高配当ETFを比較!投資はおススメしません【HDV、VYM、SPYD】

こんばんは、せーじんです。

本日もせーじんブログにお越しいただきありがとうございます。

この前VYMとSPYDを比較したけど、高配当ETFって言っても、結構違うもんだね

そうだね。構成銘柄が違うから、分配金利回りも株価の値動きも全然違ったね。

ちょっと調べたら、HDVっていう高配当ETFもあるみたいなんだけど、HDVはどんなETFなんだろう。

今回は、高配当ETFとして人気のあるHDVを、VYMやSPYDとの比較をしながら紹介します。

人気の高配当ETF3本を比較することで、あなたの投資先として最も最適な銘柄が見つかるかもしれません。

ぜひ最後までご覧くださいね。

今回の記事の内容

高配当株投資を始めるならETFから

これから高配当株投資を始めるよ、というあなた。

最初はETFから初めることをおススメします。

個別銘柄への投資にはこのようなリスクがあります。

  • 個人で所有数るのは数社から10数社程度となるが、この程度の分散では価格変動リスクが大きいこと
  • 今後長きにわたり配当を維持してくれる銘柄を選定するのが難しいこと
  • 株を保有している間も、投資対象の業績等変化がないか確認しておく必要があること

こういった点はETFであればすべてクリアすることができます。

詳細はこちらの記事に書きましたのでご覧ください。

HDVってどんなETF?VYMやSPYDとも比較しよう

HDVの正式名称は、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFといいます。

HDVVYMSPYD
運営会社ブラックロックバンガードステートストリート
設定日2011/3/112006/11/102015/10/21
資産総額52億8938万ドル
(2020/10/21 現在)
264億3000 万ドル
(2020/9/30 現在)
20億2276 万ドル
(2020/10/15 現在)
経費率0.08%0.06%0.07%
各運営会社webページより出典

運営会社は、3社とも超大手です。

VYMが設定から14年ほど経過しており、最も歴史がありますね。

最も運営期間が長いですから、資産額も最も多くなっています。

米国ETFは、基本的に運営期間が長いほど総資産も多い傾向が強いです。

2006年~2015年9月までは、高配当ETFに投資しようとしたらVYMしかなかったのですから、より多くの資産が集まっているというわけです。

3つのETFは資産総額に差はありますが、いずれも十分に大きな資産を持っています。

経費率には大きな違いはありません。

HDVの構成銘柄は74銘柄

米国市場に上場する大型株の中でも、配当水準が比較的高位の74銘柄から構成されています。

分散投資の基本は、1銘柄の組み入れ比率を5~10%以下とすることですから、74銘柄あればまあまあいいでしょう

HDVVYMSPYD
構成銘柄数7441379
上位3銘柄の占める割合23.65%10.37%4.82%

構成比上位3銘柄の占める割合を比較すると、各ETFの特徴がよくわかります。

HDVは、この3銘柄の中で比較すると、一定の銘柄へある程度集中するという性格ですね。

SPYDは79銘柄への均等な分散投資。

VYMはその中間でしょうか。

では、実際にHDVの構成銘柄を確認します。

配当王や配当貴族等の連続増配株が多く、増配に期待できる

構成銘柄を確認します。

銘柄名業種構成比
AT&T 通信8.72
エクソンモービルエネルギー8.31
ジョンソン・エンド・ジョンソンヘルスケア6.62
ベライゾン・コミュニケーションズ通信6.22
ファイザーヘルスケア5.59
シェブロンエネルギー5.52
コカ・コーラ生活必需品4.08
シスコシステムズ情報技術3.84
ペプシコ生活必需品3.74
メルクヘルスケア3.66
ブラックロック社webページより出典

AT&Tやジョンソンエンドジョンソンなど、5銘柄はVYMと共通です。

SPYDの上位10銘柄との共通銘柄はありません。

HDVの構成銘柄上位は、配当王や配当貴族を含む連続増配株ですから、配当の継続には期待できそうです。

少なくとも、SPYDのように40%も減配するということはないでしょう。

エネルギー銘柄が不安ではありますが。

業種別構成比率を確認。ヘルスケアとエネルギーの比率が高いですね

業種別に構成銘柄を確認します。

業種保有比率(%)
ヘルスケア20.20
エネルギー17.71
通信15.01
生活必需品13.44
公益事業10.75
金融7.03
情報技術7.00
資本財・サービス6.84
素材0.87
一般消費財・サービス0.73

