こんにちは、せーじんです。
今週も方向性が定まらない、ストレスを感じる相場でしたね。
3月第4週、日本の3指数は全て下落しましたが、中でも日経平均が大きく下落しました。
米国ではラッセル2000(小型株指数)が大きく売られ、NASDAQも小幅に値を下げています。
中国では、香港株に売りが殺到していますが、上海、深圳は久しぶりのプラスリターンとなりました。
そろそろ中国株も調整を抜けるのでしょうか
そのような値動きの中、せーじんのポートフォリオは、先月末からの変動が+4.3%となりました。
先週末よりも1.2ポイント増加しています。
今週も、上がったり下がったりの上下が激しく、非常に読みづらい相場でした。
今週の動きを復習し、来週からの相場に備えていきましょう!
日本市場・ラッセル・香港が軟調だが、米中欧は堅調な動き
世界の株式市場の値動きを確認しましょう。
指数 | 週単位 | 月単位 | 年初来 | 1年 |
日経平均株価 | -2.07 | 0.73 | 6.31 | 50.48 |
TOPIX | -1.39 | 6.42 | 9.95 | 35.95 |
JASDAQ | -0.59 | 2.10 | 3.72 | 39.09 |
NYダウ | 1.36 | 6.92 | 8.06 | 52.85 |
S&P500 | 1.58 | 4.29 | 5.82 | 56.40 |
ナスダック総合 | -0.58 | -0.41 | 1.94 | 75.13 |
ラッセル2000 | -2.97 | 0.85 | 12.40 | 96.09 |
S&P 500 VIX | -9.98 | -32.52 | -17.10 | -71.22 |
ユーロ・ストックス50 | 0.77 | 6.33 | 8.84 | 41.71 |
上海総合指数 | 0.40 | -2.59 | -1.58 | 23.31 |
深セン成分指数 | 1.20 | -5.09 | -4.84 | 36.20 |
香港ハンセン | -2.26 | -2.22 | 4.06 | 20.66 |
- ダウ平均(+1.36%)
- S&P500(+1.58%)
- 深圳成分指数(+1.20%)
今週、値下がりした指数
- 日経平均(-2.07%)
- TOPIX(-1.39%)
- ラッセル2000(-2.97%)
- 香港ハンセン指数(-2.26%)
日本市場は3指数とも下落
日経平均は、年初来リターンでTOPIXを下回ってるね。これは下げすぎてるってこと?
いや、1年リターンを見てよ。日経平均は2020年の上げが大きかったから、1年リターンではまだTOPIXを大きく上回ってるよね
これは、TOPIXと比較してまだ下げる余地が残っていると見ることができます。
日銀のETF買い入れ方針変更の影響を強く受けるため、今後も日経平均は苦戦が続くかもしれません。
買われるはずのTOPIXも下げちゃってるし、日本市場は揃って下落だね
日経平均もTOPIXも、木曜日に底打ちして金曜日には回復しているようにも見えるチャートだけど、、、
(参考)日経平均の日足チャート
チャートの形が非常に悪いですね。
- ダブルトップ
- 上値・下値の切り下げ
が見られ下落の可能性が高い形です。
せーじんは、日経平均の空売りを始めました
今週の米国市場は、ナスダックとラッセル2000が不調
米国市場は、ラッセル2000が大幅安、NASDAQが小幅安となりましたが、
ダウ、S&P500は1%以上値上がりしました。
特に小型株のラッセル2000は、先週に引き続き2%を超える大幅下落です。
ここで、米国4指数の1年間チャートを比較してみましょう。
全て、各指数に連動するETFのチャートです。
これをみて、面白いことに気づいたよ
え、なになに?
1年間のリターンが高い順に、今週売られているんだね
あー、ほんとだ!
今週リターン | 1年リターン | |
ダウ平均 | ↑↑ | ↑ |
S&P500 | ↑ | ↑↑ |
NASDAQ | ↓ | ↑↑↑ |
ラッセル2000 | ↓↓↓ | ↑↑↑↑ |
今回のNASDAQとラッセル2000の下落は、利確売りっていう側面も大きそうだね。
日経と同じだね
中国市場は、調整脱出か?
