こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
今週は、仮想通貨がとんでもない下落でしたね
先週は全資産下落だったけど、今週は仮想通貨だけ?
そうだね。だから先週はよりはいいけど、仮想通貨の暴落がすごくてね
ビットコインとイーサリアムに投資してるもんね。ドキドキするね
この仮想通貨市場の混乱は、中国による規制強化の影響と言われています。
ビットコイン、荒い値動き-中国が仮想通貨取り締まり改めて表明
Joanna Ossinger、Vildana Hajric2021年5月21日 17:38 JST 更新日時 2021年5月22日 10:12 JST
- ビットコインは一時10%下げた後値を戻す、週間の下落率は約24%に
- 中国、国務院金融安定発展委員会会合後に仮想通貨に再び警告
中国当局は金融リスクを制御する取り組みの一環として、仮想通貨の採掘(マイニング)と取引を取り締まる意向だと改めて表明した。これを受け、21日の取引でビットコインは荒い値動きとなった。
ビットコインは21日に10%安の3万3550ドルを付けた後、一時は3万7620ドルまで値を戻した。中国は21日遅く、国務院金融安定発展委員会の会合後にこの方針を発表した。
出典元:Bloomberg
中国のような大国で規制されることにより影響が波及することを恐れて、
投げ売りしている投資家がいるという状況です。
では、実際にはどの程度の影響があるのでしょうか。
仮想通貨バブルは終わった
これからはもう下がるだけ。早く売った方がいい
といった意見が多いのですが、中にはこんな報道もあります。
アングル:中国の暗号資産業界に動揺なし、禁止措置の実効性弱く
[上海 20日 ロイター] – 中国当局が再び暗号資産(仮想通貨)の攻撃に乗り出したことで、ビットコイン価格は暴落した。しかし個人投資家やマイナー(採掘者)、暗号資産を扱う金融機関でさえも、禁止措置の実効性は弱いと楽観視している。
(以下略)
出典元:ロイター
- 中国の金融当局は2021年5月18日、銀行と決済企業による暗号資産関連サービスについて、これまでより厳しい禁止措置を発表した
- 今回発表された中国による仮想通貨取引規制の実効性はとても弱いだろう
- 理由は、仮想通貨関連取引と特定するのが困難であるため
- 2013年、2017年にも同様の規制措置を発表したが、効果は上がっていない
- ビットコインは過去にも50%程度の下落をしているが、最終的には過去最高を更新した
- 長期で見れば、ビットコインは優れた資産クラスである
暴落が続く仮想通貨、それに影響を受けて小幅な値動きの株価、上昇傾向に転じた金や債券
と、資産によって動きが大きく異なる5月第3週の、市場の動きを復習しましょう。
荒れた市場で、せーじんの資産は先月末と比較して、2.4%減少しました。
- 今週は中国政府による仮想通貨取引規制の発表があった
- これを受けて、ビットコインなどの仮想通貨は軒並み大暴落
- 多少の影響を受け、株価は小幅な値動き
- 金、金鉱は持ち直して上昇に転じる
- エネルギー、農作物は下落
- 長期金利は一時急上昇するも落ち着く。為替も落ち着いた動き
せーじんのポートフォリオについてはこちら
日本、米国、欧州、中国とも様子見、小幅な動きに終始
今週の値動き
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | YTD | 1年 |
日経平均株価 | 0.83 | -2.42 | 3.18 | 38.89 |
TOPIX | 1.13 | -0.54 | 5.54 | 28.89 |
JASDAQ | 0.09 | -2.39 | -0.14 | 15.84 |
NYダウ | -0.51 | 0.48 | 11.77 | 39.82 |
S&P500 | -0.43 | -0.58 | 10.64 | 40.62 |
ナスダック総合 | 0.31 | -3.89 | 4.52 | 44.47 |
ラッセル2000 | -0.27 | -2.35 | 12.34 | 63.67 |
ユーロ・ストックス50 | 0.21 | 0.31 | 13.32 | 38.56 |
上海総合指数 | -0.11 | 0.36 | 0.39 | 23.91 |
深セン成分指数 | 1.47 | 0.46 | -0.37 | 35.95 |
香港ハンセン | 1.40 | -2.26 | 4.37 | 23.94 |
先週と違ってマイナスは多くないけど、変動が小さいねえ
そうだね。TOPIX、深圳、ハンセンだけは1%以上変動してるけど、あとはプラスマイナス1%以下、小さい値動きだね
- TOPIX
- 深圳成分
- 香港ハンセン
先週は中国の2指数を除き全てが大幅マイナスとなりましたが、
今週はプラス1%を超えたのが、日中の3指数のみとなりました。
なし
今週は、大幅マイナスは無しだね
今週は大幅プラスの指数は3、大幅マイナスは0と、非常に動きの小さい週でした。
米国市場は、大幅下落したけど底打ちの兆しも今週はとても値動きの小さい週でした
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、VOOの株価チャートはこちらです。
青いところが今週の値動きだよ
1日単位でチャートを見ると、かなり変動してたんだね
先週と同じで、週の初めに下落して後半に大幅上昇してるね。
先週より出来高が減っているのはどう捉えたらいいのか
ナスダックやダウ平均は?