VYMとSPYDでトップだった金融セクターの比率が、HDVでは低いですね。

そのかわり、エネルギーと通信の比率が高いのは、VYMやSPYDにはない特徴です。

各ETFの上位3業種をまとめました。

HDVVYMSPYD
構成比1位ヘルスケア金融金融
構成比2位エネルギーヘルスケア不動産
構成比3位通信生活必需品公益
上位3業種の割合52.92%47.3%54.49%

HDVは、コンセプトは米国の大型高配当株へのETFという共通のものですが、構成銘柄や業種がVYMともSPYDとも異なります。

この影響がどう出てくるか、リターンを見てみましょう。

分配金は、コロナショックでもほぼ減配なし!

配当時期分配金実績
2020年9月0.850765ドル
2020年6月0.879497ドル
2020年3月0.914362ドル
2019年12月0.778998ドル
2019年9月0.857381ドル
2019年6月0.750368ドル
ブラックロック社webページより出典

2020年10月21日現在のHDVの株価は、80.39ドルです。

直近4期の分配金から計算すると、現在の分配金利回りは4.26%となります。

コロナショックの影響を受けて、VYMの分配金は以下のようになりました。

2019年同期比分配金

2020年9月配当 ▲0.8%(VYM▲10.3% SPYD ▲41%)

2020年6月配当 +17.2%(VYM+33.9% SPYD ▲21%)

9月配当は▲0.8%程度ですから、ほんのわずかな減配に踏みとどまっています。

また、6月配当は17.2%の大幅なプラスとなっています。

2020年6月と9月の2回の配当から年間の利回りを計算すると、4.3%となります。

HDVVYMSPYD
直近利回り4.26%3.46%5.30%
9月前年同期比▲0.8%▲10.3%▲41%
6月前年同期比+17.2%+33.9%▲21%

長期で見ても短期で見ても、低調な値動き

HDVは高配当株に対して投資をするETFですから、大きな株価成長は望めません。

配当を多く出す企業というのは、自社の事業の大きな成長が望めないため、事業への投資による株価成長でなく配当により株主還元をしているからです。

なので、株価成長がS&P500より低いのはやむを得ないことです。

しかし、マイナス成長はダメです。ここは許容してはいけません。

緑:HDV 赤:VYM 青:SPYD 黄:VOO(S&P500) 

直近1か月

直近1か月のチャートです。

全銘柄とも9月下旬に大きく落ち込みがあり、回復傾向にあるようですが、HDVの回復が遅れています。

1か月で見ると唯一のマイナスですね。

2020年初来

年初来で見ると、コロナショックでの落ち込みは30%程度で、S&P500やVYMと同程度です。

そこから6月中旬ごろまではVYMと同等の値動きをしていますが、それ以降は後れをとっています。

高配当ETFの年初来リターンはどれもマイナスですね。

直近5年間

緑のHDVは、5年間で8.18%の値上がりです。

コロナ前では、最も低リターンで低調な時期が長いです。

赤のVYMと比較しても少し寂しい結果ですね。

HDVの低成長は、ポートフォリオの多くを占めるエネルギーと通信が低迷していることが原因です。今後も大きく伸びることは考えずらいですね。

まとめ

ETFを使った高配当株投資は、銘柄選定やその後の維持を運用会社に任せられるので、これから始めたい未経験者にとって個別銘柄よりも取り組みやすいでしょう。

HDVは株価成長が鈍く、値上がり益にはあまり期待できないでしょう。

HDVもしっかりとコロナショックの影響を受けていますが、SPYDのような強烈なダメージではありません。

9月は前年同期比でごくわずかな減配をしていますが、6月期は17.2%の増配をしています。

ここまで3つの高配当ETFを比較してきましたが、せーじんならどうするか。

せーじんは、どれも買いません。

S&P500やナスダックへのインデックス投資とリスクは変わらないのに、リターンが低いからです。

長期投資では、リターンを求めるインデックス投資とリスクを分散させる現金・コモディティでOKです。

本日も、最後までご覧いただきありがとうございました。

これからも頑張って記事を書きますので、ぜひまたお越しください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
今回の記事の内容
閉じる