中国市場は、久しぶりにプラスになってるね
年初来リターンは上海と深圳だけがマイナス、
1年間リターンも日米欧に大きく遅れをとってしまっています。
そろそろ下げ止まり、反転するのでしょうか。
上海総合指数の年初来チャートを確認しましょう。
1月下旬に大きく下げ、一時的に回復しましたが2月中旬からさらに大きく下がっています。
これは、中国が1月下旬に流動性引き締め施策をとることを発表したからですね。
中国の流動性引き締めについては、こちらをご覧ください。
チャートの形を見ると、3月10日と3月25日でダブルボトムを形成しています。
そして、ダブルボトム形成後の3月26日に大幅上昇しています。
3月18日の高値3462を突破できれば、今後上海総合指数は回復基調になるかもしれません。
もう少し様子を見た方がいいでしょう
先週と比較すると、今週はほとんどの指数で方向性が変わりました
では、先週との比較を表にしてみましょう。
指数 | 今週 | 先週 | 差 |
日経平均株価 | -2.07 | 0.25 | -2.32 |
TOPIX | -1.39 | 3.13 | -4.52 |
JASDAQ | -0.59 | 1.71 | -2.30 |
NYダウ | 1.36 | -0.46 | 1.82 |
S&P500 | 1.58 | -0.77 | 2.35 |
ナスダック総合 | -0.58 | -0.79 | 0.21 |
ラッセル2000 | -2.97 | -2.75 | -0.22 |
S&P 500 VIX | -9.98 | 1.26 | -11.24 |
ユーロ・ストックス50 | 0.77 | 0.10 | 0.67 |
上海総合指数 | 0.40 | -1.40 | 1.80 |
深セン成分指数 | 1.20 | -2.09 | 3.29 |
香港ハンセン | -2.26 | 0.87 | -3.13 |
- プラスの指数 5つ→5つ(VIXは除いています)
- マイナスの指数 6つ→6つ
プラスの指数もマイナスの指数も変わらないね
プラスの数、マイナスの数は変わらないけど、中身は全然違うんだよ
先週も今週もプラスだった指数:1つ(ユーロストックス50)
先週も今週もマイナスだった指数:2つ(NASDAQ、ラッセル2000)
プラスマイナスが変わらなかった指数は、3つだけなんだね
今週は、ほとんどの指数が、方向性を変えた週だったということ。
値動きが大きいうえに読みづらく、ストレスがかかるわけですね。
ヒートマップで各セクターの状況を確認
では、セクターごとの好不調を、ヒートマップで確認しましょう。
ヒートマップは、市場の動きが一眼でわかっちゃうね!
ヒートマップの詳しい説明はこちらの記事をご覧ください
今週1週間のパフォーマンスはこちら
今週のヒートマップは、全体的に暗い緑が多いね
色が暗いってことは、上げも下げも値動きの幅が小さいってこと。
緑は上昇を示してるから、、、
全体的に、少しだけあげてるってことかな
そういうこと!
ヒートマップから、プラス幅の大きかったセクターと、マイナス幅の大きかったセクターを取り上げましょう。
プラス幅が大きかったのは、半導体、建築、不動産
ヒートマップから読み取れるプラスリターンの大きなセクターはこうですね。
- 半導体
- 建築
- 不動産
- 基礎材料
- 公益
半導体、建築は先週に続いて大幅にプラスになってます
マイナス幅が大きかったものは、バイオ、金鉱株、小型株
マイナスリターンとなっているのは、こういったセクターです。
- バイオテクノロジー
- 金鉱株
- 小型株
- ブラジル
- 中国
- 銀
先週は大きなプラスだった金鉱株とブラジル株が、大幅マイナスになっています。
バイオテクノロジーは最近マイナスリターンが目立ちますね。
先週のマップと比べてみましょう。
今週のマップをもう一度確認しましょう。
次に、先週のヒートマップです。
先週よりも、全体的に緑が多い感じだね
株価の上下が激しくて嫌になるけど、全体的には株価は上向いているね。
しっかりと分散投資して、あとはゆっくりとしていれば自然に資産は増えていくよ。
米国長期金利、今週は停滞。でも引き続き警戒を
米国10年債の金利チャートを見てみましょう。
上昇し続けてきた長期金利ですが、今週は一服といったところですね。
ただ、下げに転じたわけでなく踊り場のように停滞しているだけです。
また上昇に転じる可能性も低くはありません。
ナスダックやラッセル、新興国株投資には引き続き警戒が必要です。
金利の上昇は、グロース株等に、大きなマイナスの影響を与えます。
単純にいえば、
金利が上がる→お金を借りずらくなる→事業拡大が難しくなる→業績が伸びずらくなる→株価が下がる
という仕組みですね。
金利上昇は、銀行などの金融株にはプラスの影響を与えます。
もし金利上昇が続くのなら、金融株には注目ですね。
ビットコインは調整中。金曜日に大幅上昇でこれから上がる
ビットコインのチャートも確認しましょう。
今週のビットコインはじわじわ下げてるね
そうだね。でも、金曜日に大幅上昇してるよ。これから、また急上昇していく可能性が高いね
希望も込みで、だけどね
まとめ
ということで、3月第4週の世界の市場の動きを見てきました。
先週上がった指数が下がり、先週下がった指数が上がるなどパフォーマンスの入れ替わりがありました。
今週も方向性が定まらない、ストレスを感じる相場でしたね。
しかし、1週間を通してみれば全体的に小幅に上昇する相場でした。
日経平均、ナスダック、ラッセル2000など、2020年に大きく上昇した指数は、金利上昇と利確売りにより大きく値を下げています。
こういった指数には注意が必要ですが、世界的な金融緩和の中、いつまでも下落が続くとは考えづらいですね。
長い目で見れば上昇基調ですから、ホールドしておくのがいいと思います。
小型個別株などは危険な場合がありますから、利確・損切りが必要になるかもしれませんが。
最近の相場は株価の上下が激しくて嫌になりますが、全体的には株価は上向いています。
しっかりと分散投資して、あとはゆっくりとしていれば自然に資産は増えていきますよ。
- 信頼できる銘柄(指数)への投資であること
- 適度な分散
- 余力(現金)を残しておく
長期で見れば右肩上がりの米国市場にも、調整局面は何度も訪れます。
目先の上下に惑わされず、しっかりホールドしながら安眠できる、そんな投資を目指したいですね
以上、【3月第4週】ボラティリティが大きい不安定な相場!退場してはいけませんよ!という話題でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。