【3月第3週】利上げ開始!戦争終わらず!でも株価は・・・急騰!?

こんにちは、せーじんです。

年明けから、世界中で続いていた下落相場ですが、

今週は大きく上昇しました。

おお!長かった暗黒時代がついに終わるのね!

大げさなw
でも、ここから上昇相場入りするんなら、うれしいねえ

今週の株価上昇の要因は、以下の3点でしょう。

3月第3週の株価上昇要因
  1. FOMCで示唆された利上げ幅が、市場の想定内だった
  2. ウクライナとロシアの間で続く停戦協議への期待
  3. 原油価格の落ち着きにより、インフレ懸念が小さくなった

ウクライナでは戦争が続いてるけど、停戦協議には期待しているのね

難しい状況だろうけど、話し合いが続く限り停戦の可能性はあるからね。一刻も早く戦争が終わってほしいものです。

3月FOMCでは、0.25%の利上げが示唆されました。

また、FOMCメンバーは、今年は7回の利上げを実施するのが適切と見ているようです。

つまり、FOMCのたびに利上げをする可能性が高まっているということですね。

それでも株価が大幅に上昇したということは、市場はすでに7回程度の利上げは織り込み済みだったということ。

FOMCについては、こちらの記事がわかりやすかったです。

三井住友DSアセットマネジメント

ということで、一転して大幅上昇した相場の状況をチェックしていきましょう。

3月第3週の市場の状況まとめ
  • 株式市場は、日米欧で株価急騰、ロシアETFは取引停止
  • 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも上昇
  • 債券は、大きく下落
  • コモディティは、貴金属、エネルギー、農作物のいずれもが大幅に下落
  • 米国債利回りは長期・短期共に下落、金利差は縮小

せーじんのポートフォリオについてはこちら

今回の記事の内容

今週の株式市場を確認しよう!

世界中で株価が急騰!

それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。

指数週単位月単位年初来1年間
日経平均株価6.62-1.09-6.82-9.95
TOPIX6.10-0.78-4.17-5.12
JASDAQ4.361.39-7.54-13.80
NYダウ5.501.98-4.366.52
S&P5006.162.63-6.3614.06
ナスダック総合8.182.55-11.195.14
ラッセル20005.303.75-7.16-8.87
ユーロ・ストックス505.85-4.22-9.211.70
上海総合指数-1.77-6.87-10.68-4.51
深セン成分指数-0.95-8.40-17.02-9.39
香港ハンセン4.18-11.98-8.48-26.14
Investing.com 日本
世界の主要株価指数 - Investing.com 日本 世界の主要株価指数のレートをリアルタイムでご覧いただけます。それぞれの指数の現在価格、高値、安値、変動率をご覧いただけます。

うわー!今週はとんでもない上がり方!
5%、6%上がってる指数がたくさんあるよ!

中国だけは下がってるのは、ロシアとの関係性だろうね

今週は急上昇しましたが、年初来で見ると全ての指数がマイナス圏にいます

前向きに見れば、上昇幅が大きいと言えますね。

では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。

今週1%以上値上がりした指数
  • 日経平均、TOPIX、JASDAQ
  • ダウ平均、S&P500、NASDAQ総合、ラッセル2000
  • ユーロストックス50
  • 香港ハンセン

先週は、欧州のユーロストックス50のみ大幅に上昇しましたが、

今週は、中国本土以外のすべての指数が1%以上上昇しました。

NASDAQ総合は8.18%も上昇してるよ!

S&P500や日経平均は6%程度、ダウやラッセルは5%程度の上昇です

では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。

今週1%以上値下がりした指数
  • 上海総合

先週は、ユーロ以外の全ての指数が大幅マイナスでしたが、

今週は上海総合のみが1%以上マイナスとなりました。

上海総合は▲1.77%、深圳成分は▲0.95%でした

今週の世界市場の傾向は
  • プラスリターンの指数が2
  • マイナスリターンの指数が9
中国以外の株価が大きく上昇!

S&P500は、火曜日以降4連騰

この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。

日足チャートで見ると、よくわかるよ

火曜日から上がり続けてるんだね

3月上旬の高値は突破したね。
現在値は2月上旬の底値と2月中旬の高値だから、
ここを突破できるのか、よく見ていこう

各セクターの状況を確認

ヒートマップを確認しよう

セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。

ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうよ!

ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

ヒートマップの見方

今週1週間のパフォーマンスはこちら

あわせて読みたい

おお!今週は明るい緑一色だよ!

