こんにちは、セミリタイヤしたせーじんです。
11月3日のFOMCで、ついにFRBのパウエル議長からテーパリング開始の発表がありました。
11月中旬からテーパリングを開始し、2022年6月ごろには完了する見通しとなっています。
へー、ついに始まるんだね。株価はどうなったの?
今週も絶好調!ダウ平均とS&P500に続きナスダックも過去最高値を更新してるよ
ということで、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、各国・各セクターで上昇も、中国が弱い
- 仮想通貨は、ビットコインは横ばい、イーサリアムは過去最高値をつけた後やや下落
- 債券はやや上昇
- 米長期国債・短期国債とも利回りは下落、金利差は乱高下するも横ばい
- コモディティは、農作物・原油が小幅下落、金鉱・銀・プラチナ・天然ガスが小幅上昇
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今週の株式市場を確認しよう!
ナスダック大幅プラス!香港ハンセン大幅マイナス!
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | 2.49 | 7.57 | 7.90 | 21.73 |
TOPIX | 2.01 | 5.12 | 13.12 | 23.09 |
JASDAQ | 0.87 | 2.16 | 3.44 | 7.83 |
NYダウ | 1.42 | 5.55 | 18.69 | 28.26 |
S&P500 | 2.00 | 7.65 | 25.07 | 33.85 |
ナスダック総合 | 3.05 | 10.13 | 23.92 | 34.27 |
ラッセル2000 | 6.08 | 10.02 | 23.39 | 48.21 |
ユーロ・ストックス50 | 2.65 | 8.73 | 22.81 | 36.17 |
上海総合指数 | -1.57 | -2.15 | 0.53 | 5.42 |
深セン成分指数 | 0.08 | 1.07 | -0.06 | 4.51 |
香港ハンセン | -2.00 | 3.77 | -8.67 | -3.28 |
今週は、日本・米国・欧州が調子いいね!
そうだね。どの指数も大幅に上昇してるよね。
その中でも、米国小型株のラッセル2000がすごいよ!
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- 日経平均、TOPIX
- S&P500、ナスダック総合、ダウ平均、ラッセル2000
- ユーロストックス50
先週は米国の2指数と欧州が大きく上昇しましたが、
今週は日本、米国、欧州のほぼすべての株価指数が1%以上上昇しました。
ラッセル2000は6%、ナスダック総合は3%も上昇!
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- 上海総合、香港ハンセン
先週は、香港ハンセンのみが大幅マイナスでしたが、
今週は、香港ハンセンに加えて上海総合も1%以上下落してしまいました。
香港ハンセンは▲2%、上海は▲1.6%も下がってるよ
日米欧は大幅上昇なのに、中国だけが大幅マイナスしちゃってるね
S&P500は5週連続上昇!
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートはこちらです。
テーパリング開始の発表があったのはいつだっけ?
木曜日だね。この日もしっかり上がって過去最高値になってるよ
テーパリングは織り込み済みってことだよね
テクニカル的に見てみましょう。
青い範囲:ボリンジャーバンド 青線:5日移動平均 下画面:RSI
今週も大きく上昇しましたが、ボリンジャーバンドを突き抜けているわけではありません。
バンドの上限付近を、綺麗にバンドウォークしています。
てことは、いい感じってこと?
うーん。RSIがかなり高くなってきてるから、買われすぎを示しているね
各国市場の値動きは?
先週の各市場の値動きを確認しよう
各国株価指数の、9月の調整以降のチャートを見てみましょう。
黒:米国(S&P500、NASDAQ100、ダウ平均)
黄:米国小型(ラッセル2000)
青:日本(日経平均、TOPIX)
赤:中国(上海総合、香港ハンセン)
9月以降で見ると、中国はマイナスリターンになってるね。
日本は岸田総理の増税問題でゴタゴタがあったけど、上がってきてるね
米国は、元気のなかった小型株も復活したよ!年末に向けて、強い米国が戻ってきたね!
