こんにちは、せーじんです。
しばらく上昇していた株価ですが、先週は下落に転じてしまいましたね。
今週はどうなったのでしょう。
下落は一時的、、、だったんだよね
だとよかったんだけどね。
今週も下がっちゃったよ
ええ〜
コロナショック後の相場は上昇一辺倒だったけど、もうあの期間は終わったって考えないとね
それでは、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、世界の主要指数はほとんど下落
- 仮想通貨も、ビットコイン、イーサリアムとも大きく下落
- 債券も、大きく下落
- コモディティは、貴金属、エネルギー、農作物とも大幅に上昇
- 米国債利回りは長期が大幅上昇で金利差拡大
- 為替は、再び円安進行で126円突破
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今週の株式市場を確認しよう!
株価は世界中で下落
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | 0.40 | 5.17 | -5.90 | -8.73 |
TOPIX | -0.03 | 2.32 | -4.82 | -3.29 |
NYダウ | -0.78 | 1.14 | -5.19 | 0.73 |
S&P500 | -2.13 | 0.79 | -7.84 | 4.95 |
ナスダック総合 | -2.63 | -0.64 | -14.66 | -4.99 |
ラッセル2000 | 0.59 | -1.20 | -10.64 | -11.33 |
ユーロ・ストックス50 | -0.25 | -1.05 | -10.46 | -4.57 |
上海総合指数 | -1.25 | 1.28 | -11.77 | -6.29 |
深セン成分指数 | -2.60 | -2.94 | -21.60 | -15.10 |
香港ハンセン | -1.62 | 7.12 | -8.03 | -25.72 |
うーん、今週もほとんどの指数が下がってるねえ
ナスダックとS&P500が、割と大きめに下がってるね
そうだね。ただ、全体的な下落幅は先週より小さめだね
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- なし
先週は、1%以上上昇した指数はありませんでしたが、
今週も、先週と同様に1%以上上昇した指数はありませんでした。
2週連続で1%以上の上昇なしなんて、初めてじゃない?
そうだね。このブログを始めて1年半くらいだけど、初めてのことだね
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- S&P500、ナスダック総合
- 上海総合、深圳成分、香港ハンセン
先週は、日米欧中の幅広い指数が大幅マイナスでしたが、
今週は米国と中国の指数が1%以上マイナスとなりました。
日本と欧州は小さなマイナスだし、米国でもダウ平均の下落は小幅だったね
S&P500は大きく下落も長期線で下げ止まり
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。
日足チャートで見ると、よくわかるよ
薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 オレンジ:60日移動平均
月曜日以にガクンと下がってから、停滞してるね
そうだね。今週は、60日移動平均線で下げ止まってるね。
現在の株価440ドル付近は、2月14日の底値と3月3日の天井です。
このサポートラインで割り込んでしまうと、もう一段階下落する可能性が高いですね。
来週も株価の推移から目が離せませんよ。
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
うわー、今週も真っ赤だね・・・
明るい緑もたくさんあるよ!
上がったセクターは大きく上がってるよ
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
上昇したセクターは、エネルギー・貴金属・農作物など
今週の市場を、よくみていきましょう。
インバースやレバレッジは除きますよ
- エネルギー
- 金属・採掘
- 小売
- 金鉱、金、銀、プラチナ、パラジウム
- 原油、天然ガス
- コーン、穀物
あんなに真っ赤に見えるけど、意外といろんなセクターが上昇してるね。
コモディティとその関連株が全体的に強いね。
このコモディティ上昇が、株価下落の一因になってるんだけどね
コモディティが上がると株価が下がるの?
