こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
日経平均やTOPIXなどの、日本株の急騰がすごいことになっています。
へー、そうなの?
この1ヶ月間のチャートを見てよ
赤:日経平均 青:TOPIX 黒:S&P500
うわ!すんごい上がってるね!
この1ヶ月間は米国のS&P500も上昇していますが、日本株はそれ以上の上昇ですね。
ところが、日本の9月1日からこの連動か崩れています。
8月31日の米国市場がやや下げているのに対し、翌日9月1日の日本市場は大幅上昇!
その後、米国市場が緩やかに上昇していますが、日本市場は急上昇しています。
さらに、日本中を驚かせた菅首相総裁選不出馬のニュースですね。
記事の全文はこちら
このニュースを受けて、市場は大きく上昇しました。
TOPIXは30年ぶりの高値を記録、
日経平均もあと少しで30年ぶり高値!
日本株、これから要チェックだね!
ようやく上昇しそうな日本市場、米国だけでなくこちらにも注目ですね。
しかし、投資家にとって気になるニュースが1つ。
自民党総裁候補・高市氏の発言です。
金融所得税制については、「逆進性」が大きい。不満は出ると思いますが、この時期には増税をさせていただきたい。
出典元:HANADAプラス
マイナンバーを活用して金融所得(配当所得と譲渡益)を名寄せして、50万円以上の金融所得の税率を現状の20%から30%に引き上げると、概ね3,000億円の税収増になります。
投資の増税!?ヤダ!
10%アップは、かなりきついね。特にFIRE生活しているせーじんのような人には死活問題だよ
高市氏だけでなく、他の候補者や野党の政策でも投資家への増税が謳われています。
日本株に投資してる人は大変ね
いやいや、米国株投資だって日本に所得税と住民税は払ってるからね。同じように増税されるよ。
「貯蓄から投資へ」じゃなかったのかね?
それでは、今週の市場の動きをお届けしていきましょう!
- 日本、米国、欧州、中国の主要指数は、ダウ平均以外はすべて上昇
- 米国を除く多くの国で大幅上昇
- 雇用統計の発表により、早期テーパリング実施不安が解消された
- 仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアムとも抵抗線を突破
- 債券は小幅下落
- 米長期国債利回りは上昇、短期国債利回りは停滞し、金利差は拡大
- コモディティは、天然ガスや銀が大幅上昇、金やプラチナは小幅上昇、農作物は下落
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
株式市場は、ほぼ全指数がプラス!日本市場の暴騰が目立つ
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | 6.73 | 6.61 | 8.07 | 28.45 |
TOPIX | 4.67 | 5.80 | 13.11 | 26.80 |
JASDAQ | 3.06 | 5.74 | 6.27 | 16.68 |
NYダウ | -0.09 | 0.46 | 15.56 | 25.72 |
S&P500 | 0.15 | 2.23 | 20.75 | 32.35 |
ナスダック総合 | 0.64 | 3.56 | 19.21 | 35.80 |
ラッセル2000 | 1.30 | 2.12 | 16.23 | 48.53 |
ユーロ・ストックス50 | 1.13 | 1.71 | 19.52 | 28.12 |
上海総合指数 | 2.66 | 4.73 | 4.28 | 10.00 |
深セン成分指数 | 0.85 | -1.89 | 0.52 | 9.50 |
香港ハンセン | 2.44 | -0.06 | -3.92 | 6.40 |
日本市場が凄すぎだね!日経平均もTOPIXもJASDAQも爆上げだよ!
日経平均なんて6.7%の上昇だもんね。
他の市場でも、ダウ平均以外は全てプラスリターンになってるよ
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- 日経平均
- TOPIX
- JASDAQ
- ラッセル2000
- ユーロストックス50
- 上海総合
- 香港ハンセン
先週はダウ平均以外の全指数が1%以上プラスだったのですが、
今週は日本の3指数、米国小型株、欧州、中国の2指数の合計7指数が1%以上上昇しました。
米国以外がよく伸びてるね!
