【2月第1週】米国株はついに大反発!が、雇用者増により利上げ圧力強まる

こんにちは、せーじんです。

米国株は、先週ようやく下げ止まった感じだったんだよね。
まだ安心できないって言ってたけど、どうなったの?

今週は、なかなかいい感じで上昇してるよ〜

やったね!

木曜日にFB(メタ:旧フェイスブック)が決算失敗で▲26%の大暴落!
指数にも影響が出たけど、金曜日には回復してきたしね

GAFAMが26%下落って、なんかやばそう。
それが1日で復活なんて、本当に調整局面は終わったみたいだね

あとは、金曜日に発表された米雇用統計の数値が、来週以降の相場にどう影響してくるかだね

米国の雇用統計について、Bloombergではこのように報道されています。

米雇用者数は大幅増、コロナの影響はねのける-利上げ圧力増大

Reade Pickert2022年2月4日 22:40 JST 更新日時 2022年2月5日 3:26 JST

  • 非農業部門雇用者数は1月に46万7000人増-11、12月は大幅上方修正
  • 失業率4%に上昇-平均時給は前月比、前年比ともに予想以上の増加

1月の米雇用者数は市場予想を上回る増加となった。

新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う事業の一時休止にもかかわらず大きな伸びを見せ、2022年に入っても雇用の勢いが続いていることが示された。

賃金も予想を超える伸びを示し、米金融当局に利上げを求める圧力が強まった。

(以下省略)

出典元:Bloomberg

Bloomberg.com
米雇用者数は大幅増、コロナの影響はねのける-利上げ圧力増大 1月の米雇用者数は市場予想を上回る増加となった。新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う事業の一時休止にもかかわらず大きな伸びを見せ、2022年に入っても雇用の勢い...

雇用が良くなると、利上げが進むの?

雇用が良くなると、利上げが進む?

FRBは、インフレ抑制と雇用の安定を第一の目的としています。

コロナ対策で進められた金融緩和(=利下げ)は、深刻な不景気に突入する前に景気を底上げする目的で開始されましたが、インフレが進む危険を含んでいます。

金融緩和からおよそ2年が経過した現在、想定以上のインフレが進んでいます。

その上、雇用がとても良くなっているのでは、金融緩和(=利下げ)をする理由がなくなるので、利上げをしていく可能性が非常に高まる、と市場は想定します。

長くなってすいません

なので、来週以降はまた調整に入るかもしれないね。

えー、、また?

来週以降のことはわかりませんが、ひとまず今週の相場の状況をチェックしていきましょう。

2月第1週の市場の状況まとめ
  • 株式市場は、米国が反発、日本も大幅上昇
  • 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも大きく上昇
  • 債券は、大きく下落
  • 米長期国債利回り、短期国債利回りとも大きく上昇、金利差は縮小
  • コモディティは、原油・コーヒーが大幅上昇、天然ガス・パラジウムは大幅下落

せーじんのポートフォリオについてはこちら

今回の記事の内容

今週の株式市場を確認しよう!

米国と日本が大幅上昇!

それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。

指数週単位月単位年初来1年間
日経平均株価2.70-6.45-4.69-4.65
TOPIX2.86-5.33-3.102.09
JASDAQ4.22-6.13-6.98-11.57
NYダウ1.04-3.62-3.4412.65
S&P5001.51-4.29-5.6115.75
ナスダック総合2.36-6.65-9.901.73
ラッセル20001.43-8.99-11.07-10.59
ユーロ・ストックス50-1.22-6.96-4.9311.78
上海総合指数0.00-6.50-7.65-3.86
深セン成分指数0.00-8.25-10.29-11.19
香港ハンセン4.347.275.02-16.10
Investing.com 日本
世界の主要株価指数 - Investing.com 日本 世界の主要株価指数のレートをリアルタイムでご覧いただけます。それぞれの指数の現在価格、高値、安値、変動率をご覧いただけます。

中国本土の上海と深圳は、春節のため1週間市場はお休みでした。

香港も春節ですが、期間はやや短い3日間ほど。

月曜日と金曜日は市場がオープンしていました。

欧州はマイナスだったけど、それ以外はかなりプラスだよ!

