【8月第3週】5週連続株価上昇ならず!気になるFOMC議事要旨の内容とは?

こんにちは、せーじんです。

最近、株価がよく上がってるねえ

6月中旬から2ヶ月くらい、すごく上がってるよね
年初からの爆下げが底を打ったみたいにね

これからは、去年みたいに上がっていくのかなあ(ワクワク)

今年は、そうスムーズには上がらないと思うよ。
今週は久しぶりに下落しちゃったしね

今週の米国株が下落したのは、8月17日にFOMCの議事要旨が発表された影響ですね。

どのような内容だったのか、確認していきましょう。

7月FOMC議事要旨(8月17日発表)の内容
  • FRBの政策立案者は米国のインフレ圧力が弱まっているとの「証拠はほとんどない」
  • 物価上昇を抑制するために必要なだけ経済を減速させる方針を固めた
  • 今後の利上げペースについて明確な手がかりは示さなかった
  • 早ければ9月にも、利上げペースが減速される可能性があることが示唆された
インフレ対策のためなら経済は2の次だそうです

インフレ対策のためなら経済は2の次・・・株価やばいんじゃない?

先週の雇用統計では失業率が以前として非常に低水準であり、労働市場が強いことが示されています。

今回の議事録と先週の雇用統計を考えれば、

今後、FRBは積極的な利上げを継続する可能性が高まっていると感じられるでしょう。

しかし議事録では、今後のデータ次第では9月にも利上げペースを減速することも示唆しています。

FRBは結果ありきで動くのではなく、今後発表されるデータに応じて様々な選択をとると宣言したようなもの、でしょうか

ということで、FRBの決意声明(?)を聴くことのできた今週1週間の市場の動きを観察していきましょう。

8月第3週の市場の状況まとめ
  • 株式市場は、米国を中心に各国市場は大きく下落
  • 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも下落
  • 債券は、米長期国債が大きく下落
  • コモディティは、天然ガスは上昇、それ以外の貴金属、エネルギー、農作物が大幅下落
  • 米国債利回りは、長期債は上昇、短期債は横ばい、逆イールドは継続
  • 為替は、3円以上円安が進み、136円台で終了

せーじんのポートフォリオについてはこちら

今回の記事の内容

今週の株式市場を確認しよう!

米国は5週ぶりの下落!日本は大きく上昇!

それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。

指数週単位月単位年初来1年
日経平均株価1.344.050.487.10
TOPIX1.082.250.116.05
NYダウ-0.165.21-7.24-4.02
S&P500-1.215.74-11.28-4.80
ナスダック総合-2.625.35-18.79-13.66
ラッセル2000-2.946.57-12.83-9.70
英国1000.663.852.256.52
ユーロ・ストックス50-1.233.72-13.22-10.06
FTSE中国A50-0.72-2.60-13.30-8.60
香港ハンセン-2.00-3.90-15.49-20.43
Nifty 500.346.942.337.95
Investing.com 日本
世界の主要株価指数 - Investing.com 日本 世界の主要株価指数のレートをリアルタイムでご覧いただけます。それぞれの指数の現在価格、高値、安値、変動率をご覧いただけます。

今週は米国の4指数が下落してるね。
日本や英国、インドは上昇してるけど。

米国ではナスダックとラッセルが弱く、ダウはそんなに下落してないね。グロースや小型が弱かったみたい

では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。

今週1%以上値上がりした指数
  • 日経平均、TOPIX

先週は、英国・中国以外の全部の指数が1%以上上昇しましたが、

今週は、日本のみが大幅上昇しました。

日本だけが1%以上も上がったんだね。

あとで紹介するけど、議事録の発表でドル高(円安)が加速したから、その影響だろうね

では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。

今週1%以上値下がりした指数
  • S&P500、ナスダック総合、ラッセル2000
  • ユーロストックス50
  • 香港ハンセン

ナスダックやラッセルは3%近い下落だったんだね

かなり大きなマイナスだったね

今週の世界市場の傾向は
  • プラスリターンの指数が4
  • マイナスリターンの指数が7
米中欧はマイナスだったね

S&P500は200日線で反落!

この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。

薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 赤:60日移動平均 黒:200日移動平均 黄:抵抗線

好調だったSPYは、200日線にあたって跳ね返されたね。
金曜日は大きく下落していて、なんだか不穏な動きだよ

2番底まで行っちゃうのかな?

黄色の抵抗線か青の20日移動平均で切り返して上昇できれば強いけどね。どうなってもいいように準備しておいた方がいいね

この下落は、単なる押し目なのか、大きな下落の始まりなのか。

今後の動きが読めなさすぎるので、せーじんは短期のポジションは全て解消しました。

移動平均線を見ると、

  • 長期(赤)と中期(青)が上向きに、短期線(薄青)は下向き
  • 上から短期、中期、長期の順

先週突入した上昇トレンドは、すぐに終わってしまうのでしょうか。

半値戻しを達成し、このまま全戻しといくのでしょうか。

出来高は、相変わらず伸びていませんね

各セクターの状況を確認

ヒートマップを確認しよう

セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。

ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!

ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

ヒートマップの見方

今週1週間のパフォーマンスはこちら

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今週は、かなり赤が多いね

確かに赤が多いけど、緑のセクターもチラホラと見えるね

ヒートマップから読み取れる、

プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。

上昇したセクターは、エネルギー、生活必需品、天然ガスなど

まずは、今週の市場で上昇しているセクターを確認していきましょう。

S&P500以上にプラスだったセクター
  • エネルギー
  • 公益事業
  • 生活必需品
  • 天然ガス

え、これだけ?

