こんにちは、せーじんです。
今年は株価が下がりっぱなしだね。どうせ今週も下がったんでしょ?
うちの資産が〜!!
今週は、米国市場がようやく下げ止まった感じだよ
え、ほんとに!?
日本や中国、欧州は下がってるし、米国も上昇基調になったわけでもないから、安心はできないけどね
また下がるかもしれないのね・・・
ということで、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、米国が下げ止まり、日中欧は大幅下落
- 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも下げ止まり
- 債券は、小幅に下落
- 米長期国債利回りは横ばい、短期国債利回りは上昇、金利差は大きく縮小
- コモディティは、原油・天然ガス・パラジウム・農作物が大幅上昇、金・銀・プラチナは大幅下落
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今週の株式市場を確認しよう!
米国は下げ止まり?米国以外は大幅下落
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
日経平均株価 | -2.92 | -7.20 | -7.20 | -3.42 |
TOPIX | -2.61 | -5.79 | -5.79 | 3.77 |
JASDAQ | -2.89 | -10.75 | -10.75 | -13.04 |
NYダウ | 1.34 | -4.60 | -4.44 | 15.82 |
S&P500 | 0.77 | -7.26 | -7.01 | 19.32 |
ナスダック総合 | 0.01 | -12.52 | -11.98 | 5.35 |
ラッセル2000 | -1.62 | -13.03 | -12.90 | -5.69 |
ユーロ・ストックス50 | -2.19 | -3.93 | -3.76 | 18.83 |
上海総合指数 | -4.57 | -7.12 | -7.65 | -3.49 |
深セン成分指数 | -5.00 | -9.92 | -10.29 | -10.08 |
香港ハンセン | -5.67 | 1.90 | 0.65 | -16.74 |
うわー!米国が久しぶりにプラスだけど、それ以外が悲惨なことになってるよ!
米国は小型株のラッセル2000以外はプラスになったね。
これは3週間ぶりのことだよ
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- ダウ平均
先週は、香港ハンセンのみが1%以上のプラスでしたが、
今週は、ダウ平均のみが大幅に上昇しました。
ナスダックやS&P500じゃなくて、ダウ平均だけが大幅上昇なんてあんまり見ないよね
そうだね。2021までの金融相場とは少し状況が変わってくるのかもしれないね。
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- 日経平均、TOPIX、JASDAQ
- ラッセル2000
- ユーロストックス50
- 上海総合、深圳成分、香港ハンセン
先週は、日中の多くの指数が大幅マイナスでしたが、
今週は、日中欧の多くの指数が1%以上マイナスとなりました。
最大マイナスは、香港ハンセンの▲5.67%
今週は、米国の3指数以外はすべて大幅マイナスだったんだね
S&P500は出来高急増!セリングクライマックス?
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートです。
おお、たしかに今週は下げ止まってるね
先週の金曜日と月曜日に、出来高が急激に伸びてるね。セリングクライマックスと言って、これが株価の底を示している可能性があるよ。
テクニカルを確認してみましょう。
上画面の黒線:200日移動平均線 真ん中画面:RSI 下画面:MACD
上画面の移動平均線を確認すると、SPYは200日移動平均線に上値を抑えられながら推移しています。
また、RSIが1年10ヶ月ぶりに30を下回っていましたが、今週は40近くまで上昇しました。
売られすぎの状況ではなくなったということですね
下画面のMACDを確認すると、青いラインが上を向きましたが、まだまだ下落トレンドが継続中ですね。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.92 | -2.14 | -0.78 |
TOPIX | -2.61 | -2.55 | -0.06 |
JASDAQ | -2.89 | -3.26 | 0.37 |
NYダウ | 1.34 | -4.58 | 5.92 |
S&P500 | 0.77 | -5.68 | 6.45 |
ナスダック総合 | 0.01 | -7.55 | 7.56 |
ラッセル2000 | -1.62 | -8.26 | 6.64 |
ユーロ・ストックス50 | -2.19 | -1.00 | -1.19 |
上海総合指数 | -4.57 | 0.04 | -4.61 |
深セン成分指数 | -5.00 | -0.86 | -4.14 |
香港ハンセン | -5.67 | 2.39 | -8.06 |
ラッセルはマイナスだけど、先週と比べればかなり良くなってるんだね。やっぱり米国は下げ止まりしたのかな?
