こんにちは、せーじんです。
2021年1月14日、NASDAQ50に投資する投資信託が大和アセットマネジメントからリリースされました!
その名も
です。
今日は
ナスダック50って何?ナスダック100とはどうちがうの?
iFreeNEXT NASDAQ次世代50の評判とか、評価はどうなの?
というような疑問にお答えできればと思っています。
結論から言ってしまえば、iFreeNEXT NASDAQ次世代50は投資の価値は大いにあります!
それでは行ってみましょう。
NASDAQ50とは、これからNASDAQ100に採用される見込みのある50社
NASDAQ50は、NASDAQ Q-50とも表記されます。
- これからNASDAQ100に採用される見込みのある高成長企業のパフォーマンスを追跡する株価指数
- NASDAQ100に採用されていない銘柄のうち、時価総額の高い50社が組み込まれている
- NASDAQ100と同様に、銀行や投資会社などの金融業は含まない
ナスダック50っていうのは、これからナスダック100に採用されるかもしれない銘柄たちなんだね
そう。伸び盛りの企業ばかりだね。
NASADAQ100などの銘柄入れ替えについては、こちらの記事でもお話ししましたので、ぜひご覧ください。
NASDAQ50の構成銘柄
ナスダック50にはどんな銘柄があるの?
構成銘柄の上位10銘柄を見てみよう!
順位 | ティッカー | 銘柄 | 構成比(%) |
---|---|---|---|
1 | ABNB | エアビーアンドビー | 4.76 |
2 | FTNT | フォーティネット | 4.54 |
3 | ROKU | ロク | 3.39 |
4 | ZS | ゼットスケーラー | 3.30 |
5 | ODFL | オールドドミニオン | 3.03 |
6 | GRMN | ガーミン | 2.97 |
7 | DDOG | データドッグ | 2.87 |
8 | TTD | トレードデスク | 2.81 |
9 | ZBRA | ゼブラテクノロジーズ | 2.78 |
10 | MDB | MONGODB | 2.72 |
上位10銘柄合計 | 33.17% |
すべてアメリカの企業だね。どれも、最近よく話題になっている銘柄だね。
どれくらい伸びてるの?
構成銘柄の上位3銘柄と、NASADAQ100、S&P500のチャートを比較してみましょう。
1年間のチャートです。
緑:ABNB(構成1位) 黄:FTNT(構成2位) 赤:ROKU(構成3位) 青:NASDAQ100(QQQ) 黒:S&P500(VOO)
うわ!ROKUとFTNTがとんでもなく上がってるね!
構成1位のABNBは、2020年12月に上場したばかりの銘柄なんだね。ROKUは、8月以降に大きく下げてるのが気になるね
ちなみに、この記事改稿前に構成比1位だったCRWDは、NASDAQ100に昇格したのでNASDAQ Q50から外れています。
CRWDについては、こちらの記事でも触れていますので、ご覧ください。
NASDAQ50のパフォーマンスは?
上位の銘柄が凄い上がり方だったね!ナスダック50も、ものすごく上がってるの?
じゃあ、NASDAQ50のチャートを見てみようか
1年間のリターンは、NASDAQ100を下回る
まずは1年間のリターンを比較しましょう。
ちなみに、NASDAQ50のコードは「NXTQ」です。トレーディングビューなどでチャートを見たい時は、NXTQと入力してね
赤:NASDAQ50 青:NASDAQ100 黒:S&P500
ナスダック50は、4月まではダントツに好成績だったんだね。
でも1年リターンはS&P500とナスダック100の中間かあ。
そうだね。NASDAQ50は時価総額の小さい銘柄が多いから、ボラティリティは大きくて、上下に大きく振れやすいね
そうかー。でも上位3銘柄の成長ぶりを見た後だと、物足りなく見えるね
実際、NASDAQ Q50は2月につけた最高値を更新できてないからね。NASDAQ100やS&P500は7〜8月に最高値を更新し続けたのにね
2020年年初来チャートを見て、コロナショック前後の値動きを確認
次は2020年年初来チャートを確認しましょう。
コロナショックでの下落と、そこからの回復具合を調べるよ
赤:NASDAQ50 青:NASDAQ100 黒:S&P500
2020年初からでも、ナスダック100(青)の上に行ったり下に行ったりで似たような動きだね
コロナショックでの下落もナスダック100の方が小さいように見えるね。実際に比べてみよう。
このチャートから各指数のコロナショックでの下落率を確認しましょう
- NASDAQ50 33%
- NASDAQ100 28%
- S&P500 34%
NASDAQ50は、NASDAQ100よりも大きく下落してるね
比較的小型の株が多いため、景気には敏感に動くようですね。
ただし、米国全体の株価を示すS&P500よりも低い下落率ですから、特別下落に弱いということではありません。
小型株についてはこちらでも記事にしましたので、ご覧ください。
長期のリターンは、NASDAQ100に勝ったり負けたり
次に、長期のリターンも見てみましょう。
リーマンショックの直前に当たる2007年からの長期チャートです。
赤:NASDAQ50 青:NASDAQ100 黒:S&P500
あらら、NASDAQ100に負けちゃってるね。
そうだね。ただ、2010年から2018年までは勝っている期間が長かったよ。それ以降に大きく差をつけられちゃったね
時期によって、NASDAQ100とNASDAQQ-50のパフォーマンスは入れ替わりますが、どちらにしても同じくらいの高リターンを望むことができそうです。
ただ、2021年に入ってからNASDAQQ-50が失速しているね。
NASDAQQ-50とNASDAQ100の相関関係を確かめてみよう
長期的に見た、NASDAQQ-50とNASDAQ100の相関関係を確かめてみましょう。
相関関係を数値で確かめるために、相関係数という関数を使います。
相関係数については、こちらもご覧くださいね。
では、ナスダック100とナスダックQ50はどれだけ相関しているのか見てみましょう。
たまに凹んでるけど、ほぼ1.0付近にいるね
ということは、かなり強い相関ということだね。
iFreeNEXT NASDAQ次世代50は投資の価値あり!
