こんにちは、せーじんです。
最近株価が下がりっぱなしだよね〜
先週も・・・?
ガッツリ逝いってるよ
ええ〜
先週はFRBのパウエル議長の講演があったよ。利上げ幅の拡大や時期の前倒しなど、利上げに積極的な姿勢を示したんだ
Bloombergでは、このように報道されています。
それが先週下落した原因なのね
それでは、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、米国と中国を中心に大きく下落
- 仮想通貨も、ビットコイン、イーサリアムとも下落
- 債券も、下落
- コモディティは、貴金属、エネルギー、農作物とも一部を除き下落
- 米国債利回りは長期金利の上昇で金利差縮小
- 為替は、円安が止まらず128円突破
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今週の株式市場を確認しよう!
株価は米国と中国で大きく下落
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | 0.04 | -3.33 | -5.86 | -6.60 |
TOPIX | 0.47 | -3.72 | -4.38 | -0.51 |
JASDAQ | 0.00 | 0.56 | -7.02 | -10.92 |
NYダウ | -1.86 | -1.59 | -6.95 | -0.68 |
S&P500 | -2.75 | -4.14 | -10.37 | 2.19 |
ナスダック総合 | -3.83 | -7.78 | -17.93 | -8.40 |
ラッセル2000 | -3.18 | -5.41 | -13.55 | -14.56 |
ユーロ・ストックス50 | -0.23 | -0.75 | -10.66 | -4.32 |
上海総合指数 | -3.87 | -5.63 | -15.19 | -11.15 |
深セン成分指数 | -5.12 | -10.94 | -25.61 | -22.99 |
香港ハンセン | -4.09 | -6.84 | -11.79 | -29.03 |
先週は日本が少し上がった以外は全部下がってるね
そうだね。特に中国とナスダックが大きく下落してるね
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- なし
先週は、1%以上上昇した指数はありませんでしたが、
今週も、先週と同様に1%以上上昇した指数はありませんでした。
1%以上の上昇なしが、これで3週連続だね
そうだね、なかなか気持ちよく上がってくれないよね
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- S&P500、ナスダック総合、ダウ平均、ラッセル2000
- 上海総合、深圳成分、香港ハンセン
先週は、米国と中国の指数が大幅マイナスでしたが、
今週も同様に米国と中国の指数が1%以上マイナスとなりました。
欧州は小さなマイナスだし、日本は少し上がってるんだけどね
米国の中では、ナスダックの下落が特に大きいね
ナスダックは特に金利上昇に弱いし、ネットフリックス(NFLX)の決算大コケからの暴落があったからね
うわ!1日で35%もの大暴落じゃん!
決算で発表された、会員数の減少と、広告付きプランの導入が嫌気されたようだね
S&P500は大きく下落も長期線で下げ止まり
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。
日足チャートで見ると、よくわかるよ
薄青:5日移動平均 青:20日移動平均 オレンジ:60日移動平均
木曜と金曜がすごい下げだね
水曜日までは、回復の期待ができたんだけどね。
この大きな下げで、長期移動平均線も下へ突き抜けちゃったね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
うわー、今週も真っ赤だね・・・
今週は、株価と逆に動くインバース以外は、ほぼ全部赤いね。
コモディティや債券も真っ赤とは驚いたよ
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
上昇したセクターは、生活必需品、不動産、銀行など
今週の市場を、よくみていきましょう。
インバースやレバレッジは除きますよ
- 生活必需品
- 不動産
- 銀行
- パラジウム
- コーヒー
これだけ?
