こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
今週、米国では大きめの調整が発生しています。
でも、この調整は想定していた通りなんだよ
へー、そうなの?
過去の統計データを見ると、米国市場は9月に下落しやすいことが如実に出ているんです。
マネックス証券Webページに見やすいデータが掲載されていたので、一緒に見てみましょう。
うわ!平均リターンが9月だけすごいマイナス!
せーじんは現金を多めにしていたから、買い増しのチャンスを伺ってるところだよ
それでは、今週の市場の動きをお届けしていきましょう!
- 株価は国によって明暗。日本・中国は急上昇、米国・欧州は下落
- 仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアムとも急落
- 債券は小幅下落
- 米長期国債利回り、短期国債利回りともに大きな動きなし、金利差も横ばい
- コモディティは、天然ガスとベースメタルが大幅上昇するが、原油や貴金属、農作物は下落
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
米国市場は調整入り!でも日本と中国は上昇中
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | 4.30 | 8.23 | 10.70 | 29.80 |
TOPIX | 3.78 | 7.04 | 15.90 | 27.80 |
JASDAQ | 4.19 | 7.49 | 9.41 | 18.64 |
NYダウ | -2.15 | -2.47 | 13.07 | 25.09 |
S&P500 | -1.66 | 0.28 | 18.75 | 33.50 |
ナスダック総合 | -1.60 | 2.39 | 17.30 | 39.29 |
ラッセル2000 | -2.76 | -0.96 | 12.85 | 48.85 |
ユーロ・ストックス50 | -0.75 | -0.86 | 17.39 | 25.77 |
上海総合指数 | 3.39 | 4.83 | 6.62 | 13.58 |
深セン成分指数 | 4.17 | -1.66 | 2.08 | 14.13 |
香港ハンセン | 1.17 | -1.70 | -3.76 | 6.95 |
日本と中国が爆上げしてるね!
米国は全指数が、かなり下がってるのにね。
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- 日経平均
- TOPIX
- JASDAQ
- 上海総合
- 深圳成分指数
- 香港ハンセン
先週は日本の3指数、米国小型株、欧州、中国の2指数の合計7指数が1%以上プラスだったのですが、
今週は日本の3指数、中国の3指数が1%以上上昇しました。
日本と中国の全指数がよく伸びてるね!
1%どころか、3%・4%以上上昇してるね
- S&P500
- NASDAQ総合
- ダウ平均
- ラッセル2000
先週は、大幅マイナスの指数はなかったのですが、
今週も、米国の全指数が1%以上のマイナスでした。
一番大きなマイナスは、ラッセル2000(米国小型株)の▲2.76%
米国の指数はすべて大幅マイナスだったね
米国市場は調整入りで大幅マイナス
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよね
そうだね。今週はじわじわ下落していて、金曜日に大きく下がったね
金曜日は出来高もすごく大きいよ
セリングクライマックスでこれで底打ちになるのか、まだまだ掘っていくのか。
9月10日の終値は、最高値から▲1.78%です。
これで調整終了、とは考えにくい気がしますね。
好調な日経平均も確認しましょう
今週は、米国がマイナスなのに、日本と中国が絶好調だったね!
その中でも、一番調子が良かった日経平均を見ていこうか
ものすごい上がり方だね!
2週間で10%くらい上げてるね。この要因は2つ
- 新型コロナの感染者数が大きく下がっていること
- 菅総理の退任と、次期政権への期待
この勢いは自民党総裁選や衆院選まで続くのか、
米国市場に引っ張られて下落するのか、
よく見ておく必要がありますね。
せーじんも、CFDで少しだけ日経平均を買いました
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 4.30 | 6.73 | -2.43 |
TOPIX | 3.78 | 4.67 | -0.89 |
JASDAQ | 4.19 | 3.06 | 1.13 |
NYダウ | -2.15 | -0.09 | -2.06 |
S&P500 | -1.66 | 0.15 | -1.81 |
ナスダック総合 | -1.60 | 0.64 | -2.24 |
ラッセル2000 | -2.76 | 1.30 | -4.06 |
ユーロ・ストックス50 | -0.75 | 1.13 | -1.88 |
上海総合指数 | 3.39 | 2.66 | 0.73 |
深セン成分指数 | 4.17 | 0.85 | 3.32 |
香港ハンセン | 1.17 | 2.44 | -1.27 |
日本市場は今週も上昇したけど、先週よりは勢いが落ちてるんだね
中国市場の深圳成分指数は、今週勢いが増したみたいだね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
うわ!今週は真っ赤!ほとんど全部、真っ赤だよ!
