高配当ETFは高リターン?比較してみよう!【VYM、VOO、QQQ、SPYD】

こんにちは、せーじんです。

高配当株投資って、インデックス投資よりもリターンがいいって聞いたことがあるんだけどホントなのかな?

基本的には安定して投資を受け取れるし、増配によって配当額も伸びていくしね。ちょっと検証してみようか。

やってみよう!

今回の記事の内容

ETF4銘柄で検証します

検証するのは、この4銘柄にしましょう。

高配当代表 VYMSPYD

インデックス代表 VOOQQQ

検証銘柄1 バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

VYMは高配当代表だね

高配当ETFとして代表的な銘柄です。

経費の安さに定評のあるバンガード社が運用しています。

年間経費は0.06%という安さを誇り、

資産総額は312億ドルもの規模を持つETFです。

検証銘柄2 SPDR®ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)

SPYDも高配当代表!

こちらも、高配当ETFとして代表的なETFです。

運用資産規模世界第3位のステートストリート社が運用しています。

(1位はブラックロック、2位はバンガードです)

年間経費は0.07%と、こちらも非常に安く設定されています。

資産総額は28億ドルです。

検証銘柄3 バンガード・S&P500 ETF(VOO)

VOOはインデックス代表だね

VOOは、S&P500に連動する経費の安いETFとして定番の位置を築いていますね。

運用会社はVYMと同じバンガードです。

経費は0.03%と非常に安い価格設定です。

資産総額は1780億ドルと非常に大きな規模のETFです。

検証銘柄4 インベスコQQQトラストシリーズ1(QQQ)

QQQもインデックスだね

QQQは、ナスダック100に連動するETFの代表的な存在です。

運用会社はインベスコ社。

経費は0.20%と、今回登場する3銘柄よりは少し高めです。

資産総額は1500億ドルと、VOOに匹敵する規模を持っています。

検証方法

どうやって検証するの?

そうだね。こんな感じはどうかな

  1. 株価上昇による値上がり益を比較
  2. 配当収入を比較
  3. 総合利益を比較

それぞれ、1年間と5年間のリターンを確認することにしましょう

検証1 値上がり益(キャピタルゲイン)を比較しよう

まずは、株価の上昇で得られる利益を比較してみましょう。

1年間の値動きは、インデックス勢が優勢

1年間の値動きを比較しましょう。

緑:VYM 黄:SPYD 青:VOO 赤:QQQ

1年間の値動きは、インデックスの2銘柄(赤のQQQ、青のVOO)が優勢だね

そうだね。高配当の2銘柄は、ギリギリプラスリターンって感じだね

5年間での比較では、インデックス勢の優勢がより大きなものに

次に5年間で比較してみましょう。

緑:VYM 黄:SPYD 青:VOO 赤:QQQ

やっぱりインデックスの2銘柄が強いね〜

高配当勢もプラスにはなっているけど、値上がりの幅ではインデックスには勝ててないね

コロナショックでの値動きは

コロナショックでの値動きはどうだったのか、確認しましょう。

下落率のグラフです。

SPYDの下落率が最も大きく、46.4%ものマイナスとなっています。

ついでVYMとVOOの▲35.2%と▲34%、

最も下落率が低かったのは、QQQで▲28.6%でした。

また、コロナ前高値への回復速度を見ても、

VOOは2020年8月下旬、QQQは2020年6月上旬に回復していますが、

VYMとSPYDの高配当勢は、ようやくコロナ前の高値を回復するところです。

1年で見ても、5年で見ても、値上がり益はインデックスが勝っています。

経済危機への強さや回復速度を見ても、インデックス勢が勝っていると言えるでしょう。

配当益(インカムゲイン)を比較しよう

値上がり益はインデックスが勝ったけど、高配当ETFの強みは配当だからね!

そうだね。じゃあ、配当も比較していこう!

おー!

VYMは毎年増配だが増配率は下がっている

VYMの過去5年間の分配金を確認します。

いわゆる配当金のことを、ETFや投資信託では分配金と言いますが、意味合いは同じです。

VYM年間分配金分配金利回り増配率
2016$2.2063.30%
2017$2.4013.17%8.8%
2018$2.6493.09%10.3%
2019$2.8423.64%7.3%
2020$2.9063.11%2.3%

毎年、しっかり増配しているね

コロナショックの2020年も増配しているのはすごいことだよね

VYMの分配金傾向

  • 毎年、しっかりと増配を続けています
  • 分配金は3%台で安定しています
  • 増配率は減少傾向です

SPYDは分配利回りは高いが、減配することもある

SPYDの過去5年間の分配金を確認します。

SPYD年間分配金分配金利回り増配率
2016$1.5145.17%
2017$1.4224.08%-6.1%
2018$1.6194.32%13.9%
2019$1.7465.13%7.8%
2020$1.6324.16%-6.5%

SPYDは分配金の利回りが高いね!