うん、実に清々しいヒートマップだね

ヒートマップから読み取れる、

プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。

上昇したセクターは、テクノロジー、金融、ドイツ、フランスなど

今週の市場を、よくみていきましょう。

今週は大きく上昇したセクターがすごく多いので、紹介するのはS&P500よりも大きく上昇したセクターのみとします。

インバースやレバレッジは除きますよ

プラス幅の大きかったセクター
  • テクノロジー、半導体、インターネット
  • 金融
  • 一般消費財
  • バイオテクノロジー
  • ドイツ、フランス

テクノロジーが調子良かったんだね

ナスダックが大幅上昇してるしね。ドイツやフランスなどの欧州も調子が良かったみたいだね

マイナスのセクターは、エネルギー、コモディティ、米国債など

次に、マイナスリターンのセクターを探してみましょう。

マイナス幅の大きかったセクター
  • エネルギー
  • 金、金鉱、銀、プラチナ、パラジウム
  • 原油
  • コーン、穀物、コーヒー
  • 米国債

今まで好調だったエネルギーセクターやコモディティ、米国債は大きく下落しているね

あれ、ロシアはどうなったの?

ロシア株ETFは、とんでもないことになったよ

世界最大のロシアETF、新規資金受け入れ停止-値下がり進む中で

Emily Graffeo2022年3月3日 14:49 JST

  • ヴァンエックはロシアETFで新たな投資口の発行を停止する
  • ロシア株の価値と流動性が「大幅に低下」したとヴァンエック

ロシア投資で世界最大規模の上場投資信託(ETF)は新たな投資口の発行を3日以降に停止すると明らかにした。同ETFへの資金流入が事実上、止まることになる。ロシアのウクライナ侵攻がウォール街を混乱させている。

  米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、ヴァンエックはヴァンエック・ロシアETF(RSX)について、新規資金がETFに流入するプロセスとなる投資口の発行を当面の間、見合わせる。同ファンドの運用資産は6億9000万ドル(約800億円)。

  ヴァンエックはロシア株の価値と流動性の「大幅な低下」を理由に挙げた。「RSXの投資口はCBOE・BZX取引所で引き続き取引される見通しだが、活発な取引が維持される保証はない」とした。

  ロシア資産に対する広範な制裁を受け、RSXの投資口価格はこの1週間に約60%下落している。

  ブラックロックも1日、iシェアーズMSCIロシアETF(ERUS)の新規投資口発行を当分の間、停止すると発表した。DWSインベストメントとフランクリン・テンプルトンも同様の動きに出ている。 

出典元:Bloomberg

Bloomberg.com
世界最大のロシアETF、新規資金受け入れ停止-値下がり進む中で ロシア投資で世界最大規模の上場投資信託(ETF)は新たな投資口の発行を3日以降に停止すると明らかにした。同ETFへの資金流入が事実上、止まることになる。ロシアの...

これは、どういうこと?

一部の取引所以外では、ETFを買えなくなったってことだよ。
理由は、株価と流動性が下がりすぎたから、だって

バリューとグロースの強さは
  • グロース +8.64%
  • バリュー +3.96%

今週は、グロース・バリュー共に大きくプラスですが、グロースの方がより大きくプラスでしたね。

先週と比較しよう

先週のヒートマップと比較してみましょう。

これが先週のヒートマップです。

先週は、真っ赤っかだね

続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。

1週間でこんなに変わるのかってほど変わったね。
ただ、いままで好調だったセクターが落ちてるから、注意!

長期金利・短期金利ともに今週も上昇!金利差はさらに縮小!

米国10年債の金利チャートを見てみましょう。

米10年債の利回りは先週大きく上昇しましたが、今週もさらに上昇し2.2%に到達しました。

10年国債の利回りが2.2%を超えるのは、2019年6月以来、2年9ヶ月ぶりの出来事です。

週の後半に、やや落ち着きましたが今後どうなるかは予断を許しません。

次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。

2年国債も、今週は上昇しており、2%のラインで抵抗に遭っています。

長期金利、短期金利共に今週も上昇しましたが、
長短金利差はどうでしょう

長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。

長短金利差は週の後半にかけて縮小大しています。

金曜日の引けでは0.213%となり、

0.1%台、ひいては逆イールドの発生が目前に迫っています。

長短金利差が0%を下回ると、逆イールドの発生を表します。

逆イールドとは
  • 短期金利が長期金利を上回ってしまう現象のこと
  • 逆イールドが発生すると、数ヶ月〜数年後に景気後退や株価の下落が発生すると言われている
  • 今後、逆イールドが発生すれば、2019年8月以来となる

金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?

