こんにちは、せーじんです。
史上最強といわれる指数「NASDAQ100」入りを狙う、成長株50銘柄をまとめた指数
「NASDAQ50」
そんなNASDAQ50にレバレッジ(2倍)をかけて投資する投資信託を紹介しましょう!
その名も、
です。
ナスダック50にレバレッジかけちゃいますか!?
超ハイリターンの予感がするでしょ?
さらに、レバレッジが2倍というところも大きなポイントです。
それでは、このiFreeレバレッジ NASDAQ次世代50という投資信託、
投資するべきなのか検証していきましょう!
NASDAQ50にレバレッジなしで投資する投資信託はこちらで紹介しました。
当ブログの人気記事です。ぜひごらんください。
iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50の概要
投資信託の概要を確認しましょう。
iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50 | |
---|---|
資産種別 | 投資信託 |
運用開始 | 2021年2月9日 |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
償還期限 | なし |
為替ヘッジ | あり |
レバレッジ | 2倍 |
管理経費 | 1.169% |
管理経費が高いねえ
そうだね。同じレバレッジ投信のiFreeレバレッジNASDAQ100(管理経費0.99%)と比較しても、割高だね。
為替ヘッジがついてるけど、これは?
為替変動のリスクを小さくできるけど、管理経費に含まない隠れコストが発生する上に、リスクがゼロになるわけでもないんんだよ
NASDAQ50とは、これからNASDAQ100に採用される見込みのある50社
NASDAQ50は、NASDAQ Q-50とも表記されます。
- これからNASDAQ100に採用される見込みのある高成長企業のパフォーマンスを追跡する株価指数
- NASDAQ100に採用されていない銘柄のうち、時価総額の高い50社が組み込まれている
- NASDAQ100と同様に、銀行や投資会社などの金融業は含まない
ナスダック50っていうのは、これからナスダック100に採用されるかもしれない銘柄たちなんだね
そう。伸び盛りの企業ばかりだね。
NASADAQ100などの銘柄入れ替えについては、こちらの記事でもお話ししましたので、ぜひご覧ください。
NASDAQ50の構成銘柄
ナスダック50にはどんな銘柄があるの?
構成銘柄の上位10銘柄を見てみよう!
順位 | ティッカー | 銘柄 | 構成比(%) |
---|---|---|---|
1 | ABNB | エアビーアンドビー | 4.76 |
2 | FTNT | フォーティネット | 4.54 |
3 | ROKU | ロク | 3.39 |
4 | ZS | ゼットスケーラー | 3.30 |
5 | ODFL | オールドドミニオン | 3.03 |
6 | GRMN | ガーミン | 2.97 |
7 | DDOG | データドッグ | 2.87 |
8 | TTD | トレードデスク | 2.81 |
9 | ZBRA | ゼブラテクノロジーズ | 2.78 |
10 | MDB | MONGODB | 2.72 |
上位10銘柄合計 | 33.17% |
すべてアメリカの企業だね。どれも、最近よく話題になっている銘柄だね。
NASDAQ50のパフォーマンスは?
成長株を集めたナスダック50は、やっぱり株価も上がってるの?
じゃあ、NASDAQ50のチャートを見てみようか
1年間のリターンは、NASDAQ100とS&P500の間
まずは1年間のリターンを比較しましょう。
赤:NASDAQ50 青:NASDAQ100(QQQ) 黒:S&P500(VOO)
ナスダック50は上下に大きく動いてるね。
でも1年リターンはS&P500とナスダック100の中間かあ。
そうだね。NASDAQ50は時価総額の小さい銘柄が多いから、ボラティリティは大きいよね
成長株を集めたっていう割には、圧倒的なパフォーマンスというわけでもないんだね
NASDAQ100は「史上最強の指数」なんて言われる指数だからね。それを圧倒する指数っていうのは考えにくいんじゃないかな
長期のリターンは、NASDAQ100に勝ったり負けたり
次に、長期のリターンも見てみましょう。
リーマンショックの時期に当たる2007年からの長期チャートです。
赤:NASDAQ50 青:NASDAQ100(QQQ) 黒:S&P500(SPY)
あらら、NASDAQ100に負けちゃってるね。
そうだね。ただ、2010年から2018年までは勝っている期間も長かったね
時期によって、NASDAQ100とNASDAQQ-50のパフォーマンスは入れ替わりますが、どちらにしても同じくらいの高リターンを望むことができそうです。
iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50のリターン
では、NASDAQ50に2倍レバレッジをかけたiFreeレバレッジ NASDAQ次世代50のリターンを、
株価チャートで確認していきましょう。
2021年2月設定の新しい投資信託なので、6ヶ月ほどのデータしかありませんが
設定来(2021年2月)のリターンは ▲16.61%!?
