こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
新型コロナのデルタ株なんかの変異株が世界中で猛威を振るってるね
日本でも過去最多の感染者数だし、米国でも欧州でも増えてるんだってね。中国はゼロらしいけど・・・
コロナ禍の再来でテーパリングは先送りされるかも。そうなったら今の株高はもう少し続くかもね
コロナの拡大で、数少ないグッドニュースだね
ということで、今週の市場の動きをお届けしていきますよ〜
- 日本、米国、欧州、中国の主要指数はすべて下落
- ほぼすべてのセクター、国で下落
- その原因はコロナ変異株の急拡大と半導体不足とみられる
- 仮想通貨は、ビットコインは調整後急騰、イーサリアムは調整から戻しきれずに下落
- 債券は小幅上昇
- 米長期国債利回りは下落、短期国債利回りは上昇し、金利差は縮小
- コモディティは、金は小幅上昇、天然ガスは小幅下落、原油・銀・プラチナ・農業商品は大幅下落
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今週の株式市場を確認しよう!
株式市場は、全指数がマイナス!大幅マイナスも目立つ
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -3.45 | -1.94 | -1.57 | 17.86 |
TOPIX | -3.87 | -1.25 | 4.21 | 17.24 |
JASDAQ | -2.63 | -2.49 | -0.68 | 8.04 |
NYダウ | -1.11 | 0.85 | 14.75 | 25.74 |
S&P500 | -0.59 | 1.70 | 18.25 | 30.75 |
ナスダック総合 | -0.73 | 0.20 | 14.17 | 30.08 |
ラッセル2000 | -2.58 | -1.54 | 9.66 | 39.50 |
ユーロ・ストックス50 | -1.94 | 2.18 | 16.74 | 27.23 |
上海総合指数 | -2.53 | -4.12 | -1.32 | 1.38 |
深セン成分指数 | -3.69 | -6.61 | -1.50 | 5.75 |
香港ハンセン | -5.84 | -10.37 | -8.75 | -1.05 |
今週は、、、全部の指数がマイナスリターン!?
S&P500やNASDAQはまだマシで、日本や中国は3%以上下がってる指数もあるね。欧州も下げ幅が大きいみたい
- なし
先週は日本の2指数と欧州・中国の各1指数が1%以上上昇したのですが、
今週は1%以上上昇した指数はありませんでした。
1%以上どころか、プラスリターンの指数もなし!
- S&P500とNASDAQ総合を除く、全ての指数
先週は、ラッセル2000のみ大幅マイナスでしたが、
今週はS&P500とNASDAQ総合を除くすべての指数が大幅マイナスとなりました。
香港ハンセン指数が最大のマイナスで、▲5.84%だったよ
相対的に、米国は多少マシだけど日中欧は大幅下落だね
突然の世界同時株安!原因はコロナの感染拡大と半導体不足
急に株価が下がり出したけど、なんでこんなに下がってるの?
原因はやっぱり、世界的な新型コロナの変異株による感染拡大と、半導体不足かな
世界の感染者数と死者数の推移です。
6月中旬以降、感染者数が急増しています。
感染者数の伸びに対して死者数の伸びが弱いのは、
- ワクチン接種が進んでいる
- ウイルスの毒性が弱まっている
ことが原因でしょう。
今回の新型コロナ感染症は東南アジアでの流行が目を引きます。
これを受けて東南アジア各国では、経済活動の縮小やロックダウンが実施されています。
東南アジアのロックダウンで、世界同時株安になるの?
東南アジアには、自動車などの部品工場がたくさんあるからね。ここが止まると自動車などが作れなくなるんだよ
今週発表された、トヨタの減産発表は世界の株価に大きな影響を与えましたし、
BMWやフォルクスワーゲンなども続々と減産を発表しています。
BMWやフォルクスワーゲンは、以前から続く半導体不足が大きな原因です
米国市場は火曜日に調整入り、すでに底打ちか?
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよね
そうだね。今週は強烈な調整があったね
なんかさ、6月・7月・8月と毎月17日ごろに同じように調整してるね
たまたまなのか、なにか理由があるのか。わからないなあ
中国株は、まだ底打ちしていませんでした
先週の記事で、下落続きだった中国は底打ちしたの?って話があったけど、どうだったの?
先週時点でのチャートはこうだったね
香港ハンセン指数の株価チャートと20日移動平均線、MACD、RSIを表示しています
ここからどうなったかというと、、、
こうなりました
めちゃめちゃ下がってるね!
7月下旬の底値を割っちゃったね。これはどこまで行くかわからないよ〜
2つの抵抗線とは、
- 20日移動平均線
- 26700付近
の2つです。
20日移動平均線は、7月に2回跳ね返されて突破できず、頭を押さえられている形になっています。
26700付近は、2020年11月から12月にかけて抵抗線となっていたラインで、2020年7月や3月にも抵抗線として機能していたラインです。
こういった抵抗線は、多くの投資家に意識されています。
この投資家の意識が、市場に大きな影響を与えることがあります。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -3.45 | 0.56 | -4.01 |
TOPIX | -3.87 | 1.40 | -5.27 |
JASDAQ | -2.63 | 1.51 | -4.14 |
NYダウ | -1.11 | 0.87 | -1.98 |
S&P500 | -0.59 | 0.71 | -1.30 |
ナスダック総合 | -0.73 | -0.09 | -0.64 |
ラッセル2000 | -2.58 | -1.16 | -1.42 |
ユーロ・ストックス50 | -1.94 | 1.32 | -3.26 |
上海総合指数 | -2.53 | 1.68 | -4.21 |
深セン成分指数 | -3.69 | -0.19 | -3.50 |
香港ハンセン | -5.84 | 0.81 | -6.65 |
改めて見ると、今週は下がってるね〜
全部の指数がマイナスなんだけど、実は少し傾向が違うんだよ
各指数のチャートを確認しましょう。
青:米国の2指数(S&P500、NASDAQ100)
黒:欧州(ユーロストックス50)
赤:アジアの2指数(日経平均、ハンセン指数)
黄色い範囲が今週の値動きです。
米国と欧州は反発・上昇して今週を終えています。
ところが、日本と中国は最後まで下落したまま週を終えていますね。
震源地・東南アジアに近いだけに、より大きな影響を受けることを懸念してのことですね。
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
うわ!今週は真っ赤っかだね
そうだね。インバース以外はほぼ真っ赤!
