こんにちは、せーじんです。
日経平均が、30年ぶりに3万円台を回復しましたね!
日経平均30年半ぶり3万円回復、景気期待や業績改善-輸出や金融主導
長谷川敏郎2021年2月15日 7:43 JST 更新日時 2021年2月15日 15:29 JST
- 米主要3指数は最高値更新、アジア時間15日も米先物は堅調推移
- 日本のGDPは事前予想を上回る、TOPIXは6日連続で上昇
15日の東京株式市場で日経平均株価が30年半ぶりに3万円台を回復し、TOPIXは6連騰となった。
米追加経済対策などを受けた世界景気の回復期待や国内企業業績の改善、国内総生産(GDP)の上振れが評価された。
電機や機械など輸出関連、銀行など金融、情報・通信株中心に高い。
TOPIXの終値は前営業日比20.06ポイント(1.0%)高の1953.94 日経平均株価は564円08銭(1.9%)高の3万0084円15銭 終値が3万円台を回復したのは1990年8月2日以来 |
最近、何回も「日経平均が30年ぶりの高値」ていうニュースが出てたよね
最近、日経平均が本当によく上がってるからね。
日経平均の1年間のチャートを見てみようか
コロナショックの底値が16400円くらいだよね。今が30000円だから、1年もたたないうちに83%の上昇!
すっごい上がり方だよね。特に、2020年11月以降の上がり方が尋常じゃないよ
2020年10月にウオーレンバフェットが日本株を購入した事がニュースになりました。
バフェット氏、ついに「日本買い」
2020.10.21 酒井 耕一(日経ESG 発行人)
著名投資家のウォーレン・バフェット氏が2020年9月に日本株への投資に踏み切ったことが明らかになった。
バフェット氏がCEO(最高経営責任者)である米バークシャー・ハザウェイを通して、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅の5大商社株を購入し、各社への持ち株比率はそれぞれ5%超となっている。
この投資についてバフェット氏は声明を出し、長期的な投資であること、今後5社の持ち株比率を9.9%まで高める可能性があること、そして5社との協業も検討していることを明らかにした。「将来、お互いに利点があることをしたい」(同氏)としている。
出典元:日経ESP
この記事が出たのが、2020年10月21日、その直後にこの大暴騰です。
さすがバフェットです。これだけ上がるのが、わかっていたのでしょうか?
外国人投資家の目線では、日経平均はバブルを超えて過去最高値!
実は日経平均、外国人投資家の目線で見ると、すでに過去最高値を超えているんです。
1990年のバブル最高値もすでに超えているんだよ
えー、そうなの?ニュースではそんなこと言ってなかったけど
そうだよね。さっきの報道記事を見ても、「30年ぶりの3万円台回復」としか書いてなかったよね。
日本人目線で見ると日経平均はこうですよね
日本人の目線で見た、日経平均の長期チャートを確認しましょう。
1984年から2021年までを表しています。
1990のバブル、やっぱりすごかったんだね!
そうだね。最近の株価の上がり方が急上昇しているけど、まだバブルの最高値には遠いよね。
うん。過去最高値になんて見えないなあ
外国人から見るとこうなるんです
次に、外国人の目線で見た日経平均を見てみましょう。
期間は同じ1984年から2021年です。
あ!本当に過去最高値になってる!
そうでしょ?すでにバブルの高値を超えてるのがわかるよね。
でも、どうして?
同じ日経平均なのに外国人が見るとこんなに上がってるの?
それはね、円で見るか、ドルで見るかの違いなんだよ
円で見るか、ドルで見るか
日経平均は日本の経済指標ですから、日本円で計算します。
しかし、外国人投資家が日経平均を見る場合、世界の基軸通貨である「ドル」に換算して見ています。
換算の仕方は簡単です。
ここで重要になるのが、ドル円相場ですね。
長期のドル円相場のチャートを確認しましょう。
上に行くほどドル高、下に行くほど円高です
へえ、長期的には円高が進んでるんだね
そう、長期的には円高傾向だね。ドル建て日経平均の計算を思い出してね
円高が続くということは、分母のドル円相場が小さくなっていくということ。
分母が小さくなると、数字は大きくなっていくよね。
つまり、もし株価が全く動かなくても、円高が進めばドル建て日経平均は上がっていく
今は、円高に加えて株価も急上昇しているということは、、、
株価爆上げ待ったなしだね!
日経平均の円建てとドル建ての比較チャート
円建て日経平均とドル建て日経平均を並べて比較してみよう
ドル建て日経平均の成長がすごいね
そうだね。外国人にとって日本市場は、日本人が見るよりも魅力的に写ってるかもね
ただし、常にドル建てが円建てを上回っているわけではないですよ。
例えば、直近3ヶ月のチャートを比べると、
ドル建ても円建てもほぼ同じリターンだね
外国人投資家ってそんなにたくさんいるの?
過去最高値を勢いよく更新した日経平均は、買いに見えているでしょう。
でも、外国人投資家ってそんなにたくさんいるの?
たくさんいるんだよ。
東京証券取引所が毎週公表している、投資部門別売買状況というデータを見れば一眼でわかるんだよ。
該当ページはこちらです。
2021年2月12日に公表した最新のデータ(集計期間 2/1〜2/5)によると、
東京証券取引所の総売買金額は、31兆円
そのうち外国人投資家の売買は、19兆円程度です。
東証の取引の60%以上が外国人によるものだということです。
へー!6割以上が外国人なの?
市場の6割以上を占める外国人投資家からどう見えているのか、これも投資をする上で大切なことです。
日本の株価を動かす力が、日本人以上にあるということですからね
株価が上がってるのはどうして?
ちなみに、どうしてこんなに株価が上がってるの?
原因としては、こんな理由かな
- コロナショック対策の金融緩和策
- 世界的に減少している新型コロナの感染者
- さらにワクチンが普及することにより、景気や企業業績回復の期待
だから、世界中の株価が上がっているんだよ
まとめ
日経平均は、30年ぶりに3万円の大台を回復しました。
しかし、バブル時の最高値まではまだ及んでいません。
外国人の視点、ドル建てで見た場合は、状況が異なります。
ドル建て日経平均はすでに過去最高値を更新しており、さらに勢いを増して上昇中です。
これは、株高と円高が同時に進行しているためです。
東京株式市場の売買高の6割以上は外国人が占めています。
株価を大きく動かす外国人から、現在の株価がどう見えているか。
そういったことを意識することも、投資に大切なことですね。
以上、日経平均はバブルを超えて過去最高値!外国人投資家にはこう見えてますという話題でした。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。