アリババ株20%暴落!押し目買い?中国はカントリーリスク大!

こんばんは、せーじんです。

アリババが暴落してるね。

へー、どれくらい?

11月2日から、20%くらいの下落だよ。

そりゃあずいぶん落ちてるね。なんでそんなに落ちちゃったの?

これが、以前の記事でお話しした中国のカントリーリスクなんだよね。
他の国ではあまりないような原因だから、今日はこのアリババの暴落をお話ししようか。

中国のカントリーリスクについてはこちらでお話ししました

今回の記事の内容

売り上げは好調

そもそもアリババってどういう会社なの?

アリババはインターネット通販の会社だよ。アマゾンとか楽天の中国版っていうイメージかな。
日本でも有名な、ジャック・マーという人が創業者だよ。

株価下落ってことは、売り上げが落ちたの?

いやいや、アリババの事業は絶好調だよ。

ウェブマガジンECZINEによると、中国で毎年行われているセールイベントは、過去最高の売り上げを記録したそうです。

新型コロナの脅威もあり、ネット通販ビジネスは今後も成長が期待されます。

アリババグループ、天猫ダブルイレブンで過去最高流通総額達成 越境ECランキングで日本が5年連続1位に

ECzine編集部[著]2020/11/14 05:00

 アリババグループは「2020天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル(英語名:2020 11.11 Global Shopping Festival、中国語名:2020天猫双11全球狂歓季)」の結果を発表した。

 今年の同イベントは、過去最大となる25万以上のブランドが参加し、そのうち3万1,000の海外ブランドが中国向け越境ECを通じて参加。8億人以上の消費者が同グループの各サービスを利用して参加し、最終的なGMV(流通総額)は前年比26%増で過去最高となる4,982億元(約7兆7,200億円)を達成したとのこと。また、中国向け越境ECにおける国・地域別のGMVランキングでは日本が2016年から5年連続で1位を獲得したという。

 今年の同イベントは、販売期間を11月1日~3日(3日間)および例年通りの11月11日(24時間)の2回に拡大。これにより、新規出店ブランドや中小企業を含む多くのマーチャント(出店企業)に、より多くの販売機会と露出を提供することで、新型コロナウイルス感染症の影響からの事業回復を支援した。消費者はより多くの商品を閲覧したり、より多くの割引を受けられたりすると同時に、最初の販売期間に注文した商品をより早く受け取ることができるようになった。結果、470以上のブランドがGMV 1億元以上を達成している。

 また、ピーク時に毎秒58.3万件の注文を処理し、新たな記録を達成。アリババグループの物流基盤である菜鳥(ツァイニャオ)は11日間で、過去最大となる23.2億件の荷物配送オーダーを処理したという。同グループのライブコマース・サービスであるタオバオライブでは、30以上のライブ配信スタジオが GMV 1億元を達成した。

イベント結果概要

  • 名称(日本語):2020天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル
  • 名称(英語):2020 11.11 Global Shopping Festival
  • 名称(中国語):2020天猫双11全球狂歓季
  • 予約販売期間:10月21日0時〜10月31日、11月4日0時〜11月10日
  • 販売期間:第1期 11月1日〜11月3日、第2期 11月11日
  • GMV集計期間:11月1日〜11月11日の11日間

全体の数字

  • 流通総額(GMV):4,982億元(昨年 2,684億元)
  • 参加ブランド数:25万以上(昨年 20万)
  • 参加消費者数:約8億人(昨年 約5億人)
  • 処理した荷物配送オーダー数:23.2億件(昨年 約13億件)
  • ピーク時取引件数:58.3万件/秒
  • GMV 1億元以上を達成したブランド数:470以上

中国向け越境EC概要(海外からの輸入)

  • 参加国・地域数 :89(昨年79)
  • 参加ブランド数:3万1,000以上(昨年2万2000以上)
  • 国・地域別GMVランキング:1位 日本(2016年より5年連続1位)
ECzine
アリババグループ、天猫ダブルイレブンで過去最高流通総額達成 越境ECランキングで日本が5年連続1位に アリババグループは「2020天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル(英語名:2020 11.11 Global Shopping Festiva...

