【11月第3週】株価下落で年末ラリーに冷や水!その原因は?

こんにちは、せーじんです。

先週は株価がすっごく上がって、年末ラリー開始かも!?
なんて話だったよね。
今週も爆上げ、したのかな~?

2022年の相場は、そんなに甘くないんだな~

え~!!

今週は、とくに大きなイベントがあるわけではありませんでした。

が、先週の株価上昇にクギを刺すべく、

今週はFRB当局者らがタカ的な発言を繰り返しています

FRB当局者からの主な発言
  • 物価上昇圧力が弱まっている証拠はほとんどない
  • インフレ抑制に向け一段と取り組む必要がある
  • これまでの利上げは、観測されるインフレに対して限られた効果しかない

これらの発言を受けて、米国を中心に株価はやや下落しました。

と同時に、先週非常に大きく進んだ円高は一服しています。

ということで、今週1週間の市場を観察していきましょう。

今回の記事の内容

今週の株式市場を確認しよう

日米が下落、欧中が上昇

それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。

指数週単位月単位年初来1年
日経平均株価-1.293.75-3.1-6.21
TOPIX-0.544.52-1.27-3.79
NYダウ-0.018.57-7.13-5.21
S&P500-0.695.66-16.8-15.59
ナスダック総合-1.572.64-28.76-30.59
ラッセル2000-1.866.05-17.71-21.15
英国1000.925.970.012.24
ユーロ・ストックス501.4612.89-8.69-9.91
FTSE中国A500.05-0.56-21.84-21.45
香港ハンセン3.8510.99-23.1-28.17
Nifty 50-0.234.165.493.06
Investing.com 日本
世界の主要株価指数 - Investing.com 日本 世界の主要株価指数のレートをリアルタイムでご覧いただけます。それぞれの指数の現在価格、高値、安値、変動率をご覧いただけます。

日本と米国は下がってるねえ
欧州と中国は上がってるよ

まあ、下がってるといっても先週はナスダックが8%も上がったからね。
先週の上昇に比べれば、まだまだ小さい下落だよ

では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。

今週1%以上値上がりした指数
  • ユーロストックス50
  • 香港ハンセン

今週は、ユーロストックス50と香港ハンセンのみが1%以上上昇しました。

特に香港は3.85%の暴騰を見せています。

英国も0.92%の上昇と、1%に迫る上昇を見せました。

今週1%以上値下がりした指数
  • 日経平均
  • ナスダック総合、ラッセル2000

米国市場でグロース株中心のナスダックとラッセルが大きく下落していますね。

また、半導体株との相関性が高い日経平均も大きく下落しています。

バリューの割合が大きいNYダウがほぼ下落していないところを見ると、

グロースを中心に下落していると想定できますね。

今週の世界市場の傾向は
  • プラスリターンの指数が4
  • マイナスリターンの指数が7
日米が下落、
欧中は上昇

S&P500は下落するも100日線を割らず

この2週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。

薄青:5日移動平均 青:25日移動平均 赤:50日移動平均 紫:100日移動平均 黄:抵抗線

上がったり下がったりしたんだね

木曜日の下落も100日線で切り替えしてるね。大きな下落にならなくてよかったよ

今週は下落したものの、紫の100日線をサポートに切り返すことができました。

また、50日線と25日線がゴールデンクロスを組み、

MACDはいまだ上昇トレンドの継続を示しています。

せーじんは、25日線まで調整してから反発上昇、というシナリオを想定しています。

下落するシナリオも想定しなきゃいけないですけどね

その他テクニカル指標も確認しましょう。

1段目:株価・ボリンジャーバンド、2段目:MACD、3段目:RSI

ボリンジャーバンドは、バンドウォークせずに調整が入りました。

RSIもやや下落気味ではありますが、50以上のラインでとどまっています。

せーじんは25日線で切り返して上昇というシナリオ通りに動くのか、しばし様子見をしようと思います。

各セクターの状況を確認

ヒートマップを確認しよう

セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。

ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!

ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

ヒートマップの見方

今週1週間のパフォーマンスはこちら

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今週は、なんとなく赤(マイナス)のほうが多いかな

そうだね。どちらかというと株やコモディティは赤が多くて、債券は緑が多い印象だね

ヒートマップから読み取れる、

プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。

上昇したセクターは、天然ガス、ヘルスケア株、米長期国債、中国株など

まずは、今週の市場で上昇しているセクターを確認していきましょう。

インバースは除いています

プラスだったセクター
  • ヘルスケア
  • 公益事業
  • 生活必需品
  • 航空・防衛
  • クリーンエネルギー
  • 中国
  • 天然ガス
  • とうもろこし
  • 米長期国債、社債

上昇したセクターはバリューが多そうだね。
長期国債は2週連続の大きな上昇だね

天然ガスは7%以上も上がったよ。
今週最も上昇したセクターだね

上昇したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。

マイナスのセクターは、情報技術、エネルギー株、原油、農作物など

次に、マイナスリターンのセクターを確認していきましょう。

S&P500以上にマイナスだったセクターを紹介していきます。

マイナスだったセクター
  • 情報技術、半導体
  • エネルギー
  • 一般消費財
  • バイオテクノロジー
  • 素材
  • 金融
  • 不動産
  • ブラジル
  • 原油
  • 金、銀、プラチナ、パラジウム
  • コーヒー、穀物

株は、ほとんどのセクターがマイナスだね。
原油や貴金属も弱いし、農作物もマイナスか

やっぱりマイナスのセクターがすごく多いね。

下落したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。

バリューとグロースの強さは
  • グロース ▲1.59%
  • バリュー +0.10%

今週はグロースは下落でしたが、バリューはわずかに上昇しました。

米国の金利を見ていきましょう

では、米国の金利を確認していきましょう。

黒:長短金利差 、橙:10年債利回り薄青:2年債利回り

今週は短期債も長期債もちょっと上がったね

FRB当局者が利上げ継続の発言を連発したことで、金利が再び上向き始めたんだね。それで株価も下落したと

そして、長期金利よりも短期金利が大きく上昇したことで、長短金利差は拡大傾向にあります。

7月5日以来続いている長短金利差の逆イールドは、現在でも解消するどころか拡大しています。

逆イールドは、発生から数ヶ月~2年程度で景気後退が訪れると言われています。

巷で言われている通り、2023年は本格的な景気後退入りしてしまうのでしょうか

その可能性は高まっているといえるでしょう。

ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?

長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。

これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね

金融機関は、長短金利差から収益をあげる

金融機関は、資金を調達し、その資金を貸し付けて利子を得ることで収益を上げます。

  • 金利の安い短期金利で資金を調達
  • 金利の高い長期金利で貸付
金利の差が大きいと収益を出しやすいんです

いつもこの通りになるとは限らないけどね

仮想通貨は動きが止まる

最初に、仮想通貨の取引所が破綻したって言ってたよね。
仮想通貨はどうなったんだろう?

では確認していきましょう

まず、ビットコインから

薄青:5日移動平均 青:25日移動平均 赤:50日移動平均 紫:100日移動平均

あれ、値動きが・・・ない?
ビットコイン死んだ?

恐ろしいくらいに動きがなくなったね。
こういう時は、動き始めたときは大きく動くかもしれないよ

つづいて、イーサリアムを確認していきましょう。

イーサリアムも静かになったね

だね。こっちも動き初めたら大きいだろうから要注意!

円高一服。すこしずつ円安に

ドル円の為替レートも確認していきましょう

また、ちょっとずつ円安になってきたね

さっきも言ったけど、FRBがまだまだ利上げするなんて言ってるからね

ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?

円高になると

日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。

円安になると

円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。

為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。

来週の重要イベント

来週の重要イベントを確認していきましょう。

短期トレードのポジションを持っている人は、要注意!

時間通貨重要性指標
2022年11月23日 水曜日
1日中 日本祝日日本 – 勤労感謝の日
22:30 米国コア耐久財受注 (前月比) (10月)
2022年11月24日 木曜日
1日中 米国祝日アメリカ – 感謝祭
00:00 米国新築住宅販売戸数 (10月)
2022年11月25日 金曜日
 祝日アメリカ – 感謝祭 – 13:00に早引け

先週の記事で、「来週の予定」として上記のスケジュールを掲載しておりましたが誤りでした。

申し訳ありませんでした。

今週はFRB当局者の発言により、先週とは全く異なる市場環境になりました。

来週は大きなイベントはありませんが、市場の空気がどうなっていくのか不透明な状況が続きます。

油断できません。

水曜日は日本の祝日、

木曜日と金曜日は米国の祝日ですから注意してください。

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以上、【11月第3週】株価下落で年末ラリーに冷や水!その原因は?という話題でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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