こんにちは、せーじんです。
ウクライナでは戦争が続いているね
うん。欧米各国からの支援を得てウクライナも踏ん張ってるね。
ロシアへの経済制裁もかつてない規模になってるよ
これで戦争は早く終わるのかな
ロシア国民でも厭戦意識が高まってるし、これから経済制裁の影響でハイパーインフレでロシア国内はさらに大混乱になるからね。
普通に考えれば早く集結するけど・・・
けど?
今のロシアは普通じゃないから予測不能だね。
そもそも戦争を始めること自体普通じゃないから。
さらに、株価へ強い影響を与えるニュースが3月4日に発表されました。
米雇用者数、予想上回る67.8万人増に加速-賃金の伸びは減速
Reade Pickert2022年3月4日 22:38 JST 更新日時 2022年3月5日 1:16 JST
- 失業率は3.8%に低下-あらゆる人種グループで広範に下げる
- FOMCは今月の利上げ方針を維持する可能性高い
米雇用者数は2月に大きく増加した。米金融当局は今月の利上げ開始方針を維持する公算が大きい。
一方で、賃金の伸びは減速。労働市場の堅調ぶりが示された半面、強いインフレ圧力がやや落ち着いたことも示唆された。
キーポイント |
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・非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比67万8000人増-昨年7月以来の大幅な伸び ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想予想中央値は42万3000人増 ・1月と昨年12月ともに上方修正家計調査に基づく失業率は3.8%に低下-前月4%市場予想3.9% |
(以下省略)
出典元:Bloomberg
労働市場は順調に回復しているね。
利上げへの障壁は無く、3月中にも利上げに踏み切る可能性が高まったよ
でことは株価は・・・
今日は、かなり下がったね
ということで、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、ロシアが今週も記録的な下落、欧州を中心に世界で下落
- 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも上昇後に下落
- 債券は、大きく上昇
- コモディティは、貴金属、エネルギー、農作物のいずれもが大幅に上昇
- 米長期国債利回りは下落、短期国債利回りは下落後に上昇、金利差は大きく縮小
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
世界中で株価下落!欧州の下落は▲10%以上
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -1.85 | -5.30 | -9.75 | -9.97 |
TOPIX | -1.67 | -4.43 | -7.40 | -2.70 |
JASDAQ | 0.07 | -2.44 | -9.25 | -11.95 |
NYダウ | -1.30 | -4.20 | -7.49 | 6.73 |
S&P500 | -1.27 | -3.81 | -9.18 | 12.67 |
ナスダック総合 | -2.78 | -5.57 | -14.90 | 3.04 |
ラッセル2000 | -1.90 | -0.01 | -10.83 | -8.67 |
ユーロ・ストックス50 | -10.44 | -12.98 | -17.27 | -3.09 |
上海総合指数 | -0.11 | 2.56 | -5.28 | -1.55 |
深セン成分指数 | -2.93 | -2.31 | -12.36 | -9.66 |
香港ハンセン | -3.79 | -10.86 | -6.38 | -24.72 |
欧州は▲10%以上!?
EU・NATO入りを目指すウクライナが戦争に巻き込まれてるわけだから、欧州への影響は一番大きいよね
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- なし
先週は、ナスダック総合とラッセル2000が1%以上のプラスでしたが、
今週は、大幅に上昇した指数はありませんでした。
唯一プラスだったJASDAQも、たったの0.07%だったね
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- 日経平均、TOPIX
- ダウ平均、S&P500、ナスダック総合
- ユーロストックス50
- 深圳成分、香港ハンセン
先週は、日本、欧州、中国の指数が大幅マイナスでしたが、
今週はさらに増え、米国を含むほぼ全ての指数が1%以上マイナスとなりました。
JASDAQと上海総合以外は、全部1%以上のマイナスだね
年初来で見ると、S&P500は▲10%、ナスダックは▲15%も下がってるよ。
ずいぶん下がっちゃってるねえ
S&P500は、金曜日に大きく下落
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートを確認していきましょう。
日足チャートで見ると、よくわかるよ
木曜までは、株価は上がってたんだね
うん。それが、金曜日の雇用統計で一気に下がったんだね
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -1.85 | -2.38 | 0.53 |
TOPIX | -1.67 | -2.50 | 0.83 |
JASDAQ | 0.07 | -0.56 | 0.63 |
NYダウ | -1.30 | -0.06 | -1.24 |
S&P500 | -1.27 | 0.82 | -2.09 |
ナスダック総合 | -2.78 | 1.08 | -3.86 |
ラッセル2000 | -1.90 | 1.36 | -3.26 |
ユーロ・ストックス50 | -10.44 | -2.54 | -7.90 |
上海総合指数 | -0.11 | -1.13 | 1.02 |
深セン成分指数 | -2.93 | -0.35 | -2.58 |
香港ハンセン | -3.79 | -6.41 | 2.62 |
こう見ると、日本市場はすこし改善してるんだね
米国が金曜日に大きく下がってるから、その影響は月曜の日本市場に出てくるかもしれないけどね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週は、明るい赤が多いけど、明るい緑もたくさんあるね
そうだね。
全体は大きく下がったけど、大きく上がったセクターもあるんだね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
上昇したセクターは、エネルギー、貴金属、農作物、長期国債など
今週の市場を、よくみていきましょう。
ヒートマップの、明るめの緑を確認していきます。
インバースやレバレッジは除いています
- エネルギー
- 公益事業
- 金属・採掘
- 金鉱、金、銀、プラチナ、パラジウム
- 原油、天然ガス
- コーン、穀物
- 米長期国債
エネルギーやコモディティがすごく強いね
プラチナや原油は20%以上、穀物やコーンも+10%以上だよ!
