こんにちは、せーじんです。
ようやく1月が終わったね。
2022年1月は地獄みたいな下がり方だったね
特に米国や日本は、年明けから1ヶ月下がりっぱなしだったもんなあ
これだけ下がってると、うちの資産も悲惨なことになってるんでしょ?
長期投資の資産はね。
でも短期トレードではCFDで利益を上げることができました
よかったね〜
下落相場への備えとして短期投資でCFDを活用しています
せーじんのポートフォリオは、2021年12月末時点でこのようになっています。
現金、債券、コモディティ、短期投資が全体の3分の1くらいあるね。
これで下落相場に備えているということね
このポートフォリオのうち、9%を占める短期投資。
せーじんは、この短期投資でCFDを活用しています。
他にもたくさんのメリットがあるけど、せーじんにとって大きいのはこの3つだね
えーと、、CFDって何だっけ?
CFDは、日本語では差金決済取引と言います。
通常取引のように株などを買ってから売るのではなく、買って売る(または売って買う)一連の取引で発生した損益(差額)だけをやり取りします。
CFDには、
- 夜間や祝日でも取引ができる
- 決済後に差金のやりとりを行うので、投資開始時点で元手がいらない
- レバレッジをかけられるので、資金効率が高い
- 売りから入って下落相場でも利益を得る
- 売買手数料が無料(スプレッドは発生します)
など多くのメリットがあります。
「投資のコンビニ」と呼ばれるほど便利なものですが、
通常取引と比べてリスクが大きく、ある程度投資経験のある方向けの投資法です。
CFDについて、詳しいことはこの記事にまとめました。ぜひご覧ください。
CFDはコストがわかりにくい
こんなにも便利に使えるCFDですが、気になるのはリターンとコストですよね。
リターンが悪かったら、いくら便利でも投資しないもんね
投資信託やETFであれば、指数の上昇からコストを差し引けばわかります。
ところが、CFDはコストがわかりにくいんです。
上で説明した通り取引手数料は無料ですが、このようなコストがかかります。
- 調整金(金利相当額、配当相当額、価格調整額)
- スプレッド
これらのコストは日々変動するので、
CFDのコストは年間○%
と簡単に言うことができないんです。
そこで、せーじんが実際にCFD、ETF、レバレッジ投資信託の3商品に投資し、
ナマのリターンを比較する実験を行うことにしました。
CFDのコストがどれだけリターンに影響を与えるのか、実験しないとわかりにくいからね
普通は短期投資用で使うCFDで長期投資をするとどうなるのか、
せーじんが人柱になる企画だね
CFD、ETF、投資信託(レバレッジ)に同じくらいの金額を投資する実験
リターンとリスクは表裏一体です。
期待できるリターンが大きいほどリスクが高まるため、損失が大きくなる可能性があります。
でも、広く分散されており、基本右肩上がりのS&P500なら、さほどリスクを増やすことなく大きなリターンを狙えるのでは?
そう考えたせーじんは、S&P500を使ってCFDで長期投資をしたいと考えるようになりました。
でも、CFDと出会ったばかりなんでしょ?
まだ知らないリスクがあるかもよ
そうなんだよ。だから、実際に買って確かめようってこと
CFD、ETF、投資信託(レバレッジ)に同じくらいの金額を実際に投資し、
リスクとリターンを検証していきましょう。
手数料もレバレッジ比率も全く違う商品たち。どうなるかな?
1.投資対象はS&P500に連動する商品
- CFDは「楽天CFD(レバレッジ10倍)」
- ETFは「VOO」
- 投資信託は「iFreeレバレッジ S&P500(レバレッジ2倍)」
2.それぞれ8〜9万円ほど投資します
3.積立はせず、最初の投資のみとします
4.2021年4月初めに各商品に投資して実験を開始
5.毎月月末時点での円建て価値を比較していきます
投資するのは、ナスダックじゃなくてS&P500なの?