まずは設定来(2021年2月)からの株価チャートを確認しましょう。
リターンを表にまとめると、このようになります。
銘柄 | リターン |
---|---|
iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50 | ▲11.31% |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | +23.98% |
iFreeNEXT NASDAQ次世代50 | +1.76% |
ナスダック総合(円建て) | +12.99% |
S&P500(円建て) | +19.41% |
あらら、iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50だけマイナスだね。
レバレッジなしの次世代50はギリギリプラスだったのに
じゃあ、この期間のNASDAQ50の動きを確認しようか
黒:NASDAQ50(円建て) 青:NASDAQ100(円建て) 赤:S&P500(円建て)
ナスダック50は、ほぼ停滞してるね。
でも、どうしてレバレッジはマイナスになってるんだろう
これは、レバレッジ投信の減価が働いちゃったからだね
減価?
レバレッジ投信は複利効果が大きく働く=ヨコヨコ相場では徐々に減価していく
レバレッジなしのナスダック50はヨコヨコなのに、レバレッジは大きく下落しています。
これはレバレッジ投資信託(ETF)の減価と言われる現象です。
3倍レバレッジを例に解説しましょう。
複利効果は、資産を形成する際の大きな味方としてポジティブな意味合いで使用することが多い言葉です。
株価上昇時には、レバレッジ効果と相乗して大きな利益を生み出します。
ですが、連続して株価が下落した場合、この複利効果がネガティブに働きます。
上昇時と同じようにレバレッジ効果と相乗し、より大きく下落することになります。
レバレッジETFではこの複利効果が大きく働くため、指数がヨコヨコの相場でも株価が下がってしまいます。
元の指数は4日後に100に戻っているのに対し、レバレッジのほうは95くらいまで下がっています。
これを、減価と言うんだよ
指数が下がらなくても、レバレッジETFはさがってしまうのね
この例えでは3倍レバレッジで計算しましたが、2倍レバレッジでも同じことです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
レバレッジにはリスクが伴います
レバレッジ商品は大きなリターンを得ることができますが、大きなリスクを伴います。
下落時には、レバレッジ効果でより大きく株価が下落する
レンジ相場では、複利効果により株価が減価する
手数料が高く、配当は低い
レバレッジは日々の値動きに対する倍率であり、2日以上保有していると大きく乖離していく
レバレッジ商品は投資家にとって非常に大きなリスクがある商品ですから、リスクとリターンをしっかりと把握して投資しましょう。
iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50は資金流出が続いている
最近の不調をみて、投資家はどのように動いているのでしょうか。
資金流出入のデータを確認しましょう。
運用開始した2月から5月までは流入が多いけど、
6月から8月は流出超過になってるね
iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50が底値をつけたのは5月中旬で、それから緩やかに上昇しています。
が、S&P500やNASDAQ100が上昇し最高値更新しているのを見て、
こんな儲からないもの早く売って上がる投信を買いたい!
という投資家の心の声が聞こえてきそうですね。
せーじんならこうする
ということで、iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50という投資信託を紹介しました。
成長株を集めたNASDAQ50に2倍のレバレッジをかけるという、
いかにも儲かりそうな投資信託です。
が、2021年2月の設定来リターンは▲11%と大きなマイナスになっています。
元指数のNASDAQ50が2月以来ヨコヨコとなっており、
レバレッジ投信のリスク・ヨコヨコ相場での減価が発揮されてしまっている状況です。
とはいえ、NASDAQ50がこのまま長期で成長しないことは考えにくいです。
いずれは上昇するとは思いますが、、、
レバレッジ商品はリスクが高い商品、投資は自己判断でお願いいたします。
あ、逃げた(笑)
せーじんのポートフォリオ
せーじんの資産状況と取引履歴は、毎月紹介しています。
ETF、レバレッジ投資信託、CFDのリターン比較実験
4月から、ETF・レバレッジ投資信託・CFDのリターン比較実験をしています。
毎月経過を報告していますので、ぜひご覧ください。
どれが一番儲かるのかな〜?
以上、【iFreeレバレッジ NASDAQ次世代50】ナスダック100入りを狙う成長株に2倍レバレッジをかける!という話題でした。
本日も最後までご覧いただきありがとうございます。
仕事に、育児に、遊びに忙しいサラリーマンの資産形成には、CFDという選択肢も有力です。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。