そうだね。今まで下がってた分、上がる時も大きいね

では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。

今週1%以上値上がりした指数
  • 日経平均、TOPIX、JASDAQ
  • S&P500、NASDAQ総合、ダウ平均、ラッセル2000
  • 香港ハンセン

先週は、ダウ平均のみが1%以上のプラスでしたが、

今週は、日米と香港が大幅に上昇しました。

特に日本の上昇率が大きいね

昨年9月の岸田総理決定以降、株価が下がり続けてたからね。
この反発も一時的なものかもしれないよ

では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。

今週1%以上値下がりした指数
  • ユーロストックス50

先週は、日中欧の多くの指数が大幅マイナスでしたが、

今週は、欧州のユーロストックス50のみが1%以上マイナスとなりました。

欧州のマイナス幅は、▲1.12%だね

マイナスだったのは、欧州だけだね

今週の世界市場の傾向は
  • プラスリターンの指数が8
  • マイナスリターンの指数が1
  • 休場していた市場が2
株価は強い上昇傾向です

S&P500は前半に急騰も、後半失速

週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!

この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートです。

たしかに上がってるけど、、、木曜にすごい下落してるよ

これはFBが決算失敗で大暴落した影響だね。
さすがにGAFAが大暴落すると影響が大きいね

テクニカルを確認してみましょう。

下画面:MACD

上画面の移動平均線を確認すると、

20日と50日の中期移動平均線は下向き

100日と200日の長期移動平均線は横向きになっています。

MACDを見ると、木曜日に大幅下落しましたがまだ上昇傾向が継続しているようですね。

移動平均を見ると下落傾向、MACDでは上昇傾向です。
今は微妙な時期ということですね

先週との比較

先週の値動きとの比較をしてみましょう。

指数今週騰落先週騰落
日経平均株価2.70-2.925.62
TOPIX2.86-2.615.47
JASDAQ4.22-2.897.11
NYダウ1.041.34-0.30
S&P5001.510.770.74
ナスダック総合2.360.012.35
ラッセル20001.43-1.623.05
ユーロ・ストックス50-1.22-2.190.97
上海総合指数0.00-4.574.57
深セン成分指数0.00-5.005.00
香港ハンセン4.34-5.6710.01

マイナスばっかりだった先週と比べると、かなり良くなったね。
これから爆上げがきそうだねえ

うーん、まだ安心しちゃダメよ。
木曜日みたいな調整が、いつ来るかわからないからね

各セクターの状況を確認

ヒートマップを確認しよう

セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。

ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!

ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください

ヒートマップの見方

今週1週間のパフォーマンスはこちら

あわせて読みたい

おお、今週は明るい緑が多いね!
緑っていうのは落ち着くねえ

ヒートマップから読み取れる、

プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。

大幅に上昇したセクターは、エネルギー、金融、半導体など

今週の市場を、よくみていきましょう。

ヒートマップの、明るめの緑を確認していきます。

インバースやレバレッジは除いています

プラス幅の大きかったセクター
  • 金融、銀行
  • 一般消費財
  • エネルギー
  • 半導体
  • バイオテクノロジー
  • 日本、中国、台湾
  • 新興国
  • 金鉱株
  • 原油、ガソリン
  • コーヒー

