【VOX・XLC】コミュニケーションサービス(通信サービス)セクターETFを徹底比較!FDNとはどう違う?

2021.7.13 改稿しました。

こんにちは、せーじんです。

2021年に入って、大型テック銘柄の代表格・GAFAMの株価がよく伸びています。

特に、アルファベット(google)とFacebookの伸びがすごいんだよ!

へー、そんなに伸びてるの?

このチャートを見てよ

2021年1月以降の、GAFAMとナスダック100の株価チャートを確認しましょう。

青:アルファベット 赤:フェイスブック 緑:マイクロソフト 紫:アマゾン 黄:アップル 黒:NASDAQ100

おお、ほんとだ!青のアルファベットと赤のフェイスブック、すごいね!

でしょ?今日は、この2銘柄を両方とも含むセクターETFを紹介するよ

米国セクターETFの、コミュニケーションサービス通信サービス)セクターETFのVOXとXLCです。

コミュニケーションサービスセクターって何?

コミュニケーションサービスセクターとは
  • 英語では、Communication servicesと表記します
  • 日本語では、「通信サービス」、「コミュニケーションサービス」などと呼ばれます
  • このセクターには、電話通信、双方向メディア、娯楽などの業種が含まれます
  • 代表的な銘柄は、アルファベット、フェイスブック、ベライゾン、ウォルトディズニーなど

コミュニケーションサービスセクターの市場規模を確認しましょう。

こういう時は、S&P500のセクター別構成比を確認するとわかりやすいですよ。

出典元:ステートストリートWebページのデータを使ってせーじんが作成しました

一般消費財の割合は11.1%で、11業種中5番目。
割合で見ても順位で見ても、真ん中あたりのセクターだね

セクターETFといえば、過去にたくさんの記事を書いています。

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今回の記事の内容

通信サービスセクターETFは、VOXとXLCが代表的ですね

通信サービスセクターの代表的なETFは、この2つです。

通信サービスセクターのETF

バンガード コミュニケーション サービス ETF(VOX)

コミュニケーション サービス セレクト セクター SPDRファンド(XLC)

この2銘柄を比較しましょう。

ティッカーVOXXLC
運用会社バンガードステートストリート
設定日2004.9.292018.6.18
総資産42億6800万ドル141億9800万ドル
出来高270,7873,568,606
分配金0.65%0.68%
経費率0.10%0.12%
出典元:Bloomberg

どちらも超大手による運営。資産規模は十分

VOXはバンガード、XLCはステートストリートによる運営です。

どちらも米国の資産運用会社として大手3社に数えられる会社です。

総資産も出来高も、すごい差があるね

XLCのほうが、総資産は3倍以上、出来高は10倍以上大きいね。
でもVOXの規模でも十分に大きいから、心配いらないよ

経費はどちらも安い、分配金も大きな差はない

経費はVOXが0.10%、XLCが0.12%かあ。どっちもすごく安いね

そうだね。差は0.02%しかないから、誤差みたいなもんだし。

100万円投資した場合の経費は

VOXの経費は、100万円×0.10%=1000円/年

XLCの経費は、100万円×0.12%=1200円/年

その差は、200円/年となります。

うーん、誤差だね

分配金にも、大きな差はないですね。

VOXとXLCの構成銘柄を確認しよう

この2つのETFの構成銘柄を比較しましょう。

構成銘柄数

まずは、各ETFを構成する銘柄の数を比較しましょう

VOXXLC
構成銘柄数124銘柄27銘柄
出典元:ETF.com

銘柄数が全然違うね!

5倍近い差があるね。

構成上位銘柄は、ほとんど変わらないですね

では、構成銘柄を確認していきましょう。

順位VOX%XLC%
1フェイスブック16.55フェイスブック22.49
2アルファベット
クラスA
11.19アルファベット
クラスA
11.89
3アルファベット
クラスC
11.19アルファベット
クラスC
11.62
4ウォルトディズニー6.04チャーター4.60
5コムキャスト4.47コムキャスト4.60
6ネットフリックス4.45ウォルトディズニー4.56
7ベライゾン4.22T-モバイル4.51
8AT&T4.06ネットフリックス4.50
9チャーター2.49ベライゾン4.50
10T-モバイル2.17AT&T4.44
10銘柄合計66.8310銘柄合計77.99
出典元:ETF.com

ありゃ!同じ銘柄ばっかり!

VOXとXLCは、順位の入れ替わりはありますが上位10銘柄は全て同じ銘柄です

構成上位銘柄の占める割合を比較しましょう。

VOXXLC
上位3銘柄38.93%46.00%
上位10銘柄66.89%77.99%
全構成銘柄数114銘柄27銘柄

上位3銘柄は、FacebookとアルファベットクラスA、クラスCですから、

フェイスブックとグーグルの占める割合という意味合いです。

VOXの方が上位3銘柄の割合も、上位10銘柄の割合も低くなっています。

また、構成銘柄もVOXのほうが4倍以上多いですね。

分散性はVOXが上!

VOXの方が分散性は高いですが、

それと引き換えに成長著しいアルファベットとフェイズブックの割合は下がってしまいます

この差が、株価の動きにどう影響しているのか、リターンを確認しましょう

VOX、XLC、FDNのリターンを確認しよう

ではVOXとXLCのリターンを確認しましょう。

VOX・XLCと同様に、フェイスブックとアルファベットを主力とする「FDN」、

S&P500のETF:SPYを比較対象として加えます。

2015年から2021年7月の値動きは
  • 情報技術が圧倒的な好成績
  • S&P500が全セクター中3位の成績
  • S&P500を超えているのは、情報技術と一般消費財のみ
  • エネルギーのみがマイナスリターン
  • それ以外の全てのセクターはプラスリターン
とにかく情報技術が強い5年間

コミュニケーションサービスセクターは、長期では低リターン??

