こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
今週は不安定だったねえ。
大きく上げて、大きく下げてを繰り返していた感じ
へえ、そうなの
- 米国のS&P500、ナスダック総合、ダウ平均は揃って小幅に下落、ラッセル2000は小幅上昇
- 日本市場では日経平均、TOPIX、JASDAQが2%程度の大幅マイナスリターン
- 中国市場では香港は小幅下落、上海と深圳は大きくプラス成長
- 欧州は、小幅下落
日本・米国・欧州が下落し、中国が大きく上昇しています
そのような値動きの中、せーじんのポートフォリオは、先月末からの変動が+4.7%となりました。
先週末時点では+6.7%だったので、2%の減少ですね
今週の動きを復習し、来週からの相場に備えていきましょう!
せーじんのポートフォリオについてはこちら
日本大幅下落、中国が大幅上昇!米国は小幅な下落だけど、、、
今週の値動き
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.23 | 1.01 | 5.74 | 50.66 |
TOPIX | -2.34 | -2.07 | 6.11 | 34.74 |
JASDAQ | -1.94 | -0.59 | 2.30 | 32.47 |
NYダウ | -0.46 | 4.37 | 11.23 | 43.19 |
S&P500 | -0.13 | 6.92 | 11.29 | 47.36 |
ナスダック総合 | -0.25 | 8.01 | 8.76 | 62.33 |
ラッセル2000 | 0.41 | 4.06 | 15.04 | 84.25 |
ユーロ・ストックス50 | -0.49 | 4.72 | 12.97 | 42.87 |
上海総合指数 | 1.39 | 3.29 | 0.03 | 23.70 |
深セン成分指数 | 4.60 | 6.93 | -0.82 | 37.69 |
香港ハンセン | 0.37 | 4.22 | 6.77 | 22.01 |
- 深圳成分指数(+4.60%)
- 上海総合(+1.39%)
- TOPIX(▲2.34%)
- 日経平均(▲2.23%)
- JASDAQ(▲1.94%)
今週は、結果だけを見ると日本が大幅に下げ、中国が大きく上げ、欧米は小幅な値動きに見えますね。
中国好調の要因は、過去最高のGDP成長率
中国の上昇がすごいけど、何かあったの?
2021年第1四半期のGDP発表があったんだけど、過去最高の伸びだったんだよ
中国、GDPが18.3%増 新型ウイルス抑制し過去最高
2021年4月16日
中国の国内総生産(GDP)が2021年1~3月、前年同期比で18.3%増えた。中国国家統計局が16日、発表した。
中国が四半期の成長率の記録を取り始めた1992年以降で、最大の伸びとなった。海外からの注文を受け工場が稼動を増やし、輸出が膨らんだことが大きい。
ただ、ロイター通信がまとめたエコノミストらの予測では19%の成長が見込まれていたが、それには及ばなかった。
また、経済が急激に収縮した昨年との比較であるため、今回の数値は実態とかなり離れており、力強い成長の指標としての役割はあまり大きくない。
出典元:BBC NEWS JAPAN
過去最高の伸びを記録してはいますが、エコノミストの予測よりは小さい伸びに止まっています。
比較対象がコロナ真っ只中の2020年だから、これくらいの成長は予測済みだったということですね
小幅な値動きに見える米国、実は大きく上下していたんです
大きく下落した日本、大きく上昇した中国に比べて、米国は平和だったんだね
いやいや、連日暴騰、暴落を繰り返す大荒れ相場だったんだよ
小幅な値動きに見える米国は、今週大きく上下していたんです。
この1週間のS&P500ETF、SPYのチャートを確認しましょう。
青いところが、今週の値動きです。
3月下旬から上昇が続いていましたが、今週は踊り場でしたね。
水曜日から金曜日のキャンドルの大きさを見てください
毎日1%くらい上下していたんですよ。
キャピタルゲイン増税が現実になるのか?
