こんにちは、せーじんです。
今日は、eMAXIS Neo バーチャルリアリティという投資信託のお話をするよ。
eMAXIS Neoシリーズは、前にも1回やったよね
そうそう。前回は「eMAXIS Neo自動運転」のお話をしたね。
そのeMAXIS Neoシリーズが絶好調なんだよ。
こういった報道記事も出てるよ。
「eMAXIS Neo」シリーズが好パフォーマンス、21年1月の月間リターンは国内上位5本中4本を占める
2021/02/05 18:57
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Neo」シリーズのパフォーマンスが良好だ。21年1月の月間のリターンは、国内公募追加型株式投信(ETF除く)全ファンドでトップとなった「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」を始め、上位5ファンド中4ファンドが同シリーズ。同月末時点の1年間のトータルリターンにおいても、上位5ファンド中3ファンドを同シリーズが占めた。
同シリーズは、ノーロードのテーマ型インデックスファンドシリーズ。米国市場に上場している日本を含む世界の企業の中から、AI(人工知能)が対象とするテーマごとに銘柄を選定して算出する「S&P Kensho ニューエコノミー指数」に連動することを目指す。
現時点では、「ロボット」、「宇宙開発」、「遺伝子工学」、「ドローン」、「ナノテクノロジー」、「バーチャルリアリティ」、「フィンテック」、「自動運転」、「ウェアラブル」の9テーマ、9ファンドからなる。具体的なベンチマークは、テーマに応じて、「eMAXIS Neo 自動運転」が「S&P Kensho Autonomous Vehicles Index(配当込み、円換算ベース)」、「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」が「S&P Kensho Virtual Reality Index(配当込み、円換算ベース)」などである。
21年1月の月間のリターンは、「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」が37.71%で国内ファンド中トップとなり、以下、「eMAXIS Neo ナノテクノロジー」が26.14%で第2位、「eMAXIS Neo ドローン」が18.04%で第4位、「eMAXIS Neo ウェアラブル」が16.97%で第5位。
同月末の1年間のリターンでは、「eMAXIS Neo 自動運転」が126.47%で国内ファンド中第2位、「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」が116.70%で第3位、「eMAXIS Neo ナノテクノロジー」が112.12%で第4位となった。
また、モーニングスターの推計によると、21年1月には、122億円の純資金流入となった「eMAXIS Neo 自動運転」を始め、「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」、「eMAXIS Neo ナノテクノロジー」、「eMAXIS Neo ドローン」、「eMAXIS Neo ウェアラブル」が設定来で流入超過額最大となった。
2月4日時点の純資産残高は、最大の「eMAXIS Neo 自動運転」が231億円で、シリーズ全体でも457億円。昨年後半から急増しているものの、まだそれ程大きくはない。今後、良好なパフォーマンスをテコに注目度が高まる可能性がある。
出典元:morning star Webページ
報道記事をまとめると、eMAXIS Neoシリーズとは、こんな投資信託です。
- 2021年1月の国内ファンド月間リターンで、上位5ファンド中4ファンドを占めた
- 1年間のリターンランクでも、上位5ファンド中3ファンドを占めた
- 「ロボット」、「宇宙開発」、「遺伝子工学」、「ドローン」、「ナノテクノロジー」、「バーチャルリアリティ」、「フィンテック」、「自動運転」、「ウェアラブル」の9テーマ、9ファンドから構成される
- 2021年1月は、9ファンド中5ファンドで、流入超過額が最大、つまり今までで一番投資家からお金が入ってきた
- 資産規模は、9ファンド合計で457億円あまりと、それほど大きくはない
これはすごい投信だね。
でしょ?で、今日は、この記事にも出ている「バーチャルリアリティ」のお話だよ。
1月の月間リターントップ、年間でも3位の投信だね。ワクワクする〜
それでは始めましょう〜
驚異のリターンを誇る投資信託
1年間のチャートを確認しましょう
リターンについては先ほど紹介した報道でも出ていましたが、そのチャートを確認しましょう。
1年間のチャートで、比較のためにS&P500とナスダック総合も入れてあります。
とんでもないパフォーマンスだね!
