こんにちは、せーじんです。
2021年3月からCFDでの投資を初めましたが、とても使い勝手がいいですよ。
便利すぎて、短期投資だけでなく長期投資にもCFDを組み入れちゃいました
えーと、、CFDって何だっけ?
CFDは、日本語では差金決済取引とも言います。
通常取引のように株などを買ってから売るのではなく、買って売る(または売って買う)一連の取引で発生した損益(差額)だけをやり取りします。
CFDには、
- 夜間や祝日でも取引ができる
- 決済後に差金のやりとりを行うので、投資開始時点で元手がいらない
- レバレッジをかけられるので、資金効率が高い
- 売りから入って下落相場でも利益を得る
- 売買手数料が無料(スプレッドが発生します)
など多くのメリットがあります。
「投資のコンビニ」と呼ばれるほど便利なものですが、
通常取引と比べてややリスクが大きく、ある程度投資経験のある方向けの投資法です。
CFDについて、詳しいことはこの記事にまとめました。ぜひご覧ください。
こんなにも便利に使えるCFDですが、気になるのはリターンですよね。
リターンが悪かったら、いくら便利でも投資しないもんね
そこで、せーじんが実際にCFD、ETF、レバレッジ投資信託の3商品に投資し、
ナマのリターンを比較する実験を行うことにしました。
CFDのスプレッドがどれだけリターンに影響を与えるのか、実験しないとわかりにくいですからね
ぜひ最後までご覧くださいね!
CFD、ETF、投資信託(レバレッジ)に同じくらいの金額を投資する実験
期待できるリターンが大きいほどリスクが高まるため、損失が大きくなる可能性があります。
でも、広く分散されており、基本右肩上がりのS&P500なら、さほどリスクを増やすことなく大きなリターンを狙えるのでは?
CFD、ETF、投資信託(レバレッジ)に同じくらいの金額を実際に投資し、
リスクとリターンを検証していきましょう。
手数料もレバレッジ比率も全く違う商品たち。どうなるかな?
1.投資対象はS&P500に連動する商品
- CFDは「楽天CFD(レバレッジ10倍)」
- ETFは「VOO」
- 投資信託は「iFreeレバレッジ S&P500(レバレッジ2倍)」
2.それぞれ8〜9万円ほど投資します
3.積立はせず、最初の投資のみとします
4.2021年4月初めに各商品に投資して実験を開始
5.毎月月末時点での円建て価値を比較していきます
超高成長のナスダックではなくS&P500を選んだのは、ナスダックはボラティリティが大きすぎるからです。
今回の実験は、長期間でのリターンを見ていくので投資スパンは長期になります。
長期で投資していると、必ず大きな下落に遭遇するもの。
株価が大きく下落した場合、CFDではロスカット(自動売却)されてしまう恐れがあるので、ボラティリティが比較的小さいS&P500にしています。
それぞれの商品を簡単に紹介しましょう
楽天CFD
- レバレッジをかけて資金効率を上げる
- 売りから入って下落相場でも利益を得る
- 夜間や祝日でも取引ができる
など多くのメリットがあるCFD。
CFD取引を扱う証券会社は多くありますが、せーじんは楽天証券CFDを選びました。
- 取引手数料が無料
- 楽天証券と楽天銀行に口座を持っているので、スムーズに連携できる
- デモトレードができる
- 取引ツール「MT4」は世界中で愛用されている評判のいいツール
日々の使い勝手では、特に2に大きなメリットを感じています。
銀行や総合証券口座から数秒で資金の振り分けができるのは、本当に便利ですよ!
楽天証券CFDでは、レバレッジは10倍に設定されています。
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楽天証券や楽天銀行に口座を持っている方には、特におすすめ!
他には、こんな会社でもCFDを取り扱っていますよ
米国ETF「VOO」
米国のETFで、せーじんの知る範囲で最も経費の低いETFです。
その経費率は、驚異の0.03%!
同じS&P500のETFである「IVV」と並んで、手数料最安です。
その上、楽天証券やSBI証券なら買付手数料無料です。
圧倒的なコスパの良さに、世界中の個人投資家から人気を集める、超定番のETFです。
投資信託「iFreeレバレッジ S&P500」
今回は、レバレッジをかけた投資信託も比較対象に加えましょう。
iFreeレバレッジ S&P500は、こんな商品です。
- レバレッジ比率2倍
- 経費率0.99%
- 為替ヘッジあり
為替ヘッジがついているので、円高に振れたときには他の商品よりも有利に働きますが、円安に振れた時は不利になりますね。
経費率は、レバレッジ商品としては標準的ですが、VOOの33倍です。
レバレッジは2倍なので、楽天CFDの10倍レバレッジと比べると低い倍率=リスクが小さいですね。
2021年5月末時点での実験結果は?
