こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
今週金曜日は、驚きましたね。
金曜日の値動きを示したヒートマップを見てみましょう。
うわああ!これ、もうだめなやつだああ!
コロナショックの時みたいな下落ぶりだよね。
インバースと債券以外は、ほぼ全ての国とセクターが明るい赤=大幅下落だよ
なぜ、突然このような下落が発生したのでしょうか。
南アフリカ共和国で発生したとみられるコロナの変異株「オミクロン株」を懸念して、と言われています。
このように報道されていますが、まだわからないことも多いようです。
次の注目は、この2点ですね。
- オミクロン株に、現在流通しているワクチンの効果があるのか
- 効果がないのであれば、対応するワクチンがいつ完成するのか
コロナ禍は、まだ終わってなかったのね・・・
ウイルスってのは次々に変異するもんだけど、ここまで大きく市場が反応するとは驚きだね
ということで、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、ほぼ全セクター・全ての国で大幅下落
- 上海、深圳は僅かにプラス
- 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも金曜日に大幅下落後、やや反発
- 債券は大きく上昇
- 米長期国債・短期国債とも利回りは大幅下落、金利差は縮小
- コモディティは、天然ガス・コーヒーが大幅上昇、貴金属・原油は大幅下落
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
各指数は大幅下落!中国本土株は僅かに上昇
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -3.34 | -0.24 | 4.76 | 7.91 |
TOPIX | -2.91 | -0.73 | 9.99 | 11.11 |
JASDAQ | -2.08 | -2.30 | 0.51 | 2.34 |
NYダウ | -1.97 | -2.32 | 14.03 | 16.68 |
S&P500 | -2.20 | -0.04 | 22.33 | 26.28 |
ナスダック総合 | -3.52 | 0.28 | 20.20 | 26.92 |
ラッセル2000 | -4.15 | -2.26 | 13.73 | 21.06 |
ユーロ・ストックス50 | -6.13 | -3.41 | 15.11 | 15.92 |
上海総合指数 | 0.10 | 1.30 | 2.62 | 4.57 |
深セン成分指数 | 0.17 | 3.74 | 2.12 | 7.93 |
香港ハンセン | -3.87 | -5.77 | -11.57 | -10.46 |
うわあ、どの指数もひどいね。
欧州なんて▲6%以上だし、▲3%超えもたくさんあるよ
上海と深圳が僅かにプラスになってる以外は、世界各国で大幅下落だね
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- なし
先週はナスダック総合が大きく上昇しましたが、
今週は、1%以上上昇した指数はありませんでした。
ま、そりゃそうだよね
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- ナスダック総合、S&P500、ダウ平均、ラッセル2000
- 日経平均、TOPIX
- ユーロストックス50
- 香港ハンセン
先週は、ラッセル2000、ダウ平均と香港ハンセンの3指数が大幅マイナスでしたが、
今週は、上海と深圳を除くすべての指数が1%以上下落してしまいました。
最大下落はユーロストックス50の▲6.13%だったね
ラッセルやダウ、香港は続落だよ
S&P500は金曜日に急落
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートです。
今週は木曜日が米国の祝日だったから、市場は4日間だったんだよね
そうそう。そして休み明けの金曜日に大幅下落ね。出来高も急騰したけど、9月の急落時ほどではないね
テクニカル的に見てみましょう。
青い範囲:ボリンジャーバンド 下画面:RSI
5日移動平均線が下を向き、25日移動平均線が横向きになりました。
長期移動平均線は、まだ上向きですね。
金曜日の下落では、ボリンジャーバンドの下で引けています。
RSIは急降下して50を下回り、下落トレンドを示す値となりました。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -3.34 | 0.46 | -3.80 |
TOPIX | -2.91 | 0.19 | -3.10 |
JASDAQ | -2.08 | -0.32 | -1.76 |
NYダウ | -1.97 | -1.38 | -0.59 |
S&P500 | -2.20 | 0.32 | -2.52 |
ナスダック総合 | -3.52 | 1.24 | -4.76 |
ラッセル2000 | -4.15 | -2.91 | -1.24 |
ユーロ・ストックス50 | -6.13 | -0.32 | -5.81 |
上海総合指数 | 0.10 | 0.60 | -0.50 |
