こんにちは、せーじんです。
今日は、高配当ETFのVYMについてのお話ですよ
VYMね。優良高配当ETFとしておなじみだね。
高配当のなかでは低めの配当率だけど、増配し続けてるんだね!
2021年上半期、絶好調のVYMを詳しくみていきましょう。
VYMの投資信託はこちら
VYMは、定番中の定番な低コスト高配当ETF
概要を見ていきましょう
- バンガード・米国高配当株式ETF (VYM)
米国籍の平均以上の配当を出す株を集めたETFです。REITなどは入っていませんよ
ティッカー | VYM |
---|---|
運用会社 | バンガード |
設定日 | 2006.11.16 |
総資産 | 373億3100万ドル |
出来高 | 2,877,542 |
分配金 | 2.94% |
経費率 | 0.06% |
VYMは2006年から運用をしており、今年で15年になります。
コロナショックはもちろん、リーマンショックをも乗り越えた歴史を持っています。
VYMは経費がすっごい安いね!
出来高が300万近いね。かなり人気があるETFだね
VYMは配当利回りが3%程度ですが、配当が10%に迫る銘柄もあるんですよ
構成銘柄を確認しよう
まずは、構成銘柄数を確認しましょう。
413銘柄
413って、すごい多いね!
S&P500の500銘柄と同じくらい分散されてるね
構成銘柄の上位10銘柄を確認しよう
VYMは、どんな銘柄が入ってるのかな?
構成銘柄の上位10銘柄を見てみましょう。
順位 | 銘柄 | 構成比 |
---|---|---|
1 | JPモルガンチェース | 3.50% |
2 | ジョンソン&ジョンソン | 3.30% |
3 | ホームデポ | 2.60% |
4 | プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) | 2.50% |
5 | バンクオブアメリカ | 2.30% |
6 | エクソンモービル | 2.00% |
7 | コムキャスト | 2.00% |
8 | ベライゾンコミュニケーションズ | 1.70% |
9 | インテル | 1.70% |
10 | シスコシステムズ | 1.70% |
10銘柄合計 | 23.30% |
すごく大きな規模の会社が多いのかな。聞いたことある銘柄が多いね
そうだね。ダウ平均に入ってるようね銘柄もたくさんあるね。構成比はどう?
1位でも3.5%だね。かなり小さいってことでいいんだよね
そうなんだよ。特定の銘柄に集中していなくて、よく分散されているね
VYMは分散性に非常に気を使ったETFです
保有銘柄数は413と非常に多い上、特定の銘柄に集中せずにバランスよく幅広い銘柄に分散投資してリスクを抑えています。
上位10銘柄合計でも23.3%と、よく抑えられています。
セクター構成は、金融が多めだがバランスがいい
次にセクター構成を見てみましょう。
金融が22%で1位だね
生活必需品、ヘルスケア、資本財、情報技術などは10%くらいの保有率があるね。セクター分散もバッチリ効かせているね
配当金は10年連続増配!コロナでも減配なし
では、高配当ETFの命・配当金を確認しましょう。
VYMの、10年間の配当状況はこちら
綺麗に右肩上がりだね〜
2020年はコロナショックがあっても増配してるからね。これからも安定した増配には期待できそうだね
詳しいデータはこちら
年 | 配当額 | 年末利回り | 増配率 |
---|---|---|---|
2020 | $2.9061 | 3.22% | 2.26% |
2019 | $2.8418 | 3.19% | 7.27% |
2018 | $2.6492 | 3.68% | 10.33% |
2017 | $2.4011 | 3.14% | 8.84% |
2016 | $2.2060 | 3.36% | 2.65% |
2015 | $2.1490 | 3.83% | 12.63% |
2014 | $1.9080 | 3.41% | 9.09% |
2013 | $1.7490 | 3.55% | 9.79% |
2012 | $1.5930 | 4.21% | 20.05% |
2011 | $1.3270 | 3.95% | 21.63% |
1回も減配してないねえ
VYMが減配したのは、2010年が最後だね。リーマンショックの影響だろうね
2021年の配当状況は?
7月20日までの配当金をご覧ください。
年 | 支払日 | 配当額 | 増配率 |
---|---|---|---|
2021年 | |||
2021年6月24日 | 0.7523 | -10.1% | |
2021年3月25日 | 0.6564 | 18.4% | |
2020年 | |||
2020年12月24日 | 0.8096 | 3.9% | |
2020年9月24日 | 0.7053 | -10.3% | |
2020年6月25日 | 0.8368 | 34.0% | |
2020年3月13日 | 0.5544 | -14.9% |
2021年6月は減配してるんだね
年間で見るとずっと増配してるけど、四半期で見るとちょいちょい減配してるんだね
ちなみに、2020年第3四半期から2021年第2四半期までの合計配当額は、2.9236ドル
2021年7月19日開場前時点での株価は102.33ドル
ですから、
2.9236ドル(年間分配金)÷102.33ドル=2.86%
株価チャートを確認しよう!
