【9月第2週】世界中であらゆる資産が急落!それでも好調な日本と中国、いつまで続く?

こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。

今週、米国では大きめの調整が発生しています。

でも、この調整は想定していた通りなんだよ

へー、そうなの?

過去の統計データを見ると、米国市場は9月に下落しやすいことが如実に出ているんです。

マネックス証券Webページに見やすいデータが掲載されていたので、一緒に見てみましょう。

出典元:マネックス証券Webページ
「9月の米国株の調整は起きないの...
「9月の米国株の調整は起きないのではないか」という結論 | 岡元兵八郎の米国株マスターへの道 | マネクリ ... パウエル議長のコメントをきっかけにS&P500とナスダック総合指数は史上最高値更新。歴史的には9月の米国株は弱含む傾向があるが。ゴルディロックス的な環境にある米国株市...

うわ!平均リターンが9月だけすごいマイナス!

せーじんは現金を多めにしていたから、買い増しのチャンスを伺ってるところだよ

それでは、今週の市場の動きをお届けしていきましょう!

9月第2週の市場の状況まとめ
  • 株価は国によって明暗。日本・中国は急上昇、米国・欧州は下落
  • 仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアムとも急落
  • 債券は小幅下落
  • 米長期国債利回り、短期国債利回りともに大きな動きなし、金利差も横ばい
  • コモディティは、天然ガスとベースメタルが大幅上昇するが、原油や貴金属、農作物は下落

せーじんのポートフォリオについてはこちら

今回の記事の内容

今週の株式市場を確認しよう!

米国市場は調整入り!でも日本と中国は上昇中

それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。

指数週単位月単位年初来1年間
日経平均株価4.308.2310.7029.80
TOPIX3.787.0415.9027.80
JASDAQ4.197.499.4118.64
NYダウ-2.15-2.4713.0725.09
S&P500-1.660.2818.7533.50
ナスダック総合-1.602.3917.3039.29
ラッセル2000-2.76-0.9612.8548.85
ユーロ・ストックス50-0.75-0.8617.3925.77
上海総合指数3.394.836.6213.58
深セン成分指数4.17-1.662.0814.13
香港ハンセン1.17-1.70-3.766.95
Investing.com 日本
世界の主要株価指数 - Investing.com 日本 世界の主要株価指数のレートをリアルタイムでご覧いただけます。それぞれの指数の現在価格、高値、安値、変動率をご覧いただけます。

日本と中国が爆上げしてるね!

米国は全指数が、かなり下がってるのにね。

では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。

今週1%以上値上がりした指数
  • 日経平均
  • TOPIX
  • JASDAQ
  • 上海総合
  • 深圳成分指数
  • 香港ハンセン

先週は日本の3指数、米国小型株、欧州、中国の2指数の合計7指数が1%以上プラスだったのですが、

今週は日本の3指数、中国の3指数が1%以上上昇しました。

日本と中国の全指数がよく伸びてるね!

1%どころか、3%・4%以上上昇してるね

今週1%以上値下がりした指数
  • S&P500
  • NASDAQ総合
  • ダウ平均
  • ラッセル2000

先週は、大幅マイナスの指数はなかったのですが、

今週も、米国の全指数が1%以上のマイナスでした。

一番大きなマイナスは、ラッセル2000(米国小型株)の▲2.76%

米国の指数はすべて大幅マイナスだったね

今週は、国ごとに明暗がくっきり分かれた
  • プラスリターンの指数が6
  • マイナスリターンの指数が5
日中が大幅プラス
欧米が大幅マイナス

米国市場は調整入りで大幅マイナス

週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!

この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。

青いところが今週の値動きだよね

そうだね。今週はじわじわ下落していて、金曜日に大きく下がったね

金曜日は出来高もすごく大きいよ

セリングクライマックスでこれで底打ちになるのか、まだまだ掘っていくのか。

9月10日の終値は、最高値から▲1.78%です。

これで調整終了、とは考えにくい気がしますね。

好調な日経平均も確認しましょう

今週は、米国がマイナスなのに、日本と中国が絶好調だったね!

