こんにちは、せーじんです。
もう7月になっちゃったね。
2022年も半年が過ぎてしまいました
年初から下げ続けて、もう半年かあ
せーじんの資産も散々だけど、世界の著名な資産家も例外なく資産が経てるらしいよ
へ〜
世界の大富豪500人、1-6月に資産1.4兆ドル失う-過去最悪の半年
Josephine Walker
2022年7月1日 23:10 JST
- マスク、ベゾス、ザッカーバーグ3氏などの資産が急減
- 中銀がインフレ対応で利上げを実施する中、世界的に株式相場が急落
米テスラの最高経営責任者(CEO)、イーロン・マスク氏の資産は620億ドル(約8兆3900億円)近く急減。米アマゾン・ドット・コムの創業者、ジェフ・ベゾス氏は約630億ドルの資産を失ったほか、米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグCEOは資産が半分を割り込んだ。
世界の大富豪500人の資産は全体で2022年1-6月に1兆4000億ドル消失。極めて大幅な減少で、世界のビリオネアにとっては過去最悪の6カ月となった。
超富裕層の資産は過去2年間に拡大していた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)をきっかけに、世界各国・地域の政府や中央銀行が前例のない規模の刺激策を講じたことが背景にある。
今では高いインフレに対応するための利上げが実施され、バリュエーションが高い銘柄の一角が急速に下落、そうした企業や株式を所有するビリオネアにも影響が及んでいる。テスラの株価は4-6月(第2四半期)に四半期ベースで上場以来最大の下落となったほか、アマゾンはドットコムバブル崩壊以来の大幅安となった。
出典元:Bloomberg
8兆円失ったとか、スケールが違い過ぎて共感できないんですけど
これだけの大金持ちでも、この暴落を受けて大きく資産を減らしちゃってる。みんな資産が減ってると思うけど、自分だけじゃないからってこと
無理に減った資産を取り返しに行ったり、退場したりしなくていいよってことね?
そうそう。そういうこと
ということで、1週間の市場の動きを観察していきましょう。
- 株式市場は、中国以外は下落
- 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも下落
- 債券は、米長期国債が上昇
- コモディティは、天然ガス・金鉱・銀・農作物が大きく下落
- 米国債利回りは、長期・短期とも急落、金利差は横ばい
- 為替は、再び136円を突破するも週末には135円台で終了
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
中国以外は大幅下落!
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.10 | -6.58 | -9.92 | -9.89 |
TOPIX | -1.16 | -4.56 | -7.39 | -5.69 |
NYダウ | -1.29 | -5.48 | -14.42 | -10.60 |
S&P500 | -2.21 | -6.89 | -19.74 | -12.11 |
ナスダック総合 | -4.13 | -7.37 | -28.87 | -23.99 |
ラッセル2000 | -2.15 | -8.25 | -23.05 | -25.07 |
英国FTSE100 | -0.56 | -4.84 | -2.92 | 0.64 |
ユーロ・ストックス50 | -2.40 | -8.86 | -19.78 | -15.57 |
FTSE中国A50 | 1.78 | 10.21 | -5.12 | -12.17 |
香港ハンセン | 0.65 | 3.69 | -6.57 | -22.79 |
先週はナスダック7.5%上昇とか景気が良かったけど、
また下落しちゃったのね
そうだねえ。
ただ、2022下半期に突入した金曜日は、大幅上昇で終えたよ。
あ、もう上半期が終わったのね。下半期こそ上がるといいねえ
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- 中国A50
先週は、ほぼ全ての指数が1%以上上昇しましたが、
今週は、中国A50指数のみが1%以上上昇しました。
香港ハンセンもプラスだったね。
今週は中国が強い!