ナスダックとダウ平均はどんな感じだったのかな?
そうだね。株価チャートを見てみようか
ナスダックが伸びてきた感じがするね
ナスダック100は4月に最高値更新したとはいえ、力強く伸びてる感じはないよね。そろそろ伸びてくれると嬉しいんだけどなあ
今週上昇したTOPIXを確認しよう
今週大きく上昇したTOPIXはどんな値動きだったのか、確認してみよう
TOPIX連動ETFの1306の株価チャートです。
値動きが全然違うね〜
火曜日以降は4日連続陽線だね。週明けの月曜日も調子が良さそう。
でも、出来高はやっぱりかなり低いね。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
日経平均株価 | 0.83 | -4.34 | 5.17 |
TOPIX | 1.13 | -2.57 | 3.70 |
JASDAQ | 0.09 | -2.61 | 2.70 |
NYダウ | -0.51 | -1.14 | 0.63 |
S&P500 | -0.43 | -1.39 | 0.96 |
ナスダック総合 | 0.31 | -2.34 | 2.65 |
ラッセル2000 | -0.27 | -2.15 | 1.88 |
ユーロ・ストックス50 | 0.21 | -0.42 | 0.63 |
上海総合指数 | -0.11 | 2.09 | -2.20 |
深セン成分指数 | 1.47 | 1.97 | -0.50 |
香港ハンセン | 1.40 | -2.10 | 3.50 |
先週と比べると、今週は値動きが小さいね。
マイナスばかりではなくなったけど
全体として、先週よりも上向いている指数が多いですね。
仮想通貨の暴落に多少引かれ、上昇ムードに水を刺された感はありますが、
株価も下落、というほどの強い影響ではなさそうです。
ヒートマップで各セクターの状況を確認
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は、パッと見て暗い色合いって感じだね
赤も緑も暗いってことは、値動きが小さいってことだね
ヒートマップから、プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを取り上げましょう。
プラス幅が大きかったセクターは、半導体、クリーンエネルギー、金など少数
ヒートマップから読み取れるプラスリターンの大きなセクター箱の通りです。
かなり少なめですね
- 半導体
- クリーンエネルギー
- 中国
- 金、金鉱
半導体とかクリーンエネルギーが大幅プラスなんて久しぶりだね!
せーじんは半導体のレバレッジETFのSOXLをたくさん持ってるから、これは嬉しいねえ
マイナス幅が大きかったのは、エネルギー、住宅建設
大きなマイナスとなっているのは、エネルギーと住宅建設です。
- エネルギー
- 住宅建設
住宅建設は、今まであげすぎたから利益確定売りが入ってるね。
エネルギーも同じだよね
先週と比較すると、株価は失速
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
先週は真っ赤だったけど、今週はマシになったね
先週金曜日はどの指数も大幅上昇してたから、もうちょっと上がると思ってたんだけどね。
米国長期金利は安定した動き
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
先週、長期金利が消費者物価指数の発表により1.7%まで急騰しましたが、その後は落ち着いて動きをしています。
もし金利が上昇したら、どういうふうに投資したらいいの?
という方は、この記事をご覧ください。
暗号資産は大暴落!
暗号資産のチャートも確認しましょう。
ビットコインは、1週間で25%下落、最高値から45%の暴落
冒頭でもお話ししたビットコイン。
今週の主役です。
早速株価チャートを確認しましょう。
1週間で25%も下落してます。
4月の最高値からは、なんと45%下落です。
それってやばくない?
中国政府による規制の発表後の5月19日に凄まじい暴落をしています。
翌日5月20日に大きく戻したのですが、その後ずるずる下がっています。
イーサリアムは、ビットコイン以上に下落!
イーサリアムも確認していきましょう。
先週は、ビットコインが18%下落の中、イーサリアムは8%上昇していました。
今週はどうでしょう?
今週はイーサリアム下落しちゃったね〜
イーサリアムは、1週間で41%下落!
最高値からは、50%下落です!
終わりだ〜!もう終わりだ〜!
ドル円の為替レートは
ドル円の為替レートも確認していきましょう
仮想通貨市場の影響が、為替にも強く出ていますね。
全体的に円高方向への流れですが、仮想通貨が大きく動いた5月19日は一時的に円安に振れています。
翌日には再び円高方向に戻ったようですね。
円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
円高になると、日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、
円換算の資産評価額は減少します。
円安になると、円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
詳しくはこちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、5月第3週の世界の市場の動きを見てきました。
今週は中国政府の仮想通貨規制の発表により仮想通貨市場が暴落しました。
しかし、株式市場への影響は限定的で、それほど大きな値動きはしていません。
半導体、クリーンエネルギー、金が大きく上昇し
住宅建設、エネルギーが下落しました。
売られすぎたものが買われ、買われすぎたものが売られた様子です。
今のところ長期金利や為替も落ち着いており、大きく動いているのは仮想通貨市場のみです。
しかし、今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組んでおきましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況はこちらの記事で解説しています。
4月から、ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験をしています。ぜひご覧ください。
せーじんの取引履歴はこちらです
以上、【5月第3週】仮想通貨が全滅!この世はまさに大暴落!半導体急上昇!という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。