次に株価チャートを確認しましょう。
VYMは高配当ETFという括りですが、配当利回りが低めなので値上がりも重視していきたいですね。
しっかりと確認しておきましょう。
わかりやすいように、S&P500のETF・SPYとの比較で見ていきます。
2021年初来ではS&P500と同程度、12%ほどの株価成長!
まずは、2021年初来の株価チャートを確認しましょう
青:VYM 黒:S&P500(SPY)
おお!S&P500と同じくらい値上がりしてるよ!
6月中旬までは、S&P500よりもかなり上だったんだけど、急激に下落したね。それでも年初来では素晴らしいパフォーマンスだよ
これに加えて、配当があるんだもんね
2020年初来で見ると、S&P500には及ばないが確実な成長
コロナショックを挟んだ、2020年初来の株価チャートを確認しよう!
青:VYM 黒:S&P500(SPY)
2020年初めから見ると、+9.26%か。
SPYの32.30%に比べると、かなり見劣りするね
コロナショック前高値を回復した時期を比較してみましょう。
コロナショックからの回復は、S&P500より5ヶ月も遅かったんだね
コロナショックでの下落幅はS&P500と同等
コロナショックでの落ち込みは、S&P500より大きく見えるね
コロナショックでの下落幅をくらべてみようか
VYMは、S&P500より1.5%ほど大きく下落してるけど、大きな違いはないね
設定来(2006年)で見ると、VYMは2倍に・S&P500は3倍に
長期的なリターンを見るため、設定来(2006年)チャートを確認しましょう。
リーマンショックとコロナショックを挟んだチャートだよ!
青:VYM 黒:S&P500(SPY)
15年間の株価成長を比較すると、こうですね。
2倍と3倍だと、かなり差がついちゃってるね
そうだねえ。配当金の差でどこまで縮まるのが、逆転できるのか確認していこうね
リーマンショックでの下落幅も比較しよう
コロナショックでの落ち込みは、S&P500と同等か少し大きいくらいだったよね
リーマンショックの時の下落幅もみてみよう
VYMは、S&P500より1.8%ほど大きく下落してるけど、大きな違いはないね
配当+値上がりのトータルリターンを比較しよう!
では。配当+値上がりのトータルで比較しましょう。
どっちが高リターンなのかなあ??
青:SPYD 緑:S&P500(SPY)
設定来のトータルリターンは、90ポイントほどの差でS&P500の方が上回っていますね。
差がついたのは2018年のVIXショック以降ですね。
うーん、やっぱりS&P500は強いんだね
王道と呼ばれるだけあって、そんじょそこらの銘柄よりいいリターンだよね
VYMは投資信託として買うこともできます
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詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
今日は、経費が安く高配当が魅力の定番ETF、
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
を見てきました。
金融を中心にたようなセクターに分散投資
経費率0.06%、配当利回りは2.82%(2021.7.20時点)のVYM
非常に分散性に優れたポートフォリオです。
組み入れ比率1位の銘柄でも構成比は3.5%程度、上位10銘柄合計でも23.3%と偏りは非常に小さいです。
また、上位はダウ平均に組み込まれるような大型株が占めています。
セクターで見ると、金融が20%程度を占めていますが、生活必需品、ヘルスケア、資本財、情報技術なども10%程度を占めておりバランスよく分散されています。
2021年上半期、増配+株価上昇で最高のパフォーマンス
VYMは高配当が魅力ですが、配当利回りは3%前後。
さほど高い訳ではありません。
しかしコロナショックが直撃した2020年も減配なし。
10年連続増配を継続しています。
株価は、暴落時の下落幅や回復までの時間を比べると、S&P500よりもやや弱さを感じます。
2020年11月以降は金融セクターの好調さを背景に、急激に株価が伸びています。
この成長によってコロナ前の高値をようやく回復しましたが、
2021年6月以降、株価は急激に下落しています。
配当込みトータルリターンはS&P500に及ばず
VYMは2006年に運用を開始し、リーマンショックやコロナショックを乗り越えた歴史を持ちます。
運用開始からのトータルリターンを比較すると、
- VYM +224.5%
- SPY +312.7%
15年間で90ポイントほどの差でした。
せーじんはこれだったらS&P500でいいかなと思いますが、高配当が好きな方にはオススメできそうなETFですね
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以上【VYM】10年連続増配で安定感抜群の優良高配当ETF!配当金生活のお供に!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。