10年ほどの長期チャートを確認しましょう。

赤:XLC 青:VOX 黄:FDN 黒:S&P500(SPY)

XLC(赤)は2018年から運用を開始したので、途中から始まっています。

XLCは一旦置いておいて、VOX(青)・SPY(黒)・FDN(黄)を比較してください。

VOXは、FDNとかS&P500よりもすっごく下じゃん

FDNどころか、S&P500にもかなり負けてるよね。
でもね、このデータは無視してOKなんだよ

え、なんでなんで?

長期データは無視してOK。2018年までとは全くの別物だからです

実はね、2018年9月に大規模なセクターの変更があったんだよ

セクターの変更?

2018年9月の大規模なセクター変更

2018年9月28日、米国市場では以下のような変更が行われました。

  1. 「電気通信セクター」は「コミュニティサービス(通信サービス)セクター」に名称を変更
  2. アルファベット、フェイスブック、ツイッターが情報技術セクターからコミュニティサービスセクターへ移動
  3. ネットフリックス、ウォルトディズニーが一般消費財からコミュニティサービスセクターへ移動

へー、アルファベット、フェイスブック、ネットフリックス、ディズニーが通信に移ってきたんだ

2018年9月以前とは、構成する株式の50%以上が異なるまさに全く別物のセクターになったのです。

だから、それ以前のデータは無視してOKというわけ。
ちなみに、変更前はベライゾンやAT&Tなどの通信銘柄が多くを占めていましたよ

コミュニケーションセクターが今の形になった、2018年9月以降の株価チャートを確認しましょう

それでは、コミュニケーション(通信)セクターが今の形になった2018年9月以降の株価チャートを確認しましょう。

赤:XLC 青:VOX 黄:FDN 黒:S&P500(SPY)

これこれ、こういうリターンを期待してたのよ。GAFAの2つが入っただけあって、S&P500より上だし、FDNとも同等だね

セクター変更後は、高リターンのセクターに生まれ変わったね。
VOXとXLCの差はどう?

うーん。抜きつ抜かれつで、ほとんど同じくらいかな

2020年初来、好調のS&P500を上回る成長!

2020年初来のチャートを確認しましょう

赤:XLC 青:VOX 黄:FDN 黒:S&P500(SPY)

コロナショックでの下落はS&P500と同じくらいかな。その後の回復はすごいスピードだね

VOXとXLCは、やっぱり抜きつ抜かれつで大きな差はなさそうだね

コロナショックでの下落は小さく、回復も早かった

コロナショックでの最大ドローダウンを比較しましょう。

出典元:etfreplay.com

VOX・XLC・FDNは、S&P500よりも小さい下落だね

アルファベットやフェイスブックは、巣ごもりに強い銘柄だからね。下落幅が小さくなったのも頷けるね

2021年初来、好調のS&P500を上回る成長!

2021年初来のチャートを確認しましょう

赤:XLC 青:VOX 黄:FDN 黒:S&P500(SPY)

2021年はS&P500が好調だったよね。
FDNもS&P500より下になってるのに、コミュニケーションサービスセクターはS&P500超えてるよ!

コミュニケーションサービスセクターには、グロースもバリューも含まれてるからね。グロースが弱い相場でも成長が見込めるんだね

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まとめ

ということで、コミュニケーションサービスセクターにまとめて投資できるETF

  • バンガード コミュニケーション サービス ETF(VOX)
  • コミュニケーション サービス セレクト セクター SPDRファンド(XLC)

を紹介しました。

コミュニケーションサービスセクターとは

コミュニケーションサービスセクターは、アルファベットとフェイズブックが40%程度を占めるセクターです。

良くも悪くも、この2銘柄の値動きがセクター全体の動きを大きく左右することになります。

2018年9月のセクター変更によって、現在の時価総額で50%以上が入れ替わったセクターです。

それ以前のデータは全く参考になりません

2020年3月のコロナショックではS&P500よりも小さい下落幅、

2020年4月以降の回復局面ではS&P500を超える株価上昇を見せています。

2021年に入ってからも好調が続き、S&P500をアウトパフォームし続けています。

グロース不調の中、コミュニケーションサービスセクターが成長している要因はその分散性にあります。

このセクターは、アルファベットなどのグロースだけでなく、ベライゾンやAT&Tなどのバリュー株もある程度含まれています

VOXとXLCの違いは分散性。リターンや経費はほぼ同じ

今回比較した2つのETFの違いは、

分散性です。

投資対象銘柄数、上位銘柄の占める割合ともにVOXの方が分散性に優れていますが、

それは同時に株価上昇の著しいアルファベットやフェイスブックの割合が低いということです。

チャートを比較するとリターンはほぼ同じでした。

であれば、

分散性が高く、経費がわずかに安い、VOXに軍配が上がるのではないでしょうか。

まあ、これは完全にお好みでいいと思います。

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せーじんの資産状況や取引の履歴を毎月報告しています。

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2021年4月から、ETF、レバレッジ投信、CFDのリターン比較実験をしています。

こちらも毎月最新の実験結果を報告していますので、ぜひお越しください。

以上、【VOX・XLC】コミュニケーションサービス(通信サービス)セクターETFを徹底比較!FDNとはどう違う?という話題でした。

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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