インターネット指数株 ブル 2倍 ETF(CWEB)

を紹介しました。

構成銘柄の半数が、CXSEやATMX+と共通です。

同じような値動きをするのか、と思いきやそうではありません。

2倍レバレッジがかかっているので、上下に非常に大きく動くんです。

2020年、中国はコロナショックでの下落が小さく、回復も早かったため非常に株価が成長していました。

しかし、その急成長も2021年2月に終わりを告げます。

それ以降、中国株は大幅に下落しており、

2倍レバレッジのCWEBは過去最安値を記録。

2021年初来で▲66%の大幅なマイナスに沈んでいます。

その原因は、主にこの3つです。

  1. 西側諸国と中国との対立激化
  2. 2021年2月までの大幅上昇の反動
  3. 中国政府による多様な業界への規制強化

この株価下落は長引く可能性があります

CWEBはリスクの大きい中国株に、さらにレバレッジをかける商品です。

レバレッジですから経費も高く、投資の際は慎重に判断する必要があるでしょう。

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以上、【CWEB】大暴落はいつ終わる?中国のハイテク企業にレバレッジをかけるETFという話題でした。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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