こんにちは、せーじんです。
これからの世界で、AI(人工知能)とかビッグデータの活用が進んでるよね
そうだね。最近ニュースでもよく聞くし、これから研究が進んで、普及してくるんだよね。
そうそう。これからの成長がすごく期待できる分野だよね。投資家としては、期待できる分野には少しでも投資しておきたいですな。
今回は、今後の成長が大いに期待できる、AI(人工知能)とかビッグデータの関連株を集めたETF、
についてのお話です。
しかもAIQは、楽天証券なら買付手数料は無料なんだよ。
少額積立でも安心だね。
為替手数料、管理経費、売却手数料はかかるから、気を付けてね
AIQはAIやビッグデータ関連企業に幅広く投資するETF
AIQとは、どのようなETFなのでしょう。
製品やサービスの提供において、人工知能(AI)テクノロジーのさらなる開発と、その利用拡大から利益を得る可能性がある企業、およびAIやビッグデータ分析を行うためのハードウェアを提供する企業への投資を目指します。
出典:グローバルX社ウェブページ
投資対象は、AIの開発をする企業だけでなく、そこから利益を得る企業や、設備や機器などのハードウェアの開発を担う企業も含んでいます。
けっこう幅広く投資するんだね
AIQの概要
名称 | グローバルX AI&ビッグデータ ETF |
ティッカー | AIQ |
資産総額 | 1億7819万ドル |
設定日 | 2018.5.11 |
経費率 | 0.68% |
配当利回り | 0.29% |
AIQは運用開始からまだ3年ほどの新しいETFです
設定日は2018年5月です。運用実績は3年ほどですね。
まだ新しいETFだね
AIQの純資産が大幅増加!人気の証ですね
純資産額は、1億8000万ドル程度です。
この記事の初稿時(2020.12.8)の資産が1億3000万ドルほどでしたから、8ヶ月で40%増加していますね。
8ヶ月で40%!?すっごい増えてるね!
すごいよね。総資産は投資家からの人気のバロメーターだから、人気が出てきたっていうことだね。
経費は高め、配当は低めだけど驚異的な増配
経費率は0.68%と、割高です。
でも、経費に見合うリターンがあれば全く問題ありません
これからリターンについてもよく見ていきましょう。
配当は0.29%ですから、配当目当てに買う株ではないですね。
米国の銘柄は年4回配当が多いのですが、AIQは年2回(6月、12月)配当です。
年別配当の推移はこうです
年 | 年間配当額 | 年末利回り | 増配率 |
---|---|---|---|
2020 | $0.1370 | 0.50% | 51.04% |
2019 | $0.0907 | 0.51% | 39.39% |
2018 | $0.0651 | 0.51% | – |
配当利回りは低いけど、ものすごい増配をしています。
配当額が2年で倍以上になってるよ!
このペースで増配してくれるのであれば、長期で保有していれば配当にも大きな期待ができそうです。
配当目的だったら、こういった銘柄への投資も検討したいですね
AIQの構成銘柄と組入れ比率を確認しよう
AIQはどんな銘柄構成なのかな?
よーし、じゃあ早速見ていこう!
世界の情報技術や半導体関連企業を中心に、88銘柄に投資しています
構成比1位はエヌビディアの3.4%。偏りが小さく、非常によく分散されている
構成銘柄上位10銘柄の表です。
順位 | ティッカー | 銘柄 | % |
---|---|---|---|
1 | NVDA | エヌビディア | 3.357 |
2 | GOOGL | アルファベット | 3.281 |
3 | CSCO | シスコシステムズ | 3.235 |
4 | CRM | セールスフォース | 3.215 |
5 | NFLX | ネットフリックス | 3.204 |
6 | ACN | アクセンチュア | 3.160 |
7 | ADBE | アドビ | 3.118 |
8 | MSFT | マイクロソフト | 3.116 |
9 | FB | フェイスブック | 3.098 |
10 | SIE GR | シーメンス | 3.083 |
10銘柄合計 | 31.87 |
組入れ比率に注目してほしい!
まず注目したいのが、組入れ比率ですね。
1位のエヌビディアでも4%に届いていません。
そして、10位のシーメンスでも3%ほどを占めています。
1位と10位の比率が、あんまり変わらないね
上位10銘柄を足しても32%程度にしかなってないね。
偏りがすごく小さくて、非常によく分散されてるよ
銘柄数は少なめだけど、分散性に気を使ったポートフォリオなんだね
構成銘柄は、米国の大型テクノロジー中心
銘柄はどうかな?
うーん、米国株投資でよく聞く名前ばっかりだね、
構成銘柄の上位は、米国の大型テクノロジー株が占めていますね。
11位以下も、アップル、アマゾンなどの大型テクノロジーや、ショピファイなどの伸び盛りの銘柄、IBMやクアルコムなどの伝統的な企業がバランスよく並んでいます。
米国以外にも、サムスン、テンセント、アリババ、美団など国際色豊かな銘柄が並んでいます。
8ヶ月前と大きく入れ替わっています
この記事の初稿時(2020年12月)と構成銘柄を比較すると、また面白いんだよ
2020年12月の構成銘柄はこちらです。
順位 | 2021.8構成銘柄 | 2020.12構成銘柄 |
---|---|---|
1 | エヌビディア | クアルコム |
2 | アルファベット | サムスン電子 |
3 | シスコシステムズ | 美団 |
4 | セールスフォース | エヌビディア |
5 | ネットフリックス | サービスナウ |
6 | アクセンチュア | AMD |
7 | アドビ | フェイスブック |
8 | マイクロソフト | セールスフォース |
9 | フェイスブック | アルファベット |
10 | シーメンス | ショピファイ |
あれ!顔ぶれが全然違うよ!
