こんにちは、せーじんです。
2021年3月からCFDでの投資を初めましたが、6月は短期トレードで満足いく利益を上げることができました。
ナスダックが絶好調だったからね
えーと、、CFDって何だっけ?
CFDは、日本語では差金決済取引とも言います。
通常取引のように株などを買ってから売るのではなく、買って売る(または売って買う)一連の取引で発生した損益(差額)だけをやり取りします。
CFDには、
- 夜間や祝日でも取引ができる
- 決済後に差金のやりとりを行うので、投資開始時点で元手がいらない
- レバレッジをかけられるので、資金効率が高い
- 売りから入って下落相場でも利益を得る
- 売買手数料が無料(スプレッドが発生します)
など多くのメリットがあります。
「投資のコンビニ」と呼ばれるほど便利なものですが、
通常取引と比べてややリスクが大きく、ある程度投資経験のある方向けの投資法です。
CFDについて、詳しいことはこの記事にまとめました。ぜひご覧ください。
こんなにも便利に使えるCFDですが、気になるのはリターンとリスクですよね。
リターンが悪かったら、いくら便利でも投資しないもんね
そこで、せーじんが実際にCFD、ETF、レバレッジ投資信託の3商品に投資し、
ナマのリターンを比較する実験を行うことにしました。
CFDのスプレッドがどれだけリターンに影響を与えるのか、実験しないとわかりにくいですからね
ぜひ最後までご覧くださいね!
CFD、ETF、投資信託(レバレッジ)に同じくらいの金額を投資する実験
リターンとリスクは表裏一体です。
期待できるリターンが大きいほどリスクが高まるため、損失が大きくなる可能性があります。
でも、広く分散されており、基本右肩上がりのS&P500なら、さほどリスクを増やすことなく大きなリターンを狙えるのでは?
そう考えたせーじんは、S&P500を使ってCFDで長期投資をしたいと考えるようになりました。
でも、CFDと出会ったばかりなんでしょ?まだ知らないリスクがあるかもよ
そうだよね。そんな時は実験だ!
CFD、ETF、投資信託(レバレッジ)に同じくらいの金額を実際に投資し、
リスクとリターンを検証していきましょう。
手数料もレバレッジ比率も全く違う商品たち。どうなるかな?
1.投資対象はS&P500に連動する商品
- CFDは「楽天CFD(レバレッジ10倍)」
- ETFは「VOO」
- 投資信託は「iFreeレバレッジ S&P500(レバレッジ2倍)」
2.それぞれ8〜9万円ほど投資します
3.積立はせず、最初の投資のみとします
4.2021年4月初めに各商品に投資して実験を開始
5.毎月月末時点での円建て価値を比較していきます
投資するのは、超高成長のナスダックじゃダメなの?
ナスダックはボラティリティが大きくて、レバレッジ10倍の長期投資は怖いんだよね
今回の実験は、長期間でのリターンを見ていくので投資スパンは長期になります。
長期で投資していると、必ず大きな下落に遭遇するもの。
株価が大きく下落した場合、CFDではロスカット(自動売却)されてしまう恐れがあるので、ボラティリティが比較的小さいS&P500にしています。
それぞれの商品を簡単に紹介しましょう
楽天CFD
- レバレッジをかけて資金効率を上げる
- 売りから入って下落相場でも利益を得る
- 夜間や祝日でも取引ができる
など多くのメリットがあるCFD。
CFD取引を扱う証券会社は多くありますが、せーじんは楽天証券CFDを選びました。
- 取引手数料が無料
- 楽天証券と楽天銀行に口座を持っているので、スムーズに連携できる
- デモトレードができる
- 取引ツール「MT4」は世界中で愛用されている評判のいいツール
日々の使い勝手では、特に2に大きなメリットを感じています。
銀行や楽天証券口座から数秒で資金の振り分けができるのは、本当に便利ですよ!
楽天証券や楽天銀行に口座を持っている方には、特におすすめ!
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他には、こんな会社でもCFDを取り扱っていますよ
米国ETF「VOO」
米国のETFで、せーじんの知る範囲で最も経費の低いETFです。
その経費率は、驚異の0.03%!
同じS&P500のETFである「IVV」と並んで、手数料最安です。
その上、楽天証券やSBI証券なら買付手数料無料です。
圧倒的なコスパの良さに、世界中の個人投資家から人気を集める、超定番のETFです。
投資信託「iFreeレバレッジ S&P500」
今回は、レバレッジをかけた投資信託も比較対象に加えましょう。
iFreeレバレッジ S&P500は、こんな商品です。
- レバレッジ比率2倍
- 経費率0.99%
- 為替ヘッジあり
為替ヘッジがついているので、円高に振れたときには他の商品よりも有利に働きますが、円安に振れた時は不利になりますね。
経費率は、レバレッジ商品としては標準的ですが、VOOの33倍です。
レバレッジは2倍なので、楽天CFDの10倍レバレッジと比べると低い倍率=リスクが小さいですね。
2021年6月末時点での実験結果は?