その中でも、一番調子が良かった日経平均を見ていこうか

ものすごい上がり方だね!

2週間で10%くらい上げてるね。この要因は2つ

  • 新型コロナの感染者数が大きく下がっていること
  • 菅総理の退任と、次期政権への期待

この勢いは自民党総裁選や衆院選まで続くのか、

米国市場に引っ張られて下落するのか、

よく見ておく必要がありますね。

せーじんも、CFDで少しだけ日経平均を買いました

先週との比較

先週の値動きとの比較をしてみましょう。

指数今週騰落先週騰落
日経平均株価4.306.73-2.43
TOPIX3.784.67-0.89
JASDAQ4.193.061.13
NYダウ-2.15-0.09-2.06
S&P500-1.660.15-1.81
ナスダック総合-1.600.64-2.24
ラッセル2000-2.761.30-4.06
ユーロ・ストックス50-0.751.13-1.88
上海総合指数3.392.660.73
深セン成分指数4.170.853.32
香港ハンセン1.172.44-1.27

日本市場は今週も上昇したけど、先週よりは勢いが落ちてるんだね

中国市場の深圳成分指数は、今週勢いが増したみたいだね

各セクターの状況を確認

ヒートマップを確認しよう

セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。

ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!

ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

ヒートマップの見方

今週1週間のパフォーマンスはこちら

出典元:finviz.com
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うわ!今週は真っ赤!ほとんど全部、真っ赤だよ!

そうだね。セクター、国、コモディティ、債券のあらゆる資産が下落しているね。これはひどい

日本の緑が眩しいね

ヒートマップから読み取れる、

プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。

大幅に上昇したセクターは、日本、中国、天然ガス、ベースメタル

今週の株式市場を、よくみていきましょう。

インバースやベア型を除けば、ほぼ全てのセクターが真っ赤になっています。

そんな中、数少ない明るい緑をチェックしていきましょう。

インバースやレバレッジは除いていますよ

プラス幅の大きかったセクター
  • 日本
  • 中国
  • 天然ガス
  • ベースメタル

今週大幅プラスのセクターは、これだけ?

大幅プラスどころか、プラスだったのもこれしかないんだよ

大きなマイナスのセクターは、不動産、住宅建設、小型株

今週は、多くのセクターがマイナスになりましたが、どれも同じくらいのマイナスで、満遍なく売られた様子です。

その中でも、割合大きくマイナスとなったセクターを挙げていきましょう。

マイナス幅の大きかったセクター
  • ヘルスケア
  • 資本財
  • 不動産、住宅建設
  • クリーンエネルギー
  • 小型株
  • ブラジル、韓国
  • 金鉱株、プラチナ、パラジウム

グロース、バリュー、コモディティ、南米、アジアとホントにたくさんのセクターが下落してるんだね

今週の傾向は
  • あらゆる国、セクター、商品が下落した
  • 株だけでなく、金や国債もわずかに下落
  • そんな中、上昇したのは日本や中国、天然ガス、ベースメタルなどわずか
全体的に小さな値動きでした

先週と比較しよう

先週のヒートマップと比較してみましょう。

これが先週のヒートマップです。

続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。

うーん。毎週思うけど、1週間でこんなに変わるんだね

まさに地獄絵図だね。そんな中、日本株の上昇がいつまで続くんだろうか、、、

米国長期金利と短期金利が上昇し、長短金利差は拡大

米国10年債の金利チャートを見てみましょう。

米10年債の利回りは、ほぼ横ばいですね。

次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。

2年国債は、やや上昇していますがあまり動きがないようです。

ほぼヨコヨコだね

では、長短金利差はどうでしょう

長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。

今週は短期金利に動きがほとんどありませんから、長短金利差は長期金利とほぼ同じチャートになっています。

金利差も、ほぼヨコヨコだね

長短金利差はほぼ横ばいですが、徐々に拡大しているようにも見えます。

長短金利差の拡大は、主に金融セクターへプラスの影響を与えます。

これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね

金融機関は、長短金利差から収益をあげる

金融機関は、資金を調達し、その資金を貸し付けて利子を得ることで収益を上げます。

  • 金利の安い短期金利で資金を調達
  • 金利の高い長期金利で貸付
金利の差が小さいと収益をあげにくいんです

そうかあ。でも今週は金融株が下がったね

いつも連動するほど単純じゃないってことよ

先週抵抗線を突破した暗号資産、今週はどうだった?