そうだね。セクター、国、コモディティ、債券のあらゆる資産が下落しているね。これはひどい
日本の緑が眩しいね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
大幅に上昇したセクターは、日本、中国、天然ガス、ベースメタル
今週の株式市場を、よくみていきましょう。
インバースやベア型を除けば、ほぼ全てのセクターが真っ赤になっています。
そんな中、数少ない明るい緑をチェックしていきましょう。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- 日本
- 中国
- 天然ガス
- ベースメタル
今週大幅プラスのセクターは、これだけ?
大幅プラスどころか、プラスだったのもこれしかないんだよ
大きなマイナスのセクターは、不動産、住宅建設、小型株
今週は、多くのセクターがマイナスになりましたが、どれも同じくらいのマイナスで、満遍なく売られた様子です。
その中でも、割合大きくマイナスとなったセクターを挙げていきましょう。
- ヘルスケア
- 資本財
- 不動産、住宅建設
- クリーンエネルギー
- 小型株
- ブラジル、韓国
- 金鉱株、プラチナ、パラジウム
グロース、バリュー、コモディティ、南米、アジアとホントにたくさんのセクターが下落してるんだね
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
うーん。毎週思うけど、1週間でこんなに変わるんだね
まさに地獄絵図だね。そんな中、日本株の上昇がいつまで続くんだろうか、、、
米国長期金利と短期金利が上昇し、長短金利差は拡大
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りは、ほぼ横ばいですね。
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債は、やや上昇していますがあまり動きがないようです。
ほぼヨコヨコだね
では、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
今週は短期金利に動きがほとんどありませんから、長短金利差は長期金利とほぼ同じチャートになっています。
金利差も、ほぼヨコヨコだね
長短金利差はほぼ横ばいですが、徐々に拡大しているようにも見えます。
長短金利差の拡大は、主に金融セクターへプラスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
そうかあ。でも今週は金融株が下がったね
いつも連動するほど単純じゃないってことよ
先週抵抗線を突破した暗号資産、今週はどうだった?
暗号資産は5月に凄まじい暴落をして、最近すごい伸びてるよね。
ビットコインもイーサリアムも、先週は抵抗線を破れるかどうかというところだったよね。早速今週のチャートを確認していこう
ビットコインは5万ドルの壁を突破後、急降下!
先週、5万ドルの壁を突破したビットコインですが、
今週、暴落とも言えるほどの急降下!
ぐええ!!
今週の株価チャートはこちら。
うわー、さがってるね〜
5万ドル超えたと思ったら、あっというまに4万5千ドルまで下がっちゃったよ
イーサリアムも抵抗線を突破後、急落
ビットコインと同様、先週は抵抗線を見事に突破したイーサリアム。
こちらも確認していきましょう。
あちゃー、イーサリアムも暴落してるね
そうだね。ビットコインと同じよう値動きで、このまま落ちていきそうなパターンだね
ドル円の為替は落ち着いた動き
ドル円の為替レートも確認していきましょう
今週は、9/7に円安方向に動いたけど、9/9には元に戻ったんだね
週の初めと終わりを比較すると、ほぼ横ばいになったね。
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、9月第2週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週、日米欧中の株式市場は、国ごとに明暗がくっきり分かれました。
日本と中国はすべての指数が大幅上昇で、日経平均やJASDAQ、深圳成分は4%を超える上昇です。
逆に米国と欧州はすべての指数が下落しました。
特にダウ平均とラッセル2000は2%を超える下落です。
米国の下落は、9月のアノマリー通りになってしまいましたね。日中もどこまで耐えられるか
その他の市場は
その他の市場では、ほぼすべてが下落しています。
原油やガソリンは小幅に下落、天然ガスは今週も大幅上昇しています。
農業商品は、とうもろこしや穀物、コーヒーが下落しています。
貴金属は、金鉱、プラチナ、パラジウムを中心に下落しています。
債券も、小幅に下落しています。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに急落。
為替は、横ばいが続いています。
直近の懸念が払拭され、上昇相場が期待できるが
今週、日本、中国とごく一部の市場を除き、あらゆる資産価値が下落しました。
サマーバカンス明けの機関投資家が売りから入ったことが要因でしょう。
7〜8月に上昇した場合、こういったことがたびたび発生します。
世界のコロナウイルス感染症の広がりはピークアウトの様子が見えます。
8月末のジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言、9月3日発表の米国雇用統計の数値から、
早期のテーパリング実施の懸念は落ち着きました。
しかし、雇用統計の結果が非常に悪く、テーパリング先送りの安心感を通り越して
不景気入りの懸念が発生している可能性があります。
例年の動きを見ると、9月〜10月は停滞しやすい時期にあります。
今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【9月第2週】世界中であらゆる資産が急落!それでも好調な日本と中国、いつまで続く?という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
欧米が大幅マイナス