現在トップ3のエヌビディア、アルファベット、シスコシステムズは、現在のトップ10にありませんね。
逆に、12月にトップ3を占めていたクアルコム、サムスン、美団は現在のトップ10からは外れています。
共通する銘柄は4銘柄。8ヶ月で6銘柄が入れ替わってるんですよ
まあ、これは各銘柄の構成比の差が非常に小さいことが原因でしょう。
国別の構成は、米国75%、香港・ドイツと続く
アメリカが75%を超えていて、構成比率はダントツのトップです。
2位以下は、香港、ドイツ、韓国、日本と続きます。
お、日本が入ってるね
日本の銘柄は、ファナック(6954)、東芝(6502)、フジクラ(5803)などが組み込まれていますね。
AIQは、非常に高いリターンのETFだけど
AIQのリターンを確認しましょう。
累積リターン(%) (2021/7/31) 時点 | 基準価額 |
---|---|
1か月 | -0.29% |
3か月 | 3.98% |
設定来 | 106.41% |
累積リターンは、2018年5月の設定来で106%ほどのプラスとなっています。
非常に高いリターンを誇っていますが、直近1ヶ月ではマイナスリターンになってしまっていますね。
次に、年率換算したリターンを確認しましょう。
年率リターン(%) (2021/7/31) 時点 | 基準価額 |
---|---|
1年 | 38.15% |
3年 | 27.24% |
設定来 | 25.24% |
この1年間の上昇が素晴らしく、1年で38%の上昇です。
設定来年平均リターンは25.24%ですから、かなり高リターンのETFですね。
構成銘柄の株価チャートを確認しましょう
上位3銘柄の、AIQ設定来(2018年5月)チャートです。
比較対象として、S&P500も表示しています。
青:エヌビディア 黄:アルファベット 赤:シスコシステム 黒:S&P500(SPY)
おお、S&P500よりもかなりパフォーマンスがいいね!
赤のCSCOは物足りないけど
ただ、赤のCSCOも2021年に入ってから上昇が続いてるんだよ
2020年12月の時に上位だった3銘柄のチャートも確認しましょう。
青:美団 黄:クアルコム 赤:サムスン電子 黒:S&P500
どの銘柄もすごい伸びてるじゃん。どうして比率を下げちゃったんだろう
チャートを、よーく見てよ。2021年初めから下落してるよね
あ、ほんとだ!
過去の上位銘柄が下落を始めているのに対して、
現在の上位銘柄は上昇トレンドが継続しています。
組入れ比率を機動的に動かし、ETF全体を上昇させていくという狙いを感じますね。
AIQのチャートを確認しよう
では、AIQの値動きをチャートで見てみましょう。
比較対象として、S&P500のETF・SPYと、
NASDAQのETF・QQQをチャートに入れています。
設定来(2018.5~)チャートを見ると、NASDAQと同等のリターン
まずは設定来チャートです。
黒:AIQ 赤:NASDAQ(QQQ) 青:S&P500(SPY)
AIQは、3年ほどで+109%と、凄まじいリターンです。
NASDAQの122%には及びませんが、ほぼ同等のリターンと言えるでしょう。
チャートの形も非常に似ています。
AIQの構成銘柄は75%以上が米国企業で、その大部分はNASDAQ銘柄ですから、
かなり強く連動するようですね。
2020年年初来チャートでも、ナスダックとの連動が高い
次にコロナショックを挟んだ2020年の年初来チャートで確認しましょう。
黒:AIQ 赤:NASDAQ(QQQ) 青:S&P500(SPY)
黒のAIQは、赤のQQQとほとんど同じだね
そうだね。AIQの方がかなり上に行った期間もあったけど、また戻ったね
やっぱり似てるんだねえ
コロナショックでの下落率は、S&P500と同程度
コロナショック時の落ち込みを見ると、NASDAQよりも、やや大きく落ち込んでいるようです。
- AIQ ▲32%程度
- NASDAQ ▲28%程度
- S&P500 ▲33%程度
NASDAQには及びませんが、S&P500と同等の防御力を持っていることがわかります。
2021年初来チャートでは、S&P500やNASDAQ100に遅れをとる
2021年初来では、AIQは+16.69%ものリターンを上げています。
しかし、S&P500やNASDAQ100はともに20%を超えるリターンであり、
AIQは指数に遅れをとる展開となっています。
今年は調子が悪いのね〜
まとめ
AI(人工知能)やビッグデータの市場は、今後も大きな発展を期待できる分野です。
それらの関連銘柄を集めたETFであるAIQは、ハードウェアの製造等、関連する幅広い分野の銘柄に投資します。
投資先は、75%が米国であり、香港、ドイツと続きます。日本も5位に入っています。
AIQは2018年に設定された比較的新しいETFですが、これまでNASDAQ100とほぼ同じ値動きでした。
が、2021年に入ってからのリターンは、NASDAQ100(QQQ)を下回ってしまいました。
AIやビッグデータの需要は大きくなるばかりですから、今後は伸びるとは思うのですが、、、
配当金も最初はおまけみたいなものですが、現在の驚異的な増配率が続けば
長期的には素晴らしいキャッシュフローを産んでくれるでしょう。
しかも、このAIQ、楽天証券なら買付手数料無料です。
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4月から、S&P500のETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験をしています。最新の報告はこちら!
以上、【AIQ】成長確実?世界のAI、ビッグデータ関連株を集めたETFという話題でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。