もう止まらない!成長し続ける米国のテクノロジー【VGT】

こんばんは、せーじんです。

今回は、成長し続ける米国経済の中でも一際輝いている、テクノロジーセクターへまとめて投資するETFを紹介します。

その名も、バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)です。

米国のテクノロジーといえば、以下の記事で紹介したナスダックですね。

今回のVGTは、ナスダック100のETFであるQQQとの比較も含めて、お話をしていきます。

今回の記事の内容

バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)の概要

  • 設定日 : 2004/01/26
  • 基準通貨 : USドル
  • ETF純資産総額 : $ 343.5 億ドル(2020/07/31 現在)
  • 主取引所 : ニューヨーク証券取引所
  • 地域 : 米国
  • 時価総額/投資スタイル : 大・中・小型株 / セクター
  • 経費率(年率): 0.10%
  • 配当利回り(年率)1.19%

経費率が0.10%ですから、QQQの0.20%より安く、S&P500のETFであるVOOの0.03%よりは高いですね。

VOOが安すぎるだけなので、VGTの経費も十分に安いといえます。

また、配当利回りは1.19%とかなり低めですね。

成長株主体のETFですから当然といえます。

配当目当てに保有する銘柄ではありませんね。

VGTとQQQ、VOOの比較

ここからは、QQQやVOOとの比較を通してVGTの特徴を見ていきましょう。

リターン

まずは、5年チャートで比較してみます。

青:VGT  赤:QQQ  緑:VOO

5年チャート

5年間で比較すると、あのナスダック100のQQQよりも高いリターンを示しています。

5年で+200%ですから、とんでもないパフォーマンスです。

次に、2020年1月以降の9か月間で比較してみましょう。

年初来チャート

今度は、QQQが勝ってるね。コロナショックの落ち込みもQQQのほうが小さいみたい。

VGT,QQQともにコロナショック前の高値を大きく上回っており、強い回復力を見せています。

最後に、コロナショック時の大底を基点とした回復ぶりを比較します。

コロナ後チャート

大底からの回復力は、VGTのほうが勝っています。

VGTとQQQは、切り取る時期によって結果が入れ替わりますが、おおむね似たような値動きとなっています。

構成銘柄と組入れ比率

VGTとQQQの構成銘柄上位10銘柄を比較してみましょう。

VGTQQQ
銘柄組入れ比率銘柄組入れ比率
アップル21.435 %アップル13.78%
マイクロソフト17.073 %アマゾン11.04%
ビザ3.499 %マイクロソフト10.85%
マスターカード3.182 %フェイスブック4.46%
エヌビディア2.995 %アルファベット3.61%
ペイパル2.519 %アルファベット3.55%
アドビ2.470 %テスラ2.93%
インテル2.353 %エヌビディア2.70%
シスコシステムズ2.303 %アドビ2.00%
セールスフォース1.893 %ペイパル1.97%

VGTは上位2銘柄で、QQQは上位3銘柄で40%弱を占めています。

VGTに含まれるビザやマスターカード、セールスフォースはニューヨーク証券取引所上場のためQQQには含まれていません。

ただし、QQQには、今をときめくGAFAM+テスラが全部入りです。

VGTにはアマゾン、フェイスブック、アルファベット、テスラは含まれません。

セクター分散という意味合いでも、テクノロジーセクターに特化したVGTと、セクターの縛りのないQQQでは、QQQのほうが分散が効いていますね。

どっちがいいの?せーじんのおすすめ

リターンはほぼ同等です。

経費率は、VGTが0.10%、QQQが0.20%とVGTのほうが優れています。

あとは銘柄としてビザ、マスターカードが欲しいか、アマゾン、フェイスブック、アルファベット、テスラが欲しいかというところですが、分散が効いているのはQQQです。

どちらも大変優秀なETFですから、皆様のお好みで選んでいただければと思います。

ちなみに、せーじんは両方持っています。

迷ったら両方買うのが、せーじん的正解だと思っています。

どちらを選んでも正解といえますが、長期間投資をしていれば必ず暴落にあいます。

避けることはできません。

投資を開始するときにはマイルールを設定し、資産形成の大敵である狼狽売りを徹底的に避けるようにしましょう。


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