実はこの値動き、S&P500だけでなくNASDAQやダウ平均も同じように動いています。
原因は、キャピタルゲイン増税に関する報道があったからです。
報道の内容はこんな感じ。
- 連邦議会に対し、バイデン大統領がキャピタルゲイン税の増税を提案する見通し
- 大統領からの正式な発表ではない
- キャピタルゲイン税率を20%から39.6%へ、2倍程度に引き上げる
- 増税対象は、所得100万ドル以上の個人
まだ正式な発表があったわけではありません。
しかし、市場へ与えるインパクトは非常に大きいですね。
キャピタルゲイン税の増税の詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.23 | -0.28 | -1.95 |
TOPIX | -2.34 | 0.07 | -2.41 |
JASDAQ | -1.94 | -1.29 | -0.65 |
NYダウ | -0.46 | 1.18 | -1.64 |
S&P500 | -0.13 | 1.37 | -1.50 |
ナスダック総合 | -0.25 | 1.09 | -1.34 |
ラッセル2000 | 0.41 | 1.00 | -0.59 |
ユーロ・ストックス50 | -0.49 | 1.36 | -1.85 |
上海総合指数 | 1.39 | -0.70 | 2.09 |
深セン成分指数 | 4.60 | -0.67 | 5.27 |
香港ハンセン | 0.37 | 1.08 | -0.71 |
どの市場も、先週と方向性が大きく変わっているね
日本市場:小幅なマイナス → 大幅マイナス
米国市場:大幅プラス → 小幅にマイナス
中国市場:マイナス → 大幅プラス
ヒートマップで各セクターの状況を確認
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は、パッと見て暗い緑と暗い赤って感じだね
暗い緑と暗い赤ってことは、株価は全体的に小さい動きで、上がったセクターと下がったセクターがあったってことだね
ヒートマップから、プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを取り上げましょう。
プラス幅が大きかったのは、不動産、クリーンエネルギーなど
ヒートマップから読み取れるプラスリターンの大きなセクターはこうですね。
- ヘルスケア
- 不動産
- クリーンエネルギー
- 中国
- 台湾
プラスが多いね!
不動産は、もう長いこと上がり続けていますね。
コロナ禍の終了を見越して、米国では住宅需要が急増し、不動産セクターが大きな注目を集めています。
不動産セクターについては、こちらの記事でまとめましたのでご覧ください。
クリーンエネルギー株が久しぶりに上昇しています。
これは、4月22日に気候変動サミットが実施され、環境対策を強化していく方針で合意されたからですね。
気候変動サミット 米中両国が気候変動対策では協力姿勢示す
2021年4月23日 8時41分 環境
アメリカのバイデン大統領は、みずからが主催する気候変動サミットで、自国の温室効果ガスの排出量を2030年までに半減させる新たな目標を表明し、各国にさらなる行動を求めました。これに対し、中国の習近平国家主席も石炭の消費を減らしていく考えを表明し、対立を深める米中両国が、気候変動対策では協力していく姿勢を示しました。
バイデン大統領が主催する気候変動サミットは日本時間の22日夜から2日間の日程で始まりました。
開幕にあたり演説したバイデン大統領は、自国の温室効果ガスの排出量を2030年までに2005年に比べて50%から52%削減する新たな目標を表明したうえで「この危機はどの国も1国では解決できない。われわれはこの課題に対処するため、速やかに行動しなければならない」と述べ、各国にさらなる行動を求めました。
このあと、アメリカのほか26の国と地域の首脳らが参加した最初のセッションでは、菅総理大臣が2030年に向けた削減目標について、2013年度と比べて46%削減することを目指すと表明しました。
また、カナダのトルドー首相も2030年までに2005年と比べて40%から45%削減する新たな目標を明らかにするなど、G7=主要7か国のうち2か国が自国の削減目標の大幅な引き上げを発表しました。
さらに温室効果ガスの世界最大の排出国である中国の習近平国家主席は「アメリカを含む国際社会と協力して地球環境の管理を推進していきたい」と述べるとともに、石炭火力発電を制限し、2030年までに石炭の消費を徐々に減らすと表明しました。
