こんにちは、せーじんです。
eスポーツって知ってる?
え?eスポーツ?
eスポーツっていうのは、コンピューターゲーム(ビデオゲーム)を競技としてとらえたときの言い方なんだよ。
要するに、ゲームをスポーツとして扱うってこと。
ああ、なんかたまにニュースでもやってるよね。最近流行ってるとか。
米国には、このeスポーツ関連銘柄へ投資するETFなんていうのもあるんだよ。
いろいろあるもんだねえ。
成長性もあるし、銘柄構成も面白いから、今日はeスポーツ株ETFを紹介していくね
eスポーツとは
eスポーツっていうのは、コンピューターゲーム(ビデオゲーム)を競技としてとらえたときの言い方です。
eスポーツの歴史は長く、1990年代後半から高額な賞金をかけた世界大会が開かれています。
年収が1億円を超えるプロプレイヤーも、このころからいたようです。
2017年10月には、eスポーツが国際オリンピック委員会 (IOC) が開催したサミットでも取り上げられました。
IOCは、eスポーツの人気が高まっていることを認め、
- 競技性のある『eスポーツ』はスポーツ活動と見なすことができる
- 関係する選手は伝統的なスポーツ競技の選手と同等のレベルで準備やトレーニングに打ち込んでいる
としました。
しかし、オリンピックで採用されるには、2つの問題点があるとされました。
1 暴力的なゲームを規制する必要があること
2 eスポーツをさらに細かく調整するための国際的な統括団体が無いこと
eスポーツの世界の競技人口は1億人を超えていると言われ、盛り上がりは年々過熱しています。
日本での競技人口は400万人ほどとなっており、eスポーツの業界では遅れた存在ですが、今後の巻き返しを期待しています。
eスポーツに特化したETF、HERO
今日は、そんなeスポーツ関連銘柄に投資するETFをご紹介しましょう!
その名も、
です。
名前からしてゲームっぽいよね。ヒーローだもんね
他にもあるんだけど、楽天証券やSBI証券では投資することができません。
今回は、このHEROについて見ていきましょう。
ティッカー | HERO |
---|---|
運用会社 | グローバルX |
設定日 | 2019.10.25 |
総資産 | 6億5701万ドル |
分配金 | 0.68% |
経費率 | 0.50% |
資産総額が6億ドルですから、十分な規模がありますね。
経費率は0.50%と、やや割高ですがそれに見合ったパフォーマンスが出せていればOKでしょう。
分配金は1%にも達していません。おまけ程度に考えましょう。
HEROは設定来(2019年10月)の1年8か月で+114%のリターン
HEROが設定された2019年10月以降のチャートを確認しましょう。
比較のために、S&P500も入れてあります。
黒:HERO 青:S&P500(VOO)
うわー、S&P500(VOO)よりもはるかに上にいってるよ!
S&P500が+39%で、HEROが+114%だからね。
圧倒的なリターンだね!
HEROのリターンは、S&P500を圧倒しています。
1年8か月で株価が2.1倍にまで成長していますから、凄まじい成長です。
HEROが特に大きく株価を伸ばしているのは、この2つの時点ですね。
2020年3月 コロナショックからの回復
2020年11月 米国大統領選挙・ワクチン開発報道
コロナショックでの落ち込みは非常に小さいですね。
コロナショック時の落ち込みが小さいように見えるね
そうだね。数値で比較してみようか
VOO(S&P500)の最大ドローダウンは34%で、HEROはたったの20%!?
コロナのダメージはかなり小さいね!
なんでこんなに強いんだろう?
