こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
世界の株式市場は、10月に入って大きく回復していますね。
今週、ダウ平均とS&P500は過去最高値を更新するほどに大きく伸びています。
先月は結構下がったのに、高値更新しちゃったの?
そうだよ。S&P500もダウも7連続陽線という調子の良さだね
ということで、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、日本を除きプラス
- 仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアムとも急騰したが、週末に息切れ?
- 債券は下落したが、週末にリバウンド
- 米長期国債利回り、短期国債利回り共に急上昇し、金利差は乱高下
- コモディティは、銀が大きく上昇、金・原油が上昇、プラチナ・天然ガスが下落
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今週の株式市場を確認しよう!
各国がプラスのなか、日本はマイナス
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -0.91 | -2.82 | 4.96 | 22.49 |
TOPIX | -1.07 | -2.02 | 10.95 | 23.19 |
JASDAQ | -0.06 | -3.02 | 3.56 | 9.04 |
NYダウ | 1.08 | 2.62 | 16.57 | 25.91 |
S&P500 | 1.64 | 2.16 | 21.00 | 31.15 |
ナスダック総合 | 1.29 | 0.25 | 17.08 | 30.67 |
ラッセル2000 | 1.04 | 1.33 | 15.91 | 39.54 |
ユーロ・ストックス50 | 0.14 | -0.15 | 17.91 | 30.95 |
上海総合指数 | 0.29 | -1.64 | 3.15 | 9.29 |
深セン成分指数 | 0.53 | 0.73 | 0.15 | 10.39 |
香港ハンセン | 3.14 | 6.59 | -4.05 | 4.85 |
今週は、日本以外の全部の市場がプラスになったね!
日本は先週3%以上も上げたからね。
利益確定の売りが入ったのでしょう。
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- ダウ平均、S&P500、ナスダック総合、ラッセル2000
- 香港ハンセン
先週は上海と深圳を除く全指数が大きく上昇しましたが、
今週は米国の4指数と香港ハンセンが1%以上上昇しました。
香港ハンセンは今週3%以上の上昇だね
ハンセンは3週連続の大幅上昇で、1か月のリターンが6.6%になったよ
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- TOPIX
先週は、大幅マイナスの指数はなかったのですが、
今週は、TOPIXが1%以上下落してしまいました。
TOPIXは▲1.07%だから、ギリギリ1%超えだね
米国市場は3週連続上昇!
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
今週は、すっごい上がってるねえ
上がってるけど出来高は小さいね。金曜日に、久しぶりの陰線が出てるよ
テクニカル的に見てみましょう。
青い範囲:ボリンジャーバンド 黒線:100日移動平均 紫:75日移動平均 橙:50日移動平均
100日移動平均上で停滞して底固めし、
一気にボリンジャーバンドの上限まで上昇しました。
これはいい感じなの?
ここから急騰は考えにくいけど、じわじわ上昇していくような気配だね
各国市場の値動きは?
先週の各市場の値動きを確認しよう
各国株価指数の、9月以降のチャートを見てみましょう。
黒:米国(S&P500、NASDAQ100、ダウ平均)
青:日本(日経平均、TOPIX)
赤:中国(上海総合、香港ハンセン)
どの市場も、同じくらいのリターンに収まってきたね
そうだね。で、NASDAQ100だけが回復が遅れているんだね。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -0.91 | 3.64 | -4.55 |
TOPIX | -1.07 | 3.16 | -4.23 |
JASDAQ | -0.06 | 1.17 | -1.23 |
NYダウ | 1.08 | 1.58 | -0.50 |
S&P500 | 1.64 | 1.81 | -0.17 |
ナスダック総合 | 1.29 | 2.18 | -0.89 |
ラッセル2000 | 1.04 | 1.73 | -0.69 |
ユーロ・ストックス50 | 0.14 | 2.69 | -2.55 |
上海総合指数 | 0.29 | -0.55 | 0.84 |
深セン成分指数 | 0.53 | 0.01 | 0.52 |
香港ハンセン | 3.14 | 1.99 | 1.15 |
先週との比較で見ると、日本と欧州はすごい落ちてるね。
中国が良くなってる感じ
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
おお!今週もほとんどグリーンだよ〜!