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- 日経平均、TOPIX
- S&P500、ナスダック、ダウ平均、ラッセル2000
- 英国FTSE100、ユーロストックス50
要するに中国以外は全部ね
S&P500は2週間前に弱気相場入りしたのに、先週はすごく上がったね
今週は、弱気相場らしい弱い動きだったよ
直近1年間の高値から20%以上下落すると「弱気相場入り」したとされます。
弱気相場入りすると相場の先行きに不安を覚える投資家が多くなり、株価が上昇しづらくなると言われています。
S&P500は5月の高値で反落!下落トレンド続く
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。
薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 赤:60日移動平均 黄:5月底値
先週の上昇は、5月の底値が抵抗線となって弾き返されたね
上昇トレンドにはならなかったんだね
移動平均線を見ると、
- 短期・中期・長期線がすべて下向き
- 上から長期、中期、短期の順に並んでいる
ことから、下落トレンドに逆戻りです。
MACDはまだ上を向いているので、明らかな下落トレンドとは言いにくいですが。
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は左半分は赤が多いけど、右は緑も多いんだね
左側は株式、右側は債券やコモディティだね。
株の中にも、かなり上がってるセクターもあるみたい
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
上昇したセクターは、エネルギー、公益、住宅、長期米国債など
今週の市場を、よくみていきましょう。
- エネルギー
- 公益事業
- 住宅建設
- 航空・宇宙・防衛
- 中国
- 長期米国債
- 原油
- パラジウム
プラスのセクターも意外と多いんだね
そうだね。
指数に占める割合が小さいセクターばかりだけどね
今週調子の良かったセクターを取り上げた過去の記事はこちら。
興味があれば、ぜひご覧ください。
マイナスのセクターは、情報技術、半導体、小売、天然ガス、コーンなど
次に、マイナスリターンのセクターを探してみましょう。
マイナスのセクターはかなり多いので、S&P500以上にマイナスのセクターを紹介しましょう
- 情報技術、半導体
- 一般消費財、小売
- 台湾
- 金鉱、銀
- 天然ガス
- コーン、穀物
S&P500より下落したセクターって、案外少ないんだね
そうだね。
でも、情報技術や一般消費財などは指数に占める割合が大きいセクターだよ
農作物や天然ガスは先週に続いて大きく下落だね
- グロース ▲4.33%
- バリュー ▲0.39%
今週はグロースは大きく下落しましたが、バリューは小幅なマイナスに留まりました。
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
半導体は先週上昇した以上に、今週下がったね。
右上のコモディティは3週続けて下落、
債券は2週連続上昇だから、
今までのコモディティ1強から流れが変わってそうだね
米国の金利を見ていきましょう
まずは、米国10年債の金利チャートを確認しましょう。
おお、すっごい勢いで下がってるね!
米10年債の利回りは、2週前のFOMC直前に急騰して3.5%に迫りましたが、FOMC終了後は下落に転じました。
今週、下落傾向が加速し週の初めには3.09%だった金利は、2.89%にまで下落しています。
金曜日に3%を切りました
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
短期金利も、長期金利と同様にFOMC以降は下落傾向が続いています。
今週大きく下落したところも、長期金利と同じですね。
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)を確認しましょう。
長期金利、短期金利共に大きく下落したので、
長短金利差は横ばいに推移しています。
その金利差は0.1%を下回っており、いつ逆イールドが再発してもおかしくなさそうな位置ですね。
逆イールドが発生すると、数ヶ月〜2年以内に景気後退が訪れると言われています。
ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
いつもこの通りになるとは限らないけどね
仮想通貨はどうなった?
仮想通貨はどうなったんだろう?
では確認していきましょう
ビットコインは再び下落
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 赤:60日移動平均 黄:5月抵抗線
ああ、また下落して2万ドルを割っちゃったよ
ここで反発できれば、ダブルボトムの形になって上昇しやすいチャートパターンになるね。
反発しなければ?
どこまで落ちるんだろうねえ
イーサリアムも下落
イーサリアムはどうなったの?
イーサリアムもビットコインと似てるね。
また下がっちゃった
そうだね。イーサリアムはビットコインと似たような値動きをしているね
為替は136円を下抜け、円高に進む?
ドル円の為替レートも確認していきましょう
なんか、急上昇が止まった感じだね
136円64銭で2回跳ね返されて下落してるね。
もう少し下落してダブルトップになると、一時的に円高の流れに変わるかも
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、7月第1週の世界の市場の動きを見てきました。
資産家にとっては過去最悪となった2022年上半期が終了し、
下半期のスタートとなった今週は、
週単位で見ると中国を除く世界中の株が急落しました。
しかし下半期スタートの金曜日1日だけで見ると、多くの指数は上昇してます。
散々な値動きだった2022年上半期でしたが、下半期はどうなるのでしょうか。
株以外を見ると、債権は好調が続いていますが、コモディティの多くは下落しています。
株式市場は
米国ではあらゆるセクターの株価が上昇しました。
セクター別に見ると、
上昇したセクターは、エネルギー、公益事業、住宅建設、中国など
下落したセクターは、情報技術、半導体、小売など
グロースは大きく下落、バリューは小幅な下落でした。
その他の市場は
エネルギーは、天然ガスは大きく下落、原油は横ばい
貴金属は、金・プラチナは下落、銀・金鉱は大きく下落、パラジウムは大幅上昇
農業商品は、穀物・コーンが大きく下落、コーヒーはやや上昇
債券は、大きく上昇しました。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムとも再び下落しました。
為替は、今週再び136円をつけましたが、週末には135円24銭となりました。
上に下に、大きく揺さぶられる相場が続いています
先週大きく上昇した米国株は、再び下落しました。
個人投資家が大きく売り越し、これ以上の下落材料が少なくなってきています。
いつ底を打つのか、それは誰にもわかりません。
強気だった個人投資家も、大きく売りに傾きました。
そんな流れの中上昇を始めた株価ですが、
これで底を打ったのか、一時的な上昇なのか、それは誰にもわかりません。
今後も日々さまざまな報道が為され、株価も右往左往が続くでしょう。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
マスクやベゾスといった有名な資産家も大損してるよ
マイナスなのは自分だけじゃない
まさか大金持ちに勇気づけられるなんてね
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
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毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
この下落相場で、CFDとレバ投信は大ピンチです
【7月第1週】2022年上半期は過去最悪の半年!みなさんどうでした?という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。