国債がここで登場するなんて珍しいよね
投資家たちが、株以外の資産に逃げている感じがするよね
マイナスのセクターは、ロシア、中国、欧州、コーヒーなど
次に、マイナスリターンのセクターを探してみましょう。
S&P500より大きなマイナスのセクターを見ていくよ
- ロシア、欧州
- 情報技術、半導体
- 金融、銀行
- 一般消費財
- バイオテクノロジー
- コーヒー
ロシアはまた大きく下がってるんだね
ロシア株は、今週▲63%も大暴落!
先週は▲35%の暴落だったし、ロシア株を持ってる投資家は・・・
- グロース ▲2.97%
- バリュー +0.19%
指数は大きなマイナスですが、バリューはプラスだったんですね。今週は文句なくバリューが強かったです。
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
先週は、全体的に暗めの色合いだね
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
先週と比較すると、赤も緑もすごく明るくなっています。
特にコモディティと債券の強さが目立ちますね
長期金利・短期金利は一旦天井、長短金利差はやや拡大
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りは昨年12月以降大きく上昇してきましたが、
先週、2%前後で天井をつけました。
ウクライナ情勢の影響か、今週は大きく上下していますが、
結果的に1.736%まで下落しています。
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債も、1.6%て一旦天井をつけ、やや下落しています。
が、下落後にやや上昇しているというところが、10年国債との違いです。
長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は今週大きく縮小し、ついに0.254%まで下落してしましました。
長短金利差が0%を下回ると、逆イールドの発生を表します。
逆イールド?
- 短期金利が長期金利を上回ってしまう現象のこと
- 逆イールドが発生すると、数ヶ月〜数年後に景気後退や株価の下落が発生すると言われている
- 今後、逆イールドが発生すれば、2019年8月以来となる
金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
仮想通貨はどうなった?
金はかなり上がったけど仮想通貨はどうなったんだろう?
では、確認していきましょう
ビットコインは大きく上昇後、大きく下落
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
先週、せーじんが「底固めして、これから上昇!」って言ってたけど、、、
すっごく上がったでしょ?すぐ下がったけどね。
チャートパターン的には、2月上旬と中旬で跳ね返された4万5000ドルの抵抗ラインを突破できず、
再び跳ね返されてしまいました。
かなり強い抵抗線のようですね。
イーサリアムは上値が切り下がっている
イーサリアムはどうだろ?
イーサリアムは、上値がだんだん下がってきてるね
弱気の三角保合いを形成しているね。
イーサリアムは弱気に見ている投資家が多いってこと
ドル円の為替は、115円から115円50銭で激しく動く
ドル円の為替レートも確認していきましょう
今週は、為替も大きく動いています。
115円から115円50銭の間で大きく上下を繰り返しました。
週を通してみると、70銭(0.61%)ほど円高が進んだことになります。
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、3月第1週の世界の市場の動きを見てきました。
ウクライナでの戦闘は、今週も続いています。
その影響で、当事国ロシアの株価は63%の大幅下落をした他、欧州を中心に世界中の株価が大きく下落しました。
が、コモディティや債券は大きく上昇しています。
また、米国では雇用が順調に回復していることが発表され、利上げ待ったなしの状況です。
株式市場は
セクター別に見ると、
上昇したのは、金属・採掘、エネルギーなど
下落したのは、ロシア、欧州、半導体、バイオテクノロジーなどでした。
特に当事国ロシアは、1週間で▲63%と非常に大きく下落しています。
バリュー株は小さく上昇、グロース株は大きく下落しています。
その他の市場は
エネルギーは、原油・天然ガスが大きく上昇
貴金属は、いずれも大きく上昇しましたが、なかでもパラジウムが26%もの上昇
農業商品は、穀物・とうもろこしは大幅上昇、コーヒーが大幅下落
債券は、大きく上昇しました。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアム大きく上昇したあと、大きく下落しました。
為替は、大きく上下しましたが、やや円高が進みました。
今年は、一筋縄ではいかない年になりそうです
先週始まったウクライナでの戦闘は、1週間経過しても続いています。
米国では雇用が順調に回復しており、今月のFOMCで利上げが発表される見通しです。
いずれも、株価へはマイナス要因となるでしょう。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
2021年4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【3月第1週】欧米からの支援で踏ん張るウクライナ!米国は利上げ待ったなしという話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。