こんにちは、せーじんです。
先週は株価がすっごく上がって、年末ラリー開始かも!?
なんて話だったよね。
今週も爆上げ、したのかな~?
2022年の相場は、そんなに甘くないんだな~
え~!!
今週は、とくに大きなイベントがあるわけではありませんでした。
が、先週の株価上昇にクギを刺すべく、
今週はFRB当局者らがタカ的な発言を繰り返しています。
- 物価上昇圧力が弱まっている証拠はほとんどない
- インフレ抑制に向け一段と取り組む必要がある
- これまでの利上げは、観測されるインフレに対して限られた効果しかない
これらの発言を受けて、米国を中心に株価はやや下落しました。
と同時に、先週非常に大きく進んだ円高は一服しています。
ということで、今週1週間の市場を観察していきましょう。
今週の株式市場を確認しよう
日米が下落、欧中が上昇
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -1.29 | 3.75 | -3.1 | -6.21 |
TOPIX | -0.54 | 4.52 | -1.27 | -3.79 |
NYダウ | -0.01 | 8.57 | -7.13 | -5.21 |
S&P500 | -0.69 | 5.66 | -16.8 | -15.59 |
ナスダック総合 | -1.57 | 2.64 | -28.76 | -30.59 |
ラッセル2000 | -1.86 | 6.05 | -17.71 | -21.15 |
英国100 | 0.92 | 5.97 | 0.01 | 2.24 |
ユーロ・ストックス50 | 1.46 | 12.89 | -8.69 | -9.91 |
FTSE中国A50 | 0.05 | -0.56 | -21.84 | -21.45 |
香港ハンセン | 3.85 | 10.99 | -23.1 | -28.17 |
Nifty 50 | -0.23 | 4.16 | 5.49 | 3.06 |
日本と米国は下がってるねえ
欧州と中国は上がってるよ
まあ、下がってるといっても先週はナスダックが8%も上がったからね。
先週の上昇に比べれば、まだまだ小さい下落だよ
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- ユーロストックス50
- 香港ハンセン
今週は、ユーロストックス50と香港ハンセンのみが1%以上上昇しました。
特に香港は3.85%の暴騰を見せています。
英国も0.92%の上昇と、1%に迫る上昇を見せました。
- 日経平均
- ナスダック総合、ラッセル2000
米国市場でグロース株中心のナスダックとラッセルが大きく下落していますね。
また、半導体株との相関性が高い日経平均も大きく下落しています。
バリューの割合が大きいNYダウがほぼ下落していないところを見ると、
グロースを中心に下落していると想定できますね。
S&P500は下落するも100日線を割らず
この2週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。
薄青:5日移動平均 青:25日移動平均 赤:50日移動平均 紫:100日移動平均 黄:抵抗線
上がったり下がったりしたんだね
木曜日の下落も100日線で切り替えしてるね。大きな下落にならなくてよかったよ
今週は下落したものの、紫の100日線をサポートに切り返すことができました。
また、50日線と25日線がゴールデンクロスを組み、
MACDはいまだ上昇トレンドの継続を示しています。
せーじんは、25日線まで調整してから反発上昇、というシナリオを想定しています。
下落するシナリオも想定しなきゃいけないですけどね
その他テクニカル指標も確認しましょう。
1段目:株価・ボリンジャーバンド、2段目:MACD、3段目:RSI
ボリンジャーバンドは、バンドウォークせずに調整が入りました。
RSIもやや下落気味ではありますが、50以上のラインでとどまっています。
せーじんは25日線で切り返して上昇というシナリオ通りに動くのか、しばし様子見をしようと思います。
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は、なんとなく赤(マイナス)のほうが多いかな
そうだね。どちらかというと株やコモディティは赤が多くて、債券は緑が多い印象だね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
上昇したセクターは、天然ガス、ヘルスケア株、米長期国債、中国株など
まずは、今週の市場で上昇しているセクターを確認していきましょう。
インバースは除いています
- ヘルスケア
- 公益事業
- 生活必需品
- 航空・防衛
- クリーンエネルギー
