こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
東京オリンピックが佳境を迎え、日本ではメダルラッシュで盛り上がりを見せていますね。
そんな中、じつは投資の世界も熱くなってるんですよ。
今週はオリンピックに夢中だったけど、実は株が好調なんだよね
へー、そうなの?
- 米国では主要3指数が再び過去最高値を更新!
- ビットコイン、イーサリアムが急上昇!
ということで、東京オリンピック最終日の今日もいつも通り今週の市場の動きをお届けしていきますよ〜
- 日本、米国、欧州、中国の主要指数はJASDAQを除き全て上昇
- ほぼ全てのセクターが小幅に上昇した
- 仮想通貨は先週に引き続き大幅上昇
- 債券は下落
- 米長期国債利回り・短期国債利回りともに急上昇、金利差は急拡大
- コモディティは、金・銀・原油は大幅下落、コーヒーも下落、天然ガス・穀物・コーンは上昇
- 為替は109円にタッチした後、急激に円安に
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今週の株式市場を確認しよう!
株式市場は、ほぼ全ての市場が上昇
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | YTD | 1年 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | 1.97 | -1.06 | 1.37 | 24.59 |
TOPIX | 1.49 | 0.47 | 6.91 | 24.74 |
JASDAQ | -1.54 | -1.02 | 0.50 | 10.62 |
NYダウ | 0.78 | 2.29 | 15.04 | 28.34 |
S&P500 | 0.94 | 2.68 | 18.12 | 32.38 |
ナスダック総合 | 1.11 | 1.90 | 15.11 | 34.74 |
ラッセル2000 | 0.91 | 0.66 | 13.75 | 43.16 |
ユーロ・ストックス50 | 2.08 | 4.58 | 17.51 | 28.34 |
上海総合指数 | 1.79 | -1.91 | -0.43 | 3.11 |
深セン成分指数 | 2.45 | -0.37 | 2.47 | 8.64 |
香港ハンセン | 0.84 | -3.59 | -3.86 | 6.72 |
今週は、JASDAQ以外は全部プラスリターンだね
下落が続いていた中国も上昇に転じたね
- 日経平均
- TOPIX
- ナスダック総合
- ユーロストックス50
- 上海総合
- 深圳成分
先週は1%以上上昇した指数はなかったのですが、
今週は日米欧中の6指数が1%以上上昇しています。
一番上がったのは深セン成分指数で、2.45%%だったよ
- JASDAQ
先週は、ナスダック総合と中国の3指数が大幅マイナスでしたが、
今週はJASDAQのみマイナスとなりました。
今週マイナスだったのは、JASDAQのみで▲1.54%だったね
JASDAQは、先週は2つしかないプラスリターンのうちの1つだったんだけど、今週は唯一のマイナスになったね
米国市場はジワ上げ、金曜日に最高値更新
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよね
そうだね。先週は足踏みしていたけど、今週はじわじわと上がってる感じだね。金曜日には最高値を更新しているよ
ナスダックやダウ平均は?
ナスダックもダウ平均もプラスだったよね
特にナスダックは大きめのプラスだったね。株価チャートを見てみようか
黒:S&P500(SPY) 青:ナスダック100(QQQ) 赤:ダウ平均(DIA)
指数は3つとも上昇してるね
そうだね。S&P500とダウ平均は金曜日に、NASDAQ100は木曜日に最高値を記録しているね
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 1.97 | -0.96 | 2.93 |
TOPIX | 1.49 | -0.17 | 1.66 |
JASDAQ | -1.54 | 0.21 | -1.75 |
NYダウ | 0.78 | -0.36 | 1.14 |
S&P500 | 0.94 | -0.37 | 1.31 |
ナスダック総合 | 1.11 | -1.11 | 2.22 |
ラッセル2000 | 0.91 | 0.62 | 0.29 |
ユーロ・ストックス50 | 2.08 | -0.48 | 2.56 |
上海総合指数 | 1.79 | -4.31 | 6.10 |
深セン成分指数 | 2.45 | -3.70 | 6.15 |
香港ハンセン | 0.84 | -5.18 | 6.02 |
先週と比べると、中国市場の急回復が目立つね!