中国政府との対立が生んだ株価暴落

じゃあ、どうしてアリババの株価が下がったの?

アリババが実施しようとしていたことに中国政府からの介入が入ったからだよ

アリババは、11月5日にモバイル決済の「支付宝(アリペイ)」や金融事業を展開する会社、アント・グループの株を新規上場しようと準備していました。

その金額は莫大で、上海と香港の2市場に新規上場し、総額は世界の株式上場でも史上最大の370億USドル(約3兆8000億円)という金額を調達する予定でした。

ところが上場2日前の11月3日、突如として上場延期の発表がありました。

中国規制当局からストップがかかったというのです。

その原因とされているのが、創業者ジャック・マー氏のスピーチです。

口は災いの元、上場延期と株価暴落を招いたジャック・マーのスピーチ

10月24日、上海で開催され、中国共産党や政府の幹部も出席する金融サミットで、ジャックマー氏にスピーチの時間が与えられました。

スピーチの内容は

金融規制が技術の革新を阻害している

経済成長を求めるのなら規制改革が必要である

というようなものです。

表現は少々刺激的でしたが、このスピーチにより金融規制当局からの怒りを買ったジャック・マー氏は、アントグループの新規上場を延期せざるを得なくなってしまうのです。

でも、ジャック・マー氏の発言、そんなに怒る内容でしょうか?

日本政府であれば、このようなことにはならないでしょう。

アメリカや欧州などでも、政府への批判は言論の自由として認められています。

日本や欧米各国とは社会の仕組みが根本的に違うことが、中国投資へのカントリーリスクということがよくわかります。

しかも、ジャック・マー氏はもうアリババを辞めてるんですよね

中国で強まる規制

アントグループの上場延期から1週間余り経過した11月10日、中国の金融規制当局が指針を発表しました。

「プラットフォーム企業の経済領域での独占禁止ガイドライン」という名称で、

巨大IT企業による独占行為に対する規制の強化する内容のものです。

米国でも、民主党を中心としてGAFA解体を目指していますが、中国の規制強化も同じ趣旨のものですね。

米国民主党によるGAFA解体については、こちらで記事にしています。

アリババのような巨大IT企業(プラットフォーマーとも呼ばれます)の独占的立場を利用した取引先への不当な圧力や消費者データの乱用などを防ぐ枠組みを設けるもので、2020年11月末まで意見を公募するとのことです。

意見を公募するということですが、規制強化はほぼ決定していることでしょう。

この発表を受け、アリババの株価はさらに一段下がっています。

最初にお見せしたチャートをもう一度掲載します。

11月3日に大きく値下がりし、徐々に上向きましたが、11月10日の発表を受けてもう一度大きく値下がりしています。

押し目買いのチャンス到来?暴落の入り口?

今が押し目買いのチャンスなのか、暴落の入り口なのか気になるところです。

アリババの米国上場来(2014年)のチャートを見ると、

右肩上がりの成長です。

この下落が一時的なものであれば、押し目買いのチャンスといえるのですが。

これに対して、

今回は投資しないほうがいいとせーじんは考えます。

せーじんが好きな投資格言で、国策には逆らうな

という格言があります。

国策に逆らった商売は難しく、国策に沿った商売が儲けを出しやすいということなのです。

今回は、金融規制という国策が変わろうとしているときです。

規制の概要が判明するまで、注視すべきでしょう。

まとめ

アリババは業績が好調にもかかわらず株価が暴落している。

その理由は、アリババ創業者ジャック・マー氏のスピーチで中国政府の怒りを買ったために、アリババ傘下のアントグループの新規上場が延期になったこと。

日本や欧米ではこのようなことは考えられない。

中国のカントリーリスクを象徴する出来事。

中国政府は、アリババのような巨大IT企業に対する規制強化方針を打ち出し、アリババ株は一段と下落した。

今は投資すべきでなく、規制強化を見極めたほうがいい。

以上、アリババ株20%暴落!押し目買い?中国はカントリーリスク大!という話題でした。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

ぜひまた遊びに来てくださいね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
今回の記事の内容
閉じる