コモディティがここまで急激に上がると、企業の原材料費・燃料・輸送などのコストが急上昇します。
コストが上昇すると利益が圧迫されるため、株価の下落につながるのです。
絶対ではないけどね
マイナスのセクターは、情報、半導体、クリエネ、米国債など
次に、マイナスリターンのセクターを探してみましょう。
マイナスのセクターはすごく多いので、S&P500以上のマイナスとなったセクターのみ紹介しますよ
- 情報技術、半導体
- バイオテクノロジー
- クリーンエネルギー
- 米長期国債
あれ、意外と少ないね
先週と同じで、指数に与える影響が最も大きい情報技術セクターが大きく下落してるんだね。
それに、国債の大幅下落も長引いているよ
これはどうして?
今週も米国の金利がすごく上がったからね。
金利は後の項目で見ていくよ
- グロース -4.27%
- バリュー -0.32%
今週は、グロースは大きくマイナス、バリューは小さなマイナスでした。
どちらも下がっていますが、バリューの方がマシでしたね。
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
あれ、ほとんど同じじゃん!
ほんとだね。ぱっと見では全く同じに見えるね。
先週と今週の相場は、ほとんど同じ傾向だったんだね。
米国の金利を見ていきましょう
まずは、米国10年債の金利チャートを確認しましょう。
米10年債の利回りは、今週も上昇を続けています。
3月上旬ごろに1.7%台だった10年金利は、今週2.8%に達しました。
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債は今週はやや下落していますね
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)を確認しましょう。
長期金利は上昇、短期金利は下落だから金利差はかなり大きくなったね。
逆イールド発生以来、金利差は広がり続けてるよ
ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の拡大は、主に金融セクターへプラスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
いつもこの通りになるとは限らないけどね
仮想通貨はどうなった?
仮想通貨はどうなったんだろう?
では確認していきましょう
ビットコインは今週も大きく下落
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
薄青:5日(短期)移動平均 青:20日(中期)移動平均 オレンジ:60日(長期)移動平均
ビットコインは大きく下落して、4万ドル台割れ目前で反発したね
また下がっちゃいそうなの?
短期線が長期線を割っちゃったし、中期線も下を向いたね。
4万ドルを割ったら、弱気になっちゃうよね
イーサリアムも大きく下落
イーサリアムはどうだろう?
薄青:5日(短期)移動平均 青:20日(中期)移動平均 オレンジ:60日(長期)移動平均
イーサリアムも、すっごく下がってるねえ
そうだね。でも、イーサリアムは60日線付近で反発したね。
ただ、5日線で頭を抑えられながら下がってるね
円安の進行が続く!ついに126円を超える
ドル円の為替レートも確認していきましょう
今週も円安が進んでますよ〜
うわ!すごい上がり方!
先週終値の124円29銭から、一気に126円46銭まで到達したね
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、4月第3週の世界の市場の動きを見てきました。
今週も株式相場は下落していますが、その原因と目されているのは
- 金利の急上昇
- インフレの加速(商品価格上昇)
ですね。
さらに、ウクライナ情勢の長期化が先行き不透明感を強めています。
株式市場は
日米欧中の主要な指数の多くは下落しました。
特に米国のS&P500とナスダックが大きく下落しています。
セクター別に見ると、
上昇したのは、エネルギー、金属・採掘、小売など
下落したのは、情報技術、半導体、クリーンエネルギー、バイオテクノロジーなどでした。
グロース株は大きく下落、バリュー株は小さく下落しています。
その他の市場は
エネルギーは、天然ガスと原油は大きく上昇
貴金属は、金・銀・プラチナ・パラジウムが大幅上昇
農業商品は、穀物、とうもろこしが大きく上昇しています。
債券は、大きく下落しました。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムとも大きく下落しています。
為替は、急激な円安が続き、126円を突破しています。
グロース株を中心に弱気な相場
コモディ価格の急上昇に現れている高いインフレ率、
そして急騰する金利
により、株式相場は軟調な状態が続いています。
特に、情報技術を中心としたグロース株が非常に弱いですね。
相場を取り巻く環境は不透明で、終わりの見えないものとなっています。
今後もどうなるか予測がつきません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
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どれが一番儲かるのかな〜?
【4月第3週】コモディティ急騰続く!グロース株危機はインフレと金利上昇という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。