こんにちは、せーじんです。
オミクロン株発生の報道以降、株価が下げ止まりませんね。
えー、そんなに下がってるの?
そうなんだよ。なかなか強烈な下がりだよ
黒:米国(S&P500、ナスダック100、ダウ平均)
青:日本(日経平均、TOPIX)
赤:中国(ハンセン、上海総合)
緑:欧州(ユーロストックス50)
うわ!すっごい下落!
オミクロンの前からやや下落傾向だったけど、オミクロンで急落したね
コロナ禍は、まだ終わってなかったのね・・・
まだ調査中で未確定情報だけど、オミクロン株は感染力はすごく強いけど、毒性は弱いという報道もあるね
へー、もしそれが本当ならどうなりそう?
これが本当なら、確定情報が発表された後に株価が爆上げするかも
(希望)
ということで、今週の相場の状況をチェックしていきましょう。
- 株式市場は、米国ではほぼ全セクターが大幅下落
- 米国以外では、新興国を中心に株価回復
- 仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアムとも上昇後、やや下落
- 債券は、先週に続き大きく上昇
- 米長期国債利回りは下落、短期国債利回りは上昇、金利差は大幅縮小
- コモディティは、天然ガス・原油が急落、金は小幅下落、銀・プラチナは大幅下落
せーじんのポートフォリオについてはこちら
今週の株式市場を確認しよう!
各指数は大幅下落!中国本土株は僅かに上昇
それでは、今週の世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年間 |
---|---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.51 | -5.92 | 2.13 | 4.78 |
TOPIX | -1.37 | -4.75 | 8.49 | 10.24 |
JASDAQ | -2.75 | -5.65 | -2.25 | 0.05 |
NYダウ | -0.94 | -4.28 | 12.98 | 14.43 |
S&P500 | -1.22 | -3.03 | 20.83 | 22.69 |
ナスダック総合 | -2.62 | -5.36 | 17.05 | 21.03 |
ラッセル2000 | -3.88 | -10.14 | 9.31 | 14.07 |
ユーロ・ストックス50 | -0.23 | -5.84 | 14.85 | 15.28 |
上海総合指数 | 1.22 | 2.28 | 3.87 | 4.73 |
深セン成分指数 | 0.78 | 2.31 | 2.91 | 6.17 |
香港ハンセン | -1.30 | -5.78 | -12.72 | -11.44 |
うわあ、どの指数もすごいマイナスだよ。
ラッセルとかナスダック、日経平均もひどいね
先週に続き、中国本土株(上海と深圳)が僅かにプラスになってるね。
中国本土株は、他国との連動が小さいのかな
では、1%以上の上昇を見せた指数を確認していきましょう。
- 上海総合
先週は1%以上上昇した指数はありませんでしましたが、
今週は、上海総合だけが大幅上昇しました。
この世界的下落の中、大幅上昇したのね
では、次に1%以上下落した指数を確認していきましょう。
- ナスダック総合、S&P500、ラッセル2000
- 日経平均、TOPIX、JASDAQ
- 香港ハンセン
先週は、上海と深圳を除く全ての指数が大幅マイナスでしたが、
今週も、世界の多くの指数が大幅マイナスとなっています。
大幅マイナスじゃなかったのは、中国本土株とダウ、ユーロだけだね
ダウはずっと下がってたから、ようやく下げ止まったのかな?
S&P500は大きく下落も下げ渋り?
週の中ではどんな動きをしていたのかな?
株価チャートを確認してみよう!
この1週間のS&P500ETF、SPYの株価チャートです。
今週は、長い陰線がたくさん出てるけどそんなに下がってないような・・・
今週に入って出来高が増えてるね。
出来高が増えたところが調整の底っていうことも多いね
テクニカル的に見てみましょう。
オレンジ線:50日移動平均線 青い範囲:ボリンジャーバンド 下画面:MACD
下落した株価は、50日移動平均線をサポートラインとして下げ止まっています。
このラインはボリンジャーバンドの下限にもあたりますね。
9月の調整時は、一度同じラインで反発した後に100日移動平均線まで下がっています。
一度上昇した後、もう一度深掘りする流れも想定しておいた方が良さそうです。
せーじんは、MACDを参考にトレンド転換を見ていきたいと思います。
先週との比較
先週の値動きとの比較をしてみましょう。
指数 | 今週騰落 | 先週騰落 | 差 |
---|---|---|---|
日経平均株価 | -2.51 | -3.34 | 0.83 |
TOPIX | -1.37 | -2.91 | 1.54 |
JASDAQ | -2.75 | -2.08 | -0.67 |
NYダウ | -0.94 | -1.97 | 1.03 |
S&P500 | -1.22 | -2.20 | 0.98 |
ナスダック総合 | -2.62 | -3.52 | 0.90 |
ラッセル2000 | -3.88 | -4.15 | 0.27 |
ユーロ・ストックス50 | -0.23 | -6.13 | 5.90 |
上海総合指数 | 1.22 | 0.10 | 1.12 |
深セン成分指数 | 0.78 | 0.17 | 0.61 |
香港ハンセン | -1.30 | -3.87 | 2.57 |
今週もかなり下がってるけど、どの指数も先週よりは良くなってるんだね
そうだね。下げ幅は先週よりも縮小してるから、このまま回復するといいんだけどね
各セクターの状況を確認
ヒートマップを確認しよう
セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
ヒートマップの見方
今週1週間のパフォーマンスはこちら
あ、右側は緑が多いね
米国以外の国と債券は緑色が多いね