利回りが高い分、減配することもあるようだね

SPYDの分配金傾向

  • 分配金の利回りは4%を超える
  • 年によって利回りが5%を超えることもあるが、ばらつきがある
  • 減配することも珍しくない

VOOは、意外としっかり増配している

VOOの過去5年間の分配金を確認します。

VOO年間分配金分配金利回り増配率
2016$4.1382.21%
2017$4.3682.13%5.6%
2018$4.7371.93%8.4%
2019$5.5712.42%17.6%
2020$5.3031.80%-4.8%

VOOも、意外としっかり増配してるんだね

2020年は減配しているけど、それ以外の年は増配率が案外高いね。
VYMにも見劣りしてないよ。

VOOの分配金傾向

  • 分配金の利回りは2%前後
  • 2020年はコロナショックの影響で減配した
  • 2020年以外の年の増配率は、VYMにも見劣りしない

QQQは分配金に期待する銘柄ではないけど、一番増配しているのはQQQ

QQQの過去5年間の分配金を確認します。

QQQ年間分配金分配金利回り増配率
2016$1.2531.12%
2017$1.3011.10%3.8%
2018$1.4050.90%8.0%
2019$1.5820.73%12.6%
2020$1.7370.58%9.8%

QQQは、分配金利回りがすごい勢いで下がってるね。もともと低いのに、さらに低くなってるよ。

確かに利回りは下がってるけど、配当金は確実に増えてるよ。減配はないし、増配率はVYM以上だね。

QQQの分配金傾向

  • 分配金の利回りは元々低い1%前後から0.5%程度までさらに下落
  • 利回りは下落しているが、2020年も含めて毎年確実に増配しており、その増配率はVYMを超える
  • 利回り下落の原因は、株価が急上昇したため

分配金に関する比較は、

分配金利回り QQQ<VOO<VYM<SPYD

やっぱり高配当が有利ですね。

でも、増配傾向にまで目を向けると、QQQやVOOも見劣りしていませんよ

値上がり+配当のトータルリターンで比較しよう

では、お待たせいたしました。

値上がり益、配当益の合計を見てみましょう。

1年間のトータルリターンは、やはりインデックスが優勢

配当込みのチャートで比較しましょう。

青:QQQ 緑:VOO 黄:VYM 黒:SPYD

配当込みでも、インデックスの2名柄(青のQQQ、緑のVOO)が高リターンだね

利益をグラフで比較してみよう

1年間で、SPYDが10%、VYMが14%ものリターンを上げていますから決して低いわけではありません。

しかし、VOOが25%、QQQが45.5%ですから比較するとやはりインデックスが優勢となりますね。

ボラティリティを比較しましょう

ボラティリティとは価格の安定感のことで、

  • 数値が低いほど安定した値動き
  • 数値が高いほど上下に動きやすい

ということを表しています。

4銘柄のボラティリティはこの通りです。

安定感という観点では、VYMとVOOが優れているといえます。

QQQはこれだけ値上がりしているのにボラティリティが高くありません。

トータルリターンは、5年間で比較してもインデックスが優勢

続いて、5年間の配当込みのチャートを確認しましょう。

青:QQQ 緑:VOO 黄:VYM 黒:SPYD

5年間でも、インデックスの2名柄(青のQQQ、緑のVOO)が高リターンだね

そうだね。今回も利益をグラフで比較してみよう

5年間でのトータルリターンは、VOOが116%、QQQが216%です。

すごいリターンだね!

SPYDが60%、VYMが73%ですから、比較するとやはりインデックスが優勢となりますね。

値上がりと配当を合わせたトータルリターンで比較すると、高配当ETFよりもインデックス投資の方が好成績

という結論になりました。

まとめ

今回の記事では、インデックス投資と高配当投資の比較をしてみました。

比較対象はこちらの4銘柄です。

高配当代表 VYMSPYD

インデックス代表 VOOQQQ

キャピタルゲインの比較

値動きを確認すると、1年で見ても、5年で見ても、値上がり益はインデックスが勝っています

コロナショックでの暴落の幅やコロナショック前高値への回復速度を見ても、インデックス勢が勝っていると言えるでしょう。

分配金の比較

分配金の利回りは QQQ<VOO<VYM<SPYDとなっています。

やっぱり高配当が有利ですね。

しかし、増配傾向にまで目を向けると、QQQやVOOも見劣りしていないことがわかります。

なにせ、5年間で一番増配していたのはQQQでしたからね。

トータルリターンの比較

値上がりと配当を合わせたトータルリターンで比較すると、

5年間でのトータルリターンは、VOOが116%、QQQが216%です。

SPYDが60%、VYMが73%ですから、比較するとやはりインデックスが優勢となりました。

この結論は、絶対的なものではありませんよ

高配当ETFとインデックスETFの比較検証を行いました。

今回はこういう結果になりましたが、切り取る期間や銘柄によって結果は大きく異なります。

あくまでも、この期間のこの銘柄で比較するとこうだった、というふうに捉えてもらえるとありがたいです。

以上、高配当ETFは高リターン?比較してみよう!【VYM、VOO、QQQ、SPYD】という話題でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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