ナスダックはボラティリティが大きいからね
レバレッジ10倍の長期投資は怖くてさ
今回の実験は、長期間でのリターンを見ていくので投資スパンは長期になります。
長期で投資していると、必ず大きな下落に遭遇するもの。
株価が大きく下落した場合、CFDではロスカット(自動売却)されてしまう恐れがあるので、ボラティリティが比較的小さいS&P500にしています。
それぞれの商品を簡単に紹介しましょう
楽天CFD
- レバレッジをかけて資金効率を上げる
- 売りから入って下落相場でも利益を得る
- 夜間、昼間や祝日でも取引ができる
など多くのメリットがあるCFD。
CFD取引を扱う証券会社は多くありますが、せーじんは楽天証券CFDを選びました。
- 取引手数料が無料
- 楽天証券と楽天銀行に口座を持っているので、スムーズに連携できる
- デモトレードができる
- 取引ツール「MT4」は世界中で愛用されている評判のいいツール
日々の使い勝手では、特に2に大きなメリットを感じています。
銀行や楽天証券口座から数秒で資金の振り分けができるのは、本当に便利ですよ!
楽天証券や楽天銀行に口座を持っている方には、特におすすめ!
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米国ETF「VOO」
米国のETFで、せーじんの知る範囲で最も経費の低いETFです。
その経費率は、驚異の0.03%!
同じS&P500のETFである「IVV」と並んで最安の経費です。
その上、楽天証券やSBI証券なら買付手数料無料です。
VOOは、圧倒的なコスパで世界中の個人投資家から人気を集める、超定番のETFです
投資信託「iFreeレバレッジ S&P500」
今回は、レバレッジをかけた投資信託も比較対象に加えましょう。
iFreeレバレッジ S&P500は、こんな商品です。
- レバレッジ比率2倍
- 経費率0.99%
- 為替ヘッジあり
為替ヘッジがついているので、円高に振れたときには他の商品よりも有利に働きますが、円安に振れた時は不利になりますね。
経費率は、レバレッジ商品としては標準的です。
が、VOOの33倍です。
レバレッジは2倍なので、楽天CFDの10倍レバレッジと比べると低い倍率=リスクが小さいと思われますがどうでしょう。
2022年1月のS&P500の値動きは?
1月末の各投資対象の状況を見る前に、その元となるS&P500とドル円の状況を確認していきましょう。
ローソク足がS&P500(円建て)、オレンジのラインがドル円チャートです。
S&P500は、今月5.7%の下落!?
一時は10%以上のマイナスになってたから、これでも月末の急回復でマシになったんだけどね
これだけのマイナスだと、10倍レバレッジのCFDがとんでもないことになってそう・・・
2022年1月末時点での実験結果を発表!
それじゃあ、1月末時点での実験結果を見ていこう!
1月末って言ってるけど、データは記事作成時点(2022.2.2)です
米国ETF「VOO」は、1月▲5.0%、通算+16.5%、
VOOは、2021年4月に8万1990円=740ドル(2株)投資しました。
1月末時点では9万5503円に上昇したので、損益は+1万3513円です。
2021年4月からのトータルリターンはこちら
投資額 | 8万1990円 |
収益額 | 1万3513円 |
収益率 | +16.5% |
10ヶ月で16.5%上昇って、かなりすごいよね
S&P500の平均リターンは年間7%くらいだから、
10ヶ月で2年分以上の上昇をしたってことだね
わお!!
では、1月単月のリターンも確認しましょう。
1月のリターン(VOO) | ▲5.0% |
1ヶ月で5%も下落したんだね。
それでもトータルリターンが16.5%なんて、すごい!
投資信託「iFreeレバレッジ S&P500」は1月▲11.7%、トータル+21.6%
iFreeレバレッジ S&P500には、9万円投資しました。
1月末時点では10万9450円に上昇したので、収益額は+1万9450円です。
2021年4月からのトータルリターンはこちら。
投資額 | 9万円 |
収益額 | 1万9450円 |
収益率 | +21.6% |
レバ投信は、10ヶ月で21.6%上昇!
投資信託だから積み立てにも便利だし、
大きなリターンも期待できるし、
大きめのリスクを許容できる人にはいい商品だね
iFreeレバレッジの単月リターンも確認していきましょう。
1月のリターン(iFreeレバレッジ) | ▲11.7% |
うわ!1ヶ月で▲10%超え!
