こんにちは、せーじんです。
米国株はまだまだ厳しいねえ
え、どうなっちゃったの?
インフレへの対応を最優先ってことは??
株価や景気、雇用よりもインフレを優先する
=どんどん利上げするってことだろうね
インフレ対策最優先ということは以前からパウエル議長が話していた内容ですが、
この発表を受けて株価は非常に大きく下落しました。
S&P500の株価チャートを確認しましょう。
CPI発表日と政策金利発表日に、ガツンと下がってるね!
この大きな下落で、6月の年初来安値まで下がってきたね。
ここを割ったらズルズル下がるかもしれないよ
ひええ〜
ということで、今週1週間の激動の市場を観察していきましょう。
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
世界の株が暴落!特に米国がひどい!
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -1.50 | -5.19 | -5.69 | -10.23 |
TOPIX | -1.16 | -3.21 | -3.83 | -8.35 |
NYダウ | -3.99 | -8.34 | -18.57 | -14.97 |
S&P500 | -4.65 | -8.98 | -22.51 | -17.11 |
ナスダック総合 | -5.07 | -10.49 | -30.53 | -27.78 |
ラッセル2000 | -6.63 | -11.77 | -25.35 | -25.44 |
英国100 | -3.01 | -5.50 | -4.96 | -0.47 |
ユーロ・ストックス50 | -4.34 | -7.08 | -22.10 | -19.48 |
FTSE中国A50 | -1.32 | -5.19 | -17.85 | -14.57 |
香港ハンセン | -4.42 | -11.09 | -23.35 | -25.87 |
Nifty 50 | -1.16 | -1.32 | -0.15 | -2.95 |
今週は全部の指数が下がっちゃったね。
とくに米国と欧州がひどいよ
ナスダックは▲5%もの大幅下落!
年初来が▲30%になったね
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- なし
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- 全て
うわ!全部1%以上の下落!?
こんなのブログ開始以来初めてのことだね。
これが大底なのか、まだ掘るのか。
怖すぎる〜
S&P500は年初来安値を抜けるのか?
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。
薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 赤:60日移動平均 紫:100日移動平均 黄:抵抗線
先週のCPIと今週の政策金利で大きく下落したね。
6月の底値で一旦跳ね返されたけどここで止まるかな?
出来高は大きくなっていますが、特筆するほどではありません。
移動平均線やMACDなどは明らかな下落トレンドを示しています。
が、今後の動きが読めなさすぎるので、せーじんは売りも買いも含めて短期のポジションは全て解消しました。
上から中期、長期、短期の順
上昇トレンドへの転換にも見えますが、来週はどうなるのでしょうか。
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
うーん、真っ赤っか。
笑うしかないね
株だけじゃなく、コモディティも債権も全滅だね。
ちらほら見える緑は、インバースしかないし
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
上昇したセクターは、ブラジル、コーヒー
まずは、今週の市場で上昇しているセクターを確認していきましょう。
インバースは除いています
- コーヒー
- ブラジル
上がったセクターはこれだけ?
うん。全面安の展開だね
上昇したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。
特に大きなマイナスのセクターは、エネルギー、不動産、一般消費財
次に、マイナスリターンのセクターを確認していきましょう。
マイナスのセクターは非常に多いので、特にマイナス幅の大きいセクターをピックアップしましょう。
- エネルギー
- 不動産
- 一般消費財、小売
- 素材、採掘・鉱業
- コミュニケーション
- 半導体
- バイオテクノロジー
- 欧州、カナダ、新興国
- 天然ガス、原油
- プラチナ
特に大きなマイナスだけでこんなに?
この中でも特にエネルギーセクターが酷くて、▲10%を超えてるんだよ
レバレッジでもないのに、すごいねえ
下落したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。
- グロース -5.06%
- バリュー -5.07%
今週はグロースもバリューも同じくらい大きく下落しました
米国の金利を見ていきましょう
では、米国の金利を確認していきましょう。
今週も年初来チャートで確認します。
黒:10年債利回り 、橙:2年債 、 薄青:長短金利差
短期債も長期債も上がり続けてるよ
8月以降に続いていた金利上昇は、今週も継続しています。
2年債金利は4.212%となり2007年以来15年ぶり、
10年債金利は3.691%となり2010年以来12年ぶり
の高水準となりました。
7月5日以来逆イールドが続いている長短金利差ですが、現在でも解消する気配はありません。
それどころか、逆イールドの幅は拡大してしまっています。
逆イールドが発生すると、数ヶ月から2年程度で景気後退が訪れると言われています。
短期金利は、先週に続いてほぼ横ばいで推移していて、今週3.238%で引けていますね。
短期金利は長期金利とはかなり異なる動きをしているようです。
6月中旬以降に金利上昇のピークを迎えた後は下落基調にはならずに、
レンジ相場に入っています。
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)を確認しましょう。
逆イールドが縮小し始めた!
7月中旬に発生した逆イールドは今週も継続し、6週間を超えています。
長期金利の上昇を受けて、逆イールドの幅は今週やや戻しました。
逆イールドが発生すると、数ヶ月から2年程度で景気後退が訪れると言われています。
本格的な景気後退入りが近づいている可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
いつもこの通りになるとは限らないけどね
仮想通貨も下落
仮想通貨はどうなったんだろう?
では確認していきましょう
まず、ビットコインから
薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 赤:60日移動平均 黄:抵抗線
ビットコインは今週も下がってるねえ
2万ドルを割ってきちゃってるしね。
ただ、1万9000ドルのサポートラインはかなり強いから、ここらで止まるかもしれないね
サポートラインが強いということは、一度割ったら強い抵抗線にもなるということ。
要注意ですね。
つづいて、イーサリアムを確認していきましょう。
イーサリアムも下がってるねえ
9月11日の高値から、26%も下げちゃってるからね
ビットコインが13%の下落だから、倍以上も下落してるよ
為替介入でやや円安に
ドル円の為替レートも確認していきましょう
為替は横ばいだったんだね
政策金利が発表された9/22は、一時146円に届くかというところまで円安が進んだけどね。日銀による為替介入が発表されて円安が収まったよ
円安や円高が進みすぎた場合に、政府や日銀が円を買ったり売ったりすることで為替の動きを調整すること。
今回は円安の是正が目的なので、手持ちのドルを売って円を買うことになります。
今回の円安は日本だけが低金利という原因があるため、介入の影響は一時的とみられています。
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
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詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
この下落相場で、CFDとレバ投信は大ピンチです
以上、【9月第4週】米国大暴落!でもFRBは株価よりインフレ対策が最優先という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。