そうなんだよ。
この3セクターも1%以下のごくわずかなプラスだったし
今週は、全滅だったんだね
マイナスのセクターは、ヘルスケア、エネルギー、コモディティなど
次に、マイナスリターンのセクターを探してみましょう。
マイナスのセクターはすごく多いので、S&P500以上のマイナスとなったセクターのみ紹介しますよ
- インターネット
- コミュニケーションサービス
- ヘルスケア、バイオテクノロジー
- エネルギー
- 素材、金属・採掘
- 小売
- 金鉱、銀、プラチナ
- 原油、天然ガス
- 新興国
バリュー株、グロース株、コモディティと全方面で売られたんだね
ここには載っていないけど、国債や金も下落してるからね
お、お金が減っていく〜
長く相場に入れば、必ずこういうことがあるからね。
慌てちゃいかんよ
- グロース -3.94%
- バリュー -1.86%
今週は、グロースもバリューを比較すると、バリューの方が比較的小さなマイナスでした。
どちらも大きく下がってはいますが、バリューの方がマシでしたね。
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
先週よりも緑が減ってるね。
うん。先週は株は弱かったどコモディティは強かったよね。今週はそれすら真っ赤になっているという、、、
米国の金利を見ていきましょう
まずは、米国10年債の金利チャートを確認しましょう。
米10年債の利回りは、3%を目前にして足踏みしています。
金利上昇も、ようやく一息つくのかな
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債は元気に上がっていますね
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)を確認しましょう。
逆イールド発生以降は急激に金利差が広がってきたけど、今週はまた縮小に転じたね
ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
いつもこの通りになるとは限らないけどね
仮想通貨はどうなった?
仮想通貨はどうなったんだろう?
では確認していきましょう
ビットコインは横ばい
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
薄青:5日(短期)移動平均 青:20日(中期)移動平均 オレンジ:60日(長期)移動平均
ビットコインは一時4万2000ドルまで上がったけど、週の終わりには4万ドル割れちゃったね
また下がっちゃいそうなの?
移動平均線は全て下向きで、長期線と中期線がデットクロスしてるね。
教科書通りの下落トレンドに見えるよ
イーサリアムも大きく下落
イーサリアムはどうだろう?
薄青:5日(短期)移動平均 青:20日(中期)移動平均 オレンジ:60日(長期)移動平均
イーサリアムも、下がってるねえ
そうだね。イーサリアムも60日線を割ってきたね。
まだ長期戦は上向きだし、デットクロスも発生していないけど、
下落トレンド入りが近い感じだね
円安が止まらない!128円を超える
ドル円の為替レートも確認していきましょう
今週も円安が進んでますよ〜
これ、どこまで上がるのよ
128円57銭っていうと、2002年以来20年ぶりの水準だね
20年ぶり!?
かなり久しぶりのことなんだね。
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、4月第4週の世界の市場の動きを見てきました。
今週も株式相場は下落していますが、その原因と目されているのは先週までと同様の
- 金利の急上昇
- インフレの加速(商品価格上昇)
に加えて、今週のパウエルFRB議長の発言
- FRBが利上げに積極的な姿勢を示していること
ですね。
さらに、終わりの見えないウクライナ情勢が先行き不透明感を強めています。
株式市場は
日本を除く米欧中の主要な指数の多くは下落しました。
特に米国と中国が大きく下落しています。
セクター別に見ると、
上昇したのは、生活必需品、不動産、銀行など
下落したのは、インターネット、ヘルスケア、エネルギーなど多数でした。
バリュー株の方がグロースより比較的小さい下落でした。
その他の市場は
エネルギーは、天然ガスと原油は大きく下落
貴金属は、金・銀・プラチナは下落、パラジウムが小さく上昇
農業商品は、穀物、とうもろこしが下落、コーヒーは上昇しています。
債券は、下落しました。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムとも下落しています。
為替は、円安が止まらず、20年ぶりの128円を記録しています。
グロース株を中心に弱気な相場
コモディ価格の急上昇に現れている高いインフレ率、
そして急騰する金利
により、株式相場は軟調な状態が続いています。
特に、グロース株が非常に弱いですね。
相場を取り巻く環境は不透明で、終わりの見えないものとなっています。
今後もどうなるか予測がつきません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。