【XLF/VFH/FAS】銀行、金融株ETFを真面目に比較!

こんにちは、せーじんです。

最近の相場は面白いですよね。

えーなんで?

ここ数年はアップルやマイクロソフトなどのテクノロジー一強が続いていましたが、

その流れが少し変化しています。

ここ1ヶ月のヒートマップを見ても、一目瞭然ですよ

マップ左の中央付近にあるテクノロジーは月単位で見ても大幅に下落しています。

この1ヶ月で買われているのは、金融、エネルギー、工業、基礎材料

の4セクターですね。

今回は、そのうちの1つ金融セクターのETFについて、紹介していきましょう。

今回の記事の内容

今回登場するETFはこちら

金融・銀行ETFって言っても、また色々あるんでしょ?

そうだよ。ただ、日本の大手証券会社で買えて、メジャーなETFっていうとこの3つになるかな

今回登場する金融株ETFはこちら
  • 金融セレクト・セクター SPDR ファンド(XLF)
  • バンガード・米国金融セクターETF(VFH)
  • Direxion デイリー 米国金融株 ブル3倍 ETF(FAS)

それでは、一覧表にしてみてみましょう!

ティッカーXLFVFHFAS
運用会社ステートストリートバンガードディレクション
設定日1998.12.282004.1.302008.11.6
総資産382億7700万ドル93億4100万ドル29億8800万ドル
出来高67,241,286713,9541,959,805
分配金1.78%2.24%0.34%
経費率0.12%0.10%0.95%
レバレッジなしなし3倍
出典元:Bloomberg Webページ

FASは3倍レバレッジ商品

FASは3倍レバレッジの商品だから、注意が必要だね

上がるときはものすごく上がるけど、下がるときもものすごく下がるんだよね。

元の指数が横ばいでも、少しずつ減価していくよ。上昇の流れに乗る時に使うのがベストだね

レバレッジETFのリスクについては、こちらの記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

経費が最も安いのはVFHだけど、XLFもほとんど同じくらい

経費はVFHがすごく安いね

さすが安さに定評のあるバンガードだよね。0.10%は安い!

ただ、XLFも0.12%だから差はほんの少しだけです。

資産総額、流動性はXLFが最も優れています

資産総額は、XLFがダントツだね

そうだね。流動性(出来高)をみてもXLFがダントツに大きいから、機関投資家などはXLFの方が売買しやすいよね

個人投資家レベルであれば、VFHやFAS程度の出来高があれば困ることはありませんよ。

リターンを確認しよう!

ではリターンを確認しましょう。

わかりやすいように、S&P500のETF・VOOとの比較で見ていきます。

2021年初来ではS&P500を上回る大きな成長、3つのETFはほとんど同じ

まずは、2021年初来のチャートを確認しましょう

赤:XLF 青:VFH 緑:FAS 黒:S&P500(VOO)

銀行株、すごく上がってるね。S&P500よりもずっと上に行ってるよ

それにレバレッジをかけたFASはとんでもないパフォーマンスになってるね。

XLFとVFHはほとんど変わらないみたい。

2020年初来で見ると、コロナ前高値を超えたばかり!

コロナショックを挟んだ、2020年初来チャートを確認しよう!

赤:XLF 青:VFH 緑:FAS 黒:S&P500(VOO)

銀行株は、コロナ前の高値を回復したばかりなんだね。
レバレッジのFASは、まだ回復しきってないし

2021年に入って、ようやくコロナ前高値に回復してるもんね。
この値動きは、以前の記事で紹介したバリュー株ETFとそっくりだね

それにしても、コロナショックの時のFASは、すごい落ち込みだね

80&下落だからね。100万円投資してたら、20万円になってるよ。

そんなん、耐えられませんな

これがレバレッジの特性だからね。
信じてガチホするか、暴落初期ですぐ売るか。
せーじんは、同じく80%下落したTECLとSOXLをナンピンしてました。

長期(10年間)リターンを確認しよう

10年間の長期リターンを確認しましょう

赤:XLF 青:VFH 緑:FAS 黒:S&P500(VOO)