長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。

これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね

金融機関は、長短金利差から収益をあげる

金融機関は、資金を調達し、その資金を貸し付けて利子を得ることで収益を上げます。

  • 金利の安い短期金利で資金を調達
  • 金利の高い長期金利で貸付
金利の差が小さいと収益をあげにくいんです

今週は、金利差が縮小したけど、金融は爆上げしてたね

株価は金利だけで決まるもんじゃないからね

仮想通貨はどうなった?

株が上がって、金が下がってるけど、仮想通貨はどうなったんだろう?

では確認していきましょう

ビットコインは大きく上昇!前回高値を超えられるか!

まずはビットコインから!

今週のチャートはこちら。

今週は、すごく上がってるね!

出来高が急増して、価格が上昇してるね。
安値は若干切り上げてるけど、高値を切り上げることができるか。

イーサリアムも急上昇!

イーサリアムはどうだろ?

イーサリアムも、今週はすごく上がってるね

こちらも現在、前回高値の位置にいるね。ここからどうなるかな。
イーサリアムは出来高が増えてないのも気になるところ

為替は、今週も強い円安!ついに120円が見えてきた

ドル円の為替レートも確認していきましょう

うひゃあ!今週もとんでもないことになってるね!

117円29銭でスタートしたドル円の為替ですが、

今週は一貫して円安方向に動き、金曜日にはさらに急上昇!

119円15銭で引けました。

1週間で1円86銭(1.59%)も円安が進んでいます

ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?

円高になると

日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。

円安になると

円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。

為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。

楽天証券CFD口座開設

まとめ

ということで、3月第3週の世界の市場の動きを見てきました。

ウクライナでの戦闘は長期化しており、緊迫の度合いを増しています。

が、停戦協議は継続して行われています。

また、今週実施されたFOMCでは利上げが発表され、

今後も利上げが継続する見通しです。

急騰していた原油は、今週急落しています。

そんな状況の中、世界中で株価は急騰し、今まで好調だったコモディティは急落しました。

株式市場は

セクター別に見ると、

上昇したのは、テクノロジー、半導体、金融、一般消費財など

下落したのは、エネルギーセクターくらいでした。

先週、先々週と▲60%を記録していたロシアは、一部市場を除いてETFの取引が停止されました。

バリュー株、グロース株ともに大きく上昇していますが、グロースの方がより大きく上昇しています。

その他の市場は

エネルギーは、原油が大きく下落、天然ガスは上昇

貴金属は、金や銀、プラチナ、パラジウムなど全面的に下落

農業商品も、穀物・コーヒー、とうもろこしの全てが下落しています。

債券は、大きく下落しました。

仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムとも大きく上昇し、前回高値に挑戦しています。

為替は、今週も猛烈に円安が進みました。

今年は、S&P500がマイナスリターンになるかも

3月の利上げが発表され、いよいよ利上げ開始です。

が、その幅は想定の範囲内であり、

原油価格の落ち着きは、インフレの落ち着きに直結します。

市場にはやや安心感が広がり、今週の株価上昇が発生しました。

しかし、ウクライナ情勢や原油価格によって、再び株価が下落する可能性は低くはありません。

暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、

日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。

長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう

長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること

長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。

安眠できる長期投資のコツとは
  1. 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
  2. 適度な分散
  3. 余力(現金)を残しておく

短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。

こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!

目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね

忙しいサラリーマンが投資をするならCFDも検討したいですね

仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。

CFDの取引時間はほぼ24時間。

夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。

またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、

少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

\ 口座開設無料 /

せーじんのポートフォリオ

せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。

ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験

2021年4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。

毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。

どれが一番儲かるのかな〜?

FIRE達成!専業投資家「せーじん」...

【3月第3週】利上げ開始!戦争終わらず!でも株価は・・・急騰!?という話題でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

せーじんが使っているブログサービスはこちら

ワードプレステーマ「swell」

簡単、手軽、短時間で記事を執筆できるテーマとして有名なSWELL

装飾やプログラムの勉強時間を大幅に短縮でき、記事を書くことに集中できます。

こんなことができるのは、ワードプレスの新機能ブロックエディターに対応しているから!

レンタルサーバー「conohawing」

早い、安い、優しい

と3拍子揃ったレンタルサーバー。

表示速度の速さはgoogleからの評価対象であり、googleから評価されればアクセス数の上昇が期待できます。

安さも業界トップクラスです。

初心者でも操作しやすい管理画面にも定評があります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
今回の記事の内容