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 2.49 | 0.30 | 2.19 |
TOPIX | 2.01 | -0.05 | 2.06 |
JASDAQ | 0.87 | -0.98 | 1.85 |
NYダウ | 1.42 | 0.40 | 1.02 |
S&P500 | 2.00 | 1.33 | 0.67 |
ナスダック総合 | 3.05 | 2.71 | 0.34 |
ラッセル2000 | 6.08 | 0.24 | 5.84 |
ユーロ・ストックス50 | 2.65 | 1.47 | 1.18 |
上海総合指数 | -1.57 | -0.98 | -0.59 |
深セン成分指数 | 0.08 | -0.29 | 0.37 |
香港ハンセン | -2.00 | -2.87 | 0.87 |
先週との比較で見ると、上海が少し下がった以外は、元気がない中国も先週よりは良くなってるんだね
特にラッセルが大きく伸ばしてるね。日本の伸びもいい感じだね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
おお!今週はほとんど緑だね〜
そうだね。インバース以外は、ほとんど緑で色も明るめだね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
大幅に上昇したセクターは、一般消費財・クリーンエネルギー・長期国債など
今週の市場を、よくみていきます。
ほぼ緑一色のヒートマップですが、とくに明るい緑をチェックしていきましょう。
インバースやレバレッジは除いていますよ
- 一般消費財
- 情報技術
- 素材
- バイオテクノロジー
- 半導体
- 銀行
- 小型株
いろんなセクターが上がってるね。バイオや半導体などのグロースも、銀行や一般消費財などのバリューも、どっちも上がってるんだ
でも、今週の大幅上昇にコモディティや債券は含まれていないね。
株が調子良かったってことだね
- グロース +2.4%
- バリュー +1.3%
今週はどちらも上がりましたが、グロースの方がより大きく上がっていますね
大きなマイナスのセクターは、中国、クリエネ、農作物
次に、ヒートマップからマイナスリターンのセクターを探してみましょう。
今週は、大きなマイナスはほとんどないけどね
- クリーンエネルギー
- 中国
- 穀物、とうもろこし
大きめのマイナスは、この3セクターくらいかな
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
今週は明るい緑が多いねえ
長期金利・短期金利はともに下落、長短金利差は乱高下
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りは、下落傾向が続いています。
ナスダックをはじめとするグロースが強かったのは、この金利下落によるものですね。
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
先週は、2年国債は10年国債と逆に動いていましたが、
今週は10年国債と同様に下落しています。
では、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は乱高下していますが、ほぼ横ばいですね。
金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
暗号資産はどうなった?
暗号資産は最近調子いいよね!今週はどうなったかなあ
そうだね。ビットコインもイーサリアムも、先週は回復したね。
では、早速みていこう!
ビットコインは、怖いくらいに横ばい
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
今週は横ばいだねえ
ほんとに怖いくらいの横ばいだね。
いまは、投資家は株に向かってるんだろうね
イーサリアムは過去最高値を更新!そしてやや下落
イーサリアムはどうかな?
イーサリアムはビットコインとは違う動きをしてるよ。早速確認していきましょう。
チャート上に赤く示したラインが過去最高値です。
イーサリアムは、11月2日に過去最高値のラインを大陽線で突破しました!
翌日にはさらに上昇しましたが、11月4日からやや下落しています。
ドル円の為替は高値を切り下げている
ドル円の為替レートも確認していきましょう
今週は横ばいだね
高値を切り下げているから、円安傾向が続いてるね
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、11月第1週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週の株式市場は、グロース・バリューともに上昇する全面高となりました。
米国のほか、日本や欧州も大きく上昇しています。
が、中国は大きく下落しています。
セクター別に見ると、
ボラティリティの大きいバイオや半導体の他、銀行や一般消費財も大きく上げています。
大きく下げているのは、クリーンエネルギーくらいですね。
その他の市場は
エネルギーは、原油が小さく下落、天然ガスは小さく上昇
貴金属は、金鉱や銀、プラチナを中心に小幅に上昇
農業商品は、穀物とコーンが大きく下落しています。
債券は、債券にしては大きめに上昇しています。
仮想通貨市場は、ビットコインは横ばい、イーサリアムは最高値をつけてやや下落
為替は、114円4銭の抵抗線にぶつかり、横ばいですが高値を切り下げています。
11月はテーパリング開始決定!でも株価は絶好調
いままで市場をヤキモキさせてきたテーパリングですが、ようやく開始が決定されました。
11月中旬と、まもなく開始されることになります。
この発表に、株価は下落どころか上昇しています。
すでに織り込み済みだったということですね。
利上げはおそらく来年6月以降と見られます。
アノマリー通りであれば、これから年末ラリーで株価は大きく上昇することになります。
が、今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
\ 口座開設無料 /
せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【10月第5週】S&P500、ダウ平均に続きNASDAQ、イーサリアムも最高値更新!という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。