こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
今週の相場は、木曜日に発生した大きな調整を乗り越え、
金曜日には米国の主要3指数(S&P500、ナスダック、ダウ平均)は過去最高値を更新しています。
しかし、米国以外の日欧中(香港)は下落。
特に香港は大幅に下落しています。
わくわく、うちの資産はどうなったの?
せーじん家の資産は、6月末から0.5%増えました
ほぼ増えてないね
- 米国の主要指数は全て過去最高値を更新
- 日欧と香港は下落
- セクター別に見ると、大幅上昇したのは情報技術などわずかなセクター
- エネルギー、バイオテクノロジーなどが大きく下落
- 仮想通貨は横ばいか、ジリジリ下げる展開
- 債券は先週に続き上昇傾向
- コモディティは、農業商品が大幅下落、原油は小幅下落、貴金属と天然ガスは小幅に上昇
- 為替は円高に振れ、一時110円を割るも金曜日は円安に
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
わずかな上昇幅、大きな下落幅
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.93 | -3.48 | 1.81 | 25.35 |
TOPIX | -2.25 | -2.13 | 5.97 | 24.57 |
JASDAQ | -1.02 | 0.27 | 1.73 | 14.49 |
NYダウ | 0.24 | 1.13 | 13.93 | 33.73 |
S&P500 | 0.40 | 2.87 | 16.33 | 37.19 |
ナスダック総合 | 0.43 | 4.50 | 14.07 | 38.47 |
ラッセル2000 | -1.32 | -2.59 | 15.22 | 59.93 |
ユーロ・ストックス50 | -0.40 | -1.42 | 14.51 | 23.42 |
上海総合指数 | 0.15 | -1.83 | 1.47 | 4.16 |
深セン成分指数 | 1.18 | 0.29 | 2.58 | 8.58 |
香港ハンセン | -3.66 | -5.44 | 0.16 | 6.01 |
今週は、プラスリターンの指数が米中の5指数あるけど、どれも幅が小さいね
マイナスリターンの指数は、かなり大幅なマイナスなんだけどね
- 深圳成分
先週は米国の3指数のみが1%以上の大幅上昇をしていましたが、
今週は中国の深圳成分指数のみが1%以上の大幅上昇をしています
一番上がったの深圳成分指数でも、1.13%だったよ
他指数の上昇幅はは0.5%にも届かないね。かなり小さいなあ
- 日経平均
- TOPIX
- JASDAQ
- ラッセル2000
- 香港ハンセン
先週は、米国小型株と中国が大幅マイナスでしたが、
今週は日本の3指数、米国小型株、ハンセン指数が大幅マイナスとなりました。
一番下がったのは、ハンセン指数の▲3.66%
ハンセンと米国小型株(ラッセル2000)は、先週に引き続き大幅下落だね
米国小型株指数のラッセル2000は、大型株が中心の指数に比べると値動きが大きいですね。
毎週比較している11指数の騰落率では、
- 6月第1週、第2週は上昇率トップ
- 6月第3週は下落率トップ、
- 6月第4週は再び上昇率トップ
- 7月第1週、第2週は大幅下落
プラスリターンの指数が5
マイナスリターンの指数が6
世界全体で見ると、今週は上昇した指数・下落した指数の数はほぼ同じでした。
ですが、プラスの幅は小さく、マイナスの幅は大きくなっています。
米国市場は木曜日の大きな調整を乗り越え、最高値更新
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよ。
今週は月曜日が米国の祝日「独立記念日」だったから、市場は4日間だけだったね
あれ、木曜日に急に下がってるね
急に大きな下落がきて、せーじんもほんとに驚いたよ。
でも、翌日には過去最高値を再更新してるし、大きな心配はいらないと思うよ
ナスダックやダウ平均は?