どのセクターも、どの国も、全面安って感じだね。
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
プラス幅が大きかったセクターは、なし
ヒートマップが真っ赤に染まった今週の株式市場を、よくみていきましょう。
ほぼ全ての多くのセクターがマイナスで、プラスを探すのは非常に難しいですね。
プラスだとしても、「大幅」とまではいきません。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- なし
大幅プラスがひとつもないなんで、初めてじゃない?
そうだね。この毎週の記事を書いて、初めてのことだね。一応、ヘルスケアや公益事業、債券など、小幅プラスのセクターはあったんだけどねえ
大きなマイナスのセクターは、日本、中国、新興国、原油、エネルギーなど
今週は、全面安の展開となり、大きくマイナスとなったセクターも多くありました。
マップが真っ赤だもんね
- エネルギー
- 素材
- クリーンエネルギー
- 日本、中国、新興国
- 金鉱株
- 原油、ガソリン
- 穀物、とうもろこし
特に大きく下落したものだけでも、こんなにたくさん。金はプラスなのに、銀・プラチナ・金鉱株は大幅マイナスです。
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
たった1週間で、ここまで変わるもんなんだね
市場は急変するからね。長期インデックス投資なら慌てず様子見で、短期投資なら何か手を打ってもいいかもね
米国長期金利と短期金利が下落、長短金利差は縮小
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りを確認すると、先週金曜日に急落した後、今週はじわじわ下げています。
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
短期金利は、先週金曜日の急落の後にじわじわ上げる展開となっています。
短期金利は長期とは逆の動きをしてるね
逆の動きをする長期金利と短期金利ですが、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は、先週金曜日以降縮小し続けています。
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
そうかあ。だから今週は金融株が下がったんだね
急上昇する暗号資産!今週はどうだった?
暗号資産は5月に凄まじい暴落をして、最近すごい伸びてるよね。
今週もあがったのかなあ?バブル再来かなあ?
じゃあ、早速チャートを確認していこう
ビットコインは調整後に大幅上昇
5月に25%もの暴落をしたビットコイン。
7月中旬に急反発し、ただいま急上昇中ですが、今週はどうでしょう。
今週の株価チャートはこちら。
今週は株と一緒に調整したけど、最終的には上がってるね
金曜日に、5万ドルで一度跳ね返されたね。
来週は、ここを突破できるか、が勝負だね
イーサリアムは調整後に上昇したが戻しきれず、不安が残る
5月に、ビットコイン以上に暴落したイーサリアム。
こちらも確認していきましょう。
イーサリアムも調整後に回復してるけど、、
うん、なんか弱いよね。前回高値まで戻せずに下落してしまうと、高値切り下げの下落傾向になっちゃいそう。イーサリアムは少し心配だね
ドル円の為替、金曜日に円高転換!
ドル円の為替レートも確認していきましょう
今週は、値動きが小さめだね
そうだね。チャートを見ると、円高に振れていきそうな気配がすごいように感じるよ
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、8月第3週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週、日米欧中の株式市場はすべての指数がマイナスリターンとなりました。
世界中で広まる新型コロナの変異株により、東南アジアではロックダウン等により経済活動が縮小。
自動車等の材料の製造が滞る事態となっています。
特に日本や中国に対して大きな影響がでています。
米国や欧州も調整したものの反発し、株価の上昇が始まっています。
セクターで見ると、ヘルスケアや公益事業などわずかなセクターのみプラスですが、
他の多くのセクターはマイナスリターンでした。
その他の市場は
株式と同様に、その他の市場でも下落が目立ってます。
原油やガソリンは大幅下落、天然ガスも小幅に下落しています。
農業商品も大きく下落、なかでも穀物やとうもろこしが大きく下落しています。
貴金属は金は小幅に上昇しましたが、銀・プラチナ・金鉱株は大幅下落です。
債券は、小幅に上昇しています。
急騰が続く仮想通貨市場は、株式と同時に調整がありましたが、ビットコインはしっかりと戻しています。イーサリアムは戻しきれず再び下落傾向となり、やや不安が残ります。
為替は、円高方向に触れています。
急変を警戒する相場が続く
今週、世界中のあらゆる市場で調整局面を迎えました。
すでに回復をしている商品や、下がり続けている商品など投資先によってその影響は全く異なります。
治る気配を見せないコロナウイルスの感染は、今後世界の経済にどのような影響を与えるのか、
今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
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ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【8月第3週】全世界で調整局面を迎える!原因は?すぐもどる?という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。