【DFEN】米国の航空宇宙・防衛産業に3倍レバレッジをかけるETF!

2021.8.16改稿しました。

こんにちは、せーじんです。

今日は、読者の方からリクエストをいただいたETF を調査しましたのでご紹介しましょう。

へー、リクエストもらったの?

ありがたいお話です。一端のブロガーになれた気分だね。

今回調査したETF はこれ!

ティッカーコード:DFEN

英語名:Direxion Daily Aerospace&Defense Bull3X

日本語表記でも、Direxion デイリー エアロスペース・アンド・ディフェンス ブル3倍 ETF

名前の通り、3倍レバレッジETF ですが、レバレッジ好きのせーじんもこのETF は知りませんでした。

貴重なリクエストと情報をいただき、ありがとうございます

それでは、謹んでご紹介していきましょう。

3倍レバレッジETFといえば、こちらの記事も!

今回の記事の内容

DFENとは、米国の航空宇宙・防衛産業にレバレッジをかけたETFです

DFENとはどんなETFなのでしょうか。

運用会社の商品紹介ページにはこのように記載してあります。

DFENは、米国上場の航空宇宙および防衛株の時価総額加重指数である、

「ダウジョーンズ米国セレクト航空宇宙・防衛指数(DJSASDT)」

の日々の値動きの3倍のパフォーマンスを目指しているレバレッジドETF です。

出典元:ディレクション社Webページの内容をせーじん要約

ちなみに、この指数のレバレッジなしETFは、ブラックロックが運用しているITAというETFです。

ダウジョーンズ米国セレクト航空宇宙・防衛指数ってどんな指数?

DJSASDTってどんな指数なの?

この指数の特徴はこうだよ。

ダウジョーンズ米国セレクト航空宇宙・防衛指数とは
  1. 米国株式市場に上場する航空宇宙および防衛産業のパフォーマンスを表します
  2. 航空宇宙セクターと防衛セクターから、時価総額に基づいて銘柄を選定します
  3. 航空宇宙企業には、航空機および航空機部品の製造業者、組立業者、および販売業者が含まれます
  4. 防衛企業には、軍用機、レーダー機器、武器など、防衛産業向けのコンポーネントや機器の生産者が含まれます

なんだか、物々しいセクターだね

平和な時はあまり注目されないけど、物騒な時代になるとよく伸びそうなセクターだよね

構成銘柄を確認しよう

構成銘柄は少なく、上位2銘柄が大きな比率を占めている

このインデックスの構成銘柄数はわずか34です。かなり少ないですね

では、構成銘柄を確認していきましょう。レバレッジなしETFのITAで見ていきます。

順位銘柄名ティッカー構成比率
1レイセオン・テクノロジーRTX19.83%
2ボーイングBA19.33%
3ロッキード・マーティンLMT5.36%
4テレダインテクノロジーTDY5.05%
5L3ハリスLHX4.91%
6ゼネラルダイナミクスGD4.80%
7テキストロンTXT4.57%
8ノースロップ・グラマンNOC4.53%
9トランスダイムTDG4.24%
10ハウメットエアロスペースHWM3.50%
上位10銘柄合計76.06%
出典元:ETF.com

上位10銘柄の合計が76%なので、4分の3を占めていることになります。

また、上位2銘柄で40%近い割合を占めています。

構成銘柄も少ないし、集中投資の傾向が強いね

構成銘柄の上位10銘柄は全て資本財セクターだね。
それどころか、34銘柄中32銘柄が資本財セクターなんだよ

DFENの概要

DFENの概要を確認しましょう!

Direxion デイリー エアロスペース・アンド・ディフェンス ブル3倍 ETF
ティッカーDFEN
運用会社ディレクション社
設定日2017.5.3
総資産3億4187万ドル
分配金0%
経費率0.95%
出典元:Bloomberg

資産規模は非常に小さい!流動性に不安

総資産が3億4187万ドルだけど、これって大きいの?

うーん。小さめではあるけど、特に問題ないと思うよ

同様のレバレッジETFの資産を見ると、

  • WEBLは7400万ドル程度
  • SPXLとTECLは20億ドル程度
  • SOXLは50億ドル程度

WEBLよりはかなり大きいけど、他と比べるとだいぶ小さいね

経費は0.95%、高いけどレバレッジETFとしては一般的な数値

経費は0.95%かあ。すごく高いね

レバレッジをかけない通常のETFと比べるとずいぶん高いよね。
でも、レバレッジETFとしては一般的な数値だよ。

レバレッジって、経費が高いんだね

DFENのリターンは??

ではDFENのリターンを確認しましょう。

わかりやすいように、3銘柄を比較対象として加えましょう。

  • S&P500のETF:SPY
  • S&P500のレバレッジ:SPXL
  • 情報技術のレバレッジ:TECL

DFENは設定来(2017.5)でマイナスリターン!

コロナショックを挟んだ、2017年の設定来チャートを確認しよう!