iFreeNEXT NASDAQ次世代50の概要を確認しましょう
iFreeNEXT NASDAQ次世代50 | |
---|---|
種別 | 投資信託 |
運用開始 | 2021年1月14日 |
ベンチマーク | NASDAQ50指数 |
管理経費 | 0.495% |
売買手数料 | 無料 |
積立NISA | 非対応 |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
積立投資をするのであれば、ETFではなく投資信託が超おススメ
iFreeNEXT NASDAQ次世代50は、SBI証券や楽天証券、マネックス証券などで購入できる投資信託です。
積立投資をするのであれば、ETFではなく投資信託が超おススメです。
- 超少額(100円)から、金額指定で投資できる
- 売買手数料が無料
- 為替手数料が不要
- 配当金が自動で再投資される
- 配当金を受け取らないので所得税がかからない
- 毎月自動で投資できる
特に1,5,6が大きいですね。
同じ指数に連動するETFと投資信託を比較した場合、管理経費はETFのほうが安いことが多いですが、
1や5などの効果でリターンはあまり変わらないか、むしろ投資信託のほうが良いこともあります。
また積立投資は全て自動のため、手間は圧倒的にかかりません。
投資信託とETFの違いについてはこちらの記事でも紹介していますので、ご覧ください。
管理経費を比較しよう
日本の証券会社で買えるナスダック50に投資する投資信託やETFは、
同シリーズの2倍レバレッジ商品「iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50」の他にはありません。
ナスダック100関連の国内外ETF、投資信託と比較していきましょう。
名称 | 分類 | 管理経費 |
---|---|---|
iFreeNEXT NASDAQ次世代50 | 投資信託 | 0.495% |
iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50 | 投資信託 | 1.169% |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 投資信託 | 0.44% |
paypay投信NASDAQ100インデックス (2021年6月29日運用開始) | 投資信託 | 0.418% |
QQQ | 米国ETF | 0.20% |
MAXISナスダック100上場投信(2631/2632) | 国内ETF | 0.22% |
上場NASDAQ100米国株(2568/2569) | 国内ETF | 0.275% |
iFreeNEXT NASDAQ次世代50は管理経費が高いが、NASDAQ50に投資できるものは他にない
iFreeNEXT NASDAQ次世代50は、管理経費が最も高いですね。
それでも0.50%を下回っている程度ですからまだ許容範囲です。
投資信託にはメリットも大きいし、レバレッジなしでNASDAQ50に投資できる唯一の商品と考えれば、やむを得ないです
最もコストが安いQQQの弱点は
もっとも管理経費が安いのは米国ETFのQQQですが、ドルで購入するため為替手数料がかかります。
米国ETFは売買手数料も高いですね。
一括投資なら国内ETFの2631/2632
2631/2632は2021年2月に運用を開始したETFです。
このETFは、
売買手数料無料(楽天証券の場合)
為替手数料不要
管理経費は最安のQQQとほぼ同じ
と、非常にコスト面で有利な商品です。
NASDAQ100に一括投資するなら、2631/2632が最もオススメです
2631と2632の違いなど、詳しくはこちらの記事でまとめましたので、ぜひご覧ください。
ナスダック100投資信託に、業界最安投資信託が登場
2021年6月29日運用開始に、paypay投信NASDAQ100インデックスの運用が始まります。
この投資信託は、なんといっても低コストが評判です。
自ら、「業界最低水準のコスト」を謳うくらいですからね
注目のpaypay投信NASDAQ100インデックスについては、こちらで詳しく紹介しましたので、ぜひご覧ください。
せーじんならこうする
ということで、iFreeNEXT NASDAQ次世代50と、そのベンチマークであるNASDAQ50を紹介しました。
NASDAQ50(NASDAQ Q50)
NASDAQ50はNASDAQ100に採用される見込みの50銘柄を集めた指数です。
比較的時価総額の小さい銘柄が多く、上位には話題性の大きい銘柄が揃っています。
過去13年ほどを見ると、リターンはNASDAQ100と同等の水準です。
ボラティリティが大きいのが特徴だね
NASDAQ50に全力投資するという理由は特に見当たりませんが、
分散するという意味でNASDAQ100とともに投資するのがいいでしょう。
NASDAQ50と100では銘柄の被りはありませんから、分散効果は抜群です。
iFreeNEXT NASDAQ次世代50
iFreeNEXT NASDAQ次世代50は投資信託であるため、積立投資に最適の商品です。
管理経費は0.495%と決して安くはありません。
しかし、
- 日本の証券会社からNASDAQ50に投資できる投資信託やETFは他にないこと
- 長期的に十分なリターンを狙えること
を考えれば、投資する価値は十分にあります。
ただし、つみたてNISAには対応していないのは残念なポイント
他のおすすめは?
積立でなく一括投資をしたい方や、配当金を受け取りたい方は、国内ETFの2631/2632が最もおススメです。
NASDAQ100の投資信託では、6月29日に運用開始のpaypay投信NASDAQ100インデックスに注目です。
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
DMMFX
業界最狭水準のスプレッドで取引手数料は0円!以上、【iFreeNEXT NASDAQ次世代50】ナスダック50の投資信託!ナスダック100との違いは?という話題でした。
本日も最後までご覧いただきありがとうございます。