レバレッジ商品は、マイナスもレバレッジされることをお忘れなきよう
楽天CFDは1月▲19.8%、トータルリターン+145.3%
では、10倍レバレッジの楽天CFDを見ていきましょう。
2倍レバレッジでも▲11.7%でしょ?
10倍ってことは、、、、
楽天CFDでは、4月最初に8万0924円(2ロット)投資しました。
それから10ヶ月後の1月末時点での損益は+11万7616円となりました。
2021年4月からのトータルリターンはこちら。
投資額 | 8万0924円 |
収益額 | 11万7616円 |
収益率 | +145.3% |
おお!先月より減ってるけど、まだ全然プラスだね
先月の報告では、+206%だったね。
さすがにかなり減ってるねえ
CFDの単月リターンも確認していきましょう。
1月のリターン(楽天CFD) | ▲19.8% |
あれれ?マイナス幅が大したことないね
この10ヶ月間で得た含み益がバリアになって、単月リターンのマイナスを緩和したんだね。
先月末とのトータルリターンの差を見ると、レバレッジ通りになってるよ
2021年12月と2022年1月のトータルリターン
VOO損益率 (レバなし) | iFreeレバ損益率 (レバ2倍) | CFD損益率 (レバ10倍) | |
---|---|---|---|
2021年12月末 | 22.6% | 37.7% | 206.1% |
2022年1月末 | 16.5% | 21.6% | 145.3% |
差 | 6.1 | 16.1 | 60.8 |
あ、ほんとだ。「差」を見るとだいたいレバレッジ比率どおりになってるね
実験結果:CFDは1月に20%近い下落だが、トータルリターンは非常に大きい
ここまで紹介した2022年1月末時点での実験結果をまとめましょう。
CFD | VOO | iFree レバレッジ | |
---|---|---|---|
投資額 | 80,924 | 81,990 | 90,000 |
損益額 | 117,616 | 13,513 | 19,450 |
損益率 | 145.3% | 16.5% | 21.6% |
前月比 | -19.8% | -5.0% | -11.7% |
1月はS&P500が大きく下落したからCFDの下落率はすごいね
そうだね。それでも、まだトータルリターンは圧倒的だね。
VOOとiFreeレバの差はかなり詰まってきてるよ
為替ヘッジがあったり、経費が高かったりするせいね
実験開始以降の資産推移のグラフです。
このグラフを見ると、ハイレバレッジのリスクとリターンがはっきりとわかりますね。
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CFDには減価はないけど
レバレッジ投信とかETFは減価するって話だけど、CFDは減価しないの?
CFDのレバレッジは、ETFや投信とは仕組みが違うから減価は発生しないよ
でも、CFDのレバレッジの仕組みの違いはメリットだけじゃないんです。
それは大きな下落が発生した場合に発生します。
ETFや投信:株価が下がるだけ
CFD:ロスカットもしくは追証が発生する可能性がある
ロスカット?追証?
ロスカットとは自動的に精算(売却、買い戻し)されてしまうこと、
追証とは証券会社に対して追加でお金を支払うことです。
自動精算とか、追加で支払いとか、なかなか大きなリスクだね
そう。だからCFDはある程度の投資経験をしてから使ったほうがいいね
せーじんも、この実験中に大きな下落が発生する可能性を考慮し、かなり大きめの証拠金を口座に入れています。
実際に買ったCFDは8万円ほどですが、CFD口座には6倍以上の50万円ほどを入れているのです。
これは、リーマンショックのようにS&P500が50%下落してもギリギリ耐えられる(ロスカットされない)
ようにするためです。
それ以上のショックが来たら?
ロスカットされて実験終了かな?
せーじんの投資成績・資産状況はこちら
せーじんの資産状況や投資先を毎月報告しています。こちらからご覧ください。
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以上、CFD、ETF、レバレッジ投資信託のリターン比較実験の最新状況をお届けしました。
これからも毎月進捗状況を報告していきますので、ぜひご覧くださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。