貴金属は金だけじゃない!銀はこれから上がるかも!投資する?

こんにちは、せーじんです。

貴金属と言ったら金!

という方も、少しお待ちください。

銀も貴金属というカテゴリーですが、金とは少し違う値動きをする場合があるんです。

もしかしたら、金よりアツい投資先になるかも

ということで、今回は銀への投資に旨味があるのか、確かめてみましょう。

ちなみに、金についてはこちらの記事です。

今回の記事の内容

銀価格のチャート

年初来チャートでは銀はS&P500と金の両方に連動している

では、銀の年初来チャートを確認します。

比較のために、金とS&P500を入れてあります。

青:銀 黄:金 紫:S&P500

2020年初来を見ると、青の銀価格はコロナショック時には紫のS&P500とぴったり合わさるように下落しています。

金(黄)と比べると、株との連動が強いようですね。

銀は7月に急上昇した後、11月下旬までは緩やかに下落していましたが、

12月に入ってから再び上昇に転じています。

2020年12月29日時点でのリターンは、S&P500と金を上回っています。

5年チャートを確認すると銀はボラティリティが大きい

次に5年間のチャートを確認しましょう。

青:銀 黄:金 紫:S&P500

5年チャートを見ると、コロナショック前までは金にレバレッジをかけたような値動きをしているように見えます。

レバレッジについては、こちらの記事で紹介しています。

とにかく、上にお互くときも下の動くときも値動きが大きい商品ですね。

こういった値動きが大きいものを、「ボラティリティが大きい」といいます。

5年間で比較しても、2020年12月29日時点でのリターンはS&P500と金を上回っています。

超長期チャートで比較すると

45年ほどの超長期チャートを確認します。

金も銀もS&P500も、長い歴史を持つ商品なので、超長期で比較することができるのです。

青:銀 黄:金 紫:S&P500

超長期で比較すると、銀のリターンは金やS&P500と比較すると見劣りしてしまいます。

しかし、銀は数十年に一度、すごく高い山を作っています。

1980年頃と2011年頃ですね。

そして2020年現在、再び高い山を築こうとしている、ようには見えませんか?

銀と、金や株との相関関係

銀が、どの程度金や株式と相関しているか調べていきましょう。

相関係数を使用して調べていきます。

相関係数については、こちらで紹介しています。

短期で見ると、金と銀は強い相関がある

まずは、同じ貴金属の金と比較していきましょう。

ここでは、年初来チャートを使います。

かなり強めに相関していますね。

コロナショック時とその前後に一時的に相関が弱い時期がありますが、基本的に相関するといっていいでしょう。

銀と株も、短期で見るとある程度相関している

次にS&P500との連動を確かめます。

銀と株は、金程ではないものの、ある程度相関しているようです。

0.50を下回る期間が半分ほどあり、わずかですがマイナスになっている期間もあります。

超長期でも金と銀は強い相関がある

まずは、金と銀の超長期の相関を確認しましょう。

超長期チャートで確認しても、一時的にマイナスや0近くなったりはしますが、基本的に金と銀は強く相関しています。

銀と株式は、超長期では相関が弱い

次に、銀と株の超長期の相関を確かめます。

プラスとマイナスが半々くらいでしょうか。

超長期で見ると、銀と株はあまり相関していません。

金銀比価(ゴールド・シルバー・レシオ)

相場の世界では、「金銀比価」という数値が使われています。

英語ではゴールド・シルバー・レシオといいます。

金銀比価=金価格÷銀価格

という単純な式で求めます。

要するに、金と銀の価格の比率、というだけの数値なのですが、これがなかなか参考になるんです。

金銀比価は50から90の間。そこから外れたら、儲けるチャンス

金銀比価の長期チャートを見てください。

1980年からの40年ほどの金銀比価の動きです。

ここから、いくつかの法則が見て取れます。

  • だいたい50から90の間に収まっている
  • この範囲から出ても、数か月以内にこの範囲に戻ってくる

金銀比価は

  • 50以下になったら近いうちに上がる、
  • 90以上になったら近いうちに下がる

この法則がわかっていれば、金や銀への投資で高い確率でお金を稼ぐことができるのです。

ただし、数か月というスパンでの値動きになりますから、ご注意くださいね。

金銀比価が上がるとき、下がるとき

金銀比価が上がるのは、こんなとき

  • 金が上がり、銀が下がる
  • 金が上がり、銀が金より小さく上がる
  • 金が下がったが、銀が金より大きく下がる

金銀比価が下がるのは、こんなとき

  • 金が下がり、銀が上がる
  • 金が下がり、銀が金より小さく下がる
  • 金が上がったが、銀が金より大きく上がる

これを実際のトレードに当てはめてみましょう。

金銀比率が50以下になったときはこうです。

金銀比価が50以下になったとき

→これから金銀比価が上がる可能性が高い

→金は銀よりも上がる確率が高い、銀は金よりも上がらない確率が高い

金を買う、銀を持っていれば売る

金銀比率が90以上になったときはこうです。

金銀比率が90以上になったとき

→これから金銀比率が下がる可能性が高い

→金は銀よりも下がる確率が高い、銀は金よりも下がらない確率が高い

銀を買う、金を持っていれば売る

長期投資であればいちいち売買する必要はありませんが、スイングトレードをするのなら参考になりますよ。

今後、金も、銀も値上がりしていく

では、今後銀価格はどうなるのでしょうか。

せーじんの予想です。

銀価格は上がっていく

これは銀の日足チャートです。

移動平均線、MACD、RSIともに上を向いています。

MACDは0を超えていてシグナルを上回っています。

RSIは50を超えています。

銀のETFで出来高を確認しましょう。

特に大きな出来高ではないですね。

ボリンジャーバンドを抜けているということもありません。

銀は、これからも順調に値上がりしそうです

金銀比価をおさらいします。

これは金銀比価の月足チャートです。

現在、50から90の範囲のちょうど中央、70付近です。

大きく下落して、一度底にあたり、跳ね返ってもう一度底値まで下落した状態です。

ここで反発すれば再び上昇基調に、底抜ければ一気に下落するかもしれません。

日足チャートで見てみましょう。

MACDやRSIを見ても、下落の傾向が強そうです。

下落の傾向が強そうですが、ここから反発する可能性も否定できません。

金のチャートを見てみましょう。

金は8月以降下落していましたが、12月初めに250日移動平均線にぶつかり、上昇に転じています。

MACDは上昇を示しています。

RSIはぎりぎり50を上回っていますが、やや下を向いていますね。

金も、これから値あがりしていくものと想定できます。

せーじんは、金も銀も、今が買い!と予想します。
この予想が当たるといいんですけどね

以上、貴金属は金だけじゃない!銀はこれから上がるかも!投資する?という話題でした。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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