こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
先週木曜日に始まった調整は、今週も続きました。
月曜日に大幅下落し出来高も急増!
しかし火曜日以降は大幅に上昇し、金曜日には過去最高値を再び更新しました。
一方、オリンピックが始まった日本では株価が下落しています。
ええ、てことは我が家の資産は?
せーじん家の資産は、6月末から1.5%増えました
- 米国の主要指数は全て過去最高値を更新
- 日本と香港は下落
- 多くのセクターが上昇したが、半導体・情報技術・住宅建設などが好調
- 仮想通貨は底打ちの気配が漂うが、油断はできない
- 債券は先週に続き上昇傾向
- 米長期国債利回りはやや上昇、短期国債利回りは下落し、金利差は拡大
- コモディティは、天然ガスとコーヒーが大幅上昇。貴金属は小幅に下落
- 為替は円高に振れ、110円を再び突破
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
米国と欧州は大幅上昇、日本は急落
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -1.63 | -5.22 | 0.38 | 21.08 |
TOPIX | -1.44 | -2.97 | 5.53 | 21.07 |
JASDAQ | -1.01 | -0.62 | 1.86 | 12.59 |
NYダウ | 1.08 | 1.82 | 14.56 | 32.46 |
S&P500 | 1.96 | 3.06 | 17.46 | 37.20 |
ナスダック総合 | 2.84 | 3.32 | 15.12 | 43.17 |
ラッセル2000 | 2.13 | -5.35 | 11.88 | 50.55 |
ユーロ・ストックス50 | 1.82 | -0.28 | 15.66 | 24.11 |
上海総合指数 | 0.31 | -1.58 | 2.23 | 11.06 |
深セン成分指数 | 0.38 | 0.16 | 3.86 | 16.18 |
香港ハンセン | -2.57 | -6.84 | 0.20 | 10.44 |
今週は、米国と欧州が大幅プラス、日本がマイナスだね
先週と真逆の展開になったね
- S&P500
- ダウ平均
- ナスダック総合
- ラッセル2000
- ユーロストックス50
先週は日本と中国の3指数が1%以上の大幅上昇をしていましたが、
今週は米国と欧州が1%以上の大幅上昇をしています
一番上がったのはナスダック総合で、2.84%だったよ
米国小型株のラッセル2000も強かったね
- 日経平均
- TOPIX
- JASDAQ
- 香港ハンセン
先週は、ナスダック総合、ラッセル2000(米国小型株)が大幅マイナスでしたが、
今週は日本の3指数と香港ハンセン指数が大幅マイナスとなりました。
一番下がったのは、香港ハンセン指数の▲2.57%
ここ数週間、日本と香港は同じように動いているね。日本も香港も、大幅上昇と大幅下落を繰り返しているよ
米国市場は大幅下落後に最高値更新
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよね。
月曜日の下落が強烈だね!
出来高も跳ね上がってるね。
これがセリングクライマックスで火曜日以降は4連騰の大幅プラス!
ナスダックやダウ平均は?
ナスダックもダウ平均も大幅プラスだったよね
特にナスダックは大きなプラスだったね。株価チャートを見てみようか
黒:S&P500(SPY) 青:ナスダック100(QQQ) 赤:ダウ平均(DIA)
どの指数も同じ動きだね。月曜に下落してそこから急上昇してるよ
3指数とも金曜日に過去最高値を更新したよ!
なかなか大きな調整だったけど、立ち直りが早すぎだね
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -1.63 | 0.22 | -1.85 |
TOPIX | -1.44 | 1.04 | -2.48 |
JASDAQ | -1.01 | 1.14 | -2.15 |
NYダウ | 1.08 | -0.52 | 1.60 |
S&P500 | 1.96 | -0.97 | 2.93 |
ナスダック総合 | 2.84 | -1.87 | 4.71 |
ラッセル2000 | 2.13 | -5.28 | 7.41 |
ユーロ・ストックス50 | 1.82 | -0.79 | 2.61 |
上海総合指数 | 0.31 | 0.43 | -0.12 |
深セン成分指数 | 0.38 | 0.86 | -0.48 |
香港ハンセン | -2.57 | 2.70 | -5.27 |
先週と見比べると、先週とは逆の動きになってるね。
上海と深圳は静かな動きが続いているね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は、緑が多いね!