すごく少ないね。先週は株もコモディティもあらゆるものが上がったけど、今週は逆になっちゃったね

上昇したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。

マイナスのセクターは、グロース、バリュー、コモディティ、債権と幅広い

次に、マイナスリターンのセクターを確認していきましょう。

マイナスのセクターは非常に多いので、S&P500以上のマイナスのセクターをピックアップしましょう。

インバースは除いています

今週マイナスだったセクター
  • テクノロジー、半導体、インターネット
  • コミュニケーション
  • 小売、住宅建設
  • 不動産
  • バイオテクノロジー
  • 素材、金属・鉱業
  • クリーンエネルギー
  • 中国、欧州、日本
  • 米長期国債
  • 金、銀、プラチナ、パラジウム
  • 穀物、コーン、コーヒー

マイナスのセクターはすごく多いね
株だけじゃなくて、債権やコモディティもかなり下がってるよ

日本や中国まで入ってるのは、為替の影響だね。
最初に紹介した各指数の騰落は円、人民元、ユーロ建てだったけど、この表では全てドル建てで計算しているよ。

下落したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。

バリューとグロースの強さは
  • グロース ▲2.30%
  • バリュー ▲0.27%

今週はグロースは大きく下落しましたが、バリューはかなり小さな下落に留まっています。

米国の金利を見ていきましょう

まずは、米国10年債の金利チャートを確認しましょう。

今週も年初来チャートで確認します。

株価は下がったけど、金利は上がってるね。

6月中旬から続いた下落トレンドですが、8月に入ってから上昇が続いています。

じわじわと上昇し続け、今週は3%間近の2.976%で引けています。

次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。

短期金利は、先週に続いてほぼ横ばいで推移していて、今週3.238%で引けていますね。

短期金利は長期金利とはかなり異なる動きをしているようです。

6月中旬以降に金利上昇のピークを迎えた後は下落基調にはならずに、

レンジ相場に入っています。

長短金利差(10年債金利ー2年債金利)を確認しましょう。

逆イールドが縮小し始めた!

7月中旬に発生した逆イールドは今週も継続し、6週間を超えています

長期金利の上昇を受けて、逆イールドの幅は今週やや戻しました。

逆イールドが発生すると、数ヶ月から2年程度で景気後退が訪れると言われています。

パウエルFRB議長やイエレン財務長官の発言や雇用統計からは、現在は景気後退していないと見られます。

しかし、本格的な景気後退入りが近づいている可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?

長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。

これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね

金融機関は、長短金利差から収益をあげる

金融機関は、資金を調達し、その資金を貸し付けて利子を得ることで収益を上げます。

  • 金利の安い短期金利で資金を調達
  • 金利の高い長期金利で貸付
金利の差が大きいと収益をやすいんです

いつもこの通りになるとは限らないけどね

仮想通貨は大きく下落!

仮想通貨はどうなったんだろう?

では確認していきましょう

まず、ビットコインから

薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 赤:60日移動平均 黄:5月抵抗線

ビットコインはいままで上昇してたけど、ものすごいさがったね

もうすぐ100日線に跳ね返されちゃったね
それにしても、上がるのはゆっくりなのに下がるのはあっという間だなあ

2万ドル割れは避けられましたが、この大きな下げはすごく嫌な感じです。

つづいて、イーサリアムを確認していきましょう。

イーサリアムもすごく下がってるね

移動平均線と株価の位置関係を見ると、イーサリアムの方が強さを感じるね

為替は今週、3円以上も円安が進む

ドル円の為替レートも確認していきましょう

うわ!すごい円安になってるね!

長期金利が上昇して、再びドル買いが加速してるんだね。
そして、この円安で日本株が買われるという仕組みかな

ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?

円高になると

日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。

円安になると

円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。

為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。

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まとめ

ということで、8月第3週の世界の市場の動きを見てきました。

今週は、FOMC議事要旨が公開されました。

その内容は、

  1. FRBの政策立案者は米国のインフレ圧力が弱まっているとの「証拠はほとんどない」
  2. 物価上昇を抑制するために必要なだけ経済を減速させる方針を固めた
  3. 今後の利上げペースについて明確な手がかりは示さなかった
  4. 早ければ9月にも、利上げペースが減速される可能性があることが示唆された

今後発表される経済データに基づいて、今後の政策を決める。

決め打ちはしない

というようなことを明言した形となりました。

株式市場は5週ぶりにマイナスとなり、コモディティや債権も大きく下落しました。

この下落はただの押し目なのか、ここから2番底まで下がってしまうのか。

どちらのシナリオになっても対応できるよう、準備を進めていきましょう。

本当に底打ちしたのでしょうか?

それは誰にもわかりません。

が、少しずつ買い向かい時期に来たのかも、とせーじんは考えています。

株式市場は

米国では多くのセクターの株価が下落しました。

セクター別に見ると、

上昇したセクターは、エネルギー、公益事業、生活必需品素材など

下落したセクターは、テクノロジー、金属・鉱業、小売、住宅建設、バイオ、素材など

不況に強いセクターが強さを発揮しましたが、それ以外の多くのセクターが下落しました。

グロース、バリュー共に幅広く下落しましたが、グロースの方がより大きな下落でした。

その他の市場は

エネルギーは、天然ガスが大きく上昇、原油が下落

貴金属は、金、銀、プラチナ、パラジウム、金鉱は大きく下落

農業商品は、コーン、穀物、コーヒーともに大きく下落

債券は、国債がやや下落しました。

仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに下落しています。

為替は、3円以上円安が進み136円台で引けています。

長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう

長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること

長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。

安眠できる長期投資のコツとは
  1. 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
  2. 適度な分散
  3. 余力(現金)を残しておく

短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。

こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!

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以上、【8月第3週】5週連続株価上昇ならず!気になるfomc議事要旨の内容とは?という話題でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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