ヒートマップから読み取れる、
プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを見ていきましょう。
大幅に上昇したセクターは、長期国債、天然ガス、住宅建設
今週の市場を、よくみていきます。
米国株式を示す左半分には、ほとんど緑はありませんね。
逆に、右半分は緑が多いようです。
この中から、大きめに上昇したセクターを確認していきましょう。
インバースやレバレッジは除いています
- 住宅建設
- 長期国債
- 台湾、韓国、メキシコ、ロシア
長期国債とか、新興国が強いね。
米国は弱かったのね
実際、米国で大きく伸びたのは住宅建設だけだったよね
大幅プラスとまではいかないけど、半導体も強かったよ
特に大きなマイナスのセクターは、天然ガス、クリーンエネルギー、バイオテクノロジーなど
次に、大きなマイナスリターンのセクターを探してみましょう。
大きなマイナスはたくさんありすぎるので、中でも特に大きなものです
- 銀行
- エネルギー、クリーンエネルギー
- バイオテクノロジー
- 天然ガス、原油
- 金鉱
- 小型株
大きいマイナスは、たくさんあるねえ
- グロース ▲2.1%
- バリュー ▲1.1%
今週もグロース、バリューともに大きく下落しましたが、比較するとバリューの方が小さな下落でした
先週と比較しよう
先週のヒートマップと比較してみましょう。
これが先週のヒートマップです。
この真っ赤なヒートマップ、まるで血飛沫みたいだね
続いて、今週のヒートマップをもう一度見てみましょう。
右上の、米国以外の国の回復が素晴らしいね。
中央下の債券は引き続き伸びてるよ
長期金利は急落、短期金利は上昇、長短金利差は大きく縮小
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
米10年債の利回りは、1.34%にまで急落しています。
金利の動きも大きいね
次に米短期金利(2年国債)も確認しましょう。
2年国債は、10年国債とは逆に上昇しています。
では、長短金利差はどうでしょう
長短金利差(10年債金利ー2年債金利)のチャートです。
長短金利差は、急激に縮小しています。
金利差が拡大とか縮小するとどうなるんだっけ?
長短金利差の縮小は、主に金融セクターへマイナスの影響を与えます。
これは、銀行をはじめとする金融機関は、長短金利差から収益を上げているからですね
仮想通貨を見てみよう
株が下がり、金利も下がったけど仮想通貨はどうなったのかな
では、確認していきましょう
ビットコインも、上昇したあと下落
まずはビットコインから!
今週のチャートはこちら。
一度大きく上がったけど、また下がっちゃったね
ビットコインは、週はじめと同じ額まで戻ってきたね
イーサリアムも上昇後下落したが、やや上昇
イーサリアムはどうだろ?
週はじめと比べて、少し上がってるね
先週もそうだったけど、やっぱりビットコインより強さを感じるね
ドル円の為替、円高は落ち着き113円で攻防
ドル円の為替レートも確認していきましょう
先週は、いきなりすごい円高になったけど、今週は落ち着いてるね
113円での攻防になってるね
ところで、円高とか円安になると、どうなるんだっけ?
- 円高になると、
-
日本円からドル建て資産への投資はしやすくなりますが、円換算の資産評価額は減少します。
- 円安になると、
-
円換算資産評価額は増加しますが、円での投資は投資はしにくくなります。
為替と資産の関係については、こちらの記事で解説しました。
まとめ
ということで、12月第1週の世界の市場の動きを見てきました。
株式市場は
今週の株式市場は、米国ではほぼ全てのセクターが大きく下落しましたが、
他の国では新興国を中心に下げ止まる展開となりました。
グロース主体のナスダックと小型株のラッセルは大きく下落しましたが、
バリュー主体のダウの下落は限定的でした。
セクター別に見ると、
特に大きく下げているのは、銀行、エネルギー、クリーンエネルギー、バイオテクノロジーです。
その他の市場は
エネルギーは、原油・天然ガスが大きく下落
貴金属は、金鉱を中心に大きく下落
農業商品は、とうもろこしと穀物が下落しています。
債券は、先週に続き大きく上昇しています。
仮想通貨市場は、ビットコイン、イーサリアムともに週初めに上昇し、週後半に下落しました。
為替は先週の円高が落ち着き、113円での攻防となっています。
オミクロン株の動向に注目
先週金曜日以来、市場に大きな影響を与えている、コロナウイルス変異株「オミクロン株」
この変異株の確定情報は伝わっていません。
未確定情報ながら、感染力は強いが毒性は弱いという報道もあり、
この報道が真実であれば、確定情報発表後に株価が大きく上昇することが期待できます。
が、今後市場がどのように動くか、未来のことは誰にもわかりません。
暴落しても慌てず、暴騰しても落ち着いていられるようなポートフォリオを組み、
日々の生活を相場に振り回されないようにしましょう。
長期インデックス投資では、日々の株価の上下は無視しよう
長期的に資産形成をするには、信頼できる投資先にしっかりと分散投資して、あとはゆっくりとすること。
長期で見れば、自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
短期的な上げ下げはありますが、今回紹介している指数は世界の中心的な株式指数です。
こういった指数へ長期で投資するときは、日々の株価は無視しましょう!
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
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詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
【11月第4週】世界同時株安!その原因はコロナの新たな変異株「オミクロン株」という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。