元・株価成長率トップのヘルスケア、これからどうなる?【VHT】

こんばんは、せーじんです。

今回は、ヘルスケアセクターへまとめて投資するETFについて紹介します。

その名も、バンガード・ヘルスケアセクターETF(VHT)です。

ヘルスケアセクターは、健康や医療に関連した銘柄を集めたセクターで、世界で高齢化が進む中、今後業績の伸びが期待できるセクターであるといえるでしょう。

ジェレミー・シーゲルによる著書「株式投資の未来」には、1957~2003年のヘルスケアセクターのトータルリターンは、全セクター中でトップとなっています。

米国のセクターといえば、以前情報技術セクターを紹介しましたね。

今回のVHTは、情報技術セクターのETFであるVGTや市場平均であるS&P500との比較も含めて、お話をしていきます。

S&P500の記事はこちら

今回の記事の内容

バンガード・ヘルスケアセクターETF(VHT)の概要

  • 設定日 : 2004/01/26
  • 基準通貨 : USドル
  • ETF純資産総額 : $ 109.10 億ドル(2020/06/30 現在)
  • 主取引所 : ニューヨーク証券取引所
  • 地域 : 米国
  • 時価総額/投資スタイル : 大・中・小型株 / セクター
  • 経費率(年率): 0.10%
  • 配当利回り(年率)1.32%

経費率が0.10%ですから、VGTと同じで、S&P500のETFであるVOOの0.03%よりは高いですね。

VOOが安すぎるだけです。

VHTの経費0.10%も十分に安いといえます。

100万円投資したら年間の経費が1,000円ね。

また、配当利回りは1.32%とかなり低めですね。

配当目当てに保有する銘柄ではありません。

VHTとVGT、S&P500の比較

ここからは、VGTやS&P500との比較を通してVHTの特徴を見ていきましょう。

リターン

まずは、10年チャートで比較してみます。

青:VHT  赤:SPY  緑:VGT

10年チャート

最終的には大差をつけられていますが、2017年の中頃までは情報技術セクターを上回っています。

S&P500に対しては終始上回っており、非常に優秀な成績であるといえます。

次に5年チャートで比較しましょう

5年チャート

5年間で比較すると、かなり印象が変わるね。

そうだね。最近のヘルスケアセクターのパフォーマンスは、市場平均のS&P500を下回ってるね。

次に、2020年1月以降の9か月間で比較してみましょう。

年初来チャート

成長力が弱い傾向は、2020年も変わらないようです。

コロナショック時の落ち込みは小さく防御力が高い面も見せていますが、その後の回復局面で伸び悩んでいる様子がうかがえます。

2020年9月の下落局面でも、ヘルスケアの落ち込みが小さいことから、下落に強いセクターであるといえるでしょう。

最後に、コロナショック前の高値を起点とした底の深さを比較します。

コロナ後チャート

底の深さは、VHTが最も浅くなっています。

やはり、防御力が高いという特徴がよく出ています。

構成銘柄と組入れ比率

VHTの構成銘柄上位10銘柄です。

銘柄組入れ比率
ジョンソンエンドジョンソン8.2%
ユナイテッドヘルス6.2 %
メルク4.3 %
ファイザー4.0 %
アッヴィ3.7 %
アボット・ラボラトリーズ3.6 %
サーモフィッシャーサイエンティフィック3.2 %
イーライリリー3.1 %
アムジェン3.1 %
ブリストルマイヤーズ スクイブ2.9 %
バンガード社webページより 2020年6月30日現在

VHTは上位10銘柄合計で、42%程度の割合となっています。

VGTは上位2銘柄で40%弱でしたから、比較すると分散がよく効いたETFといえます。

1位のジョンエンドジョンソンと4位のファイザーは、せーじんも個別株で所有していますよ。

4位のファイザーは、2020年8月31日にダウ平均から外されてしまいましたね。

これからどうなる?せーじんの予想

医療技術の発達により、世界の平均寿命は伸び続けています。

世界の経済状況は今後も徐々に良くなっていき、最貧困国が減少していくにつれて、平均寿命はさらに延びていくでしょう。

世界の人口も、増加しています。

健康に対する需要は、増えることはあれど、減ることは考えられません。

ヘルスケアセクターは、直近のパフォーマンスは芳しくなありません。

製薬という分野ではリスクも大きいし、利益率はさほど大きくはないでしょう。

しかし、今後の世界的な需要増と、下落に対する防御力は、ポートフォリオのバリエーションの1つとして加えるのに十分な価値があると考えています。

まとめ

1 ヘルスケアセクターは、以前は成長率トップだったが、最近は市場平均S&P500に負けている

2 下落局面では強く、コロナショック時や2020年9月の下落でも下げ幅は小さい

3 VHTの組み入れ比率は上位10銘柄を足しても40%程度であり、分散が効いている

4 世界的な高齢化や人口増により、今後もヘルスケアの需要が減ることはないだろう

以上、元・株価成長率トップのヘルスケア、これからどうなる?【VHT】という話題でした。

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