コロナショックでの下落率は、S&P500が34%でしたが、HEROはわずか20%でした。
HEROの投資先はゲーム業界です。
コロナ禍では世界中で外出禁止等の措置が取られ、巣ごもり需要が増大しましたよね。
自宅でできるエンターテイメントとして、ゲームの売り上げが非常に伸びたんです。
ゲーム業界ではコロナ禍が追い風になった銘柄が多かったんだね
コンピューターゲームはオンラインで対戦できるので、コロナ感染症の影響は他の業種と比べると小さいのでしょう。
2021年年初来チャート、伸び悩んでいます
つぎに、2021年初来のチャートを確認しましょう。
黒:HERO 青:S&P500(VOO)
あれ、2月中旬からかなり下落しちゃってるよ
4月中旬から5月にかけてにも大きな下落があるね。強烈な下落で、年初来リターンはS&P500を下回ったね
このチャートにNASDAQを加えてみましょう
黒:HERO 青:S&P500(VOO) 赤:NASDAQ100(QQQ)
あ、HEROのチャートはナスダック100と似てるね
ほんとだね。ナスダック100にレバレッジをかけたような値動きをしてるね
ポートフォリオを確認しよう
HEROの構成銘柄を確認していきます。
組み入れ銘柄数は40銘柄です。
かなり少なめだね
今まで当ブログで紹介したグローバルX社のETFは、少数精鋭の銘柄を保有して高リターンを目指す性格のものが多かったように感じます。
このHEROも、そのようなコンセプトで運営しているのでしょう。
国別の組み入れ比率は、米国が1位、日本が2位!
国・地域別の組み入れ比率を確認しましょう。
順位 | 国・地域 | 構成比(%) |
---|---|---|
1 | アメリカ | 31.3 |
2 | 日本 | 24.1 |
3 | 中国 | 13.1 |
4 | 韓国 | 10.8 |
5 | スウェーデン | 7.7 |
6 | シンガポール | 6.8 |
7 | フランス | 3.3 |
8 | アイルランド | 1.7 |
9 | 香港 | 0.8 |
10 | 台湾 | 0.6 |
お、日本が2位に入ってるね!
この記事の初稿時点(2021年2月)では、日本が1位だったんだよ
へー、やっぱりゲームと言ったら日本なんだね
プレイステーションもスイッチも日本の会社が作ってるもんね。
1位アメリカと、2位日本で55%を占めています。
上位10ヵ国中6ヵ国がアジア諸国ですね。
2021年2月時点の国別構成比はこうでした。
上位10銘柄は入れ替え多く、分散性も良好
ティッカー | 銘柄 | 構成比(%) | |
1 | NVDA | エヌビディア | 8.14 |
2 | SE | シー | 6.81 |
3 | NTES | ネットイース | 6.67 |
4 | ATVI | アクティビジョンブリザード | 6.46 |
5 | EA | エレクトロニックアーツ | 6.30 |
6 | 7974 JP | 任天堂 | 6.00 |
7 | EMBRACB SS | EMBRACER GROUP AB | 5.14 |
8 | ZNGA | ジンガ | 4.97 |
9 | TTWO | テイクツーインタラクティブ | 4.19 |
10 | 9697 JP | カプコン | 4.18 |
上位10銘柄合計 58.9% |
組み入れ比率1位は、米国のエヌビディアですね。
2位はシンガポールのシー、3位は中国のネットイースと続きます。
この記事の初稿(2021年2月)時点では、
組入れ比率1位がビリビリ(中国)、2位はシンガポールのシー、3位が任天堂でした。
当時2位のシーはそのままですが、1位だったビリビリは13位に、3位だった任天堂は6位になっています。
けっこう変動するんだね
10位にはカプコンも入っていますね。
トップ10の占める割合は、58.9%です。
全部で40銘柄しかないのに上位10銘柄で60%弱ですから、分散性は良好と言えるでしょう。
日本の銘柄は、コナミ、ガンホー、DNA、スクエアエニクスなど10銘柄が組入れられています。
まとめ
発展するeスポーツに投資する
eスポーツは、世界中で人気が高まっていて、今後も大きな発展を期待できます。
将来はオリンピック競技に採用される可能性もあり、認知度は高まっていくでしょう。
そんなeスポーツの関連銘柄に投資するETFが、HEROです。
HEROというETF
HEROは運用開始からまだ1年8か月ほどですが、110%以上のリターンをあげています。
管理経費は0.50%、分配金は1%未満です。
構成は、国別でみると1位がアメリカ、2位が日本で、この2ヵ国で55%を占めています。
構成銘柄は40と少なめですが、大きな偏りのないポートフォリオになっています。
組み入れ比率の変動が大きく、順位がよく入れ替わります。
大きな成長を期待出来て、日本の銘柄が多く組み入れられているこのETFは、とても興味深いです。
せーじんは、日本企業を応援する意味でも、ぜひ購入したいと考えています。
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以上、【HERO】eスポーツに投資するETFは+114%の超成長、日本株が多めという話題でした。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。