【11月第2週】物価高騰の減速で株価大暴騰!年末ラリー開始、、か?

こんにちは、せーじんです。

先週から今週にかけて、超重要イベントが盛りだくさんだったね

ほう。そうなの?

先週からの重要イベント
  • 11/3(木) FOMC(政策金利発表)
  • 11/4(金) 雇用者数・失業率
  • 11/8(火) 中間選挙
  • 11/10(木) 消費者物価指数(CPI)

2週間で4つもの重要イベントがありました。

これに加えて、世界でも有数の規模を誇る暗号資産取引所の「FTX」が破綻して

ビットコインなどの暗号資産が大暴落!

株価は上下に非常に激しく動きました。

すっごく忙しい2週間だったわけね
で、どうなったの?

S&P500のチャートを見れば一目瞭然だよ

おお!木曜に爆上げ!

最後の重要イベント、消費者物価指数(CPI)が市場予想以上に鈍化してたからね。利上げ減速期待で爆上げよ

ただし、急激な円高が進んでしまったわけですが。

ということで、今週1週間の市場を観察していきましょう。

今回の記事の内容

今週の株式市場を確認しよう

(ほぼ)すべての指数が急上昇!

それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。

指数週単位月単位年初来1年
日経平均株価3.914.33-1.83-4.55
TOPIX3.264.19-0.73-3.08
NYダウ4.1413.85-7.13-6.52
S&P5005.9011.44-16.22-14.73
ナスダック総合8.109.71-27.62-28.61
ラッセル20004.6011.91-16.15-21.94
英国100-0.236.70-0.90-0.41
ユーロ・ストックス504.8814.39-10.00-11.48
FTSE中国A501.47-4.34-21.88-21.16
香港ハンセン7.214.45-25.95-31.59
Nifty 501.286.775.741.36
Investing.com 日本
世界の主要株価指数 - Investing.com 日本 世界の主要株価指数のレートをリアルタイムでご覧いただけます。それぞれの指数の現在価格、高値、安値、変動率をご覧いただけます。

世界中の指数が、ものすごく上がってるね!
NASDAQなんて、8%も上がってるよ!

米国株とは逆に動くこともある中国も上がってるよ。
中国は、ゼロコロナ政策の緩和が期待されての上昇だね。

では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。

今週1%以上値上がりした指数
  • 英国以外の全指数

今週は、英国を除くすべての指数が1%以上上昇しました。

これだけ景気のいい上昇は久しぶりですね。

今週1%以上値下がりした指数
  • なし

唯一下落した英国株も、下げ幅は小さいものでした。

今週の世界市場の傾向は
  • プラスリターンの指数が10
  • マイナスリターンの指数が1
世界中の株が急騰

S&P500は大きく上昇!

この2週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。

薄青:5日移動平均 青:25日移動平均 赤:50日移動平均 紫:100日移動平均 黄:抵抗線

木曜日は大きな出来高で上昇してるよ!

さらに、この上昇で388ドルの抵抗線を突破、紫の100日線も突破、5日線と25日線がゴールデンクロスを組むなど、

上昇トレンドへの転換を期待させるテクニカル的なサインが多く見られます

黒い200日線を突破できれば、もう怖いものなし!

になるかもしれません。

その他テクニカル指標も確認しましょう。

1段目:株価・ボリンジャーバンド、2段目:MACD、3段目:RSI

ボリンジャーバンドは、強い上昇傾向を示すバンドウォークが始まったように見えます。

MACDは、再び上昇傾向を示しています。

RSIも50以上のラインでありながら過熱を示してはいません。

てことは、どうなりそうなの?

テクニカル的には疑うところのない上昇傾向って感じだね。
年末ラリー期待!

ただし、この上昇傾向は報道一発で逆回転する可能性があります。

せーじんは短期トレードでは久しぶりの上昇にノリノリで乗りつつ、いつでも逃げられる準備をしておくことにします。

長期投資は積み立てるだけ、は変わりません。

各セクターの状況を確認

ヒートマップを確認しよう

セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。

ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!

ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

ヒートマップの見方

今週1週間のパフォーマンスはこちら

あわせて読みたい

おお!オールグリーン!
イインダヨー!グリーンダヨー!