10年間で見ると、XLFとVFHはS&P500より下なんだね

グロース全盛の時代で、低金利が続いていたからね。
ただ、S&P500ほどではないけど、ちゃんと成長していたのはよくわかるね。

だって、3倍レバレッジのパフォーマンスがとんでもないからねw
10年で10倍なんて、もう笑うしかないレベルだよ

長期金利の上昇を追い風に、株価はまだ上がるかも

銀行の収益は金利差から生まれる

銀行の収益の柱は、お金を貸し付けた時に徴収する利息です。

貸し付けるためのお金は、預金者から預かった預金を原資としています

銀行の収益は

銀行の収益=貸付先から徴収する利息ー預金者に支払う利息

となりますね。

銀行の収益は金利の差というわけです。

米国の長期金利は長期に渡る下落トレンド

ところが、金利が低い状態では、銀行の収益となる金利の差を大きくとることができません

つまり、銀行は儲けることができないのです。

ここで、米国の長期金利の推移をみてみましょう。

1980年から40年間のチャートですが、一貫して下落傾向にあることがわかります。

金利の低下が続いていたから利益が上げにくくて、株価の伸びが小さかったってことなんだね

長期金利が上昇に転じた!

長期金利は、長期間にわたる下落トレンドにありましたが、ここ1年間で急激な上昇に転じています。

2020年8月に0.5%ほどまで下落した米国10年債利回りは、

2021年3月17日現在で1.62%と3倍以上に上昇しています

金利が上昇すると、金利の差を大きく取りやすくなり銀行の収益が伸ばすことができます。

長期金利の上昇は、金融セクターの銀行にとって収益を上げる最高の追い風です!

構成銘柄を比較。銘柄数は違っても、上位陣は同じ顔ぶれ

構成銘柄の比較をしてみましょう。

ETF構成銘柄数
XLF65
VFH406
FAS
出典元:ETF.com

それぞれのETFの構成銘柄の上位10銘柄です。

出典元:etf.com
出典元:etf.com
出典元:etf.com

3つのETFは、構成銘柄がそっくりだね

そうだね。
バークシャーハサウェイ、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ
の上位3銘柄は共通だね。

4位以下も、

ウェルズファーゴ、シティグループ、モルガン・スタンレーなど同じような銘柄が並んでいますね

XLFよりVFHの方がよく分散されています

XLFとVFHの分散性を比較してみましょう

分散性に関する項目を抜き出すと、このようになります。

XLFVFH
構成銘柄数65銘柄406銘柄
上位10銘柄の割合54.66%41.10%

構成銘柄数、上位10銘柄の占める割合も、ともにVFHの方が分散性に優れていることを示しています。

FASの1位、Dreyfus Government Cash Managementとは

FASの1位はなんなの?

FASの構成比1位となっている「Dreyfus Government Cash Management」は、米国債または現金に投資する安全性の高いファンドです。

価格急変時の安全弁として組み込まれているのでしょう。

コロナショックが発生した2020年3月中旬ごろから、FASだけでなくTECLやSOXLなども含めたレバレッジETFに組み込まれるようになっています。

構成銘柄数は大きく異なり、

上位10銘柄の占める割合も、XLFが55%、VFHが41%、FASが67%と大きく異なります。

が、構成上位銘柄がほぼ同じなので、値動きもほぼ同じになっていますね。

まとめ

長らく市場平均に遅れをとってきた金融業界ですが、

2021年に入ってからは、長期金利の急騰を追い風に勢いよく伸び続けています。

2021年1月にコロナ前高値を更新し、さらに上昇を続けています。

そんな金融セクターに投資するETFのXLF・VFH、3倍レバレッジETFのFASを比較しました。

今回紹介したXLFとVFHの違い

構成銘柄数

上位構成銘柄が占める割合

など大きく異なるところがありますが、

上位構成銘柄の顔ぶれはほぼ同じです。

したがって、リターンもほぼ同じとなっています。

3倍レバレッジのFASは、構成比1位は米国債や現金を投資先とするファンドですが、

これはあまり気にする必要はないかな、と思います。

しっかり上昇し、素晴らしいリターンをあげていますからね。

金融株ETFの選び方

最後に、せーじんの考える金融ETFの選び方を紹介したいと思います。

金融株の未来を強く信じており、暴落と高い経費にも耐えられるメンタルと信念を持っている投資家

⇨3倍レバレッジのFASがおすすめ

機関投資家のような大規模な資産を運用しており、非常に高い流動性を重要視している

⇨資産総額と出来高が圧倒的に高いXLFがおすすめ

上記に当てはまらない、一般的な個人投資家

⇨わずかだが経費が安く、よく分散が効いているVFHがおすすめ

以上、【XLF/VFH/FAS】銀行、金融株ETFを真面目に比較!という話題でした。

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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