こんにちは、せーじんです。
最近、インデックス投資が大流行してるよね
そうだね。インデックス投資は、無心で積み立てるだけで将来はほぼ確実に利益が出るという、現代の大発明だよね。でも、、、
でも?
ゴールドラッシュでは、金鉱夫よりもツルハシ屋が巨万の富を得たんだよ
どういうこと?
1848年、米国カリフォルニア州で金が発見され、新聞報道を通じてその噂は瞬く間に全米へ広がる。
1849年には全米から一攫千金を夢見て金の採掘に訪れる人が急増。
1860年頃には、人口が20倍にも膨れ上がるほどの過熱ぶりを見せる。
ゴールドラッシュでは、金の採掘者の90%以上は儲けることができずに撤退したと言われています。
では、このゴールドラッシュでは誰も儲けることができなかったのでしょうか?
そんなことはありません。
ゴールドラッシュで本当に儲けた人々がいます。
それは、大量に集まる労働者向けにビジネスを展開した人たちです。
具体的には、
- 過酷な採掘作業でも破れにくいズボンを売った者(リーバイスが有名ですね)
- ツルハシやシャベル、バケツ等の採掘器具を売った者
- テントや食料品、生活必需品を売った者
現在、投資の世界ではインデックス投資が大きなムーブメントになっています。
このインデックス投資でも、ゴールドラッシュの教訓を生かすとしたら?
インデックス投資の世界でズボンやツルハシを売る人が儲かるということになりますね。
今日紹介するのは、インデックス投資でズボンやツルハシを売る銘柄です。
MSCIは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルの頭文字が由来です
MSCIは株価指数を作る会社
MSCIの事業内容は、
- 株価指数の作成、管理
- 投資情報分析
- ESGの評価分析
など多岐にわたります。
機関投資家向けの事業ばかりですね
売上高、利益ともキレイな右肩上がり
MSCIの業績を確認しましょう。
売上高、当期利益はキレイな右肩上がりですね。
2021年、2022年の予想も、この右肩上がりが継続すると見られています。
詳しいデータはこちら。
(百万ドル)
年 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 | 2021/12 |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 | 1,150.67 | 1,274.17 | 1,433.98 | 1,557.80 | 1,695.39 | 2,011.41 |
営業利益 | 488.10 | 579.77 | 686.90 | 755.70 | 839.76 | — |
税引前当期利益 | 385.94 | 466.90 | 629.90 | 603.32 | 686.23 | 938.06 |
当期利益 | 260.86 | 303.97 | 507.89 | 563.65 | 601.82 | 765.23 |
EPS(ドル) | 2.72 | 3.75 | 5.70 | 6.66 | 7.11 | 9.14 |
PER(倍) | 28.99 | 33.77 | 25.88 | 38.77 | 92.97 | 72.35 |
配当(ドル) | 1.00 | 1.32 | 1.92 | 2.52 | 2.92 | 3.55 |
1株当り純資産 (ドル) | 3.48 | 4.45 | -1.98 | -0.90 | -5.37 | -3.23 |
業績の伸びがすごいねえ
MSCIのビジネスは、インデックス投資ブームが強い追い風になるからね
MSCIのビジネスモデルは、MSCIが作成する株価指数を使用するETFや投資信託から一定割合の使用料を徴収することで利益を上げています。
つまり、インデックス投資が普及するほど、MSCIの業績が上がっていくというわけ。
最近のインデックス投資ブームは、MSCIにとって最高の追い風となっています。
配当率は低いが増配率は高い
配当も確認していきましょう。
2021.9.27時点での配当利回りです。
0.63%かあ。配当には期待できそうもないね
現時点ではね。でもね、配当の伸びも見てよ
うわ!すごい伸び!
詳しいデータはこちらです。
年 | 配当額 | 年末利回り | 増配率 |
---|---|---|---|
2020 | $2.9200 | 0.66% | 15.87% |
2019 | $2.5200 | 0.99% | 31.25% |
2018 | $1.9200 | 1.34% | 45.45% |
2017 | $1.3200 | 1.08% | 32.00% |
2016 | $1.0000 | 1.33% | 25.00% |
2015 | $0.8000 | 1.18% |
配当額が、
になっています。
5年で3.5倍!?
凄まじい増配だね。そして注目は配当利回りの推移だよ
あれだけすごい増配してるのに、配当利回りが下がり続けている。ということは、、
株価がすっごい上がってる!?
では、つぎは株価をチェックしていきましょう
指数を作るMSCIは、指数より上がる
それでは、株価の急上昇が期待できるMSCIのチャートを確認していきましょう。
比較対象として、S&P500のETF:SPYと、NASDAQ100のETF:QQQを加えます。
わくわくが止まらないね
年初来リターンは、NASDAQ100やS&P500を上回る
まずは、2021年の年初来チャートを確認しましょう。
黒:MSCI 赤:S&P500(SPY) 青:NASDAQ100(QQQ)
年初来で+49%!?
S&P500やNASDAQ100も+20%程度ですから非常に素晴らしいリターンですが、
それを2倍以上も上回る圧倒的なリターンですね。
しかし、短期で株価が上昇するなんてよくあること。
もっと長期でも確認していきましょう。
2020年初から、コロナショック前後の動きを確認しよう
つぎに、2020年初からのチャートを確認しましょう。
コロナショック前後の動きも確認できるね
黒:MSCI 赤:S&P500(SPY) 青:NASDAQ100(QQQ)
1年10ヶ月で、+160%!?
2年弱で株価は2.6倍に成長しています。
まさに驚異の成長ですね。
S&P500は+40%、NASDAQ100も+80%程度ですから非常に素晴らしいリターンですが、
それをはるかに上回っています。
コロナショック時の最大下落率を比較しよう
このチャートでは、コロナショック時の下落率の比較がしづらいですね。
表にまとめてみましょう。
銘柄 | 最大下落率 |
---|---|
MSCI | ▲34%程度 |
S&P500(SPY) | ▲34%程度 |
NASDAQ100(QQQ) | ▲29%程度 |
MSCIの下落率は、S&P500とほぼ同じ程度ですね。
特に下落に弱いわけではないようです
5年間のチャートを確認しよう
つぎに、2016年9月からの5年間チャートを確認しましょう。
長期的な値動きはどうかな?
黒:MSCI 赤:S&P500(SPY) 青:NASDAQ100(QQQ)
5年間で、+717%!?長期でもすごいリターン!!
5年で株価は8.2倍に成長しています。
NASDAQ100やS&P500を当然のように上回る、素晴らしいチャート。
インデックスを買うのではなく、インデックスを作る会社を買う!
これは本当に、ゴールドラッシュのツルハシ屋さんだね
まとめ
ということで、インデックス投資のツルハシ屋さん、MSCIを見てきました。
MSCIとは
今ブームとなっているインデックス投資の元となる株価指数を作る会社です。
他にも、機関投資家向けの情報分析業務などを担っています。
MSCIの指数を採用するETFや投資信託から手数料を徴収し収入としていますから、
インデックス投資が盛り上がるほど、業績が上昇することになります。
大幅増配+株価急上昇
配当利回りは0.6%程度と非常に低いのですが、注目すべきはその増配率です。
2015年には年間0.8ドルだった配当金は、
2020年には3.5倍の2.9ドルへ成長しています。
また、株価も5年で8.2倍に成長している急上昇銘柄です。
株価も配当も右肩上がりの成長を続けるMSCIは、まさにゴールドラッシュのツルハシ屋さんですね。
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