- なし
先週は、大幅マイナスの指数はなかったのですが、
今週も、先週に引き続き大幅マイナスの指数はありませんでした。
唯一のマイナスは、ダウ平均の▲0.09%
ナスダックやS&P500など、米国の指数は振るわなかったね
米国市場は堅実に上昇。木曜日には過去最高値を更新
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよね
そうだね。今週は小幅に上昇してるけど、陰線が目立つのが気になるね
出来高も小さいみたいだね
機関投資家が市場に戻るのはレーバーデー明けの9月7日だから、出来高が回復するのはこれからだね。セルインメイの格言のとおりだね
パフォーマンスの低調なダウ平均
今週は、ダウ平均が唯一のマイナスになっちゃったね
先週も、いつも見てる11指数で一番パフォーマンスが低かったよね
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 |
---|---|---|
NYダウ | -0.09 | 0.96 |
S&P500 | 0.15 | 1.52 |
ナスダック総合 | 0.64 | 2.82 |
米国3指数のチャートを確認しましょう。
なんだか、ダウ平均はパッとしないねえ
8月中旬に高値を更新してから、しばらく横ばいだね。まあ長い目で見れば上がるから、焦る必要なないと思うよ
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 6.73 | 2.32 | 4.41 |
TOPIX | 4.67 | 2.56 | 2.11 |
JASDAQ | 3.06 | 3.03 | 0.03 |
NYダウ | -0.09 | 0.96 | -1.05 |
S&P500 | 0.15 | 1.52 | -1.37 |
ナスダック総合 | 0.64 | 2.82 | -2.18 |
ラッセル2000 | 1.30 | 5.07 | -3.77 |
ユーロ・ストックス50 | 1.13 | 1.05 | 0.08 |
上海総合指数 | 2.66 | 2.77 | -0.11 |
深セン成分指数 | 0.85 | 1.29 | -0.44 |
香港ハンセン | 2.44 | 2.25 | 0.19 |
今週は、日本は大きく改善してるけど、米国は勢いが落ちちゃったんだね
ラッセル2000とNASDAQの上昇ペースが特に落ちてるね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
うわ!今週は全体的に暗めだね!でも、右上が緑だね
そうだね。ってことは、米国は小さい値動きだったけど、その他の国は上がった国が多かったってこと
日本の緑が眩しいね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
大幅に上昇したセクターは、不動産、日本、新興国、天然ガス
今週の株式市場を、よくみていきましょう。
暗めの色合いがおおい中で、明るい赤や明るい緑が点在しています。
全体的に小さな値動きの中で、一部のセクターが大きく上昇・下落しています。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- 不動産
- 日本、中国、インド
- 天然ガス
- 銀
今週は大幅プラスのセクターが多いねえ
そうだね。特に上昇が大きいものだけでもこんなにたくさんあったし、他にも多くのセクターが上昇してるよ
大きなマイナスのセクターは、ブラジル、金融、とうもろこし
今週は、大きくマイナスとなったセクターもわずかにありました。
いずれも、先週大きく上げたセクターですね
- 金融
- ブラジル
- とうもろこし、穀物
先週の反動って感じかな
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
先週より上昇の勢いが下がったのが、よくわかるね
米国市場は、9月3日発表の雇用統計の様子見の動きが大きかったんだろうね
米国長期金利と短期金利が上昇し、長短金利差は拡大
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りを確認すると、今週は「W」の字を描いていますね。
そして、金曜日の雇用統計発表によって急上昇しています。
雇用統計の悪化により、近いうちのテーパリングはないと市場に安心感が広まったためですね。
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債は、あまり動きがないようです。
ほぼヨコヨコだね
では、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
今週は短期金利に動きがほとんどありませんから、長短金利差は長期金利とほぼ同じチャートになっています。
「W」の字を描いて、金利差は拡大の傾向にあります。
「W」の字はダブルボトムと言って、ここから上昇に転じやすいチャートパターンです。
長短金利差の拡大は、主に金融セクターへプラスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
そうかあ。でも今週は金融株が下がったね
いつも連動するほど単純じゃないってことよ
急上昇する暗号資産!今週はどうだった?
暗号資産は5月に凄まじい暴落をして、最近すごい伸びてるよね。
ビットコインもイーサリアムも、先週は抵抗線を破れるかどうかというところだったよね。早速今週のチャートを確認していこう
ビットコインは5万ドルの壁を突破!
先週、5万ドルの壁を手前に停滞していたビットコインですが、
今週、明確にこの壁を突破しました!
おお〜!!
7月中旬以降急反発し、ただいま上昇中ですが、今週はどうでしょう。
今週の株価チャートはこちら。
おお!突破してるね!
これで、しばらく上昇が続きそうだね!
イーサリアムも抵抗線を突破!
ビットコインと同様、先週は抵抗線との戦いで横ばいだったイーサリアム。
こちらも確認していきましょう。
イーサリアムも抵抗線を突破してるね!
そうなんだけど、突破後にすぐ横ばいになって、なんか垂れてきているようね。嫌な感じだね。
ドル円の為替は落ち着いた動き
ドル円の為替レートも確認していきましょう
今週も、値動きが小さめだね
そうだね。落ち着いた動きで、方向性は感じられないね
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、9月第1週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週、日米欧中の株式市場はダウ平均を除くすべての指数がプラスリターンとなりました。
特に好調なのは日本市場で、日経平均は7%に迫る上昇です。
中国や欧州も素晴らしい上昇でしたが、米国だけは小幅な動きでした。
金曜日の雇用統計を警戒してのものです。
雇用統計の結果はかなり悪いもので、テーパリングの早期実施の懸念が払拭されるものでした。
来週からは米国市場も上がっていくと考えていますよ
その他の市場は
その他の市場では、明暗が別れています。
原油やガソリンは小幅上昇、天然ガスは大幅上昇。
農業商品は、とうもろこしや穀物が下落しています。
貴金属は金鉱や銀は大きく上昇し、金やプラチナも上昇しました。
債券は、小幅に下落しています。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに抵抗線を突破し、突き抜けました。
が、イーサリアムは高値で停滞を始めました。
為替は、横ばいが続いています。
直近の懸念が払拭され、上昇相場が期待できるが
今週、世界中のあらゆる市場で上昇相場を迎えました。
8月末のジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言、9月3日発表の米国雇用統計の数値から、
早期のテーパリング実施の懸念は落ち着きました。
また、世界のコロナウイルス感染症の広がりはピークアウトの様子が見えます。
何事もなければ、しばらくは上昇相場が続くでしょう。
しかし、今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
\ 口座開設無料 /
せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【9月第1週】世界同時株高?暴騰する日本・欧州・中国とこれから期待の米国相場という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。