株、債券、コモディティと全面的に明るい緑で最高な気分だね。
でも、ちらほらと真っ赤なセクターもあるみたい

ヒートマップから読み取れる、

プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。

大きく上昇したセクターは、情報技術、半導体、住宅建設、金鉱など

まずは、今週の市場で上昇しているセクターを確認していきましょう。

上昇したセクターは非常に多いので、S&P500以上に上昇したセクターを紹介していきます。

プラスだったセクター
  • 情報技術、半導体
  • 住宅建設、小売り
  • コミュニケーションサービス
  • 不動産
  • 素材
  • 運輸・輸送
  • 欧州、日本
  • 金鉱、パラジウム

半導体や住宅建設は10%以上の大暴騰!

S&P500ほどではなかったけど、
金や銀、長期国債も大きく上昇したよ

上昇したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。

マイナスのセクターは、ブラジル、原油、天然ガス、農作物

次に、マイナスリターンのセクターを確認していきましょう。

インバースは除いています

マイナスだったセクター
  • ブラジル
  • 原油、天然ガス
  • コーヒー、穀物、とうもろこし

株式市場ではブラジルだけがマイナスだったけど、マイナス幅がなんと▲9.54%!

エネルギーに農作物と、コモディティは弱かったんだね。

貴金属以外はね

下落したセクターについて詳しく解説した過去の記事はこちらです。ぜひご覧ください。

バリューとグロースの強さは
  • グロース +8.94%
  • バリュー +3.33%

今週はどちらも大きく上昇しましたが、グロースのほうがより大きく上昇しました。

米国の金利を見ていきましょう

では、米国の金利を確認していきましょう。

今週も年初来チャートで確認します。

黒:2年債利回り 、橙:10年債薄青:長短金利差

今週は短期債も長期債も大きく下がってるね

CPIの減速で、金利上昇鈍化を期待してるからね

しかし、長期金利、短期金利ともに同じように下落しているため、

7月5日以来続いている長短金利差の逆イールドは、現在でも解消する気配はありません。

逆イールドは、発生から数ヶ月~2年程度で景気後退が訪れると言われています。

本格的な景気後退入りが近づいている可能性は非常に高いと考えた方が良いでしょう。

ところで、金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?

長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。

これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね

金融機関は、長短金利差から収益をあげる

金融機関は、資金を調達し、その資金を貸し付けて利子を得ることで収益を上げます。

  • 金利の安い短期金利で資金を調達
  • 金利の高い長期金利で貸付
金利の差が大きいと収益を出しやすいんです

いつもこの通りになるとは限らないけどね

仮想通貨は大暴落!

最初に、仮想通貨の取引所が破綻したって言ってたよね。
仮想通貨はどうなったんだろう?

では確認していきましょう

まず、ビットコインから

薄青:5日移動平均 青:25日移動平均 赤:50日移動平均 紫:100日移動平均

うわ!やっぱりこうなっちゃうのね

こんなニュースが出ちゃったら、テクニカルなど無意味!
どこまで下がるかなあ

つづいて、イーサリアムを確認していきましょう。

ああ、イーサリアムも大暴落ね

だね。でも、こっちは9月下旬から10月下旬に停滞していたラインまで帰ってきてるね。

為替相場は逆回転!猛烈な円高に!

ドル円の為替レートも確認していきましょう

CPIが減速したことによる利上げペース鈍化期待の影響は、円高という形でも表れています。

それにしても、急激すぎる円高です。

「急激な為替変動は望ましくない」

として、財務省は行き過ぎた円安に為替介入しました。

当時よりもはるかに大きな変動をしているわけですが、

この円高に対しても介入するのでしょうか。

FXやってる人、お気を付けくださいね

ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?

円高になると

日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。

円安になると

円換算資産評価額は増加しますが、円での投資はしにくくなります。

為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。

来週の重要イベント

来週の重要イベントを確認していきましょう。

短期トレードのポジションを持っている人は、要注意!

時間通貨重要性指標
2022年11月23日 水曜日
1日中 日本祝日日本 – 勤労感謝の日
22:30 米国コア耐久財受注 (前月比) (10月)
2022年11月24日 木曜日
1日中 米国祝日アメリカ – 感謝祭
00:00 米国新築住宅販売戸数 (10月)
2022年11月25日 金曜日
 祝日アメリカ – 感謝祭 – 13:00に早引け

先週、今週と大きな発表が続きましたが、来週は落ち着いた週になりそうです。

ようやく落ち着いてトレードができますね

月曜日は日本の祝日、

木曜日と金曜日は米国の祝日ですから注意してください。

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以上、【11月第2週】物価高騰の減速で株価大暴騰!年末ラリー開始、、か?という話題でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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