黒:DFEN 青:S&P500(SPY) 赤:SPXL 黄:TECL

ええ!マイナスリターン!?

そうだね。コロナショックでの暴落がすごすぎる上に、まだ全然回復できてないね。

いやー、これはちょっと・・・

まあまあ、まだ結論を出すのは早いよ。もうちょっと見ていこう。

コロナショックで特大の下落幅、回復も非常に遅れている

コロナショックでの最大ドローダウンを比較しましょう。

コロナ前高値からのチャートです。

黒:DFEN 青:S&P500(SPY) 赤:SPXL 黄:TECL

DFENは、下落幅がものすごく大きくて、全く回復してないね

たしかにコロナショックでの下落幅は、DFENがすごく大きいよね。
でも、2021年の年初来チャートを見ると全然違うんだよ

2021年初来、8ヶ月で50%の大幅成長!

まずは、2021年初来のチャートを確認しましょう

黒:DFEN 青:S&P500(SPY) 赤:SPXL 黄:TECL

お、DFENもよく伸びてるね!
テクノロジーのレバレッジ・TECLと同じくらいだよ

コロナショックで下落したのは、航空需要が激減したから、回復が遅れていたのは航空需要が回復しなかったからだね

コロナのワクチンができたから、航空需要の回復を見込んでるんだね!
そして、デルタ株の蔓延で再び株価は下落傾向

アフガニスタン情勢の経過によっては、株価が上昇してくるかもしれないよ

DFENは年初来50%上昇!
  • コロナショックからの回復が遅れていたが、2021年は年初来50%の上昇
  • その要因は2つ、ワクチン普及によるコロナ禍終了期待と米中対立
  • 6月以降はデルタ株の世界的な蔓延により、再び株価は下落中
アフガニスタン情勢も要チェック!

長期リターンは、レバレッジなしETFで確認しよう!

DFENの長期リターンを確認したいのですが、このETFは2017年に運用を開始したばかり。

レバレッジなしの、元のETFで比較をしてみましょう。

  • DFENのレバレッジなしETFは、ITA
  • SPXLのレバレッジなしETFは、SPY
  • TECLのレバレッジなしETFは、XLK

ITAが運用を開始した2006年からのデータを比較しましょう

15年くらいの長期データになります

黒:ITA(防衛航空) 青:S&P500(SPY) 黄:XLK(情報技術)

へえ、DFENの元になってるITAは、コロナ前まではテクノロジーよりも成長してたんだね!

ほんとだね。コロナ禍の影響が直撃したから伸び悩んでたけど、元々は非常に成長性のあるセクターだったんだね

コロナ前までは、航空宇宙・防衛セクターは情報技術と肩を並べるほど成長するセクターだった

楽天証券、SBI証券、マネックス証券で取り扱い開始!

この記事の初稿(2021年4月)時点では、DFENを取り扱っている日本の証券会社はありませんでした。

DFENに投資するには海外の証券会社に投資するしかなかったのですが、、、

楽天証券では

マネックス証券でも

さらにSBI証券でも取扱を開始しています!

6月以降、続々と取扱開始したんだね!

そうだね!証券会社も注目のETF、かな?

レバレッジETFはリスクが高い商品です。ご覚悟の上、投資しましょう

当然、リターンが大きければリスクも大きいもの。

コロナショック時は株価が75%下落しました。

レバレッジETFは暴落時の大暴落以外にも、リスクやデメリットも多い商品です。

ブログやYoutubeなどでも

元ウォール街

絶対にオススメしません

という意見が多くみられますね。

レバレッジETFのリスクはこちらで解説しましたので、ぜひご覧ください。

それでも、せーじんはレバレッジETFが好きなんです。

レバレッジETFはリターンが大きいからね!

そういう仲間が多いのか、4月に入ってから当ブログの記事で最も多く読まれているのが、レバレッジETFのSOXL,TECLを紹介したこちらの記事です。

また、こちらのレバレッジetfの記事も人気急上昇中!

まとめ

ということで、航空宇宙・防衛産業にレバレッジをかけて投資できるETFのDFELを紹介しました。

航空セクターは、コロナ禍の影響が直撃し株価の低迷が続いていましたが、

2021年に入り流れが大きく変わりました。

航空宇宙・防衛セクターを急上昇させる2つの期待!
  1. ワクチンの普及によるコロナ禍終了期待
  2. 米国等の西側諸国と中国との対立激化による需要発生期待

ワクチン普及によるコロナ禍終了と対中対立の2点が強力な推進剤となり、

2021年は年初来で一時80%もの急騰を見せました。

しかし、6月以降はデルタ株の蔓延により下落傾向となっています。

  • コロナ前までは成長力に優れたETFであり
  • 日本の証券会社でも取扱を開始したこのタイミング

押し目買いにちょうどいいタイミングかもしれませんね。

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毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。

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以上、【DFEN】米国の航空宇宙・防衛産業に3倍レバレッジをかけるETF!という話題でした。

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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