アメリカと中国は人権や安全保障の問題をめぐり対立を深めていますが、米中がともに重視する気候変動対策では協力して取り組む姿勢を国際社会に示しました。(以下省略)
出典元:NHKニュース
世界中の国々が環境問題に積極的に取り組む姿勢を打ち出したことで、クリーンエネルギーが買われたんだね
マイナス幅が大きかったのは、エネルギー、半導体、インド
大きなマイナスとなっているのは、エネルギー、半導体、インドです。
インバースとかレバレッジ以外はね
- エネルギー
- 半導体
- インド
半導体は2週前に大きく上昇しましたが、2月中旬の高値を超えられず先週から下落が続いています。
半導体ETFのSMHのチャートはこちら。
水曜と金曜に大きな陽線が出てるね。これは、下げ止まったかなあ
インドでは先週に引き続き新型コロナウイルスの感染が猛烈に広がっています。
これを嫌気して、株価が下がっています。
1日33万人超の感染者急増……追い詰められるインドの病院
インド政府によると、新型コロナウイルスの新規感染者が24時間で33万人以上に達し、世界的に過去最多となった。感染拡大の深刻な第2波のため、各地の病院で病床や医療用酸素の不足が深刻化し、医療体制は逼迫(ひっぱく)している。
インド政府は23日、24時間で33万2730人の新規感染が確認されたと発表した。2日連続で、世界最多となった。死者は24時間の間に2263人に上った。
病床と医療用酸素の不足から、病院に搬送されても受け入れ不能で帰されたり、何時間も治療を受けられない患者が相次いでいる。ベッドが使えるだけでも幸運とさえ言われるようになった。
各地の火葬場では、集団火葬が行われている。
出典元:BBC NEWS
1日で33万人!?
世界の1日の感染者が90万人くらいだから、世界の感染者の3分の1以上がインドってことになるね。
これは、インドの新型コロナ感染者のチャートです。
これじゃあ、株価も上がらないよね
先週と比較すると、株価は失速
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
先週はほぼ緑一色だったのが、全体的に暗くなって、赤も目立つようになったね
そうだね。全体的に先週より失速しているのがよくわかるね
米国長期金利、先週に続いて下落傾向
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
先週に引き続き、長期金利は下落傾向です。
長期金利は落ち着いてきたみたいだね
下落傾向が続くように見える金利ですが、また上昇に転じる可能性も低くはありません。
ナスダックやラッセル、新興国株投資には引き続き警戒が必要です。
もし金利が上昇したら、どういうふうに投資したらいいの?
という方は、この記事をご覧ください。
ビットコインも下落が続く
ビットコインのチャートも確認しましょう。
4/14のコインベースの上場によってか、上昇するかに見えたビットコインは下落が続いています。
現在は、3月25日の底値51000ドル付近にいます。
ここで反発できず底抜けした場合のサポートラインは、
100日移動平均線の49300ドル
3月5日の底値48000ドル
2月28日の底値45000ドル
まで下落する可能性があります。
このまま下がるのか、再び上昇するのか。
短期的にはわかりませんが、
せーじんは、ビットコインに対して長期的には強気な見方をしています。
ですから、せーじんはビットコインを長期で持ち続けますよ〜
まとめ
ということで、4月第4週の世界の市場の動きを見てきました。
今週は全体的に値動きの大きい週となりました。
米国の値動きが小さく見えたのは、上にも下にも大きく動いて相殺されたためです。
週単位で見ると、
日本は大幅下落、中国は大幅上昇と明暗がくっきり別れました。
現在インドで発生している変異ウイルスには、ワクチンが効かない可能性があるという報道もありました。
この変異ウイルスが、どれくらい世界に広まるのか、今後注目するべきでしょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
せーじんのポートフォリオ
せーじんのポートフォリオは先月末からの変動が+4.7%でした。
せーじんの資産状況はこちらの記事で解説しています。
せーじんの取引履歴はこちらです
以上、【4月第4週】荒れる相場を生き残れ!【コロナ拡大、キャピタルゲイン増税、気候変動サミット】という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。