5月のS&P500の株価チャートです。
5月は0.27%の上昇ですね。1ヶ月間上昇幅はごく僅かです。
5月中旬には大きな下落が2回ありましたね。
大きく下げる日や大きく上がる日が何日もあり、値動きの大きい月だったことがわかります。
それでは、5月末時点での実験結果を見ていきましょう!
どうなるかな〜?
楽天CFDは35%の上昇
楽天CFDは8万0924円(2ロット)投資しました。
5月末時点で8万4189円に上昇したので、+3265円です。
この額に10倍レバレッジがかかるので、収益額は+3万2650円となります。
投資額 | 8万0924円 |
収益額 | 3万2650円 |
収益率 | 40.3% |
2ヶ月で+40.3%!?
今月増えたのは僅かだけど、まあS&P500自体が成長してないからね
米国ETF「VOO」は2.3%の上昇
VOOは8万1990円=740ドル(2株)投資しました。
5月末時点では8万4716円に上昇したので、収益額は+2726円です。
投資額 | 8万1990円 |
収益額 | 2726円 |
収益率 | 3.3% |
VOOが2ヶ月で3.3%って、これもすごいことなんじゃない?
そうだよね。S&P500の平均リターンは年間7%くらい。2ヶ月で3.3%はかなり調子がいいね
投資信託「iFreeレバレッジ S&P500」は6.8%の上昇
iFreeレバレッジ S&P500は9万円投資しました。
5月末時点では9万5628円に上昇したので、収益額は+5628円です。
投資額 | 9万円 |
収益額 | 5628円 |
収益率 | 6.3% |
2ヶ月で6.3%上昇!こっちもすごいね!
さすが2倍レバレッジ投資信託だね。VOO以上にあげてるよ
実験結果、今月もCFDが飛び抜けたリターンでした
ここまで紹介した2021年5月末時点での実験結果をまとめましょう。
CFD | VOO | iFree レバレッジ | |
---|---|---|---|
投資額 | 80,924 | 81,990 | 90,000 |
収益額 | 32,650 | 2,726 | 5,628 |
収益率 | 40.3% | 3.3% | 6.3% |
前月比 | 4.9% | 1.0% | -0.5% |
やっぱり10倍レバレッジのCFDが圧倒的な成績だね
4月、5月はS&P500が成長していたからね、
もしマイナスリターンだったら、損失も10倍になってたよ
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レバレッジ投信だけ、前月比マイナス?
ちょっと気になったんだけどさ、iFreeレバレッジだけ前月比がマイナスなのはどうして?
これは、レバレッジ投信(ETF含む)の減価という現象のせいだね
レバレッジ投信やレバレッジETFは、1日の値動きに対してレバレッジがかかるため複利の効果が強く働きます。
レンジ相場では、この強い複利効果が悪い方に作用するのです。
通常ETFと3倍レバレッジETFの値動きを示したチャートを見てみましょう。
元の指数は4日後に100に戻っているのに対し、レバレッジのほうは95くらいまで下がっています。
これをレバレッジ投信(ETF)の減価と言います。
指数が下がらなくても、レバレッジ投信(ETF)はさがってしまうのね
減価の他にも、レバレッジ投信・ETFには様々なリスクがあります。
こちらの記事で詳しく解説したのでぜひご覧ください。
CFDには減価はないけど
レバレッジ投信とかETFは減価するって話だけど、CFDは減価しないの?
CFDのレバレッジは、ETFや投信とは仕組みが違うから減価は発生しないよ
でも、CFDのレバレッジの仕組みの違いはメリットだけじゃないんです。
それは大きな下落が発生した場合に発生します。
ETFや投信:株価が下がるだけ
CFD:ロスカットもしくは追証が発生する可能性がある
ロスカット?追証?
ロスカットとは自動的に精算されてしまうこと、
追証とは証券会社に対して追加でお金を支払うことです。
自動精算とか、追加で支払いとか、なかなか大きなリスクだね
そう。だからCFDはある程度の投資経験をしてから使ったほうがいいね
せーじんの投資成績・資産状況はこちら
せーじんの2021年5月末時点での資産状況は、こちらの記事でまとめています。
5月の投資状況はこちらです
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以上、CFD、ETF、レバレッジ投資信託のリターン比較実験という話題でした。
これからも、毎月進捗状況を報告していきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。