インバースと債券以外はほぼ全部緑だね!
今週も調子いいなあ
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
大幅に上昇したセクターは、ヘルスケア、エネルギー、金融など
今週の市場を、よくみていきます。
ほぼ全てが緑のヒートマップですが、とくに明るい緑をチェックしていきましょう。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- ヘルスケア
- エネルギー
- 金融
- 公益事業
- 銀
- 中国
株もコモディティも、全部上昇だね!
そうだね。今週も、どこに投資していても儲かったんじゃないかな?
- グロース +1.8%
- バリュー +1.5%
ほぼ同じくらいの強さでした
大きなマイナスのセクターは、天然ガスとブラジル、インド
今週は、ほぼグリーンのヒートマップですが、
マイナスリターンのセクターを探してみましょう。
インバースを除けば、マイナスのセクターはごくわずかしかありませんでした。
へえ、何がマイナスだったの?
- ブラジル、インド
- 天然ガス
この3つでした。
天然ガスは先週に続いて大幅下落かあ。すっごい上がってたもんね
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
先週よりは暗めになったけど、今週も緑だねえ
ほぼ全面上昇だもんね
長期・短期金利ともに急上昇、長短金利差は急激に上下
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りは今週再び急上昇しています。
金利が上昇すれば株価が下がるのが基本ですが、それでも今週は株価が上がりました。
これも、現在の相場の強さだね
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債は急上昇が続いています。
2021年6月の高値を超え、
2020年3月のゼロ金利政策開始以来最高値を更新し続けています。
では、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は乱高下しています。
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
そうかあ。今週は銀行株がけっこう上がったよね
そうだね。週の中頃に急拡大したからね
暗号資産は急騰続く!
暗号資産は急落から回復したけど、今週はどうなったかなあ
そうだね。ビットコインもイーサリアムも、先週は回復したね。
今週も期待していいよ〜
ビットコインは今週も急上昇!だけど週末に下落
さあ、今週のビットコインを見てみよう!
今週の株価チャートはこちら。
また上がってる!けど週末に下がったんだね
6万5000ドルでいったんの天井をつけたね。もう一度上を目指すのか、ずるずる落ちてしまうのか、来週も要チェックだね
イーサリアムも過去最高値付近まで上昇!そして下落
ビットコインと同様、先週は急落からの回復を見せたイーサリアム。
こちらも確認していきましょう。
イーサリアムも上がってるねえ。
で、ビットコインと同じように下がってるねえ
そうだね。イーサリアムも過去最高値をちょっと更新して下落し始めたね。
ドル円の為替は、円安が加速
ドル円の為替レートも確認していきましょう
あ、ようやく円高に転じたね
先週紹介した抵抗線で折り返したね
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、10月第4週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週の株式市場は、日本を除きすべての指数がプラス。
特に香港ハンセンは大きなプラスとなりました。
どのセクターも上昇でしたが、特に好調だったセクターは入れ替わっています。
金融やエネルギー、ヘルスケアが好調でした。
バリュー株とグロース株は、同じくらいの強さでした。
その他の市場は
長く急騰していた天然ガスは今週も大きく下落しましたが、原油は上がっています。
農業商品も、小幅上昇。
貴金属は、銀が大幅上昇し、金と金鉱は小幅上昇、パラジウム・プラチナは下落しています。
債券は、下落しています。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに急上昇後し最高値付近で下落に転じました。
為替は、114円4銭の抵抗線で円安に転じています。
相場回復中だが、とても不安定
現在、株式は9月の急落から急速に回復しています。
10月はこのまま行く公算が大きいですが、11月にはテーパリングが開始されるかもしれません。
また、金利や為替の動き、仮想通貨が非常に激しく動いています。
今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
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詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【10月第4週】S&P500、ダウ、ビットコイン最高値更新後に下落!市場はどうなる?という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。