ついに神様も始めた金鉱株投資【高利回りで高リスク】

こんばんは、せーじんです。

本日もせーじんブログにお越しいただきありがとうございます。

先日金投資についての記事を投稿したのですが、好評をいただいております。

そこで今回は、金投資のバリエーションの一つ、金鉱株投資についての話をします。

金鉱株ってなに?

金鉱株っていうのは、金鉱山の会社の株のことだよ

今回の記事の内容

投資の神様ウォーレンバフェットも金鉱株投資をスタートしました

2020年8月にこのようなニュースが出ていました。

バフェットはなぜ今さら金鉱株に手を出したのか

2020年08月28日 07時00分 公開

「投資の神様」として名高い米バークシャー・ハサウェイCEOのウォーレン・バフェット氏が、カナダにあるグローバル鉱山会社バリックゴールド社へ投資したことが今月半ばに明らかとなった。

ITmedia ビジネスオンラインより出典

投資の神様ウォーレンバフェットが金鉱株を始めたんですね。

これまでバフェット氏は金投資には積極的ではありませんでした。

それは、2011年にバークシャーハサウェイ株主に送った手紙でも確認することができます。

そこにはこのように書いてあります。

“neither of much use nor procreative”

(貴金属それ自体は)あまり役に立たず、配当を生まない

こういった基本的な考えを持ちながら、金鉱株へ投資をしたということです。

バフェット氏の投資手法はバリュー株投資です。

割安な株を買って長期で保有し、値上がりを待つとともに配当を得ることで莫大な富を築いてきました。

そのバフェット氏が買った(しかも初めて!)金鉱株投資、興味がわいてきませんか?

金鉱株投資と金投資の違い

金鉱株投資とは、金鉱山会社の株を買うことです。

金鉱山会社にはその他の会社と同じように経営者がいて、従業員がいて資産があります。

会社は利益を出すために事業を行い、その業績に応じて株価が上下したり、配当を出します。

一方金投資の対象である金は物質にすぎません。

需要と供給によって価格が変動するだけで、持っているだけでは配当等の収入を得ることはできません。

これが、バフェット氏が株主への手紙の中で言っていたことですね。

金鉱株はなぜ金価格と連動するの?

金の価格が上がれば、採掘した金を売却するときの収入が増えます。

また、金が値下がりすれば、売却で得る収入が減ります。

一方、金の採掘コストは人件費や機械の作動・維持にかかる費用ですから金の価格に関係なく一定です。

  • 金が値上がりした分だけ利益が増えるため株価もその分上昇する
  • 金が値下がりすれば利益が減るため株価も下がる

という仕組みになっています。

株式市場全体が下がっているときなど、外部要因により一時的に金価格と連動しなくなることもあります。

金鉱株投資の始め方

証券口座を持っていればすぐに始められます

金鉱株投資を開始するのに、特別なことは必要ありません。

証券会社に口座を持っていればすぐに始めることができます。

個別銘柄かETFか

投資方法として2つの方法があります。

  • 個別銘柄に投資する
  • ETFに投資する

金鉱山の会社に詳しい人はあまりいないと思うので、ETFに投資するのがいいと思います。

金鉱株についてよく知っていてほしい銘柄がある、とかしっかり学ぶということであれば、個別銘柄への投資を否定するわけではありませんよ。

ETFの種類

金鉱株ETF を比較してみましょう。

GDXGDXJ
名称ヴァンエックベクトル金鉱株ETFヴァンエック・ベクトル中小型金鉱株ETF
投資先大手中小
運用会社ヴァンエックヴァンエック
設定日2006/05/222009/11/11
総資産170億4930万ドル64億6400万ドル
経費率0.52%0.54%
分配金利回り0.47%0.28%
Bloombergより出典 2020.10.13現在

それでは、両ETFの利回りの比較もしてみましょう。

緑:GDX(大手) 赤:GDXJ(中小)

5年利回り

似たような形のチャートですね。

ほぼ同じ値動きをするようです。

ただ最終的な利回りでは5年間で20ポイントほどの差がついていて、この期間では中小型株のGDXJのほうが利回りがいいようです。

2020年初来利回り

年初来でもGDXJのほうが利回りはいいのですが、9月まではGDXのほうが勝っていました。

とくにコロナショックからの回復期にあたる3月から6月末までは、GDXのほうが大きく上回っていますね。

金鉱株ETFの利回りを金ETFやS&P500と比較

では、金鉱株の利回りを、金ETF やS&P500と比較してみましょう。

10年間利回りを比較。GDXはマイナス利回り!

緑:GDX(金鉱株) 赤:GLD(金) 青:S&P500

この10年間でS&P500が3倍になっているのに比較して、GDXは-28%

減ってるじゃん!

5年間利回りで比較すると、GDXは最高利回り

次に5年間で比較しましょう。

GDXの株価は、5年間で3倍ほどになっています。

10年間では-30%の銘柄とは思えないね。

年初来利回りでもGDXは最高の利回り

年初来で比較しても、GDXが最も値上がりしています。

どうして10年間ではボロボロだったの?

チャートの形を見ると、金鉱株は金にレバレッジをかけたようなチャートですね。

これも金鉱株の特徴の一つで、営業レバレッジと言われ、金よりも大きな値動きをします。

レバレッジがかかっているので、値上がりを始めると勢いよく上がります。

しかし、一度大きく下落すると回復に時間がかかるのです。

まとめ

金鉱株は金鉱山の会社のことで、基本的には金価格と連動します。

金の価格が値上がりすれば、金を産出する会社が儲かるので、株価が上がります。

しかし、金鉱株は株式ですから、金融危機のような株式市場全体の動きに連動することもあります。

また、営業レバレッジにより金価格よりも大きく値動きします。

金鉱株を集めたETFもありますので、まずはそこから始めてみるのがいいでしょう。

以上、【有事の金】危機への備えに金(ゴールド)を買おう!という話題でした。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

毎日頑張って書いていますので、他の記事もぜひご覧くださいませ~。

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