日経平均も、回復してきたね。
ついに年初来リターンもプラスになったよ
日経平均株価のチャートはこちらです。
2月中旬以降、半年ほど下落傾向が続いています。
7月末に、ごく短い期間だけ年初来マイナスとなりましたがすぐに回復したようです
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は、株式市場はほぼ全部プラスだね。
で、債券と貴金属や原油は下落してるね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
プラス幅が大きかったセクターは、金融、バイオテクノロジー、天然ガス
今週は株式市場ではほぼ全ての多くのセクターがプラスでしたが、大幅プラスのセクターは非常に少ないですね。
そのなかでもヒートマップから読み取れるプラスリターンの大きなセクターは、この通りです。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- 金融
- バイオテクノロジー
- 天然ガス
- とうもろこし
今週はプラスのセクターはすごく多いけど、「大幅」プラスは少なかったね
そうだね。全体的に小幅な上昇だったね
大きなマイナスのセクターは、貴金属や原油など
今週は、株式市場ではマイナスのセクターはほとんどありませんでした。
さらに大幅なマイナスというと株式以外の投資先のみですね。
株は調子が良かったんだね
- 金、金鉱株、銀、プラチナ
- 原油、ガソリン
長期米国債も、久しぶりに下落したね
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
赤と緑の場所が、先週とまるっきり違うね。
先週は株安と金・債券高、今週は逆に動いたからね
米国長期金利と短期金利が急上昇、長短金利差は拡大
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りを確認すると、木曜日、金曜日に急上昇しています。
金利上昇はグロース株にマイナスの影響を与えます。
金曜日にNASDAQだけが下落したのは、金利の影響が大きいですね
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
短期金利も急上昇してるね!
長期金利も短期金利も急上昇していますが、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は、急拡大しています。
短期金利の方が、上昇の幅は大きかったんだね
長短金利差の拡大は、主に金融セクターへプラスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
たしかに、今週は金融株がかなり上がったもんね
5月に大暴落した暗号資産、今週は?
暗号資産は5月に凄まじい暴落をしたね。
そろそろ回復した?また下がった?
じゃあ、早速チャートを確認していこう
ビットコインは大幅上昇
5月に25%もの暴落をしたビットコイン。
暴落後もじわじわと値を下げ続けていますが、今週はどうでしょう。
今週の株価チャートはこちら。
いったん下がりかけたけど、また上がり始めたね!
7月中旬に3万ドルをタッチしてから、一気に4万5000ドル近くまで上げてきたね。流石に一度調整しそうだけど・・・
だけど?
ビットコインは株よりも値動きが激しいからね。
今年の1月から2月にかけて、1ヶ月で倍になったりしてるし、正直わかんないね
じゃあ、やっぱりガチホですか
そうですな。ちなみに、まだ含み損です
イーサリアムも大幅上昇!
5月に、ビットコイン以上に暴落したイーサリアム。
こちらも確認していきましょう。
イーサリアムも大きく上昇したね。
しかも、こっちは調整なし!
恐ろしい上がり方に見えるけど、3月末から5月にかけて、今よりもっと上がってるんだよね
ドル円の為替、円高から一転円安に進む
ドル円の為替レートも確認していきましょう
円高に進んでたのに、急に円安に進み始めたね
7月中旬以降は、109円50銭と110円50銭の間で動いてたけど、109円にタッチしたね。そこから急激に円安へ
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、8月第1週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週、日米欧中の株式市場はJASDAQを除き、全てプラスリターンとなりました。
下落が続いていた中国の指数も上昇に転じ、欧州市場も急上昇、
米国市場では3指数が過去最高値を再更新するなど、よく伸びた週でした。
セクター別に見ると、金利急上昇の影響で金融株が上昇しました。
他のセクターもほぼ全面高だったものの、上昇幅は小さいものでした。
米国も日本も中国も、小型も大型も、バリューもグロースも、全てが少し上がる、そんな週でした。
その他の市場は
株式とは裏腹に、その他の市場では下落が目立ってます。
債券は、何週間も連続で上昇していましたが、今週は下落しています。
貴金属は金・銀・プラチナ・パラジウムの全てが大きく下落しています。
原油やガソリンも大きく下落していますが、天然ガスは大きく上昇しています。
農業商品は、コーヒーはやや下落しましたが、とうもろこしや穀物は上昇しています。
5月に大暴落した仮想通貨市場は、先週に続いて大幅上昇しました。
為替は、7月中旬以降109円50銭から110円50銭の間でボックスとなっていましたが、一度109円をタッチしてからお大きく円安に動いています。
急変を警戒する相場が続く
今週の株式市場は、上目線となりました。
気になる日本株や中国株も持ち直す動きを見せています。
サマーラリーは続くのでしょうか。
8月と9月は下がりやすい月と言われている上に、
8月下旬のジャクソンホール会議や9月以降のFOMCで、金融緩和の縮小(テーパリング)の話が出てくるかもしれません。
テーパリングの議論が始まると市場は大きく様変わりします。
議論すると決めただけでも大きく動くでしょう。
今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
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またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
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詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【8月第1週】米国も、日本も、中国も!今週はほぼ全ての国・セクターがちょっと上昇、ビットコインも持ち直しという話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。