【4月第5週】米国で28年ぶりの大幅利上げ?下がり続ける株価は積立てチャンス!

こんにちは、せーじんです。

今日も、1週間の市場の動きを観察していきましょう。

どうせ今週も下がったんでしょ?

ですな。米国は今週もドカンと下がってるよ

もう、どこまで下がるのよ

米国では色々な経済指標が上昇していてインフレ懸念が強まってるからね。市場は0.75ポイントの大幅利上げを折り込むところだよ

インフレ懸念に関する記事はこちら

米雇用コスト指数、過去最大の上昇-インフレ懸念さらに深まる

Reade Pickert2022年4月29日 21:38 JST 更新日時 2022年4月30日 0:26 JST

米国の雇用コストは今年最初の3カ月に予想を上回って上昇し、四半期の伸びとしては統計上最大となった。根強いインフレへの懸念が高まり、米金融当局に政策引き締めの強化を迫るとみられている。

キーポイント
・1-3月の雇用コスト指数(季節調整後)は前期比1.4%上昇
・ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は1.1%上昇
・前年同期比では4.5%上昇
・現行方式のデータが始まった2000年代初期以来で最大
・2021年10ー12月は1%上昇

(以下省略)

出典元:Bloomberg

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Bloomberg.com
米雇用コスト指数、過去最大の上昇-インフレ懸念さらに深まる 米国の雇用コストは今年最初の3カ月に予想を上回って上昇し、四半期の伸びとしては統計上最大となった。根強いインフレへの懸念が高まり、米金融当局に政策引き締めの強化...

利上げについての記事はこちらです

6月に0.75ポイントの米利上げ確率、ほぼ五分五分-短期市場織り込む

Michael MacKenzie、Edward Bolingbroke2022年4月30日 3:59 JST

米国の債券市場は、米金融当局が過去30年近くで最も積極的な利上げを実施するとの見方を織り込みつつある。

市場では今年に入って初めて、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.75ポイントの利上げが実施される確率がほぼ五分五分と織り込まれている。来週の会合では0.5ポイントの引き上げが見込まれている。FOMCは1994年の積極的な引き締めサイクル以降、0.75ポイントの利上げを実施していない。

(以下省略)

出典元:Bloomberg

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6月に0.75ポイントの米利上げ確率、ほぼ五分五分-短期市場織り込む 米国の債券市場は、米金融当局が過去30年近くで最も積極的な利上げを実施するとの見方を織り込みつつある。

0.75%の利上げがされると、1994年以来なのね。
28年ぶりかあ

それでは、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。

4月第4週の市場の状況まとめ
  • 株式市場は、米国を中心に大きく下落
  • 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも横ばい、下落トレンド継続
  • 債券も、下落
  • コモディティは、天然ガスと原油が上昇、貴金属は下落、農作物は上昇
  • 米国債利回りは長期短期とも横ばいで、金利差横ばい
  • 為替は、円安が止まらず一時130円突破

せーじんのポートフォリオについてはこちら

今回の記事の内容

今週の株式市場を確認しよう!

米国が特に大きく下落

それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。

指数週単位月単位年初来1年間
日経平均株価-0.95-4.21-6.75-6.82
TOPIX-0.29-3.45-4.650.07
NYダウ-2.47-6.39-9.25-2.65
S&P500-3.27-10.22-13.31-1.18
ナスダック総合-3.93-14.59-21.16-11.66
ラッセル2000-4.07-10.97-17.09-17.86
ユーロ・ストックス50-0.97-3.95-11.53-4.32
上海総合指数-1.29-6.72-16.28-11.60
深セン成分指数-0.27-10.13-25.82-23.67
香港ハンセン2.18-5.14-9.87-26.58
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世界の主要株価指数 - Investing.com 日本 世界の主要株価指数のレートをリアルタイムでご覧いただけます。それぞれの指数の現在価格、高値、安値、変動率をご覧いただけます。

ハンセン以外は全部下がってるけど、米国の下がり方が特にすごいね

そうだね。日本・中国・欧州はほぼ1%以下の下落だけど、
米国は2〜4%も下落しているからね

では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。

今週1%以上値上がりした指数
  • 香港ハンセン

先週は、1%以上上昇した指数はありませんでしたが、

今週は、香港ハンセンが大幅に上昇しました。

久しぶりに1%以上上昇した指数が紹介できたね

4週間ぶりだからね。
まあ香港以外は全部マイナスだから、まだ下落相場だけどさ

では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。

今週1%以上値下がりした指数
  • S&P500、ナスダック総合、ダウ平均、ラッセル2000
  • 上海総合

先週は、米国と中国の指数が大幅マイナスでしたが、

今週も同様に米国の全指数と中国の1指数が1%以上マイナスとなりました。

米国の失速が大きいねえ

米国の中では、ナスダックとラッセルの下落が特に大きいね

今週の世界市場の傾向は
  • プラスリターンの指数が1
  • マイナスリターンの指数が9
ほぼ全ての指数がマイナスですな

S&P500は下落トレンド、2月の底値を割り込むのか?

この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。

日足チャートで見ると、よくわかるよ

薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 オレンジ:60日移動平均

今週も下がってるねえ

2月下旬の底値付近まで下がってきたね。
ここを割り込んだら危険だよ

移動平均線を見ても、

  • 全ての移動平均線が下向き
  • 上から長期、中期、短期の順に並んでいる

ことから、明確な下落トレンドになっていますね。

各セクターの状況を確認

ヒートマップを確認しよう

セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。

ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!

ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

ヒートマップの見方

今週1週間のパフォーマンスはこちら

あわせて読みたい

うわー、今週も相変わらず真っ赤だね・・・

今週は、株価と逆に動く「インバース」以外は、ほぼ全部赤いね。
コモディティや債券も真っ赤だよ

ヒートマップから読み取れる、

プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。

上昇したセクターは、中国、天然ガス、とうもろこしなど

今週の市場を、よくみていきましょう。

緑色のセクターはほとんどありませんね。

インバースやレバレッジは除きますよ

プラスだったセクター
  • 中国
  • 天然ガス、ガソリン
  • 穀物、とうもろこし

これだけ?

そうなんだよ。
ただ、天然ガスは10%上昇してるし、穀物やコーンもかなり上昇してるよ

株は、中国以外は全滅だったんだね

マイナスのセクターは、一般消費財、金融、不動産など

次に、マイナスリターンのセクターを探してみましょう。

マイナスのセクターはすごく多いので、S&P500以上のマイナスとなったセクターのみ紹介しますよ

マイナス幅の大きかったセクター
  • 金融
  • 一般消費財
  • エネルギー、ウラン
  • バイオテクノロジー
  • 不動産
  • 公益事業
  • 金属採掘
  • ブラジル

流石にマイナスのセクターは多いね。
S&P500以上のマイナスだけでもこんなにあるんだもんね

S&P500よりは小幅だけど国債や金も下落してるし、全面安っていう感じだよ

こんなのばっかりで、夢も希望もない相場だね

いやいや、積み立て投資にはチャンス到来だよ!
年単位で見れば必ず上がるから、今は耐えて積み立てだ!

バリューとグロースの強さは
  • グロース -3.46%
  • バリュー -3.17%

今週は、ほぼ同じくらいの下落幅でしたね。

どちらかといえば、バリューの方が僅かに小さなマイナスでした。

先週と比較しよう

先週のヒートマップと比較してみましょう。

これが先週のヒートマップです。

続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。

ヒートマップは、先週とそっくりだね

中国と天然ガスが緑になった以外は、ほとんど同じだね

米国の金利を見ていきましょう

まずは、米国10年債の金利チャートを確認しましょう。

米10年債の利回りは、先週に引き続き3%を目前にして足踏みしています。

金利上昇も、ようやく一息つくのかな

次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。

短期金利も2.7%ほどのところで足踏みしています

長短金利差(10年債金利ー2年債金利)を確認しましょう。

長期・短期とも金利が停滞していたから、金利差も停滞してるね

ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?

長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。

これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね

金融機関は、長短金利差から収益をあげる

金融機関は、資金を調達し、その資金を貸し付けて利子を得ることで収益を上げます。

  • 金利の安い短期金利で資金を調達
  • 金利の高い長期金利で貸付
金利の差が小さいと収益をあげにくいんです

いつもこの通りになるとは限らないけどね

仮想通貨はどうなった?

仮想通貨はどうなったんだろう?

では確認していきましょう

ビットコインは大きく上下しながら横ばい

まずはビットコインから!

今週のチャートはこちら。

薄青:5日(短期)移動平均 青:20日(中期)移動平均 オレンジ:60日(長期)移動平均

ビットコインは上下したけどほぼ横ばいだったね。
ただ、上値を切り下げていて下落トレンドが続いているよ

イーサリアムも大きく下落

イーサリアムはどうだろう?

薄青:5日(短期)移動平均 青:20日(中期)移動平均 オレンジ:60日(長期)移動平均

イーサリアムも、上値が切り下がってるね

そうだね。こちらも下落トレンドが続いてるね

為替は一時130円を突破!

ドル円の為替レートも確認していきましょう

今週も円安が進んでますよ〜

木曜日には、130円を突破しちゃったんだよ
この円安は凄まじいね

こんなに円安になっちゃうと、家計が心配で仕方ないよ

インフレ+超円安だからね。これからも値上げラッシュが続きそうだよ

絶望しかないね。
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?

円高になると

日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。

円安になると

円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。

為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。

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まとめ

ということで、4月第5週の世界の市場の動きを見てきました。

今週も株式相場は下落していますが、その原因と目されているのは先週までと同様の

  • インフレの加速(商品価格上昇)
  • 金利の急上昇

ですね。

この2項目は連動していて、インフレが加速しすぎた場合、それを抑えるためにFRBが金利を上昇させるという政策を取ることになります。

今週の報道ではインフレはさらに加速しており、FRBは0.75%という大幅利上げを28年ぶりに実施することが想定されています。

株式市場は

世界中の主要な指数の多くは下落しました。

特に米国が大きく下落しています。

セクター別に見ると、

上昇したセクターは特になく、

下落したのは、一般消費財、金融、不動産など多数でした。

バリューとグロースはほぼ同じくらいの下落でした。

その他の市場は

エネルギーは、天然ガスは大きく上昇、原油も上昇

貴金属は、金・パラジウムは下落、銀は大きく下落

農業商品は、穀物、とうもろこしが大きく上昇、コーヒーは下落しています。

債券は、下落しました。

仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムとも横ばいですが下落トレンドですしています。

為替は、円安が止まらず、一時的に130円の大台を突破しました。

世界中に訪れた弱気相場

コモディ価格の急上昇に現れている高いインフレ率、

そして急騰する金利

により、株式相場は軟調な状態が続いています。

特に、グロース株が非常に弱いですね。

相場を取り巻く環境は不透明で、終わりの見えないものとなっています。

今後もどうなるか予測がつきません。

暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、

日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。

こういった下落相場は積み立て投資にとって株の安売りセールのようなもんだよ

そう考えれば、積み立て続けられるかも

長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう

長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること

長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。

安眠できる長期投資のコツとは
  1. 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
  2. 適度な分散
  3. 余力(現金)を残しておく

短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。

こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!

目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね

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【4月第5週】米国で28年ぶりの大幅利上げ?下がり続ける株価は積立てチャンス!という話題でした。

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