ナスダックもダウ平均も小幅なプラスだったね
そうだね。株価チャートを見てみようか
黒:S&P500(SPY) 青:ナスダック100(QQQ) 赤:ダウ平均(DIA)
どの指数も、木曜日の下落が大きいね
そうだね。でも、ナスダック100もダウ平均も金曜日に過去最高値を更新してるよ。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.93 | -0.97 | -1.96 |
TOPIX | -2.25 | -0.32 | -1.93 |
JASDAQ | -1.02 | 0.28 | -1.30 |
NYダウ | 0.24 | 1.02 | -0.78 |
S&P500 | 0.40 | 1.67 | -1.27 |
ナスダック総合 | 0.43 | 1.94 | -1.51 |
ラッセル2000 | -1.32 | -1.10 | -0.22 |
ユーロ・ストックス50 | -0.40 | -0.88 | 0.48 |
上海総合指数 | 0.15 | -2.46 | 2.61 |
深セン成分指数 | 1.18 | -2.22 | 3.40 |
香港ハンセン | -3.66 | -3.54 | -0.12 |
先週と見比べると、中国の上海と深圳は大きく回復したんだね。
日本の3指数は、大きく落ち込んじゃったのか
米国の3指数は、過去最高値を更新しているけど、上昇の勢いがかなり落ちてるね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は、全体的に暗めの緑と明るめの赤が多いね
暗めの緑と明るめの赤ってことは、小幅上昇と大幅下落が多かったってことだね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
プラス幅が特に大きかったセクターは、大型株、情報技術など
ヒートマップから読み取れるプラスリターンの大きなセクターは、この通りです。
- 大型グロース
- 情報技術
- 不動産
- 米国長期国債
大型グロースと情報技術が強いってことは、、、
GAFAM(F除く)が強い週だったね。
アマゾンは8%、アップルは5%を超える大幅上昇だったよ
1週間で8%?そりゃあすごいね
大きなマイナスのセクターは、エネルギー、バイオテクノロジー、中国大型株
今週は、マイナスのセクターは多いのですが、その中でも大幅なマイナスはこの4つです。
- エネルギー
- バイオテクノロジー
- 住宅建設
- 中国大型
- 農業商品
今週は、エネルギーやバイオテクノロジーが大幅下落してるね
エネルギーもバイオテクノロジーも、最近よく上昇してたからね
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
え!!同じの貼った?
いやいや、よくみると少し違うでしょw
でも、ぱっと見で同じに見えるくらい、先週と同じような値動きだったんだね
米国長期金利は下落が続くも、金曜日に急上昇
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りを確認すると、今週は大きく下落していますが、
株式市場が大きな調整から急回復した金曜日に、急上昇しています。
金曜日のリバウンドのときに、
ナスダックが弱くダウが強かったのはこれが理由ですね
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
今週は、長期金利も短期金利も同じように動いているね
長期金利、短期金利ともに下落しましたが、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は縮小傾向にあるようです。
長期金利の下落幅の方が大きいということですね。
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
1ヶ月前に大暴落した暗号資産、今週は?
暗号資産は1ヶ月前に凄まじい暴落をしたね。
そろそろ回復した?また下がった?
じゃあ、早速チャートを確認していこう
ビットコインはしなしなと下落
3週前に25%もの暴落をしたビットコイン。
先週は落ち着きを取り戻しましたが、今週はどうでしょう。
今週の株価チャートはこちら。
今週も横ばいっぽく見えるね
ビットコインの値動きが落ち着いてきたね。じわじわ下がってる感じがするけど
イーサリアムは横ばいか、やや下落
ビットコイン以上に暴落したイーサリアムですが、こちらも確認していきましょう。
イーサリアムは上がりそうな動きをしてたけど、こっちも上がってないね
ここから上がることを願っていたけど、その願いは叶わなそうだね。波打ちながら、少しずつ下がっているね
ドル円の為替レートは、急激に円高方向に!でも金曜日に急変!
ドル円の為替レートも確認していきましょう
為替の流れが変わった!
今週は円高方向に大きく動いて、木曜日には1ドル110円を切ったよ。
でも、金曜日に大きく円安に動いてるよ!これから変わるのかな?
うーん。テクニカルで見ると金曜日に折り返した点を見てみよう
これから、短期的には円安方向への戻しがあると、せーじんは考えています。
来週も為替には要注目です。
円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、7月第2週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
米国の主要3指数(S&P500、ナスダック、ダウ平均)はすべて過去最高値を更新しました。
が、週単位で見ると値上がりは非常に小幅でした。
というのも、木曜日に大きめの調整があったためです。
セクター別に見ると、大型グロース、情報技術を中心に、ごくわずかなセクターが大幅上昇しました。
エネルギーやバイオテクノロジー、中国大型株は大幅マイナスでした。
その他の市場は
債券は、先週に続いて上昇しています。
金や銀などの貴金属は堅調に上昇しています。
天然ガスは小幅に上昇、原油は小幅に下落しています。
農業商品は大きく下落していて、特にとうもろこしが大きく下落しています。
大暴落した仮想通貨市場は、横ばいかジリジリ下げる展開に入っています。
為替は、今週突然円高方向へ振れました。
不安定な相場が続く
今週は先週に引き続き大型情報技術を中心に上昇がありました。
小幅な値動きですが、米国の主要指数は過去最高値を更新しています。
しかし、今後金融緩和の縮小(テーパリング)の議論が始まると市場は大きく様変わりします。
議論すると決めただけでも大きく動くでしょう。
今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
\ 口座開設無料 /
せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
以上、【7月第1週】S&P500、ナスダック、ダウ平均最高値更新!中国は暴落という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。