6月末の各投資対象の状況を見る前に、その元となるS&P500の状況を確認していきましょう。
2021年6月の、1ヶ月間のS&P500(円建て)の株価チャートです。
6月は3.79%も上昇したの!?すごい結果だね!
株価上昇+円安の2つのチカラで、円建てS&P500は急上昇したね
6月は月初から上昇していましたが、中旬には少し調整がありました。
調整後は5日連続陽線で一気に上昇し、
6月最終日も大きな陽線で締めています。
それでは、6月末時点での実験結果を見ていきましょう!
どうなるかな〜?
楽天CFDは64%の上昇
楽天CFDでは、4月最初に8万0924円(2ロット)投資しました。
6月末時点で8万6102円に上昇したので、+5178円です。
この額に10倍レバレッジがかかるので、収益額は+5万1780円となります。
投資額 | 8万0924円 |
収益額 | 5万1780円 |
収益率 | 64.0% |
3ヶ月で+64.0%!?
今月もS&P500は絶好調だったからね!
円安というチカラも得て、一気に伸びてるね
米国ETF「VOO」は6.6%の上昇
VOOは8万1990円=740ドル(2株)投資しました。
6月末時点では8万7432円に上昇したので、収益額は+5442円です。
投資額 | 8万1990円 |
収益額 | 5442円 |
収益率 | 6.6% |
VOOが3ヶ月で6.6%って、これもすごいことなんじゃない?
そうだよね。S&P500の平均リターンは年間7%くらいだから、
3ヶ月で通常の1年分は上昇したってことだね
投資信託「iFreeレバレッジ S&P500」は10.8%の上昇
iFreeレバレッジ S&P500は9万円投資しました。
5月末時点では9万9723円に上昇したので、収益額は+9723円です。
投資額 | 9万円 |
収益額 | 9723円 |
収益率 | 10.8% |
3ヶ月で10.8%上昇!こっちもすごいね!
さすが2倍レバレッジ投資信託だね。VOO以上にあげてるよ
実験結果、今月もCFDが飛び抜けたリターンでした
ここまで紹介した2021年6月末時点での実験結果をまとめましょう。
項目 | CFD | VOO | iFree レバレッジ |
---|---|---|---|
投資額 | 80,924 | 81,990 | 90,000 |
収益額 | 51,780 | 5,442 | 9,723 |
収益率 | 64.0% | 6.6% | 10.8% |
前月比 | 22.7% | 3.2% | 4.3% |
やっぱり10倍レバレッジのCFDが圧倒的な成績だね
4月以降はS&P500が大きく成長したからね。
もしマイナスリターンだったら、損失も10倍!
全く違う結果になっていたよ
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レバレッジ投信のリターンが物足りないのは
ちょっと気になったんだけどさ、iFreeレバレッジだけリターンが物足りなくない?
物足りない?
収益率がVOOの2倍になってないんだよ
項目 | CFD | VOO | iFree レバレッジ |
---|---|---|---|
収益率 | 64.0% | 6.6% | 10.8% |
たしかに、iFreeレバレッジの収益率はVOOの2倍になっていませんね。
なんで?
これは、為替ヘッジの影響だろうね
6月は株価の上昇だけでなく、円安が進んだことにより円建て資産にプラスの影響を与えました。
しかし、iFree レバレッジS&P500は為替ヘッジが付いた商品です。
為替ヘッジは為替の影響を小さくするため、円安の恩恵を小さくしてしまったんです。
円高なら逆にレバレッジ投信が素晴らしいリターンになりますよ
レバレッジ投信・ETF特有の「減価」や「高い管理経費」もリターンに影響してきます。
この辺りのリスクについては、こちらの記事で詳しく解説したのでぜひご覧ください。
CFDには減価はないけど
レバレッジ投信とかETFは減価するって話だけど、CFDは減価しないの?
CFDのレバレッジは、ETFや投信とは仕組みが違うから減価は発生しないよ
でも、CFDのレバレッジの仕組みの違いはメリットだけじゃないんです。
それは大きな下落が発生した場合に発生します。
ETFや投信:株価が下がるだけ
CFD:ロスカットもしくは追証が発生する可能性がある
ロスカット?追証?
ロスカットとは自動的に精算されてしまうこと、
追証とは証券会社に対して追加でお金を支払うことです。
自動精算とか、追加で支払いとか、なかなか大きなリスクだね
そう。だからCFDはある程度の投資経験をしてから使ったほうがいいね
せーじんの投資成績・資産状況はこちら
せーじんの2021年6月末時点での資産状況は、こちらの記事でまとめています。
6月の投資状況はこちらです
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以上、CFD、ETF、レバレッジ投資信託のリターン比較実験の最新状況をお届けしました。
これからも、毎月進捗状況を報告していきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。