深セン成分指数 | 0.17 | 0.32 | -0.15 |
香港ハンセン | -3.87 | -1.10 | -2.77 |
中国本土の2指数とダウは、先週とそんなに変わらない騰落なんだね
ダウは先週も下がってたしね。
先週から弱かったダウ、強かったのが下落したナスダック
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
この記事の最初に見た、金曜日のヒートマップと同じだね
そうだね。インバースと債券以外は真っ赤っか。
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
大幅に上昇したセクターは、長期国債、天然ガス、コーヒー
今週の市場を、よくみていきます。
赤しか見えないヒートマップの中にも、小さな明るい緑がありますよ。
インバースやレバレッジは除いています
- 長期国債
- 天然ガス
- コーヒー、とうもろこし
長期国債が強いってことは、株価が弱いんだね
天然ガスとコーヒーは2週連続で上昇してるね
特に大きなマイナスのセクターは、原油、エネルギー、バイオテクノロジーなど
次に、大きなマイナスリターンのセクターを探してみましょう。
大きなマイナスはたくさんありすぎるので、中でも特に大きなものです
- エネルギー、クリーンエネルギー
- バイオテクノロジー
- 原油
- 金鉱、金、銀、プラチナ
- 小型株
- 欧州
- 新興国
大きいマイナスは、たくさんあるねえ
- グロース ▲2.8%
- バリュー ▲2.0%
今週はグロース、バリューともに大きく下落しましたが、比較するとバリューの方が小さな下落でした
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
この真っ赤なヒートマップ、何度も見せないでほしいね
目を逸らしちゃいかん!
長期金利・短期金利はともに急落、長短金利差は乱高下
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りは、金曜日に急落して1.5%を割り込んでいます。
株式市場も混乱してたけど、金利の動きも大きかったんだね
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債も、10年国債と同様に下落しています。
では、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は、縮小が続いています。
金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
仮想通貨も急落
株もゴールドもすごく下がったけど、仮想通貨はどうなったのかな
では、確認していきましょう
ビットコインも、株と同じく大きく下落
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
やっぱり金曜日に大きく下がってるね
ビットコインは、株と連動することも多いからね
イーサリアムも大きく下落したが、持ち堪えた?
イーサリアムはどうだろ?
見るのが怖いね
あ、ビットコインほど下がってないね
イーサリアムも大きく下落しましたがビットコインほどではありませんね。
下値はやや切り下げていますから油断はできませんが、ビットコインよりは再浮上の期待ができそうなチャートです。
ドル円の為替、有事の円買いで一気に円高へ
ドル円の為替レートも確認していきましょう
金曜日は、為替の動きも凄まじいね
今まで売られていたのが嘘みたいに、円が買われたね。
円は安全資産とされているから、今回のような有事にはすごく買われるんだよ
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、11月第4週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週の株式市場は、ほぼ全てのセクターや国で大きく下落する展開となりました。
グロース主体のナスダックも、バリュー主体のダウも大幅下落、
日本や欧州、香港も大きく下落しています。
中国本土株は、僅かにプラスとなっています。
セクター別に見ると、
特に大きく下げているのは、エネルギー、クリーンエネルギー、バイオテクノロジーです。
その他の市場は
エネルギーは、原油が大きく下落、天然ガスは大きく上昇
貴金属は、金鉱や銀、プラチナを中心に大きく下落
農業商品は、穀物は小幅値動きで、コーヒーとコーンが大きく上昇しています。
債券は、大きく上昇しています。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに金曜日に大きく下落しましたが、週末にやや反発しています。
為替は有事ということもあり、大きく円高が進んでいます。
オミクロン株の動向に注目
金曜日に大きな動揺が走った、コロナの新しい変異株「オミクロン株」
この変異株の詳細は伝わっていませんが、
せーじんとしては「反応が大きすぎるのでは?」
と感じています。
が、今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【11月第4週】世界同時株安!その原因はコロナの新たな変異株「オミクロン株」という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。