eMAXIS Neoバーチャルリアリティも、以前紹介した同シリーズ自動運転と同様に凄まじいパフォーマンスです。
設定日(2018年12月)からの期間で比較
もう少し期間を伸ばして、この投資信託の設定日である2018年12月3日からの期間で比較してみましょう。
設定来で見ても、ほぼ全ての期間でS&P500やナスダック総合指数を上回るリターンです。
特に2020年10月以降のリターンが素晴らしいですね
リターンを数値で確認しましょう
1ヶ月で37%!3ヶ月で91%!
これだけのリターンを生み出すemaxisは、どのような投資信託なのでしょうか。
確認していきましょう。
運用開始から2年くらいの新しい投資信託。信託報酬は0.792%とお高め
それでは、eMAXIS Neoバーチャルリアリティの概要を見ていきましょう。
| emaxisNEOバーチャルリアリティ |
運営会社 | 三菱UFJ国際投信 |
設定日 | 2018/12/3 |
償還日 | 無期限 |
資産総額 | 108億円 (2021/1/22 現在) |
分配金 | 0% |
購入時手数料 | 0% |
経費率 | 0.792% |
償還期限は無期限に設定されており、購入時手数料は0のノーロードとなっています。
また、試算総額は108億円ですから、運営を心配するようなレベルではないですね。
現在のように大きな資金流入が続けば、心配はいらないでしょう
資金流入量を見てみましょう。
2020年12月から急激に資金が流入しています。
分配金は出ません。全額再投資に回されます。
経費率は0.792%なので、高めの部類に入ります。
しかし、パフォーマンスは先ほど見た通り非常に優れていますから、これくらいの経費は問題ないですね。
eMAXIS NEOバーチャルリアリティの構成銘柄を確認しよう
構成銘柄を確認していきましょう。
組入上位10銘柄
順位 | ティッカー | 銘柄 | 比率 |
1 | DDD | 3D SYSTEMS CORP | 23.0 |
2 | VUZI | VUZIX CORP | 14.3 |
3 | MVIS | MICROVISION INC | 8.6 |
4 | PTC | PTC INC | 6.1 |
5 | VC | VISTEON CORP | 5.0 |
6 | FB | FACEBOOK INC | 4.2 |
7 | NVDA | NVIDIA CORP | 4.2 |
8 | AMBA | AMBARELLA INC | 3.7 |
9 | SYNA | SYNAPTICS INC | 3.1 |
10 | SNAP | SNAP INC | 3.0 |
組み入れ銘柄数は19しかありません。
集中投資で高いリターンを狙う戦略ですね。
組み入れ比率が上位の銘柄たちは、いずれも最近大きく値を伸ばしていますね。
上位3銘柄の1年チャートを確認してみましょう。
ええ!あのナスダックが地を這ってるようにしか見えないよ!
組入れ3位のMVISは、1年で29倍の成長だよ。すごすぎるよね。
国別構成
国別の構成を確認しましょう。
このデータは、前回決算の2020年8月時点のものを使用しています。
米国、スイス、台湾から構成されていて、米国が8割以上を占めていますね。
まとめ
実は、2021年1月の月間リターンが全投資信託中トップとなったeMAXIS NEOバーチャルリアリティ
1ヶ月で+37%、3ヶ月で+91%という驚異的なリターンでした。
その秘密は構成銘柄にあります。
わずか19銘柄のなかに急成長株を詰め込んだ、まさに少数精鋭といった感じです。
集中投資なだけに、成長が続くうちはいいのですが、どこかの銘柄がつまづいた時が怖いですね。
費用は0.72%と、高額な部類に入ります。
しかし、それを遥かに上回る大きなリターンを出しています。
長期投資ではなく、短期、中期の保有を前提とするのであれば、いいのではないでしょうか。
以上、1月のリターン第1位!eMAXIS Neo バーチャルリアリティという話題でした。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。