暗号資産は5月に凄まじい暴落をして、最近すごい伸びてるよね。

ビットコインもイーサリアムも、先週は抵抗線を破れるかどうかというところだったよね。早速今週のチャートを確認していこう

ビットコインは5万ドルの壁を突破後、急降下!

先週、5万ドルの壁を突破したビットコインですが、

今週、暴落とも言えるほどの急降下!

ぐええ!!

今週の株価チャートはこちら。

うわー、さがってるね〜

5万ドル超えたと思ったら、あっというまに4万5千ドルまで下がっちゃったよ

イーサリアムも抵抗線を突破後、急落

ビットコインと同様、先週は抵抗線を見事に突破したイーサリアム。

こちらも確認していきましょう。

あちゃー、イーサリアムも暴落してるね

そうだね。ビットコインと同じよう値動きで、このまま落ちていきそうなパターンだね

ドル円の為替は落ち着いた動き

ドル円の為替レートも確認していきましょう

今週は、9/7に円安方向に動いたけど、9/9には元に戻ったんだね

週の初めと終わりを比較すると、ほぼ横ばいになったね。

ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?

円高になると

日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。

円安になると

円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。

為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。

楽天証券CFD口座開設

まとめ

ということで、9月第2週の世界の市場の動きを見てきました。

株式市場は

今週、日米欧中の株式市場は、国ごとに明暗がくっきり分かれました。

日本と中国はすべての指数が大幅上昇で、日経平均やJASDAQ、深圳成分は4%を超える上昇です。

逆に米国と欧州はすべての指数が下落しました。

特にダウ平均とラッセル2000は2%を超える下落です。

米国の下落は、9月のアノマリー通りになってしまいましたね。日中もどこまで耐えられるか

その他の市場は

その他の市場では、ほぼすべてが下落しています。

原油やガソリンは小幅に下落、天然ガスは今週も大幅上昇しています。

農業商品は、とうもろこしや穀物、コーヒーが下落しています。

貴金属は、金鉱、プラチナ、パラジウムを中心に下落しています。

債券も、小幅に下落しています。

仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに急落。

為替は、横ばいが続いています。

直近の懸念が払拭され、上昇相場が期待できるが

今週、日本、中国とごく一部の市場を除き、あらゆる資産価値が下落しました。

サマーバカンス明けの機関投資家が売りから入ったことが要因でしょう。

7〜8月に上昇した場合、こういったことがたびたび発生します。

世界のコロナウイルス感染症の広がりはピークアウトの様子が見えます。

8月末のジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言、9月3日発表の米国雇用統計の数値から、

早期のテーパリング実施の懸念は落ち着きました。

しかし、雇用統計の結果が非常に悪く、テーパリング先送りの安心感を通り越して

不景気入りの懸念が発生している可能性があります。

例年の動きを見ると、9月〜10月は停滞しやすい時期にあります。

今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。

暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、

日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。

長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう

長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること

長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。

安眠できる長期投資のコツとは
  1. 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
  2. 適度な分散
  3. 余力(現金)を残しておく

短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。

こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!

目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね

忙しいサラリーマンが投資をするならCFDも検討したいですね

仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。

CFDの取引時間はほぼ24時間。

夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。

またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、

少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。

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FIRE達成!専業投資家「せーじん」...

【9月第2週】世界中であらゆる資産が急落!それでも好調な日本と中国、いつまで続く?という話題でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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