- 中国
- 天然ガス
- とうもろこし
- 米長期国債、社債
上昇したセクターはバリューが多そうだね。
長期国債は2週連続の大きな上昇だね
天然ガスは7%以上も上がったよ。
今週最も上昇したセクターだね
上昇したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。
マイナスのセクターは、情報技術、エネルギー株、原油、農作物など
次に、マイナスリターンのセクターを確認していきましょう。
S&P500以上にマイナスだったセクターを紹介していきます。
- 情報技術、半導体
- エネルギー
- 一般消費財
- バイオテクノロジー
- 素材
- 金融
- 不動産
- ブラジル
- 原油
- 金、銀、プラチナ、パラジウム
- コーヒー、穀物
株は、ほとんどのセクターがマイナスだね。
原油や貴金属も弱いし、農作物もマイナスか
やっぱりマイナスのセクターがすごく多いね。
下落したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。
- グロース ▲1.59%
- バリュー +0.10%
今週はグロースは下落でしたが、バリューはわずかに上昇しました。
米国の金利を見ていきましょう
では、米国の金利を確認していきましょう。
黒:長短金利差 、橙:10年債利回り 、 薄青:2年債利回り
今週は短期債も長期債もちょっと上がったね
FRB当局者が利上げ継続の発言を連発したことで、金利が再び上向き始めたんだね。それで株価も下落したと
そして、長期金利よりも短期金利が大きく上昇したことで、長短金利差は拡大傾向にあります。
7月5日以来続いている長短金利差の逆イールドは、現在でも解消するどころか拡大しています。
逆イールドは、発生から数ヶ月~2年程度で景気後退が訪れると言われています。
巷で言われている通り、2023年は本格的な景気後退入りしてしまうのでしょうか。
その可能性は高まっているといえるでしょう。
ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
いつもこの通りになるとは限らないけどね
仮想通貨は動きが止まる
最初に、仮想通貨の取引所が破綻したって言ってたよね。
仮想通貨はどうなったんだろう?
では確認していきましょう
まず、ビットコインから
薄青:5日移動平均 青:25日移動平均 赤:50日移動平均 紫:100日移動平均
あれ、値動きが・・・ない?
ビットコイン死んだ?
恐ろしいくらいに動きがなくなったね。
こういう時は、動き始めたときは大きく動くかもしれないよ
つづいて、イーサリアムを確認していきましょう。
イーサリアムも静かになったね
だね。こっちも動き初めたら大きいだろうから要注意!
円高一服。すこしずつ円安に
ドル円の為替レートも確認していきましょう
また、ちょっとずつ円安になってきたね
さっきも言ったけど、FRBがまだまだ利上げするなんて言ってるからね
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
来週の重要イベント
来週の重要イベントを確認していきましょう。
短期トレードのポジションを持っている人は、要注意!
時間 | 通貨 | 重要性 | 指標 |
---|---|---|---|
2022年11月23日 水曜日 | |||
1日中 | 日本 | 祝日 | 日本 – 勤労感謝の日 |
22:30 | 米国 | コア耐久財受注 (前月比) (10月) | |
2022年11月24日 木曜日 | |||
1日中 | 米国 | 祝日 | アメリカ – 感謝祭 |
00:00 | 米国 | 新築住宅販売戸数 (10月) | |
2022年11月25日 金曜日 | |||
祝日 | アメリカ – 感謝祭 – 13:00に早引け |
先週の記事で、「来週の予定」として上記のスケジュールを掲載しておりましたが誤りでした。
申し訳ありませんでした。
今週はFRB当局者の発言により、先週とは全く異なる市場環境になりました。
来週は大きなイベントはありませんが、市場の空気がどうなっていくのか不透明な状況が続きます。
油断できません。
水曜日は日本の祝日、
木曜日と金曜日は米国の祝日ですから注意してください。
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詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
この下落相場で、CFDとレバ投信は大ピンチです
以上、【11月第3週】株価下落で年末ラリーに冷や水!その原因は?という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
欧中は上昇