エネルギー関連はずっと強いね

インフレに強いセクターだからね。
せーじんもCFDで原油に少額だけ投資しているけど、結構利益が出たよ

マイナスのセクターは、天然ガス、債券など

次に、マイナスリターンのセクターを探してみましょう。

今週はマイナスのセクターが非常に少ないですね

マイナス幅の大きかったセクター
  • 住宅建設
  • 国債、社債
  • パラジウム
  • 天然ガス

これだけ?すくないねえ

金利上昇の影響で、銀行が買われて住宅や債券が売られたね。
パラジウムや天然ガスはすごく上がってたから、利確売りが入りました

バリューとグロースの強さは
  • グロース 2.1%
  • バリュー 1.4%

今週はどちらも上昇しましたが、比較するとグロースの方が強いですね

先週と比較しよう

先週のヒートマップと比較してみましょう。

これが先週のヒートマップです。

先週は、緑もあるけど赤が目立つね

続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。

債券とインバース以外は、ほぼ明るい緑だね

これは嬉しいねえ

長期金利・短期金利が大幅上昇、長短金利差は再び縮小へ

米国10年債の金利チャートを見てみましょう。

米10年債の利回りは、今週大きく上昇しました。

金曜日には1.912%を記録し、2%の大台が目前に迫っています。

10年金利の2%超えは、2019年7月以降一度もありません。

次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。

2年国債も、じわじわと上昇を続けています。

今週はひときわ大きく上昇しています。

では、長短金利差はどうでしょう

長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。

長期金利も短期金利も上昇したので、長短金利差は横ばいで推移しています。

金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?

長短金利差の拡大は、主に金融セクターへプラスの影響を与えます。

これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね

金融機関は、長短金利差から収益をあげる

金融機関は、資金を調達し、その資金を貸し付けて利子を得ることで収益を上げます。

  • 金利の安い短期金利で資金を調達
  • 金利の高い長期金利で貸付
金利の差が小さいと収益をあげにくいんです

仮想通貨はどうなった?

米国株は上がり始めたけど、仮想通貨はどうなったんだろう?

では、確認していきましょう

ビットコインは上昇傾向、金曜日に大幅上昇!

まずはビットコインから!

今週のチャートはこちら。

おお、ビットコインが金曜日に爆上げしてる!

1日に11%上昇で、2週間ぶりに4万ドル台を回復したね

イーサリアムも下げ止まり

イーサリアムはどうだろ?

イーサリアムも、金曜日にすごく上がってるね

仮想通貨は、イーサリアムもビットコインも底を打ったようなチャートだね

ドル円の為替は、115円付近で推移

ドル円の為替レートも確認していきましょう

為替は、先週末に115円50銭付近まで円安が進みましたが、今週水曜日には114円50銭まで円高に振れました。

が、木曜と金曜で再び円安に転換し、115円20銭で今週を引けています。

今週は115円24銭で始まりましたから、大きく上下した結果、ほぼプラスマイナスゼロということになりますね。

ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?

円高になると

日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。

円安になると

円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。

為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。

楽天証券CFD口座開設

まとめ

ということで、2月第1週の世界の市場の動きを見てきました。

今週は、米国の株価は上昇し、日本も上昇に転じました。

が、金曜日に発表された米国雇用統計の結果は、雇用者数の大幅増。

進む高インフレと合わせて、金利上昇が強く懸念されています。

株式市場は

年明けから下落が続く株式市場ですが、先週下げ止まり、今週は上昇に転じています。

日本も上昇しましたが、欧州は下落、中国は春節でお休みの1週間でした。

セクター別に見ると、

上昇したのは、エネルギー、金融、半導体など多数

下落したのは、住宅建設などごくわずかでした。

バリュー株、グロース共に上昇していますが、グロースの方がやや大きい上昇です。

その他の市場は

エネルギーは、原油は非常に大きく上昇、天然ガスは大きく下落

貴金属は、パラジウムは大幅下落ですが、金鉱は大幅上昇、金・銀・プラチナは小幅に上昇しています

農業商品は、とうもろこしが小幅下落、コーヒーが大幅上昇

債券は、下落しました。

仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに大きく上昇しています。

為替は、上下に動いた結果、先週とほぼ同じ115円20銭で引けています。

市場の波乱が予想される2022年

今週金曜日の雇用統計の結果により、2022年中の利上げ回数や利上げ幅の想定を上方修正する必要があるでしょう。

つまり、もう少し調整が続く可能性が高まったということになります。

今年は、過去2年間にないほどボラティリティが大きな年になるかもしれません。

暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、

日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。

長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう

長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること

長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。

安眠できる長期投資のコツとは
  1. 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
  2. 適度な分散
  3. 余力(現金)を残しておく

短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。

こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!

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【2月第1週】米国株はついに大反発!が、雇用者増により利上げ圧力強まるという話題でした。

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