緑が多いってことは、プラスのセクターが多かったんだね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
プラス幅が大きかったセクターは、半導体や住宅建設、天然ガス、コーヒー
今週は多くのセクターがプラスでした。
そのなかでもヒートマップから読み取れるプラスリターンの大きなセクターは、この通りです。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- 情報技術
- コミュニケーション
- 半導体
- クリーンエネルギー
- バイオテクノロジー
- 住宅建設
- 不動産
- 天然ガス
- コーヒー
今週はプラスのセクターばっかりだったね!
半導体や住宅建設が強かったけど、コモディティも強かったよ。コーヒーは19%、天然ガスは10%穀物は6.6%のプラス!
半導体やクリーンエネルギー、バイオテクノロジーは大幅プラスと大幅マイナスを繰り返しています。
ボラティリティの大きいセクターだということが分かりますね。
大きなマイナスのセクターは、金鉱株、中国などごくわずか
今週は、マイナスのセクターはごくわずかでした。
さらに大幅なマイナスというのは3セクターのみですね。
- 金鉱
- 中国
- ブラジル
中国が大幅マイナスになってるね。上海や深圳はプラスだったけど
香港が大幅マイナスだったからね。
金鉱株も大きく下がってるけど、金はほんの少ししか下がってないんだよ
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
今週は、かなりよくなったんだね。先週みたいな相場が続いたら、胃が痛くなっちゃうよ
今回の調整は、すごく短期間で済んだね。
米国長期金利はやや上昇、短期金利は下落し、長短金利差はやや拡大
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りを確認すると、先週は急落しましたが、
今週はやや戻しています。
でも、長期金利下落の流れが変わったようには見えないですけどね
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
短期金利は、下がり続けてるね
長期金利はやや上昇、短期金利は下落しましたが、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
急速に縮小してきた長短金利差は、今週はやや戻しました。
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
今後も、金融株にはやや厳しい状況が続くかもしれませんね。
5月に大暴落した暗号資産、今週は?
暗号資産は5月に凄まじい暴落をしたね。
そろそろ回復した?また下がった?
じゃあ、早速チャートを確認していこう
ビットコインは反転?
5月に25%もの暴落をしたビットコイン。
暴落後もじわじわと値を下げ続けていますが、今週はどうでしょう。
今週の株価チャートはこちら。
今週はちょっと上がってるね
3万ドルで抵抗があって、反発したね。ここらで上昇トレンドになるのか、再び3万ドルを試すのか
あんまり期待できない?
せーじんは期待していません
イーサリアムもようやく底打ちか?
5月に、ビットコイン以上に暴落したイーサリアム。
こちらも確認していきましょう。
イーサリアムも1800ドルを抵抗にして反発してるね
イーサリアムは6月25日にも1800ドルを抵抗にして反発してるね。これでダブルボトムを形成してるから、チャートパターン的には上昇するかも
ドル円の為替レートは、円高方向に転換の兆し
ドル円の為替レートも確認していきましょう
7月に入ってから円高に動いてたけど、また円安になったね
そうだね。109円50銭まで進んだ円高は、また110円50銭まで円安になったね。せーじんは、この円安が一時的と考えているよ
来週も為替には要注目ですね。
円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、7月第4週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週、米国では先週からの調整により月曜日に大幅下落しましたが、
金曜日には主要3指数(S&P500、ナスダック、ダウ平均)はすべて過去最高値を更新しました。
情報技術や半導体を中心に、ほぼ全てのセクターが上昇しました。
大幅マイナスとなったのは、金鉱株くらいでした。
その他の市場は
債券は、先週に続いて上昇しています。
貴金属はやや下落。
天然ガスは大幅上昇、原油も小幅に上昇しています。
農業商品は、コーヒーは20%も上昇しましたが、とうもろこしや穀物は1%程度下落しています。
5月に大暴落した仮想通貨市場は、底打ちの気配を見せています。
為替は、円高方向への流れができつつあるように見えます。
不安定な相場が続く
今週の米国市場は、先週はじまった調整を乗り越え、大きなプラスリターンとなりました。
やはり7月の米国は期待できますね。
しかし、8月と9月は下がりやすい月と言われている上に、
8月下旬のジャクソンホール会議で、金融緩和の縮小(テーパリング)の話が出てくるかもしれません。
テーパリングの議論が始まると市場は大きく様変わりします。
議論すると決めただけでも大きく動くでしょう。
今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
今回の調整で慌てた人は要注意ですよ!
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
以上、【7月第4週】S&P500、NASDAQ100は最高値最更新!「調整?なにそれ」の無敵状態という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。