うーん
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
全体で見ると、まだまだ赤(下落)が多いんだね
株の中にもマイナスの国やセクターが多いし、債券や貴金属もマイナスだもんね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
大幅に上昇したセクターは、エネルギー、天然ガス、パラジウムなど
今週の市場を、よくみていきましょう。
ヒートマップの、明るめの緑を確認していきます。
インバースやレバレッジは除いています
- 情報技術
- エネルギー
- ブラジル
- 天然ガス、原油
- パラジウム
- とうもろこし、穀物
天然ガスは24%、パラジウムは12%も上がってるよ!
株でいうと、情報技術とエネルギーセクターが上がってるね
大きなマイナスのセクターは、半導体、クリーンエネルギーなど
次に、大きなマイナスリターンのセクターを探してみましょう。
とはいっても大きめなマイナスのセクターを紹介しますよ
- 半導体
- クリーンエネルギー
- 日本、欧州
- 中国、新興国
- 金鉱、金、銀、プラチナ
- 天然ガス
コモディティは調子良かったけど、天然ガスは大幅下落してるんだね
いままで上げすぎてたからね。
他はボラティリティの大きいセクターの下落が大きいね
- グロース 1.2%
- バリュー 0.5%
今週はどちらも上昇しましたが、比較するとグロースの方が強いですね
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
先週は、真っ赤っかだね
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
今週は、かなり落ち着いたんだね
長期金利・短期金利が大幅上昇、長短金利差は再び縮小へ
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りは、年明けから大きく上昇してきましたが、
今週水曜日以降、上昇局面が一服しています。
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債は、2021年9月以降じわじわと上昇を続けています。
長期国債と異なり、今週も大きく上昇しています。
では、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は、今週大きく縮小しています。
金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
仮想通貨を見てみよう
米国株は下げ止まったけど、仮想通貨はどうなったんだろう?
では、確認していきましょう
ビットコインも下げ止まり
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
おお、ビットコインも下げ止まってる!
ここから急反発!とは言いづらいけどね。
2021年11月の最高値6万9000ドルから一時は50%以上も下落してるからねえ
ひどい暴落だね!
イーサリアムも下げ止まり
イーサリアムはどうだろ?
なんか、ビットコインとおんなじようなチャートだね
12月以降は、かなり強く相関してるんだね。イーサリアムも、ビットコインと同じく、今週は下げ止まってるね
ドル円の為替は、反転し円安方向へ
ドル円の為替レートも確認していきましょう
為替は、年明けから続いた円高でしたが、今週は反転し円安に進んでいます。
今週は113円69銭で始まったのですが、115円24銭で引けています。
1.36%ほど円安が進んだことになりますね。
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、1月第4週の世界の市場の動きを見てきました。
今週は、米国の株価下落に歯止めがかかりましたが、他の国では大きく下落しています。
また、エネルギーや農作物などコモディティでは大幅な上昇も見られました。
株式市場は
年明けから下落が続く株式市場ですが、
今週は米国で株価が下げ止まっています。
が、日本や欧州、中国は今週も大幅に下落しています。
セクター別に見ると、
上昇したのは、情報技術、エネルギーなど
下落したのは、半導体、クリーンエネルギーなどです。
バリュー株、グロース共にやや上昇していますが、グロースの方がやや大きい上昇です。
その他の市場は
エネルギーは、原油は大きく上昇、天然ガスは非常に大きく上昇
貴金属は、パラジウムは大幅上昇ですが、金鉱・金・銀・プラチナは下落しています
農業商品は、穀物・とうもろこしが大幅上昇
債券は、小幅に下落しました。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに下落トレンドが下げ止まっています。
為替は、年明けからの円高方向が円安に転じています。
市場の波乱が予想される2022年
2022年は複数回の利上げが想定され、利上げ後にはバランスシート縮小が実施されるでしょう。
それを見越して、年明けからナスダック100が一時15%下落、S&P500も9.8%下落するなど大きな変動に直面しています。
今年は、過去2年間にないほどボラティリティが大きな年になるかもしれません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
2021年4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【1月第4週】日中欧は大幅下落!米国とビットコインは下げ止まり?という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
(米国以外)